魔法少女リリカルなのはViVid キャリバーオブデザイア 作:エステバリス
まさか始まりの男なんてストレートにもほどがある名前とは思いもしなかったでゴザル。
最終回まえに死ぬ主人公→中盤にカタチだけの味方に裏切
られて仮死状態になる→最終回前に円環の理になる←new!
あと、仮面割れと海落ちなんていう生存フラグの塊だったニーサンはともかく、まさかザックさんまで生きてるとは思いもしなかった!でもザックさん、あんたそこ死んでたら華やったで……
「『必殺、俺の必殺技……!オーズバージョン!』」
モモタロスの憑依したオーズがスキャニングチャージで現れた三つのエネルギーを通り抜けてグリードに向かって突き抜ける。
「まっすぐに来るとわかっていれば対処なんてたやすいものよ!」
グリードは頭に巻いたコブラを不規則な動きで発射する。だがオーズはそれに対しても一直線に走り抜ける。
「『オリャァッ!』」
オーズが右脚に緑色のオーラを纏ってコブラを蹴り飛ばす。
「『邪魔だヘビ公!俺が用あんのはあの女版カメなんだよ!』」
そのまま駆け出してグリードに今度は黄色のオーラを纏った左脚を蹴り出す。
「効かない!」
グリードは両腕のエンシェルビッツを使って防ぐ。だがモモタロスのスキャニングチャージはそれだけでは終わらない。
オーズは最後に右脚に赤いオーラを纏ってジャンプしながら右脚で回し蹴りをくり出す。
「フィニッシュだぁらっしゃああああああああああ!!」
「ぐっぁぁぁぁ!!?」
グリードは思い切り吹っ飛ばされるが、致命傷ではない。
やはり、モモタロスがエイジに取り憑いたことが大きな原因なのだろう。彼の身体に憑依したモモタロスはどうもエイジの身体に慣れていないのだ。そこをモモタロスの戦闘センスと戦闘経験でカバーしているがやはりモモタロスにとって使い慣れないし馴染まないオーズの力では正直エイジが変身するときとどっこいどっこいである。
「『だーくそ!おいエージ!こんな使いにくいヤツでどう戦えってんだ!』」
『黙って戦えモモ!さもそもお前が俺に取り憑いたのが原因だろうが!』
「なにをわけのわからない独り言を!」
「『うわったぁ!?』」
グリードのビッツが一人でなんかやってるように見えるオーズを強襲する。中身と外で口喧嘩していたオーズはそれに反応すらできず吹っ飛ばされてしまう。
「『んなろっ……!』」
『モモ!右だ!四時方向から来てる!』
「『ああ!?四時方向……四時ってどっちだ!?』」
『バカかテメェは!死ね!ひゃっぺん死んでこい!』
「『こんな身体で死んだらテメェも巻き添えだっつーの!テメェが死ぬ気でも俺はリョウタロウのところに帰るまでは死なねーぞ!』」
『だったら身体を動かせ!もう指示はあたえん!与えるだけ無駄ってわかったから好きにしろ!』
エイジは半ば諦めたように叫ぶ。その言葉にモモタロスはニッコリと笑顔を見せた。
「『いいぜぇ!こっちの方が俺好みだ!やってやろうじゃねえか!』」
オーズは剣を構えてグリードに向かって突進する。グリードはそれを軽く盾で受け止める───だが、しかし。
「『くらいやがれ!』」
オーズの頭突きがグリードに炸裂した。オーズもグリードも、二人して痛そうに頭を抑えている。
「『いってぇ!?つぅ……やっぱ好き好んでやるもんじゃねえよなぁこれは……』」
『いいからやりたい放題やっとけ!勝ちゃいいんだ勝ちゃ!結果が慰安に来たはずなのにぶっ倒れても勝ちゃいいんだよ!』
エイジはまるでこの二日のことを早くも根に持ったかのように喋る。実際、彼の言葉の端々に棘がある。
というか、根に持ったもなにも、そもそも変な意地張らないで森なんか行かなければこんなことにも多分ならなかったのだが。
「『トドメだ女版カメ!必殺、俺の必殺技───』」
オーズはふたたびオースキャナーでセットした三つのメダルをスキャン、スキャニングチャージを行い、宙返りをしながらはるか上空へと跳ぶ。
「『オーズバージョン……パートツー!』」
三つのエネルギーを両足から通過する。赤いエネルギーを通れば背中に赤い翼が現れ、黄色のエネルギーを通れば速度が増し、緑のエネルギーを通れば脚に緑のオーラが
現れる。
「『ドォリャァアアアーッ!!』」
「グッ!?ああ!?」
着地の衝撃で大きな土煙が巻き上がり、その中からオーズが悠然と現れた。
「『……やったぜ!』」
「残念だったねオーズ……最後のツメが甘かったよ。姑息で卑怯なキミらしくもない」
モモタロスが小さく呟いたその瞬間、先ほどのグリードとはまた別の声が聞こえてきた。
「……テメェは、カザリ!」
土煙からグリードと共に現れた猫のような姿をした怪人……カザリはクスクスと笑う。
「無事かな、橙のグリード?」
「……どういうつもりだ、カザリ」
「おや、僕のことをご存知なのかい。それは嬉しいな。では改めまして、オーズに取り憑いている人も……ね?僕はカザリ、グリードだ」
「『……コイツ、俺に気づいてやがったのか?』」
カザリと名乗ったグリードは薄ら笑いを浮かべながらやはりカタチだけ丁寧に喋り続ける。
