Re:手違いから始まるホロライブ学園生活   作:ka-主

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1話 美空時翔/春桜

ーーーー皆は、生きてる中で『手違い』を体験した事はあるか?

 

注文した物とは違う物が届く、選択したコースとは別のコースになってる、予定になかった事を急遽やらされる……

 

大半の手違いは自分にとってデメリットでしかないが、稀に。ごく稀にメリットになる手違いも存在する。

 

ならば……『自分にとってデメリットでもありメリットになりうる手違い』を体験した人はいるか?

 

例えば……ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(YAGOO)『今年度より開校となったホロライブ学園の理事長になりましたYAGOOです。美空時翔(みそらときかけ)君。本校の入学の内定が決まりましたので連絡させて頂きました。詳しくはお手元にある資料及び書類と、荷物(・・)を御覧になり、入学に備えて下さいそれでは!』

 

(時翔)「ちょっと待っーーて切れた!?」

 

 

朝起きると、家に聞いた事も見た事もない学園『ホロライブ学園』の内定通知とその他必要書類、資料等が同封された茶封筒と、俺宛に届いた女子生徒が着るであろうセーラー服が届き、挙句の果てには今し方YAGOOと名乗ったホロライブ学園の理事長からの電話が1本来たのだ。

これだけ聞くと、ただのデメリット寄りの手違いか……と思う人もいるだろう。

しかし……俺にとって、1番の手違いである。何故ならーーーー

 

 

(時翔)「ホロライブ学園……女子校なんだよなぁ……」

 

 

そう、これが今回俺が体験した手違い。

なのに男子禁制女子校に通う事になったと言う事だ……

 

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(すいせい)「アッハハハハハハハ♪」

 

(時翔)「いや笑い事じゃないんだけどスイちゃん……」

 

(すいせい)「嫌もうそんな手違いあるなんて思わなkーーーーアッハハハハハハハハハ♪」

 

 

所変わって、俺は幼馴染みである水色髪の女の子星街(ほしまち)すいせいこと……『スイちゃん』に先程の出来事を話した。まぁこれは個人的な偏見だが普通幼馴染みってさ、その手の話聞いたら驚いたり、心配したりするもんじゃん?でもスイちゃんは例外の域を超えたド例外な反応ーーーー驚きはしたものの心配なんてする素振りを見せず大爆笑したのだ。

しかもその話題を持ち込んで直ぐ、俺が持ってきた例の荷物から制服や下着、化粧品を取り出して、恰も着せ替え人形の様に俺で遊び始める始末…全く、昔からこんな感じで困った幼馴染みを持ったものだよ。

 

 

(すいせい)「まぁ冗談はさて置きーーーーはいっ♪出来たよ〜♪鏡の前に立って見てご覧よ♪」

 

(時翔)「はぁ、ありがとう……っ、ワォ……」

 

 

ため息混じりでスイちゃんの部屋に立てかけてある鏡の前に立つ俺。刹那、俺の口からは驚きの声が漏れた。

それはもう目の前に居るのが、本当に自分なのかどうか疑う位だった。

先ず上から……髪は元から長くしてるため、殆ど手を加えてない。強いて言うな、スイちゃんから貰った赤の星が付いたヘアピンで前髪を左側にのめてる位だ。

顔は、流石サイコパススイちゃんーーーーー『可愛いスイちゃん』とも呼ばれるだけはある中々の粧し具合だ。眉毛は元から細い為これも髪と同じく手を加えてない。まつ毛は先生にもバレないであろうツケマで、それだけでも女の子と間違えられないくらいだ。頬の方はファンデーション等は使わないで艶を出す化粧水を使ってくれたおかげで、年頃の女の子の艶が出ている感じだ。そして唇。これは口紅では無く甘い桃の香りがするリップで艶だしをしている。

