ウマ娘の新アプリがリリースされました   作:たかなしゆういち

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七夕ギリギリ入稿


星に願いを

 七月七日、七夕の日

織姫と彦星が一年に一回だけ会える日

笹竹に短冊や七夕飾りと呼ばれる飾りを吊るし、願い事をする日

 

 多くの人が夜空を見上げるであろうこの日だが、私の近辺は曇り空となってしまい、ただ自宅に帰るだけの変わり映えのない日常となった

 

 そもそも、夜でも灯りで照らされる都会では、僅かな星しか見えないので晴れていても見上げていたかは疑問だが

 

 

 自宅にて黙々と食事を取っていたが、スマホが振動したので起動する

 

 【ウマ娘トレーニングサポーター】のアプリを通して、『クローバーレース』よりメッセージが届いていた

 

 [七夕ですよ!何か願い事を書きましたか?]

 

 そのメッセージの後にトレセン学園のエントランスと思われる室内に、大規模の笹竹と、それに七夕飾りが飾られている様を写した写真が送られてきた

 

[何も書いていないな、書く機会も無かったから]

 

[なら代わりに書きますよ!何て書きますか?]

 

[クローバーレースが怪我しないように、かな?]

 

[嬉しいですけどそこは自分の願いにして下さいよー]

 

 そう言われても直ぐには思いつかなかった

 何か適当に思いつくまで会話を回して考えることにする

 

[そういうクローバーレースは何と書いたんだ?]

 

[えー聞いちゃうんですか?]

[でもその前に、この写真を見てください]

 

 そうして送られてきたのは夜空に星が埋め尽くされ、煌々と輝く景色を写した写真だった

 しかも複数枚、それぞれが海岸、牧場、田んぼ等と、撮影された場所もバラバラである

 

[すごく綺麗な景色だが…これがどうした?]

 

[なんとこの写真、全て仮想空間内です!]

[抽選で『メガドリームサポーター』の使用権を手に入れて、色々な場所で天体観測をしたんですよ!]

[参加者がそれぞれ見たい場所を指定して、その場所を再現してもらったんです]

 

 流石はオーバーテクノロジー

現実と変わらない景色を再現できるとは

一通り送られてきた写真を眺めていると、何処かの競バ場と思われる施設から撮られた写真に行き着いた

 

[最後の写真は、東京レース場です!]

[私が希望しました]

[普段ならよく見えない星もバッチリとのことです!]

 

 東京レース場

私の知識では東京競バ場

府中にあるその場所は、トレセン学園からウマ娘の足であれば遠くない、が

 

[わたし、クローバーレースは]

[ダービーウマ娘を目指します]

[だから願いは、『日本ダービーで勝つ』です]

 

 そうしてもう一度写真が送られてきた

ターフ、ラチ、大きな電光掲示板、そして眩い星の光を背景に、クローバーレースが笑顔をこちらに向けている

 

[私の両親からの受け売りですけど]

[叶えたいことは口にして、誰か親しい人に伝えた方が良いんですよ!]

[そうしたら、口伝てに、協力してくれる人が現れるんです]

[◯◯さんの、願いは何ですか?]

 

 そう送られたメッセージに対して少し考えて、返信を送った

 

[ウマ娘を支えれるスキルが身につきますように]

 

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