「当然、僕の耳と目をナメてもらっちゃあ困る。今まで僕は何度かオーズと戦ったことがあってね。動きがいつもたも違うのは明白さ。
まあそれ以前に、キミが彼に取り憑く瞬間を僕は見ていたんだよ……モモタロス、だったっけ?」
カザリはあえて挑発するようにモモタロスに問いかける。当然、単細胞のモモタロスがそれに乗らないわけはないのだ。
「『テメェ……!なんかその態度ムカつくぞ!ぶっとばす!』」
『よせモモ!そいつはお前が誘いに乗るのを狙ってる!』
そして、カザリ曰く何度か戦っているエイジにはそれがわざとやっているということは容易に想像がついた。だが、モモタロスはエイジの制止を振り払ってカザリに殴りかかっていく。
「やはり予想通り……大方宿主サマは今頃なにか叫んでるだろうねぇ……」
カザリはその笑みを崩さぬままオーズの攻撃を軽くいなし、逆にオーズの腹部にパンチを決め込む。
それはまるで、昨日エイジが橙のグリードに対してやった腹パンのようだった。
「どうした本物のオーズ、キミは変身しないのか?」
『くっそ、あの畜生猫が……!とことん人を怒らせる方法を心得てやがる……!』
「ははははは!多分本物のオーズは『とことん人を怒らせる方法を心得てやがる』とか言ってるだろうねえ。
だからこう返させてもらうよ!この憎たらしい騙しはキミに教わったんだとねぇ!」
……そう、元々カザリは狡猾で策士ではあったものの、本来は激情家の面を持ち合わせている。一度カザリが根に持った相手……つまり姑息で卑怯なことをして過去に彼から二枚のメダルを奪ったエイジに本気で嫌がらせをするためにわざわざこのカルナージまでやってきたのだ、無論、他にもカルナージで発見されたという新しいグリードを探しにきたというのもあるが。
『いちいち根に持ちやがって……!人生長生きできねーぞ!あと禿げるぞ!御大もしくはお禿げ御大って呼んでやろうか!』
「オーズ、それは怒るよ。別に僕は国民的ロボットアニメの執筆なんてしてないからね」
『うっせぇ禿げ猫!』
「……とことんキミは僕を怒らせたいようだねオーズ」
会話が通じないはずなのに通じている。多分これはエイジとカザリの性格が根本的には違えど似ているからだろう。卑怯姑息卑劣は二の次、だがその三つを己の欲望に使うか、他者のために使うかの差だ。
「橙のグリード……丁度いい機会だ。この期にオーズを倒してしまうとしようか」
「……ふん、普段なら私より先に生まれたお前達の指図なんて死んでも受けないが……今は状況が状況だ。いいだろう」
橙のグリードも嬉々と……とまではいかずとも、カザリに対して協力的な姿勢を見せる。
「『やべぇな……』」
『二対一か……さすがに万事休すか?』
エイジが流石に達観したように諦めの言葉を漏らす。彼なりの気休めのつもりだろうが冗談ではない。冗談じゃなくヤバい状況だ。
「さて……呆気ないけど、これで終わりだよ、オーズ」
「死になさい!」
二人のグリードがオーズに向かってそれぞれ向かってくる。二人の身体今まさにオーズに触れるという、その瞬間───
グリード二人とも、電車に轢かれた。
「コンティオッ!?」
「ザンコックッ!?」
そして奇妙な叫び声とともに纏めてふっとばされる。その二人を引き飛ばした電車がオーズの前を通り過ぎると、その中から1人の青年が姿を現した。
「『りょ、良太郎!』」
『はっ?良太郎……?じゃ、あれがお前の宿主か!?』
青年には少しだけ落ち着いたというか、どこか気弱な気配を感じさせながらもほおの傷がまるで人斬りの如く存在感を与えている。
「……モモタロス。探したよ」
「『す、すまねぇ良太郎。だが迷った向こうでまた色々とアクシデントがあってだなぁ……』」
「それは状況とモモタロスを見ていればわかるよ。……あんまりこの時間に干渉できないから、手早く終わらせて
行くよ、モモタロス」
良太郎と呼ばれた青年はモモタロスがオーズに変身したときと同じ要領でベルトを左に巻き、慣性で右のバックルに取り付ける。
そしてどこからともなく黒いパスポートを取り出し、ベルトの赤いボタンをおし、パスポートをベルトにセタッチする。
「変身!」
そこから、青年の姿形がほとんど元素から変わり、黒基調のアンダーアーマーが身にまとわれ、一通りのプロセスを終えた直後、オーズの身体からモモタロスが現れ、良太郎に取り憑くと複数の鎧がカタチを変えて赤いアーマーとなり、顔の頭部についついた線路を渡るようにももが走り、真っ二つになった。
その良太郎の立ち姿はモモタロスが彼に憑いていることが原因でついさきほどのオーズと同じようなものだった。
「『……俺、再び参上!』」
「……おお!身体が自由に動く!」
変身した良太郎に対し、エイジは自分の身体が自由に動いていることに一種の感動を覚えた。泣きそうな声だったのはきのせいだろう。
「……なんだい、キミは。もしかしてオーズの仲間?」
「『ぜぇ〜んぜん違うっつーの!いいか、俺の……俺たちの名前を耳の穴かっぽじってよ〜く聞きやがれ!
