魔法少女リリカルなのはViVid キャリバーオブデザイア   作:エステバリス

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やはりシフトカーズやベルトさんが可愛すぎる仮面ライダードライブ。

なんかいいですね。捜査の路線がWよりも現実的な捜査してるんで僕ぁ好きです。まあそれでもえっ?なんでその紙の切れ端が薬の袋ってわかったの?とかツッコミどころもありましたが、そこはそこ。

それとハンターちゃん可愛いです。多分現状シフトカーズで一番好きですハンターちゃん。

ただ気になることと言えば……予算大丈夫かなぁ……とかwww

まあ気にしても野暮なんでそれもそれ。

というわけで魔法少女リリカルなのはVivid キャリバーオブデザイア。今週もひとっ走り付き合ってくれると幸いです!




十四話 エイジとアインハルトとバイクチェイス

「………」

 

「………」

 

「「………」」

 

沈黙、沈黙、ただ、沈黙。

 

エイジとアインハルトの間は沈黙が続き、鞄の中のアンクがすっごい息苦しそうな顔を……顔はないけどしている。

 

(ど、どうしてこうなったぁ……!?)

 

(……な、なぜこんなことに……?)

 

二人して現状の確認を始める。始めたから更に口数が減る。

 

───そう、あれは確か今から5年前……でもなく、昨日のことだった。

 

◆◇◆

 

「エイジくん明日お買い物行こう!」

 

「どうせ断っても三人がかりで連れてかれるだけだからいいぞ」

 

そう、それはエイジにとっての休暇旅行……休暇なんてなかったが、とにかく休暇旅行が終わった翌日、専属のドクターの治療によって風邪を治した直後のことだった。

 

エイジとしては面倒だから断りたいし、そもそもお前ら帰って来たときに言い渡されたノーヴェさんの特訓はどうしたとも言ってやりたいが、ここ数週間で完全に三人組の行動パターンがわかってしまっているのだ。そもそもエイジ・コウガミという男は基本的にヴィヴィオの頼み事を断らない。ニートだった時は意地でも断っていたが、元々友達思いな彼は所謂デレツンである。

 

断りたいが断らないのである。

 

「じゃあ明日クラナガンの中央広場、忠犬使い魔ポチの前で12時に集合ね!」

 

「あーはいはいわかったわかった。んじゃさっさと行くよう努力するよ」

 

「ありがとエイジくん!じゃーねー!」

 

バタン、とドアが閉まる。なんで毎度家に現れるんだろうか。

 

「……後藤さん、明日の予定って」

 

「なかったよ。まあ流石にスバルさん達にグリード、ヤミー出現のお知らせが届いたら残念だけど」

 

「残念じゃねー。むしろそれを所望する」

 

ホントは陛下ちゃん達に頼られるのが嬉しいくせに、後藤はその言葉を言おうとして呑み込んだ。

 

よそう、余計な一言で若様の機嫌を損ねるのとあれだし。

 

そう思った後藤は少しだけテンションが上がったエイジを見てほっこりしていた。

 

◆◇◆

 

『アインハルトさん!明日一緒にお買い物にでも行きませんか?』

 

「お買い物……ですか?……すみません、ヴィヴィオさん。私は明日も少し訓練をしますので……」

 

『いいじゃないですかアインハルトさん!今日と明日はノーヴェにもお休みと言われてるんですから!

