ウマ娘の新アプリがリリースされました   作:たかなしゆういち

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願うだけでは変わらない 〜叢雲は嫌われようとも月に挑んだ〜

 え、と…

も、もう撮ってる!?

 

 良いから始めて?

わ、分かった

 

 『新入生の皆様、あらためてトレセン学園にご入学、おめでとうございます』

『私からは、【ウマ娘トレーニングサポーター】の制度の説明と、その体験談を語らせていただきます』

 『私、ムラクモヒメは本格化が始まる前の中等部から【ウマ娘トレーニングサポーター】に登録されたサブトレーナーの協力の元、トレーニングを行っていきました』

『本来、トレーニングはトレセン学園に所属するトレーナーの元、トレーニングするのが一番好ましいのですが、トレーナー業は高度な専門知識を求められる狭き門』

『我々ウマ娘全てに満足にトレーニングを施すには圧倒的に数が足りません』

『トレーナーの注目が集まる選抜レースにて選ばれなければ、トレーナーが付いていないウマ娘達を指導する教官に指導してもらいますが、こちらも指導人数に限界があります』

 『それにより、管理下にない過度な自主練を行い怪我をする生徒や、トレーナーが一向に付かず心が折れ、志半ばでこの学園を去る生徒が絶えませんでした』

『…私も遠い地より親元を離れ、この学園に入学しましたが、成果を得られず、頼れる人も居らず、塞ぎ込むことが多くありました』

 

 『【ウマ娘トレーニングサポーター】は最新AIの技術を用いてトレーナーの負担を減らしつつ、ウマ娘達の日々のトレーニングや生活を補助する目的で作成されています』

『このアプリを通してトレーナーや指導教官、学生、そして有志のサブトレーナーとの相互連絡を容易にするとともに、私達学生のトレーニングやスケジュール管理、食事管理の助けとなってくれます』

 『3つのAIによって選出されたサブトレーナーは、一般の方が大多数を占めますが、トレーナーや指導教官がAIと共に判断を行い用意された、筋力トレーニングや、オーバーワーク防止用に強度を落としたトレーニングの管理、交流によるメンタルケアを任されます』

 

 『また、サブトレーナーの中には自身の調理師の資格を活かし、ストレスで食が細くなった子の食事を助けたり』

『人生の先輩として、学園内だけでは得られない視点、教訓を得ることができたりと、様々な助けとなってくれます』

 

『私はあがり症であったので人前に立つのを苦手としていましたが、サブトレーナーにライブ練習を見てもらい、人前で歌って踊る練習としたり』

『また、不安で押しつぶされそうな時、夜間にも関わらず励ましの言葉をいただけました』

『そのうち、私の中で特別な存在の一つとなり、日々の苦しいトレーニング、過酷なレースでの力となりました』

『大きな勝利を勝ち取ることができた時、私以上に喜んでくれたのはとても大切な思い出です』

 

 『この制度を利用するかどうかは生徒たちの判断に委ねられています』

『ですが、一人で行き詰まり、悩んだりするようになったらこの制度を思い出してください』

『誰かに頼る事は恥ずかしいことではありません』

 

 

 『新しい出会いとともに、自身の世界が劇的に変わることがありますから』

 

 

『皆さんのトレセン学園での生活が、素晴らしいものとなるように願います』

 

…ど、どうかな?

新入生への【ウマ娘トレーニングサポーター】についてのスピーチ

自分なりに文章を考えてみたんだけど

 

 え、村中さん達に送った!?

クレちゃんこれは自分で見返して修整する用で…

せっかくの晴れ姿だから見たいって強く要望があった?

というかいつの間に連絡先を教えて…

 

 あぁぁぁっもう返事が来てる!

いくらなんでも早すぎるよぉ!

 

 

ーーー少し未来でのトレセン学園の光景ーーー

 

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