ゲーム内でオリジナルのキャラを作成する際、身長体格肌の色、顔に至っては唇の形やその色、目の位置瞳の色、そして髪の長さや色等、様々な要素を自在に設定できるのはゲームの魅力の一つだ
しかし『ウマ娘トレーニングサポーター』ではトレセン学園生徒のウマ娘の練習を手伝うという『設定』の都合上、担当ウマ娘のキャラメイクをする事は出来ない
が、髪型に関しては担当ウマ娘からの好感度が高ければ要望に応えてくれる事がある
(一度変えた後は暫く変更できない。変えた変化量で期間が変わり、特に『髪を短く切った後は、伸びるまで』という理由で長期間変えることが出来ない)
3Dモデルを変更するのにどれ程の労力が要るのかが私には分からないが、アプリユーザーの数だけ存在するウマ娘達それぞれに違和感なく似合うように細部に至るまで細かく変えるのは相当な手間だと思うのだが…
尚、担当ウマ娘の髪型が変わったのであれば必ず話題に挙げて褒めなくてはならない
担当のウマ娘の機嫌を損ねたくなければ、だ
「…随分と切ったな、『ムラクモヒメ』」
私、『ムラクモヒメ』は夏合宿中、長くて練習の邪魔と感じ始めた長く伸びた髪をブルボンコーチ(機械のように正確で本職かと思うほどの腕前)にボブカットを依頼しました
切ってもらったことで周囲の視線から逃げるように前髪で隠していた目も晒すことになりましたが、私にとって決意の意味もあるの問題は無いです
「…『ぱかプチ』のデザイン変更を申請せねばな…」
「…ぁああああっ?!ゴメンナサイ!!トレーナー‼︎」
問題ありました
ゲームセンターのクレーンゲームには歴代の、そして直近の有名なウマ娘の人形『ぱかプチ』が沢山並んでいます
G1ウマ娘は当然、好成績を残したウマ娘も作成されるので、トリプルティアラの一つ『オークス』で二着だった私にも打診が来ていてトレーナーに対応をお願いしていたのでした
「だだだ大丈夫ですか?急な変更、出来ますか…?」
「…作られた分は仕方ない、最悪こっちで買い取る」
「ひぃん…」
「金の事など心配するな、算段が無いわけでもない。だから勝つことだけ考えろ」
「は、はいっ!」
[ヒメちゃんカワイくてカッコいい!]
[ちょっとナギト、私にも見せて!まぁ!!良いじゃない!!]
[落ち着いて、母さん…うん、その髪も素敵だね]
「あ、ありがとうございます…」
ビデオ通話を使い、私が『ウマ娘トレーニングサポーター』でお世話になっている村中さん家族に近況報告をすると、大きく変わった私の髪にすごく反応しました
[合宿は順調かしら!?欲しいものがあったらガンガン言いなさい!副業始めたからお金なら心配ないわよ!!]
[とにかく、怪我には気をつけるんだよ]
[がんばってねヒメちゃん!]
「はい、頑張りますね…お休みなさい」
村中さん達に元気を貰って明日に備えて眠る準備を始めます
合宿も終盤に入りました
ひたすらに山を登っては下り、練習場をひたすらに走り回り、身体を回復させるべく大量のご飯を胃に詰め込み、寝て休んでまた起きて繰り返す
そんな生活サイクルでは髪の手入れになどに気を回せる余裕など無く、時短とトリートメント用品の消費を抑える狙いも込みでの散髪でしたが、好意的に受け止められて良かったです
明日もまた、過酷な練習の日、最後の追い込みも頑張ります
「ふへへ…可愛いって…良かった…」
次の日の朝練は、遅刻ギリギリになってしまいました
もう12月ってマジですか?
まだこんなに温かいのに?
夜はガチで寒いんで寒暖差で体調を崩さないように気をつけましょう…
病気で更新が出来ないのは避けたい…