偶には羽伸ばしましょうよ!』

 

「……は、はぁ……」

 

『それじゃあ明日の12時にクラナガン中央広場の忠犬使い魔ポチの銅像の前で集合しましょう!そうしましょう!』

 

「あっ……ちょ、ヴィヴィオさん!?」

 

……ツー、ツー……

 

問答無用で嵐のような通話が終わる。アインハルトは暫く通話用のデバイスを持ったまま唖然としていたが、すぐに楽しそうな顔へと変える。なんやかんやで彼女もヴィヴィオ達と出掛けれるのは嬉しいらしい。

 

「……明日、か……早く来ないかな……」

 

◆◇◆

 

「少し早めに来すぎたか……?まいいや。この前この前とできなかった人待たせやりゃいいわけだし」

 

「少し早すぎたでしょうか……?い、いえ。私は先輩なのですから、ヴィヴィオさん達よりも早く来るということが先輩の務めという───」

 

 

二人が丁度同時に待ち合わせ場所に到着した時、メールを同時送信したのか、全く同じ文面でヴィヴィオからこう書かれていた。

 

『ごめんなさい!ちょっと私達ノーヴェ師匠に呼び出されていて……兎に角、今日は一緒にお買い物は出来ません!エイジくん、アインハルトさん、出来れば二人でお買い物してくれると幸いです!

ヴィヴィオ』

 

「「……ん?」」

 

同時に、二人は正面に顔を向ける。こうしてエイジとアインハルトの二人きりのお買い物は始まったのである。

 

◆◇◆

 

「「………」」

 

で、この有様である。二人共性格や普段の生活などもあってあまり自分から話を切り出さないタイプ。しかも先祖に何かしらの因縁があるとすればこんなんで会話なんてできるわけがないのである。

 

捕捉すると、ヴィヴィオからのメールは嘘八百である。なぜ休みなのにノーヴェを師匠呼ばわりした文面を送信するか。それは今日は彼女らに訓練の日程がある証拠……そもそも今日は休日と前日アインハルトに言っているのである。なのにこれ如何に。

 

だがしかし、予想外の展開に二人揃ってテンパっているようで、博識なアインハルトもヴィヴィオのことも大抵理解しているエイジも気づいていない。

 

因みにエイジ、今日のファッションは第97管理外世界地球で言うところのアジアンなファッション。中東風の服にストール、そしてダボダボのズボン。ぶっちゃけ若草色の髪のせいで全然似合っていない。顔は似合ってるのに髪が台無しにしている。

 

対するアインハルト。彼女らしいと言えばそこまでなのだが、実に簡素な服だ。流石にジャージなんてことはないが、白いワンピースに麦藁帽子、エイジとは打って変わって似合っている。

 

だが、そんな似合う似合わない以前に二人の雰囲気が葬式も裸足で逃げ出すレベルで暗い。何を話せばいいのか、そもそも話せる話題がなんなのか。果てしなくわからない。天の道を行き総てを司ろうがわからない。

 

(だーちくしょー!なんなんだこの重たい空気はぁ……!ヴィヴィコロリの三人組は一体俺とストラトスセンパイをどうしたいんだぁー!)

 

(……こ、こんなことになるのなら昨日ハッキリと断っておくべきでした……!私が優柔不断な上にコウガミさんと因縁のある間柄である以上は仲介役がいないと……)

 

心の中では二人揃ってお喋りである。だがこの暗い雰囲気はしっかりと周りにも影響を及ぼし、なんだか二人の周囲にいた人達のテンションが下がってる。

 

最早これまでが───そう思った瞬間、エイジは頭の中から響いて来る後藤の……いや、最早ゴトえもんとでも呼ぶに相応しい彼の言葉が。

 

『若様、乙女心をくすぐる言動とはなによりも、髪型やファッションセンスを褒め称えることにある!』

 

(───そうか後藤さん!やっぱあんた読心術者どころか預言者だよ!この先の展開を読んでたんだな!)

