正月とはいえ今一度、防災グッズの確認を各自しておきましょう
早期の復旧をお祈りします
一月一日、元旦
『ウマ娘』という存在を認知してから一年の三分の二程時間が過ぎた
『クローバーレース』というウマ娘と過ごしているうちに、元々の世界に戻る意味があるのか、と、少し考えてしまったことがある
しかし、一年の始まりの元旦から眉間にシワを寄せていては彼女に心配させてしまうので、余計なことは考えずにある神社の境内の中で参拝の順番待ちをしている
「フフフフーンフーンフー♪……」
有名どころの神社というだけあって沢山の参拝客で溢れかえっているが、隣に居る
鼻歌で奏でるメロディは『Make debut!』のサビ部分であった
「ご機嫌だな」
喧騒に負けずに周りに迷惑がかからない程度の声量で彼女に話しかける
「あったりまえじゃないですか!」
彼女も同じぐらいの声量で返した
彼女の尻尾も左右に揺れ、近くに居た参拝客の飼い犬が反応した
「〇〇さんが『ココの神社が良い』って誘ってくれたんですからね!」
そう言って再び尻尾が揺れる
幸い、ウマ娘の後ろに立つ時は距離を空けるのが常識らしく、並んでいる参拝客には当たらない
少しづつ進んでいるがまだ少しだけ時間がかかる行列の中で、表情を読まれぬように澄み切った青空を見上げた
彼女が喜んでいる理由は経験則で大体察せれる
私から初詣に誘われたこと、にさらにプラスα
此処の神社が『出雲大社 相模分祠』だから、というのが大きいのだろう
新宿から小田原、箱根方面を繋ぐ小田急線の秦野駅が最寄りのこの神社は、島根県にある『出雲大社』より頂いた御分霊をこの地に鎮祭申し上げた、関東の出雲大社。主なご利益の中でも有名なのは『縁結び』
去年一緒に神社に行ったときにも、私と何かと絆を深めたがる彼女にとっては『縁結び』に定評のあるこの神社は望む所であっただろう
「参拝終わったら
「わかってるわかってる」
尻尾を定期的に揺らし、終始笑顔の彼女の無邪気さに癒やされながらゆっくりと進んでいった
因みに私は中吉であった
彼女は今年も大吉であったらしい
「『龍蛇神』様の社…?」
御神籤を引き終わった後に、神社近くの木々に囲まれた社へと連れて行った
喧騒から浮いたこの静かなエリアで、流れ出る湧き水の音を聞きながら参拝を済ます
「…いやその、辰年だからだな…」
龍蛇神
十月に出雲大社にて行われると言われる縁結びの会議
(全国の神様が集まるとされている故に十月は『神無月』と言われ、出雲近辺では神様が集まるので『神在月』と言われる)
その会議する場所までの案内、先導をする神様、とされている
しかし此処に来たかった理由は、出雲大社での自身へのご利益を期待したのもあるが、それとは関係なくただ『龍』を冠していたから来たかったとは言い辛い
アプリ【ウマ娘プリティーダービー】にも出てくるウマ娘のレーススキル
『昇り龍』
作戦『差し』専用の金スキル
これのヒントにならないか、という打算があった
ゲームと現実は違うと分かりきってはいるが、何かの切っ掛けになればと思って数ある神社の中からこの神社を選択した
「うわ!すっごい凝った切り絵の御朱印!確かにこれは欲しくなりますね!」
「…あぁ!」
下心ありきの参拝からくる罪悪感から、彼女と私の分の御朱印の初穂料を全て受け持った
「〇〇さん」
「…どうした?」
「今年も、これからも、よろしくお願いします」
「…あぁ、今年も、よろしくお願いします」
新年いろいろ起きました
内容に悩んでいたらかなり期間が空きました
今後は少しの間頑張って頻度を上げます