「うぃーっす、今日ケンタでフライドなチキンにしなーい?」
突然家の中で我輩の前に現れた不審者ウマ娘に思わず叫びかけた
これまでに様々なホラーゲームを(イヤイヤ)やっているが、ビックリへの耐性など上がるわけでは無いのだと思った
我輩は黒猫魔王なVtuber配信者である
まぁ我輩一人だけの功績ではなく、うるさくも悪ノリに着いてきてくれる我が右腕の『
我輩は感謝の出来る魔王なのだ!
今、我輩の
「魔王様ーデリバリー頼んだッスよ…うわ、もう届いたんスか⁈流石アメリカ発祥の全国チェーン店ッスね!」
「んな訳ねーだろ、明らかにスタンバッてたんだよ都合良すぎだわ」
「たりめーだ、じゃねーと話がテンポ良く進まねーだろ」
テンポとは何ぞや、とか、いつから侵入していた、などとツッコもうとしたが、アヤツは空いているテーブルにチキンを置いて配信用のモニターに何処からか取り出したゲーム機を繋げて起動した
その模様を駄犬ことスピッツチアーは興味深そうに眺めていた、もう少し疑問に思え
「本日挑戦していただくゲームは『ゴルシちゃんの冒険Ⅱ』でーす」
「えっ⁈あの有名シリーズの初期タイトル『ゴルシちゃんの冒険Ⅱ』ッスか⁈」
「初期タイトルなのに『
『ゴルシちゃんの冒険Ⅱ』
日本国内トップのゲーム会社よりリリースされたこのゲームは
昔懐かしのドット絵で構成されていて、ドットで動き回るゴルシちゃんの愛くるしさで老若男女に大人気となったゲーム
ゲーム内容としてはシンプルで体力と時間制限が尽きるまでに何処まで走り続けれるかを競うゲームだが、道中を阻む敵から得られる経験値でレベルを上げる際にどのような武器を揃えていくか、1ゲームが終わるたびに増える装備をどう組み合わせるのか、などの奥深さもあり数多のゲーマーを虜にした
国民の要望に応えるようにCMで『一山当てようぜ!』のフレーズが流行した続編『ゴルシちゃんの冒険 3G』が発売してこれも大ヒット
さらにはスピンオフ作品となるRPGゲーム
『ゴルシちゃんの冒険Ⅱ外伝 〜勇者エルの冒険 タンポポイーターの逆襲〜』もリメイク作品が出るほどの人気っぷりだ
え、なんで『Ⅱ』が最初なんだって?
細けぇこと気にすんなよドロップキックすっぞ!
「クッソ邪魔なんだけどこのウニみたいな障害物!」
「あー⁈ゴルシちゃんの体力減らしやがって『ゴルシちゃん保護法』違反だぞぉ⁈」
「気持ち早めにジャンプするッス!」
「ゴルシちゃんのおすすめはバリアだぞ?」
「カミナリ!カミナリがカッコ良いッスよ!」
「何を言ってるレーザーしか勝たん!」
「敵が多い!時間もない!」
「体力もないッス!上のレーンにニンジンが…あぁ⁈」
「ざーんねーん、ゲームオーバーだな。ゴルシちゃんの記録を越えれなかったな」
「まだ、装備が整ってないからだ!次は越えてやる!」
「自分も!自分もやりたいッス!」
なんだかんだ白熱して盛り上がった
「ハム…んー!美味しいッス!」
「あむ…ん、久しぶりに食べたがやはり美味しいな」
チキンに罪は無いので黄金の不沈艦が持ってきた四人分のセットを机に広げて食べ始める
脂っこい物はそんなには食べられないがこの場には並の成人男性の食事量を軽く凌駕するウマ娘が二人もいるのだ、余ることは無かろう
「ッシャア、次は四人プレイのゲームすっぞ!コントローラーも準備してあるぜ!」
「それはいいが…三人しかいないぞ?」
「魔王様のお母様でも呼ぶっすか?」
「それは止めろ……ハズイダロ」
「心配すんなって、ちゃーんと考えてっからよ」
そう言って懐から取り出したのは…虹色のチケット?
「トレーナーメダル15000枚の特別性だ、確定星3だぜ」
「良くわかんないッスけど、ソーシャルゲームみたいッスね?」
「オイ、この部屋に悪影響起きないだろうな?」
「ウマ娘によるな」
「バッ⁈止まれ‼︎」
「いっくぜぇ!オープンセサミィ!」
そう言ってチケットを高々と振り上げられると強い光が部屋を満たし、その奥からウマ娘のシルエットが走ってきた
あのウマ娘は………
と言うわけで引いてきます
出たウマ娘は頑張って外伝に取り入れる予定です