 

エイジの謎の後藤への信頼感は今日も今日とて尽きることのないカンストを起こす。そのうち信頼感がオーバーロードして大爆発を起こさないか心配だ。

 

「───せ、センパイ!」

 

「は、ひゃい!?」

 

突然エイジに呼ばれたアインハルトは思わず謎の奇声を発した。そりゃあそうだ。こんなん絶対エイジから話しかける筈もない。

 

「センパイの服、どこで売ってるのかな?」

 

「───………」

 

「バカだろエージ……」

 

そしてこのセンパイと同じ服家に飾りたいぜ!とでも言うかのような犯罪臭のする感想である。一瞬でアインハルトはエイジに対してゴミでも見るような目を向けた。

 

ついでも鞄のアンクもバカを見るような目のない視線と言葉を向けて来る。

 

「すんません言い方悪かったっす。えーと、そう!ストラトスセンパイの服、マジ似合ってるっすね!」

 

視線を向けられただけで一発土下座をするエイジ。路上だろうが関係なく土下座した。

 

「どう間違えればそんな言い方になるんですか……?まあ、ありがとうございます。

……その、コウガミさんは……」

 

「言わなくてもいいっす。これが残念なくらい似合ってないのは自覚してるんで。似合う似合わないじゃなくて好き好んで着てるだけだし、髪も染めたくないんすよ」

 

「……全然不良っぽくないですね」

 

「学院では一応札付きなんすけどねぇ」

 

エイジは服とズボンの裾を軽く折り曲げ、アジアンな服ともまた似合わない革靴を見せながら歩く。

 

「……そう言えばコウガミさん。お昼は……?」

 

「あー……そういや食ってねえっすわ。どうせヴィヴィオ達のことだから『みんなで食べよう!』なんて言うと思ったんで」

 

「……同意見です」

 

どうやらこの二人の間で高町ヴィヴィオという人物像はほぼ同じように見えているらしい。

 

「……んじゃ、なんか軽く食いましょうか。この辺の地理はそれなりにあるんで、それなりの店を紹介するんでストラトスセンパイが決めてくれ」

 

「わかりました。では───」

 

取り敢えずヤバい空気を撤去した二人は歩き出す。そして、歩き出した二人はの後ろからひょこっと、三つの影。

 

「いー空気!」

 

「アインハルトさんとコウガミくん!」

 

「このまま尾行続けよう!」

 

エイジ曰く、ヴィヴィコロリ。三人組はむふー、とω←こんな感じの口をしながら二人の後を追う。

 

実はもなにもこれ、三人の作戦である。子供らしく嘘をつくには多少穴があったが、ともかく彼女らの嘘は見事に通用したのだ。

 

こうなったのはリオがなんの気なしに呟いた「エージとアインハルトさんって仲良くなったら昔のこともあって色々喋るよねー」という発言が素である。

 

そしてお節介魂に火を付けたヴィヴィオは五秒でこの策を思いついたのである。

 

「追いかけよう!」

 

こうして、デートっぽいのを見ている三人は二人の後を追いかけて行った。

 

◆◇◆

 

「………」

 

カチャカチャ

 

「………」

 

ムグムグ

 

「………」

 

「………」

 

「「………」」

 

飽きもせずにワンパターンに二人の会話ははかどらない。エイジは魚のステーキを、アインハルトは中華料理と脂身の乗ったハンバーグステーキ。エイジは意外だなぁ、とアインハルトは魚がお好きなんでしょうか?と思いながら食を進める。

 

まあそもそも二人のいる店はレストラン。ファミレスなんぞではないのであまり喋らないのがマナーであるのだが。

 

(……さて、どう話を振ればいいいいんだ……?さっきみたいな失態は許されないぞ……!)

 

(流石に二度も話を彼方から振って来られるのもアレですし、なんとか私の方から話題を探さなくては……えっと、えっと……)

 

そしてアインハルトはふと、エイジの食べてるステーキに目が行った。

 

ちょっと食べたいと思った。

 

そうだ。これなら話題にはなるのでは?そう思った。やはり食は偉大だと再認識したのだ。

 

「……コウガミさん」

 

「んぅ!?───ん、んんぅ!?……ぶはっ、ふぅ……あ、なんすか?」

 

そしてエイジも先程のアインハルトの如く驚きむせかえり、急いで水を飲み干してアインハルトの質問に応えようとする。

 