そして首から下……一応俺は、家が剣道の家系の為小学校から剣道をやってる。その為筋トレを無理ない程度にこなしてる為か、胸筋がそれなりに付いてる。その為用意されたブラジャー(パッド入り)の物をつけるとあら不思議、目の前にいる(まな板胸の)幼馴染みのスイちゃんに勝るバスト(といってもBよりのC位かな?)になったじゃないですかヤダ〜……ーーーーー

 

 

(時翔)「イダダダダダダダダダダダダ……ッ!!??」

 

(すいせい)「ねぇトキ君?今私の見て、『まな板スイちゃん』って思ったデショ?」

 

(時翔)「思ってない!思ってないから!?だから俺の耳朶これでもかと言わんくらい引っ張らないでくれ!!あと何処から持ってきたかは敢えて聞かないけどさ!?その左手に持ってるコンバットナイフを直ちに仕舞いなさい!!」

 

俺の心の声を聞きかれたか否かはさて置き(恐らく聞かれた)……直後スイちゃんの目のハイライトがオフになり物凄い真顔になったと思うと、俺の耳朶を引っ張りながら、右手に持ってるコンバットナイフ(なんでソレを持ってるのかマジで本人に聞きたいが、今ソレを聞いたら命無くなると思い聞かないでおく!)を俺の喉元に押し当てながらそう問い詰めて来た。

説明しておくが、スイちゃんは自分が物凄く気にしてるに関してあれこれ言われると、今見せてる状態になり、尋問と言う名の制裁を受けることになる。

こうなったら最後。俺以外の人ならば、スイちゃん自身の気が済むまで制裁を受け……気が付いたら目の前にお花畑が見えた……位にまで心身共にズダボロにされるのだ。

ーーーーえ?何故俺以外かだって?それは……

 

 

(時翔)「ホントに思ってないからな?だからそのコンバットナイフ閉まって、何時もの可愛い幼馴染み(スイちゃん)に戻ってくれよ。スイちゃんにそんな顔は似合わないからさ」

 

(すいせい)「……ホントに?」

 

(時翔)「あぁ。それにほら、鏡で今の自分見てご覧よ……せっかくアイドル見たいに可愛いスイちゃんの顔が、今とっても怖い顔になってる。もっと自分を大事にしないと……ね?」

 

(すいせい)「トキ君……///(もう、何時も何時もずるな……トキ君って。でも、そう言う所が幼馴染みとして素敵で、カッコイイ所で……憎めないんだよね///)」

 

 

スイちゃんの両手を静かに後ろに回して、次いでに俺がそう言いながら、スイちゃんの後ろに回ってスイちゃんを鏡の前に立たせた。

するとどうだろう……さっきまでの怖い彼女からケロッと、何時ものスイちゃんに変わったじゃないですか(ただし顔を赤くしながら)。

 

 

(すいせい)「ありがとうトキ君。少し……取り乱しちゃった♪」

 

(時翔)「いいって。こういうのは俺にとっては慣れっこだから。それに……女装、してくれてありがとう。ありがとう」

 

 

そう……こう言うのは俺にとってはホントに慣れっこだ。先も言ったが俺以外の人ならば悲惨な結末を迎えることになる。それこそ実例が幾つもあがる位だ。

 

 

(すいせい)「そういえばトキ君…?1つ気になったんだけど…」

 

(時翔)「多分……同じ事思ってるだろうけど、何かな?」

 

 

「どういたしまして」とスイちゃんが言った後、「あっ」と言いながら俺に問い掛けた。

これは幼馴染みとして長くやっているからこその芸当みたいなもので、互いに今思ってる事とかがこれとなく直感並の感覚で分かったりするのだ。だから先のスイちゃんのあの表情()は、スイちゃん自身が俺の思った事を直感的に察してああなったという事だ。単に、読心術を会得してるからなのかもしれないが……。

 

 

(すいせい)「トキ君……名前とかどうするの?」

 

 

やっぱり……。流石はサイコパススイちゃん幼馴染みだ。俺も同じ事を思っていて、スイちゃんに御粧しされてる最中も、その事が頭から離れなかった。

 

 

(時翔)「時来(とき)や、ノーマルにトキでも良いかなって思ったんだけど、なんかしっくり来ないんだよね」

 

