魔法少女リリカルなのはViVid キャリバーオブデザイア   作:エステバリス

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ついに始まりましたね!仮面ライダードライブ!取り敢えずベルトさんが車にスピードメーターですよと言わんばかりにひっついてたのがツッコミどころでした。

あとシフトカー強くね?って思った。もうシフトカーだけでいい気がする。あとシフトカー可愛い。

ベルトさんことドライブドライバー、楽しいれすぅ。

なんかもうね、あのロック調の喋り方がなんとももぉ。癖になる。ベルトさん!ベルトさん!ベルトさぁぁぁぁううううんんんんん!クンカクンカ!




十三話 現世と前世とレコンキスタ

「「「「……ぁううう……」」」」

 

「……お前ら、どんな試合してたんだ?」

 

エイジが帰ってきてすぐ、エイジはいつものように軽く寝込み、その間にヴィヴィオ達はチームに別れて練習試合。したらしいが……正直エイジにはこの四人がどんな試合してたのなんて全く想像がつかない。後藤みたいに読心術染みたことなんてできない。ただ想像つくのは……

 

「なのはさんがぶっぱしたのは想像つくよ」

 

「いやー、流石は若くんだね。よくわかってらっしゃる!」

 

「で、ルーはなんでいつも通りだ」

 

「そりゃあまあ、年長の経験?体力配分体力配分」

 

さいですか……なんてエイジは納得する。なんとなく、ホントになんとなくだがルーテシアの言葉にツッコムことを放棄した方がいいのを直感で理解した。

 

「まー、お前らがなにしてどーなろーが勝手だけど飯には遅れんなよ。スポーツマンだったらカロリーとか気にせず食え。どーせ動けば消えんだし」

 

「そーいうエージはもうちょっと食べる量控えた方がいいって……いつ見ても動かないんだから……」

 

「俺ぁスポーツマンじゃなくて純粋に殺し合いやってる身だ。殺れる時に殺るのが殺しの鉄則なら食うときに食うのが食の鉄則だ……そもそも、いつ敵が来るのかなんてわからねぇんだから準備はしといて損はない。腹が減っては戦もできん」

 

「そう普通に殺し合いとか言っていられるのもすごく気がかりなんですが……」

 

「……気にしないでくれ。センパイ達はなにも考えず、コッチに踏み込まずにいて格闘技なりなんなりやっててくれればそれでいいんだからさ……そうじゃないと俺、なんのためにオーズになったのかがわかんなくなっちまう」

 

エイジは珍しく本気で他の人を心配して諭す。やはり、なんだかんだ言いながら彼の行動の根底は守りたい人に伸ばせられる手を作ることなのだろう。

 

「今はベルカじゃないんだからさ……覇王だから聖王だからって、無理に戦わなくてもいい……これは、ウチのクソジジイが放置したグリードの……コウガミの問題なんだ」

 

彼の始まりこそ、祖父に来るべき時のためにオーズの力を使えるようになるための英才教育だったが、今は違う。

 

彼は確かに、なにかのために戦っているのだ。戦いに意味を見出している。

 

そういう意味ではエイジは非殺傷を標準とする管理局よりも人間的だ。仕事ではなく、責任だから……きっと彼はグリードやヤミーが管理局と同盟関係を仮に結んだとしても、そんな先祖の尻拭いという理由だけで管理局を敵に回してでも戦うだろう。

 

だからこそ、ヴィヴィオ達はそんなエイジを放って置けないのだ。まるで守ろうとすれば守ろうとするほどエイジの心が擦り切れていくような。エイジはたった一人だからいつかはそんな結果、心を壊してしまうかもしれない。

 

「なんてな……カッコつけてみたけど、似合わねえことはするもんじゃねえな。俺はやっぱこんな真っ直ぐなのよりもアウトローのスクリューボールが似合ってるよ。卑怯らっきょう大好きだー、騙された方が悪いに決まってるんだー、なんて」

 

エイジは静かにベランダから覗く夕焼けに目を通す。赤い。とにかく赤い。

 

「お前らは無事でいてくれればそれでなにより。登らねえ太陽ほど落胆して絶望するもんなんてそうそうねぇだろ?」

 

それだけ言うと、エイジはヴィヴィオ達の部屋から出て行く。やはり彼も男。そう長く女の部屋にいたくはないのだろう。色々と気まずいこともあるかもしれないし。

 

ただ、ヴィヴィオはそのエイジの後ろ姿をじっと見ていたことを追記しておく。

 

◆◇◆

 

「……ツマンネ」

 

「いきなりどーしたエージ。そんな新しいものと古いものを見比べるかのような顔して……」

 

自分の部屋に着いて、エイジの特徴である珍しいが自分の魔力の低さのせいであまり実用的に使えない魔法で次元の狭間の固定座標に存在する自分の倉庫から本を取り出してそう呟いた。

 

魔法に関して彼は器用貧乏なのだろう。

 

「だってよアンク。先週から始まってた……こう、仮面ライダーっぽいヤツ。なんだっけ、マスクドヒーローシリーズの一番新しいの。

あれ……ベルトが喋るんだぜ?なんかこう、ウチのベルトにゃロマンがねぇ」

 

「文句言うなら初代に言えエージ。俺の管轄外だ」

 

「わかってるけどさぁ……」

 

ぶぅ、とエイジは珍しく歳相応な文句を垂れる。どうにもならないのは彼も承知だ。

 

「……そういや、ストラトスセンパイは今年のDSAA出るのか……?なんかこう、ヴィヴィオ達が誘ってそうだけど……」

 

ふと、エイジは呟く。DSAA……ディメンションスポーツアクティビティアソシエイションとは、ある時期にやって来る時空管理局公認の魔法戦技競技会のことである。

 

