無免許医のヒーローアカデミア   作:kaederuna

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誓いのpromise!

マイク『1時間程昼休憩挟んでから午後の部だぜ!じゃあな!!!イレイザーヘッド飯行こうぜ…!』 

相澤『寝る』

マイク『ヒュー!』

銃我『いやマイク切ってから話してよ。』

 

銃我「さーて、おっひっる、おっひっる。」

轟「華谷、ちょっといいか?」

ノエル「轟くん?どうしたのさ。」

轟「少し話がある。」

その後ろには緑谷くんも居た。

 

轟「……悪りぃな、時間取らせて」

銃我「いやいいけど。それで話しって?」

(まぁ知ってるけど)

 

 騎馬戦が終わった後、銃我と緑谷は轟に呼び出されていた。

そこから話されたのは、とても非常な現実だった。

 

 個性婚。超常黎明期、人々に個性が芽生えて以降第二世代から第三世代で問題となったもの。より性能の良い個性を持った子どもを創り出すことを目的として為される婚姻のことである。

 轟の父、No.2ヒーローエンデヴァーは超えるべき目標としてオールマイトを常にライバル視していた。やがて自分ではオールマイトを超えられないと悟った彼は、高熱を操る自身の個性と相反する冷気を操る個性を持った女性と結婚する。自身の欠点であった熱が籠ってやがて個性が使えなくなるという点を、冷却する個性で解決しようとしたのだ。

 もちろん、そう上手くはいかない。何人も子どもができて、その度に失敗してきた。それでも諦めずに妻に子どもを産ませ続けて遂にできたのが末子の最高傑作、轟焦凍という訳である。

 エンデヴァーは幼い轟に何度も何度も辛い訓練をさせた。妻の静止も聞かず、轟をNo.1を超えたヒーローにするために。優しかった母を追い詰めていった父のことを、轟はそれはもう憎んだ。

 

 エンデヴァーを否定する。やがて家庭で唯一父から守ってくれた母も失ってからは、それが轟の行動理念となった。両親から受け継いだ氷結と熱の個性の内氷結の方だけを用いてNo.1となり、エンデヴァーなど必要なかったと証明する。轟焦凍という男のたった一つの目標であった。

 

轟「俺の左側が憎い。段々とあのクソ野郎に似てくる俺のことを怖いと思ってしまう。母はそう言って俺に煮湯を浴びせた」

銃我「…」

緑谷「…」

轟「悪いな。気分悪くなる話だっただろ。それでもお前には聞いてほしかったんだ。同じオールマイトを超えようとする者として」

「お前が、お前たちがオールマイトの何かを背負ってるなら、俺は絶対にお前らに勝たなくちゃいけねぇ。あいつの個性を使わずに優勝することであいつを完全否定する。…悪ぃな、時間取らせちまって。」

そうして轟がその場を去ろうとすると…

 

銃我「はぁ。」

銃我はため息をついた。

轟「…?」

緑谷「は、華谷くん、どうしたの?」

銃我「…いや、なにも言うまい。」スタスタ

 

銃我「あ、そうだ轟くん。ひとつ言っとくけど。」

轟「…なんだ。」

 

銃我「今のままだと、君は自分で自分を殺すことになるよ。」

二人「「っ!?」」

銃我「それじゃ」スタスタ

 

銃我「お腹すいたよ〜…」グウゥ〜

 

那子「銃我〜!」タッタッタ

銃我「那子!」

那子「決勝トーナメント進出おめでとう!」

銃我「ありがと〜」

 

「服、似合ってるよ」

那子「ありがとっ///」

「お昼まだでしょ?」

銃我「うん、これから食べに行こうかな〜って思ってたんだけど」

那子「お弁当作ってきたんだ。一緒に食べない?」

銃我「まじでっ!?」

那子「これ」スッ

その手には巾着に包まれたお弁当があった。

銃我「そういうことなら一緒に食べよっ!」

那子「うん!」

 

一方その頃…

峰田「そういえば華谷どこ言ったんだ?」

上鳴「緑谷と轟は戻ってきたけど華谷が戻ってきてないよな〜」

尾白「大丈夫かな」

クラスメイトが心配していた。

 