(すいせい)「それだと私が万一間違えそうだからーーーーあっ!ならいっその事時翔(タイムフライト)何てどぉ?キラキラネーム、最近流行ってるじゃん♪」

 

(時翔)「流行ってるだろうけど絶対いじられるから却下」

 

(すいせい)「うぅ〜〜……良いと思ったんだけどな〜」

 

 

「何処がだよ」と突っ込み、暫く2人で悩んでいるとーーーー

 

 

(時翔)「ねぇスイちゃん。こんなのは……どぉかな?」

 

 

それは、自分の脳内で無難に言葉を組み合わせて考えた名前。少し投げやりだが、それを話したらーーーー

 

 

(すいせい)「トキ君らしくていいんじゃない?それにしよ〜よ♪」

 

 

以外にもスイちゃんに気に入って貰えた。

採用された名前は……ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(YAGOO)「次に、美空春桜(はるお)さん」

 

(春桜)「はいっ♪」

 

 

ホロライブ学園開校日体育館にて、俺は理事長に名前を呼ばれ、元気に女の子らしく返事をした。

そう、あの日俺が出した名前だ。季節は丁度春で外からスイちゃん家に植わってる桜の木の花びらが舞い散る様子が見えたからだ。ホントにそれこそ「あっこれどうだろ?」て感じであげたなんの捻りのない名前だったわけだが、スイちゃんも賛成して、理事長にも了解の言葉を頂いたので結果オーライだ。

あ、あと言い忘れたが声に関しては理事長がどうにかしてくれた。というのも……俺の事情を知ってる先生2人(理事長以外の先生は2人しか居ないと言う)の協力の元、『変声シール』と言う物を取り寄せてくれたのだ。

ざっくり説明するとそのシールは喉元に貼ることによって、貼られた者の声を特殊な電磁波によって表裏逆にすると言うスグレモノだ。

シールだからバレるのでは?と思った方々……なんと貼ったらカメレオンと同じ原理で同調するため心配無用なのだ!

 

 

(YAGOO)「以上総勢36名が我が校の最初の生徒達となります。皆さんの学園での活躍次第で、来年度の入学希望者等が増える事でしょう。ですので、皆さん是非とも互いに切磋琢磨し助け合って、この学園をより良い学び舎にしていってください」

 

はいっ!!!

 

 

こうして俺は晴れて手違いと言う名の女子校入学初日を迎える事が出来たのだった。

因みに、スイちゃんも同じ学園の生徒だ。どうやらあの日よりも前に書類と電話がきたとの事だ。

 

 

(春桜)(兎にも角にも、俺が男だってバレたら一大事なんてものじゃない。卒業まで、頑張ってやり過ごそう!)

 

(すいせい)(まさかこんな形でトキ君と同じ学校に通うことになるなんて夢にも思わなかったな〜♪明日から、楽しい1日になりす様に♪)

 

 

果たして俺は……卒業迄に女子生徒を演じ切れるのだろうか?まぁそれを差し置いて平穏な日々を無事送れる事を密かに、しかし切実に願う俺美空春桜(時翔)だった。

 

 

 

〜END〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(???)(あの青髪の女の子、とても可愛いにぇ……)

 

(???)(美空……もしかしたら……いや、あてぃしには誤魔化せない……かも……)

 

(???&???)((取り敢えず……お友達から、始めようかな??))




皆さん初めまして。そうでない方も初めまして。ka-主です。本日よりホロライブの作品を執筆して行きます。相変わらずの超ナメクジ更新になりますがご了承くださいm(_ _)m あと、今後の予定としては全てのホロメンが登場します。「ん?この娘こんな感じだっけ?」等の違和感を覚えたら方々は、遠慮なく自分を突っ込んで下さい。一応そうならない様心掛けるつもりです。
最後になりましたが、主人公の時翔君のプロフィールは随時上げて行きます!
それではまた次回お会いしましょう!
感想、高評価等お待ちしております!
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