参加資格は十代。固定されたライフを削り切る勝負だ。

 

インターミドル・チャンピオンシップとも言われるそれの上位に食い込む者はまず間違いなくプロの格闘家となる者もいる。

 

となれば、アインハルトの強くなりたいという行動の根底からして出たがると思うのだが……

 

「……でも、あれって確か安全云々のためにCLASS3以上のデバイスがいるはずだろ……ストラトスセンパイがデバイス使ってるとこなんて見たことねえけど……」

 

まーそもそも実戦的な魔法なんて使えねーし、そもそもオーズなんて反則使えねーし、俺にはなんの関係もないか、そう言って勝手に結論づけるエイジ。彼はその晩夕食もさっさと済ませて自分の部屋に───行かなかった。彼は何故か外に出て、ロッジの屋根の上に座っていた。

 

エイジはベルトにセットしたまま取るのを忘れていたタカのコアメダルを見つめていた。

 

「……タカ、か。確かアンクはこの赤のコアメダルのグリードなんだよな……」

 

正直、アンクがグリードだなんてこと言われても彼には現実味が帯びていない。なにせ、彼とアンクはエイジが生まれてからの付き合いなのだ。今更敵だのなんだの言われてもエイジにその実感なんてない。

 

『ねーじーちゃん、これなに?』

 

『い〜ぃ質問だエイジくん。彼はアンクくんだ!これからキミのプァートゥナー!となる存在さ!』

 

『はぁ!?おい鴻上!俺にガキのお守りしてろって言うのか!?』

 

『愚問だねぇアンクくん。エイジくんはオーズとなるべくして生まれてきた!この先グリードが解放されるのは時間の問題だ!ならばキミもさっさと彼のお守りをするがいいさ!』

 

『ふざけんな鴻上!俺ぁガキが大っ嫌いなんだよ!』

 

「……こんなんだっけか。最初にアンクについて聞いたのは。……なぁ、クソジジイよ。お前はなんでオーズを……グリードを作ったんだ?事と返事次第じゃ百万回生まれ変わってでも恨み晴らしてやるけどよ……どんな理由でもアンタのやった事に理由があるのはわかってるつもりだ」

 

エイジの言葉には、いつものクソジジイへの恨み言ではなく、ただ家族に知らないことを聞いているかのようだった。

 

こんな時にやはりオーズの記述が全くないということが悔やまれる。彼がなにを感じ、どう生きてきたのかはエイジが思い出せる殺戮の記憶しかない。

 

だが、エイジはなんとなく初代がただ殺戮の末にベルカを統一したかっただけではないことが最近わかるようになって来た。

 

自分は自分で、クソジジイはクソジジイ……そんなことをヴィヴィオに言われてからは不思議とオーズへの想いを柔らかく受けることができるようになっていた。

 

「……仮面ライダーオーズ……か。悪くねえ名前だ」

 

エイジはそのままよく見える夜空を見渡していた。見渡し過ぎてそのまま屋根で寝ていたが。

 

◆◇◆

 

翌日、温暖とはいえ冷え込みがちな場所の外で布団も掛けずに寝たエイジはもう見事というかなんというか、お約束みたいに風邪をこじらせていた。

 

いつもならあーだこーだ言うが完全にエイジの自業自得。誰もかける言葉もない。

 

エイジはそんなわけで自分の部屋に篭っていると、彼の通信端末に一通の連絡が入った。

 

『オイース、エージくん。キミがウワサの怪人騒ぎを解決しとる仮面の男なんやって?』

 

「……なんの用だ八神さん」

 

画面に映る茶髪ボブカット彼女の名を八神はやて。一応時空管理局での階級も佐級とエリート中のエリート……の、はず。

 

なのに目の前に映る女性はそんな雰囲気は欠片もない。のほほんとしていてバカっぽい。

 

だが、そんな雰囲気なのに実際は上官にタヌキと言われるほど頭のキレる人物だ。だからエイジは本能的に彼女に好き好んで会話はあまりしない。

 

『いやなー。ちょいさっきにアインハルトのデバイス作り請け負ってまったんよ。だけどあー大変。どーしても一工夫足りへんのや』

 

「……で、俺に手伝えと?俺がミッド式と古代ベルカのハイブリッドだからか?それともファウンデーションから金出せばいいのか?」

 

『両方♡』

 

「お・こ・と・わ・り・だ!手伝うのは片方どっちかだけだ!」

 

『ホンマかいな!両方お断りかと思ったわ!んじゃあベルカ式の格闘技とかのモーション教えてくれや!』

 

「んなっ……!ハメやがったな!」

 

『いやー助かるわ!やっぱりインテリジェントデバイスには人工知能積む分ボトムアップしてかなかんから、最初っからある程度は使用者の行動モーションとか記憶させればサポートもしやすくなるもんや!んじゃあ明日学校終わったらでいーから来てな!』

 

「あっ!おいコラ八神さん!テメェオモテ出ろ!ヤロウぶっ殺してやらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

エイジの言葉を最後まで聞かずに通信は切れた。

 

「これだからあの人は嫌いなんだよ……こーなったらあの人に風邪移してやろーか……」

 

エイジはしてやられたと言わんばかりに嫌そうな顔をしながらはやてに一泡吹かせることを誓ったのだった。

 

 

 

 

 

カウント ザ メダルズ

 

現在オーズが使えるメダルは?

 

赤 タカ×1

緑 クワガタ×1、カマキリ×1、バッタ×1

黄色 トラ×1

灰色 サイ×1

青 ウナギ×1

紫 なし

橙 カメ×1

特殊系 イマジン、ショッカー

 




前書きの暴走にオチを付けなかったら予想以上に自分が変態になっててワロタ。

多分暫く前書きはベルトさんやシフトカーの可愛さを延々と語っちゃうかもしれない。

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