今回も張り切って書いて行きます。どうやら登校2日目から春桜(時翔)が詰んだようです。
それでは……どうぞ!
(あくあ)「春桜ちゃんって……男の子なの?」
(春桜)「ブフォーーーーッ!!??」
登校2日目のお昼時、とある空き教室にて……ピンクと水色の髪の女の子
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……遡ること、登校2日目の4時限目終了後ーーーー
(春桜)「お昼だ〜〜〜〜……!」
(メル)「春桜ちゃんお疲れ様〜」
登校2日目、今日の4時限目までの授業がようやく終わって直後……俺は自分の机にだらしなく前倒しにうつ伏せた。
どの学校でもそうだろうけれど、新年度(新入生)の2日目と言うのは授業と言う授業はしない。大方クラス写真や1日の学校生活に関してのガイダンス、校舎案内や自己紹介等で1日が終わる。
その為なのか、眠気やら空腹やらがやたらしんどかった。だってさ?まだ午前中終わっただけだけど、校内を歩き回って、校庭で写真とって、教室で自己紹介やら先生の話を聞いたりとか……正直に言うよ?普通に授業やってたほうが良いと思える位退屈だった。
(すいせい)「ハルちは昔らかそう言う時間苦手だったもんね〜?」
(春桜)「え!?あ、う、うん!実はそうなんだぁ〜(すいちゃんハルちって何さ)」
前の席に居たすいちゃんが、俺の事を『ハルち』と呼んで問い掛けて来たため、少しばかり戸惑いを覚えてしまった。一応確認の為にと、俺の隣の席の金髪の女の子
(すいせい)「そんな事よりもハルち?お昼空き教室でも食べれるって話だから、空き教室で食べようよ〜!」
(春桜)「空き教室?」
(メル)「この学園の生徒、私達以外居ないからね〜。今年度限りだけど、お昼時間はこの教室以外の空き教室も利用できるんだよ〜♪」
(春桜)「あ〜……さっきA先生が言ってたね、そう言えば」
まあ今現在この学園内には俺達36人しか生徒居ないからね。多分メルの言う通り、今年度限りだがこの教室以外の空き教室でお昼時間を過ごす事が出来るということになる。(と言っても、空き教室として利用できる数が減るだけでなのだけど)
折角だから、すいちゃんの誘いに乗るとしよう。そう思って「ちょっと待ってて」と一言断りを入れて、鞄からお弁当をとお茶を取り出している時だった。
(???&???)「「あ、あの……ッ!!」」
(春桜&すいせい)「「んん??」」
俺の後ろの席の方から1人、そしてスイちゃんの席の方から1人、俺とすいちゃんにだろう。声をかけてきた生徒が居た。
スイちゃんの方に声を掛けた生徒の特徴としては翡翠色の瞳、ピンク色の髪を猫型の鈴が付いた髪ゴムでサイドポニーにした生徒。俺の方に声を掛けた生徒は、ピンクと水色の髪を腰辺りまで伸ばし、黒い蝶リボンを使って少し三つ編みにしているピンクの瞳が特徴の生徒だった。
確か名前は……ーーーー
(すいせい)「えっと、みこちゃん?どうかしたの?」
(春桜)「湊さん……だよね?私に何か用かな?」
そう。さくらみこさんと、湊あくあさんだ。2人とも、手にお弁当を持っている辺り……恐らくお昼を一緒に食べたいのだろう。
そう思っていたのだが、2人から発せられた言葉は、結果的には合ってたものの、予想してた物とは斜め上の言葉だった。
(みこ)「す、すいせいちゃん!私と、お弁当食べませんか!?」
(あくあ)「春桜ちゃん、あてぃしと一緒にご飯食べない!?」
あらまぁなんと言う事でしょうか。みこさんはすいちゃんと、あくあさんは俺とどうやらお昼ご飯を食べたい様だ。
素直に嬉しい。何せ真面に話せる女子とか幼馴染みのすいちゃんや親友の女の子位しか居ない(女たらし?いやいやそんなんじゃない。仲のいい女の子がこの2人しかいないのだ。それに親友の男だっている)からだ。
(春桜)「おーーーー私は賛成だよ。一緒に食べよ?」
(あくあ)「ほ、ホントに!?嬉しい……!ど、何処で食べる……?あ、あてぃしの事は名前でいいからね?」
危ない危ない、余りの嬉しさに一人称が変わる所だった。
取り敢えず、何処で食べるか聞かれているため。俺は少し考えた。まぁ折角なのだから、空き教室で食べたいよね?すいちゃんの方を見ると……あ、何だか珍しくあのすいちゃんが他人の勢いに負けてご飯食べてる。何なら隣の雪花ラミィという子とメルと一緒に食べ始める……となればあの空間を邪魔するのは凶となるな。
(春桜)「折角だから空き教室で食べない?きっと、まだ使われてない教室あるだろうからさ」
(あくあ)「ほ、本当に!?なら早く行こ!あてぃしもお腹ぺこぺこなんだ〜」
か、可愛い……。
あくあさんが俺の返事に対してお腹に手を当てながらそう答えた姿を見て、俺は不覚にもそう思ってしまった。
そしてそれが、俺の後ろにいる
(すいせい)「(トキ君、後でゆっくり……お話キカセテネ?)」
あ〜やばい、俺がデレたこと完全にバレてるよ……でも、仕方ない。今回に関しては不可抗力だし、帰ったら彼女の好きな物を何か奢ろう。
(春桜)「そ、それじゃああくあさん、行こっか?」
(あくあ)「うん!」
可愛い……初対面のハズなのに、
ーーーーって、どうしてそう思ってんだろ?まぁいいや。兎に角俺は早急に未だに背中に突き刺さる圧と視線から逃れる為に、あくあさんと一緒に教室を出たのだった。
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〜あくあside〜
さ、誘えれた……!
