もしもJK星歌ちゃんだったら。   作:三十路スキー

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 ウルトラお待たせしました! まだ見てる人いるかな?
 居てくれー! 感想くれ―!


あたしたちの星座⑥

「パサついてる……」

「美味しくないっす……」

「しょーがねーだろ、冷凍食品なんだから」

「すすす、す、すみません……」

 

 ぼっちちゃんの『おいしくなる呪文』見事に失敗。なぜか毒々しい何かが、オムライスにへばり付く幻覚さえ見えた。

 

「せーちゃんなんとかしてよ!」

「今度こそ、美味しくなる呪文お願いするっす!」

「は? なんであたしが」

 

 いやちょっと待て。あたしに喜多ちゃんみたいなのは無理だって!

 

「後輩の不始末は先輩がなんとかするもんだ!」

「伊地知先輩頑張るっすよ!」

「ええい! しかたない!」

「……んみゃ!」

 

 ぼっちちゃんは隅っこでメンダコみたいになってる。仕方ない。ここはあたしのド清楚ぶりを見せてやる!

 

「みらくる~てぃんくる~♪ オムライスさん! 美味しく……ならねぇと承知しねぇぞ!!」

 

 ツンツンツンツンツン! デレェ~♪

 

「ほら! べ、別にお前らのためにやったんじゃねぇんだからな!」

「パサパサ陰キャ味からツンデレピリカラ風味に変わった!」

「これはこれで美味いっす!」

 

 ふたりとも夢中でオムライスを食べてる。……とりあえずこれでよかったのか?

 

 

 

 

 

 それぞれの個性を生かしてメイドさんをやる一日。持ち味を活かしてみんな頑張った。

 

「写真ですか? いいですよー。可愛く撮ってイソスタにあげてくださいね。私たち『結束バンド』です。宣伝お願いしますね!」

 

 喜多ちゃん、あざと可愛くもちゃっかりしてるな。

 

「写真? なら追加料金をたんまり貰わないと……」

「はい! えれ、喜んで養分になります!」

「山田ぁ!」

 

 中学生ぐらいの女の子にタカるんじゃねぇ! つーか君もだぞ! とりあえず姫カット地雷系? の女の子には、写真はドリンク追加ってことでお願いした。

 

「お、お、お待たせしました!」

「デュフフ……。2組の後藤氏、こんなに可愛かったのでござるな。これは要チェックナリよ」

 

 ぼっちちゃんに、なんかヤベーお客様がいるんだけど……。なにかしたら、右ストレートでぶっ飛ばす。二度とチーズ牛丼食えない体にしてやる!

 

 今日一日頑張った甲斐もあってか、クラスの子たちには大いに感謝された。……こういうのも悪くねぇな。交代で休憩時間を貰って、ぼっちちゃんと2人で文化祭を回ったのは、また別の話。

 

 

 

 

 

 最後に体育館のステージを4人で見に行く。設営の真っ最中みたいだ。いつものライブハウスより広いステージ。やっぱ、実際に舞台を見ると気合いが入るな。

 

 

 

 

 

 ――帰り支度を済ませると、もうすぐ時計は6時。もう空に一番星。この風景をぼっちちゃんたちはいつも見てるのかな?

 

 

 

 

 

 『忘れてやらない、長い一日』に続く。

 やっと文化祭編終わった。あとはライブとエピローグで完結予定。

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