ウマ娘の新アプリがリリースされました   作:たかなしゆういち

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〈外伝〉嘘は午前中までに

 

 仕事が終わって自宅のドアを開けると、そこには芦毛の破天荒ウマ娘がいた

 

 「ゴ……機嫌いかが?」

「えぇ、大変ご立腹でしてよ?」

 

 名前を呼ぼうとした時、何故か途轍もなく嫌な予感がしたので必死に誤魔化した

 

 「つっっっまんねぇーなぁ⁈今回はどうやって口を塞いでやろうかウキウキだったのによぉ⁈まるで封じられた記憶から危険予知して回避するたぁいい度胸じゃねーか‼︎」

 

 しかし、この対応は不正解だったようである

いや、もし名前を呼ぼうものならどんな事をされるか分からないので正解かもしれない

 

 「ま、切り替えていくぜ、アタシは使命を果たしに来たんだからな。地球侵略を企む『シオカラ星人』からナワバリデスマッチで勝利しないと人間滅亡だからな、オメーも竹筒を待て!」

「人間にもウマ娘にもインクタンクは扱えないんですが…」

 

 展開される独特な世界観に適当に相槌を打ってあしらっていく

それに今日が何の日か、知らないわけでもない

 

 今日は『四月一日(エイプリルフール)』だ

 

 各ソーシャルゲームでも色々とネタを仕込むこの日はとあるアイドルゲームの事務員が踊ったり、公式ホームページがジャックされたり、嘘告知が貼られたりする

(ただし、中には嘘じゃない時もある、瑞雲とか、メジロ讃歌とか)

 

 まぁ要するに、深く考えても無駄だ

 

 

 「おっといけねぇ、告知をしなきゃいけねーんだった」

「…誰に?」

「んなもん読者に決まってんだろ!一年近くも見続けてくれている読者に感謝すべく『感謝のお好み焼き一万枚』させんぞ⁈当然複数枚同時に焼くのは禁止だ!」

「どう頑張っても一日で終わらないけど⁈」

 

 「そもそも本編が行き詰まってるからアタシが繋いでんだ!計画性の無い作者(創造神)のせいでな!二次創作で話の展開に便利なオカルト枠やマッドサイエンティスト枠、お金持ち枠につい最近来たメカ(ガジェット)オタクがいるにも関わらず、キュートでセクシーなゴルシちゃん枠じゃないとこの空間に耐えられないんだ!」

「(トラブルメーカー枠では?)はぁ…それで告知ってのは?」

「『次の映像をご覧くださーい♪』」

「いきなり何キャラ⁈」

 

 


 

 

 「うっらら〜♪『キングチャレンジ』の時間だよ〜♪今日はぁ、私たちの母校の『トレセン学園』に来たよ〜!」

「おーっほっほっほ!今日もこの キ ン グ の勇姿を魅せてあげるわ!それで、今日の相手はどなたかしら」

「もう直ぐ到着するって」

「あらそう?この私を待たせるなんて、いいどきょ…」

 

 カメラの前でトークをしている二人のウマ娘の横切って、赤色の近未来的なデザインのバイクが横滑りをしつつ止まった

 

 「『おい』」

 

 赤いヘルメットを脱いだウマ娘は、キングと呼ばれていたウマ娘の眼を蒼い双眼で捉えて口を開く

 

 「『デュエルしろよ』」

 

 

 「今日はドラマ『5C's』の主人公『フジイ ユウセイ』役を演じた俳優さんとデュエルするよ〜♪」

「現実でも八冠のデュエルチャンピオンの人じゃない⁈」

 

 ※この作品はフィクションです

実在する人物や団体とは関係ありません

 

 


 

 

 「待たせたな愚民ども!今日はフルダイブしてメンバーの『Godo』が作ったゲームを遊んでいくぞ!」

「今回は話題になった『8番出口』のトレセン学園バージョンをやっていくッス!そして今日はゲストも来てくれてるッスよ!」

「こんにちは…『Cafe』です…よろしく…お願いします」

「このゲームを作るにあたり、『怪異』についてアドバイスを貰って作りました♪」

「え…ホラー…ッスか…?」

「なんだ?『スピッツチアー(駄犬)』、ビビっているのか?」

「…いやいやいやいや、ソンナコトナイッスよ?」

 

 

 「…理事長秘書が笑顔で追いかけてきた時は恐怖を感じたぞ」

「あの人、なんでウマ娘の脚に追いつけるんッスかねぇ…」

 

 

 「なんで廊下を塞いでいるスターティングゲートに入ったんスか?」

「イヤ、だって、入りたくなるじゃないか、それに入ったら扉閉まって戻れなくなるとか思わんかったし…」

「…本来、ウマ娘の心理を突いた、怪異なのですが…」

「でも、引っかかってくれて作った側としては嬉しいわ」

 

 

 「気を取り直していくぞ」

「ッス!」

 

 何度もやり直しして、そろそろ取れ高も十分だろうと頭の中で計算して一から挑む

 

角を曲がって間違い探しのエリアに踏み入ると、すぐに異変を見つけた

 

 「  こ   っ    ち    に    

         お       い    で」

 

 赤い字で壁にそう書かれていたので楽勝だと思って引き返した

 

 

 

 「…そんな怪異、作った覚えは無いわ?」

「「…えっ?」」

 

 


 

 

 この度、トレセン学園の購買部のスタッフに就職する事が出来ました!

 

 トレーナー試験がかなりの狭き門と聞いて、おバカな私にはウマ娘ちゃんと関わり合う事は無いと少し諦めていましたが、試験ほどではないにしろ高倍率なスタッフに就職出来て嬉しさバクハツです!

 

 今日から初勤務!どんなウマ娘と出会えるのでしょうか…!

 

 

 「その、怖がらないでほしい、これには訳があって…」

 

 上半身裸(すごい筋肉…!)の男性で、トレーナーを名乗る不審者がやってきて、急いで先輩に泣きつきました

 

 後に、担当ウマ娘にシャツを破かれただけだと分かりましたが、この程度のトラブルはいつもの事だそうです

 

 

 お母さん、就職して一週間経ちましたが、トレセン学園のトレーナーは変人ばかりです…

 

 


 

 

 「…以上がいつか書こうと思ってた外伝の内容だぜ!一つ目はデュエル描写(2パターン)、二つ目はもっと怪異の種類が増えてゴールするまで、三つ目はスタッフ目線で短いのをいくつか纏めて一話って感じだな!」

「こちらには映像も何もないのだが」

「うしっ!後はいつものやるだけだな」

「いつもの…?」

 

 そう言ってゴルゴル星人(本能的に察知して婉曲表現)は背中に手を回すと、何かを取り出して私に見せてきた

 

 「喰らえっ!564バズーカッ‼︎」

「目覚まし時計ガッ⁈」

 

 カラフルなバズーカから勢いよく飛んできた目覚まし時計が鳴り響く–−−

 

 




本編は頑張って書いてる途中です!
書き上げた後、アンケートで高かった外伝を書こうかなって

何時になるかわかりませんが

見たいお話は?

  • ランニングデュエル(五々将棋)
  • 集いし仲間達(キングvsユウセイ)
  • トレセン学園からの脱出
  • がんばれ新人ちゃん!
  • え、全部?…またまた、御冗談を
  • そんな事より本編はよ
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