その事実だけが、今のあてぃしにとってとても嬉しかった。
あてぃしの名前は湊あくあ。趣味はゲームと歌を歌う事!……なんだけれども、実はあてぃし殆どと言って良いくらい外に出て色んな人と交流した事がないんだ……。俗に言うコミュ障や、人見知り、陰キャと言うものだ。
そんなあてぃしが、初めて自分から何かを誘う事が出来たのだ。
誘った娘の名前は美空春桜ちゃん。白髪を項まで伸ばしたクールな見た目の女の子。背丈はあてぃしよりも高くてすらっとした体型。そしてあてぃしが彼女がクールだと思う点がもうひとつ、キリッとした赤い瞳だ。
彼女を人目見た時……運命的な何かを感じた。先も言ったキリッとした赤い瞳、すらっとした体型、頭一つ上の背丈、クールな見た目……彼女がもし、
しかし仮に男の子だったとしても、
けれど……彼女を見る度に、あてぃしの脳内にフラッシュバックされる。
それはまるで……ほんとに、彼女が彼なんだと確信づけるかのようなそれだ。
(春桜)「よし、じゃあ此処で食べよ?」
(あくあ)「うん!(確認……しないと……)」
そう返事したあてぃしは、彼女と一緒に誰もいない空き教室へと、足を運んだのだった……。
(あくあ)「わぁ〜!美味しそう〜!」
(春桜)「そ、そうかな?あくあさんのお弁当も、とても美味しそうだね」
あてぃしと春桜ちゃんは今、2階のとある空き教室で互いのお弁当を広げて感想を述べていた。春桜ちゃんのお弁当……とても綺麗に盛り付けされてて、美味しそう。主菜副菜バランスよく盛り付けられていて、そこらのお弁当屋さん何か目じゃない位だ。
それに比べ、あてぃしは……
(あくあ)「あてしぃのお弁当……実はお母さんが作ったんだ。あてぃし……料理、下手だから……」
(春桜)「そ〜なの?てっきり私、あくあさんが作ったんだと思ったよ〜。だって、そのウインナー、タコさんにデコってるし、ご飯の真ん中だって、でんぶで可愛くデコってるじゃん♪」
(あくあ)「あ、ありがとう……もしかして春桜ちゃんのお弁当、自分で作ったの?」
(春桜)「うん。私のお母さん、仕事で帰り遅いからさ、親友に料理教わって出来るようになったんだ」
凄いな〜……、あてぃしとは大違い。
家に居る時は基本部屋にこもってゲームしかしないから、昔調理実習で卵焼き作った時なんか、失敗して真っ黒にこがしちゃったし、包丁扱おう物なら勢い余って指切りそうになった事もあるし……。
(春桜)「まぁそんな事より、お弁当食べよ?お昼休み無くなっちゃうよ?」
(あくあ)「う、うん。そうだね」
(春桜&あくあ)「「頂きます」」
兎に角、今は春桜ちゃんとご飯を食べよう。そう思ったあてぃしは頷いて、お弁当を食べ始めた。
ーーーー美味しい。やっぱり、お母さんは凄いなぁ。遠足の時とか運動会の時とか、何時もそう思う。何時かお母さん見たくなりたくてオムレツ作ろうとして盛大に失敗したっけ?今思うと、恥ずかしながらいい思い出だ。
(あくあ)「あてぃしも料理……上手になりたいなぁ……」
(春桜)「え?」
(あくあ)「え?」
春桜ちゃんが、いきなり動かしてた箸を止めて
……え?思ってた事を聞き返してきた??