俺たちの名前は電王!時の運行を守るために戦ってる良太郎を助ける相棒モモタロス!俺達ゃ、仮面ライダー電王だ!』」
「……仮面、ライダー?」
モモタロスの……否、電王の言葉に戸惑うエイジ。それに対して良太郎は魔力を持たない筈なのにどういうことか、エイジにだけ聞こえるように言葉を続ける。
『ある人間が言った……僕達は正義の味方じゃないけど、人間の自由を守る者達だと!だから僕達は仮面ライダーだ』
「……人間の自由の味方、か。いいなそれ。だったら俺も名乗らせてもらうぞ!俺はオーズ!数百年前のクソジジイはこの力を私欲のために使ったが、俺は違う!
俺はこの力を守りたいヤツらのために使う!そいつらの……俺の手に届くヤツらの自由のために!だから俺も仮面ライダー……仮面ライダーオーズだ!」
エイジも電王にあやかってその名を名乗る。それは自分の覚悟を改めて表明したものでもあり、同時に自分は過去のオーズと同じ末路は辿らないことを宣言したものでもある。
「『準備はいいか?カメ!クマ!リュウタ!』」
電王が叫ぶとどこからともなく一つの携帯を取り出す。その携帯に番号を打とうとする前に良太郎はオーズのベルトに収まっているメダルからあることに気づいた。
『あっ、待ってモモタロス。前の時間で手に入れたメダル……彼に渡してあげて』
「『前の……?あ、あれか!よっしゃ、受け取りやがれエージ!』」
電王が再びどこからともなく取り出したものをオーズに向かって投げつける。オーズはそれを受け取り、今度は驚愕する。
「コイツは、コアメダルじゃねえか!」
「こんなメダルは俺も見たことねえぞ!……っても、見たこともないメダルはここ二日で何度も見てるんだけどなぁ」
「『そいつぁお前の変身に使えるんじゃねえのか!?』」
「かもしんねえ!やってみる!……コイツと一緒にな!」
オーズはベルトの左腰にあるメダルケースからモモタロスが取り憑くきっかけとなったメダルを取り出す。
モモのマークがついたメダルをトラと、電王から受け取ったオオワシのマークがついたメダルをバッタと入れ替えてスキャンする。
『僕達もやるよ、みんな』
「『よっしゃあ!今日は全員とオーズ纏めてクライマックスだぜ!』」
『タカ!イマジン!ショッカー!』
『モモ・ウラ・キン・リュウ』
オーズの身体の構成は次々と変わり、胴体が赤くなる。ところどころ黒いラインがあり、肩には特徴的なツノが現れる。そして脚は黒基調の黄金色となる。
そして電王はアーマーの形状が少し変わり、右肩に青い仮面、左肩に黄色い仮面、そして胸に紫の仮面が装着され、頭部のモモっぽい複眼が裂け、新たな複眼が現れる。
『タ・マ・シー!タマシ・タ・マ・シー!……ライダー魂!!』
『クライマックスフォーム』
「さあいくぜモモ!」
「『おうよ!今日の俺は、調子いいぜぇ!』」
カウント ザ メダルズ
現在オーズが使えるメダルは?
赤 タカ×1
緑 クワガタ×1、カマキリ×1、バッタ×1
黄色 トラ×1
灰色 サイ×1
青 ウナギ×1
紫 なし
橙 カメ×1
特殊系 イマジン、ショッカー
iPhoneのバージョンアップはそう簡単にしない方がいい。色々変わるから慣れるまでが長い←更新遅れた言い訳