「えーっと、アンケートの集計結果について?」
「どうしたの、クレちゃん…学内広報?」
夏合宿を終えて、そして夏休みも終了する前のトレセン学園内にて、私、『ムラクモヒメ』と、仲のいいクレちゃんこと『クローバーレース』、そしてそのチームメイトの『スピッツチアー』の三人で、学内にある休憩スペースで雑談をしていました
「確か三日前ぐらいッスよね?食堂のアイスの無料引換クーポン付きの」
「その後…、食堂でアイスの争奪戦になったよね…引換期限、三ヶ月はあったのに…」
「結構記入項目多かったのに、アンケート配布後すぐに騒動が起きたんだよね?そして食堂の人からお叱りを受けたとか」
お叱りの内容は、私たちにウマ娘に品切れの報告(の危機)をさせるな、という内容だったらしい
「こういうアンケートって誰が考えてるの?生徒会?」
「ううんうん…ウマ娘のサポートをするスタッフを育てるクラスで制作してるみたいだよ?あの…偶に光っているトレーナーが責任者の部署の」
「人間って光る生き物だったんスね…初めて知ったッス」
尚、この話を自分のサブトレーナーにしたスピッツチアーは、『んな訳ねーだろ』と、ツッコミを入れられた
「このアンケートって何かウマ娘の育成に役立つんスかね?普段使っているシャンプーの銘柄やら好きな食べ物やら、心理テストやら好きな人のタイプまで…」
「あ、これなんか面白そう、『夏休みの宿題の進め方による、ウマ娘の得意作戦診断』だって」
「えーと…『各ウマ娘の得意作戦によって、夏休みの宿題の進め方に偏りがあるかどうかを検証した』。『この検証によって、ウマ娘の隠された得意作戦の発見が出来るかも知れない』、か…ちょっと気になるかも」
「作戦『逃げ』!自分の作戦ッス!」
「んーと、『夏休み最初に片付ける』
もしくは『宿題、課題から逃げ続ける』の二極化が激しいね」
「全員がそうというわけじゃ無いけど…その二つに多いね?」
「アーちゃんは前者だねー」
「サブトレーナーにも見てもらったから予習もバッチリッス」
「作戦『先行』。グリちゃんの得意作戦だね。
『宿題、課題の量と休みの日程を日割りして、計画的に進める』
『七月までに終わらせる』
全体的に早めに済ます傾向が高いみたい」
「あの子、絶対に早く終わらせてるよ。如何にも、『優等生!』って感じだし」
「『セレーネグリマー』…メチャ早い先輩ッスよね?ヒメさんの同室の」
「作戦『差し』…うん、クレちゃんだね」
「レース先輩ッスねぇ」
作戦『差し』 『夏休み終了が近くなると宿題、課題のペースが早くなる』
「いや、ほラァ⁈他の傾向がない訳じゃ無いシ?計画的に進めて終了日に完遂する子も少なく無いジャン!」
「夏合宿でも
「今回は早めに終わらせることが出来て良かったね…」
「作戦『追い込み』、ヒメちゃんの主要作戦だけど…」
「『短期集中して終わらせる(時期はバラバラ)』
『最終日に徹夜』
『そもそもやらない』
『特定の課題に対しての熱量が凄い』…見事にバラバラッス」
「でも真面目なヒメちゃんが宿題をやってない事なんて想像出来ないなー」
「あ、あはは。そうかな?」
「ただいま、グリちゃん…?」
「あ、お疲れ〜ヒメちゃん」
「英語?…じゃないね」
「そう、フランス語のリスニング」
「フランス語?なんでまた…」
「んー、言っていいか。私、『凱旋門賞』に出ないかってURA(ウマ娘 レーシング アソシエーション)のお偉いさんに言われたんだよね」
「凱旋門賞…!」
「だからフランス語を学んでおこうかなって、行くか行かないかは別にして」
「そう、なんだ」
「そうそう。…そっちは気分転換出来た?」
「うん、出来た…最後の追い込みのために」
「まさか、合宿に提出課題を忘れて進まなかったとはねぇ…幸い、無理なく終われそうだけど」
「い、言わないでぇ…」
『ムラクモヒメ』 『ドジで課題がギリギリになる』
午前5時いっていないからセーフ
まだ八月だからセーフ