(春桜)「あくあさんさっき、料理上手になりたいって……」
あああああああああああぁぁぁ〜~~~……ッ!!??///
嘘!?あてぃしさっき思ってた事声に出してたの!?
恥ずかしい……!穴があったら、直ぐに入りたい///
私は咄嗟に赤くなった顔を両手で覆った。
(春桜)「も、もし良かったらあくあさん今度の休みに家にくる?」
(あくあ)「え?」
(春桜)「え?」
しかし春桜ちゃんは、そうは思わなかったようだ。
(春桜)(あああああああああああぁぁぁ〜~~~……ッ!!??思ってた事声に出てた〜~~~!!)
しかし何故か、今度は春桜ちゃんが顔を赤くしてあてぃしと同じ事をした。
もしかして春桜ちゃんもーーーー
(春桜&あくあ)「「思ってた事声に出ちゃったの??」」
(春桜)「…………プッ」
(あくあ)「…………プッ」
その後……あてぃしと春桜ちゃんは、互いに吹き出して笑った。まさかここまで行動が重なるなんて、思いもしなかったから。
ーーーー初めて貴方と出会った時も、こんな感じだったっけ……?
(あくあ)「ねぇ春桜ちゃん?」
(春桜)「どうしたのあくあさん?」
暫く笑って少し落ち着いた後、再びお弁当を食べだしたあてぃし達。そんな中……あてぃしはほぼ無意識と言って良いくらい、変なタイミングで春桜ちゃんに話しかけた。
そう返事して、お茶を飲みだした春桜ちゃん。
(あくあ)「春桜ちゃんって……男の子なの?」
(春桜)「ブフォーーーーッ!!??」
そして……あてぃしのとんでもない発言により、春桜ちゃんは口に含んでたお茶を吹き出したのだった……。
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そして、今に至ると言うわけだ。いやもう……いきなり過ぎてお茶吹いちゃったじゃんかよ……。あくあさんもあくあさんで、先の発言でお茶を吹かせてしまった事に責任を感じたのだろう。ハンカチを持ってあたふたしていた。
と言うか、何故わかった!?まだ入学して2日しかたってないからバレる様な事はまず無いと思ったのだが……。
と、取り敢えず理由を聞こう。そう思ってあくあさんに話しかけた。
(春桜)「えっと……どうしてそう思ったのかな?」
(あくあ)「えっとね、これは中学の頃の話なんだけど……」
キーンコーンカーンコーン……♪
理由を聞こうとした瞬間、次の授業の予鈴が鳴った。ナイス予鈴!!でも理由は正直聞きたかった!
兎にも角にも、詰んだと一瞬でも思ったが、何とかなった。
(春桜)「予鈴、なっちゃったね……そろそろ教室戻ろっか?」
(あくあ)「え!?あ、あうぅ……」
しかしあくあさんは、理由を打ち明けられなかったことに関して、とても残念そうな顔をしていた。
きっと、ちゃんとした理由があったのだろう……。それを予鈴と言う理由で上手いこと話を切り上げられたことに関して残念に思ってるのだとこの時思った。
(春桜)「ねぇあくあさん。もしあくあさんが良ければさ……放課後、また此処で話さない?理由、ちゃんと聞きたいしさ」
(あくあ)「ほんとに?」
(春桜)「うん。約束するよ」
「だから……」と言って、俺はあくあさんに手を差し伸べた。多分女の子同士の友達って、こうするのが普通なんだよな?
きっとそうだと言い聞かせていると、あくあさんが優しく俺の手を握った。
(春桜)「教室、戻ろっか」
(あくあ)「うん!」
あくあさんにそう言った、互いに荷物をもち空き教室を出たのだった……。
〜END〜
(すいせい)「……で、あくあちゃんとそんな話をしてたんだ〜」
(時翔)「不可抗力だ。それに、すいちゃん達のあの雰囲気、邪魔しちゃ悪いと思ってやった事だ」
(すいせい)「まぁいいよ。トキ君がちゃんとクラスの女の子と接せれてる事がわかっただけで、私は満足だから……今の所私のトキ君に変な事する娘は居なさそうだから……」
(時翔)「ん?最後の方聞き取れなかったけど……」
(すいせい)「なんでもないよぉ〜!それよりも、次の休日頑張ってね〜」
(時翔)「い、イエッサー……」
如何でしたか?
更新から間が空いてしまい申し訳ありませんでしたm(_ _)m
家庭の事情で、今までより低速気味になってしまいますが……頑張って執筆するつもりです!
次回もお楽しみに!
感想、高評価等お待ちしております!!
それではまたお会いしましょう!