ウマ娘の新アプリがリリースされました   作:たかなしゆういち

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UA10000記念
ギャク回

勢い任せで書き出して盛大に迷走した



〈外伝〉友よ、またいつか勝負をしよう

 「良いか!最初のコーナーを先頭で回った奴が先手だ」

「わかっているさ…さぁ勝負の始まりだ」

 

 「「ランニングデュエル!アクセラレーション!!」」

 

 「先手は貰ったぁー!!」

「まさかゲート難なお前が逃げとはな…いいぜ、来な!」

「アタシは『飛車』で特攻!『()』は頂きじゃーい!」

「“1二飛車”だと?一体何を企んでいるんだぁゴルシ!“同金”!」

「アタシについて来れるかぁ?“2四銀”」

「オイオイ、まさか破天荒な手を打ってレースに集中させないなんて姑息なこと考えてんじゃないだろうなぁ?“2三角”!」

「ふざけたこと言うなよナカヤマ!レースもデュエルもアタシが勝つ!“同銀”!」

「“同金”!フ…じゃないと面白くない!」

 

 

 練習場が騒がしいと報告を受けて丁度手が空いていた私が見に行く羽目になり、渋々足を運んだところ、練習場であるにも関わらず沢山の学生が観客席に詰めかけ、更には様々な屋台まで開かれている光景に頭痛がした

 

 「あ、三橋(みはし)トレーナーも見に来たんですか?」

この意味不明な状況でも平然としている私の担当、クローバーレース。手にはにんじん焼きとオレンジジュースを持っている

「クローバーレース…これは一体何事?」

「え、ランニングデュエルですよ?」

 

 

 

−−−ランニングデュエルとは

 

 レースをしながら左腕に付けた将棋盤(デュエルディスク)(電子端末)で五五将棋を行い、先にゴールするか将棋で相手を詰ませる事によって勝敗を決する決闘(デュエル)である

 将棋に集中すればレースが疎かになり、一手の制限時間が短いためレースにだけ集中していると時間切れで負けてしまう

 

 更にデュエルを白熱させるのが〈スキル〉の存在であり、通常の将棋ではあり得ない行動を一回だけ指すことが出来る

(例『バクシン』:持ち駒に『香車』を加え、盤面に打つことが出来る)

 

−−−著者 黄金船子『スピードの中で進化した将棋(デュエル)』より抜粋

 

 

 

 「ここで『黄金の船』を発動!!場にいる『歩』2枚を『と金』に進化ぁ!!」

「初手で『歩』を取った時点でそのスキルを選んだことは読めていた!それでも『玉将』には届かない!」

「“4五角打ち”、王手だぁ!」

「“2三金”!」

「“同角”!」

「“同銀”!」

 

 左腕の機器を操作しながらも彼女達の走りに淀みはない

コーナーで重心を傾けながらもスピードは落ちず、短時間で次の一手を指していく

…観客がスマホ片手に観戦しているので撮っているのかと思ったら、今レースしている彼女らの五五将棋の盤面を映し、レースと将棋の双方を同時に観ているようね…

 

 

 もうすぐ最終直線

レースは横並び、将棋の盤面も膠着しはじめた

 ここでニット帽をかぶったウマ娘が勝負を仕掛けた

「ここで私は『博打打ち』を使わせてもらおう!コイントスで表を出したら私の『飛車』は…2回行動が出来る!これで私の勝ちだ!」

「だけど、失敗したらアタシが2回行動だ!その『飛車』を取り、続けて“1一飛車打ち”…詰むぞ?本当にやるかぁ?」

「当っ然!………表だ!!」

「クッ…流石だぜ…ナカヤマ、完敗だ」

 

 横並びで玉を守る壁となっていた『金将』2枚を飛車で取り除いて陣形を崩し、豊富な持ち駒で一気に詰ませて勝利した

観客席の学生達から歓声が上がる

このレースの勝者が右腕を突き上げ、声援に応えたことによってさらに歓声が大きくなる

…私が知らないだけで学生たちの間では流行ってるの?

 

…つい最後まで見てしまったが、トレセン学園の一員としての役目を果たさなければならない

 

 「ちょっと貴方達!この騒ぎの首謀者ね!」

「私はこれからフランスでヒリつく勝負をしにいくからな、あばよ」

「ゴルシちゃんは地上絵を鎮めに行くゴルシ」

「待ちなさ…!追いかけなさいクローバー!“アタシ”はバイク取ってくる!」

「『私』じゃなく『アタシ』が出た、ぶち切れじゃん…ってわたしが追いかけるんですか⁉︎」

 

 

 「お?ゴルシちゃんにライディングで挑むかぁ?いーぜ受けて立つ!」

「はひっ…も…ダメ…」

「よくマークしてくれたわクローバーレース、行くわよ‼︎」

 

「「デュエル‼︎」」

 

 

この後、VR空間でレースをしながらさまざまなゲームを同時進行で行う練習が流行った




この作品はフィクションです
使われた人物名は現実とは関係がありません

走行中や運転中での携帯などの操作は事故を引き起こす可能性があるため
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