そんな心配は本人は梅雨知らず…

那子「じゃ〜ん!」

銃我「うぉぉ!美味しそ〜!」

学校の屋上で食べていた。

奇跡的に人がいなかった。ラッキー♪

那子「食べさせてあげようか?」

銃我「自分で食べれます〜」

 

「いただきます。」

お弁当の中身はご飯、だし巻き卵、唐揚げ、千切りのキャベツ、コーンスープ、ゼリー。

和と洋が混ざっている。どれも美味しそう。

銃我「まずは卵!」パクッ

モグモグ

銃我「すっごい美味しい!」

那子「そう?よかった〜」

銃我「そういえば那子の分は?」

那子「私バグスターだから食べなくてもいいの。」

銃我「え〜、せっかく作ったんだし食べなよ〜」

那子「でも味覚ないし…」

銃我「那子、考えてみ?人間の細胞が入ってるんだよ?てことは五感も入ってるってことだよ。つまり今の那子に味覚はある!」

那子「そうなのかな…」

銃我「ほら、あーん!」

そう言って唐揚げを那子の方に向ける。

那子「じ、自分で食べるからいいよ///」

銃我「そんなこと言わずにさ〜」

那子「うぅ…///」

 

「あ、あ〜ん…///」

パクッ

 

「お、美味しい…!」

銃我「やっぱりね。」

那子「こんなに美味しいなんて…!」ポロポロ

銃我「那子が自分で作ったんだよ!」

那子「うん、うんっ!」

銃我「よくよく考えたら味覚わからない状態でよくあんなに美味しい料理作ってたよね。すごすぎでしょ。」

那子「なんか銃我はこんな味が好きかな〜、って感で作ってたの。」

銃我「いやマジですげぇな。」ヨシヨシ

那子「えへへ…」

銃我(なんだこいつスッゲェ可愛いんですけど)

 

銃我「ご馳走様〜!」

那子「はい、お粗末さまでした。」

銃我「すっごいおいしかったよ。」

那子「それはよかった。」

「そういえばもうすぐトーナメントだけど目標とかあるの?」

銃我「う〜ん、正直トーナメントまで残れただけでも十分御の字だしな〜…」

那子「やる気出させてあげようか?」

銃我「?どゆこと?」

 

那子「銃我が優勝したらなんでも言うこと聞いてあげるよ」

銃我「!?」

「な、なんでもって…」

那子「ん?文字通りなんでも。」

銃我「僕がそういうこと頼んだらどうするのさ。」

那子「銃我も男の子だな〜って思って承諾するけど。」

銃我「そういうのはもう少し自分が好きな相手にさぁ…」

 

那子「…むぅ。」

銃我「なんでご機嫌斜めになるのさ。」

那子「何でもないですぅ」

銃我「ん〜、じゃあさ。」

那子「うん。」

 

 

 

 

銃我「優勝したら僕の恋人になってくれる?」

那子「!?!?!?」

銃我「いやさ、こいつなに言ってんだっていうのは重々承知してる。でも、こうして過ごしていくうちにさ、意識するようになっちゃって。」

那子「で、でも今までそんな素振り見せなかったじゃん!?///」

銃我「それは、ポーカーフェイスってやつ。」

那子「でも私なんかで本当にいいの?私バグスターだし私なんかより学校の人と付き合った方がいいよ?///」

銃我「そんなの関係ないよ!」

那子「っ!」

銃我「僕は那子が好き!バグスターだとか関係ないよ!那子は那子なの!僕は矛盾乃那子という一人の『人間』を好きになったんだから!」

那子「っ!」

 

「私、人間として、生きててもいいの…?」

銃我「那子だってこの世界に生まれた一つの命だよ。命に良し悪しもないよ。」

那子「〜///」ウルウル

 

銃我「てことで改めて聞くね。優勝したら付き合ってくれますか?」

那子「…はい!」

 

「何なら今すぐ付き合いたい。」

銃我「だーめ、優勝したらね。」

那子「絶対優勝して。」

銃我「もちろんそのつもりだよ。」

こうして破れない約束ができてしまった。

 

那子「まさか一日に2回も泣くとは。」

銃我「…ごめんなさい。」

那子「銃我は悪くないから謝らないの!」

銃我「うん。」

那子「トーナメント、頑張ってね!観客席から応援してるね?」

銃我「うん、めっちゃ頑張るわ。」




ちょっとこの展開にするか迷ったけど欲望に従ったらこうなったわ。
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