「その……コウガミさん、食べたいです」

 

「………」

 

「負けず劣らず……だな。好きにやってくれ」

 

思いっきりドン引きした。昼間からストラトスセンパイは俺を食うのか!?美味しくないけど食べるのか!?と小学生らしくアッチ方向の考えには至らなかったが、ともかくドン引きしていた。

 

「……あ!い、いえ、そういう意味ではなくて、その……コウガミさんのステーキ、美味しそうですねと……言いたかったので……」

 

対するアインハルトは自分の失言にアッチ方向の考えが行ったのか、赤面しながら言い直す。

 

そしてアンクはどうにでもなれとでも言わんばかりに呟く。ぶっちゃけこの空間の中で一番胃に穴が空いてるのは他でもない、この二人の謎空間の影響を至近距離から浴びているアンクである。

 

エイジはなんだと安心してフォークとナイフで一切れ、アインハルトの皿に置く。

 

「……お上手なんですね、切るの……」

 

「親父とお袋に一通りの礼儀作法は叩き込まれたんで、このくらいは普通っすよ。ジジイにはもっぱら戦闘訓練だけっすけど」

 

エイジは昔を懐かしむようにしながら食を進める。ぶっちゃけジジイと親父は訳の分からん人間だったが、それでもエイジは大好きだった。

 

「コウガミの男はみんなああなる運命なのかねぇ……」

 

「……なにかおっしゃいましたか?」

 

「いや、なんにも。それより思ったよりも楽しい日になってるっぽいんで、もっと満喫しようかと思っただけっすよ」

 

「……そうですね。一時は正直どうなることかと思いましたが、コウガミさんも優しいですし、とても有意義な日になりそうです」

 

「そうっすか。それはなによ───」

 

チュドーンッ!なんて店の外から爆発音が急に響き、レストランの窓ガラスが割れた。

 

「なっ、なんだぁ!?」

 

「ど、どうやら食事どころではないようですが!」

 

二人は立ち上がり、突然の事態に狼狽する人達に目を向けていると、エイジの携帯デバイスから通話音が鳴り響いた。

 

『エイジ!聞こえる!?』

 

「スバルさんか!?」

 

電話を掛けてきた主はスバルだった。この状況でこんな電話が来るとすれば用件は間違いなく───

 

『ヤミーが出てきた!場所はクラナガンの大通り、フードストリートのレストラン前に───』

 

「……そこなら現在地っすよ。ったく、人騒がせなことしてくれやがって!」

 

エイジは一言返事をすると通話を切り、鞄の中から出てきたアンクが抱えているバックルを取り、三枚のメダルを装填する。

 

「変身!」

 

『タカ!トラ!バッタ!

タ・ト・バ!タトバ・タ・ト・バ!』

 

エイジがオーズに変身完了覚悟完了すると同時に爆炎の中から野太い手足を持ったヤミーと地面の中で特徴的な背ビレが動いているヤミーが大量にいた。

 

「なっ……!?重量系と水棲系か……!?だけどこれは……もう成長しきってやがる!まるで何日も前からいたように……そんなの気づかないわけが───あっ」

 

ふと、エイジはこの数日間自分がなにをしていたのかを思い出す。

 

そうだ。自分は慰安という名の疲労蓄積旅行に行っていたのだ。その数日の間に成長したと考えれば納得行く。

 

「最悪じゃねぇか!」

 

思わずエイジは叫ぶ。だがもう使った時間は帰ってこない。オーズは観念して戦う体勢を取った。と、思いきや。

 

「こんな公衆の場で戦ってられるかよ!俺は逃げる!ストラトスセンパイも安全なところまで逃げろ!」

 

エイジは街への被害を最小限に抑えるために走り出す。その際セルメダルをチラつかせてヤミーを追いかけさせる。

 

「いいぞ……!こっち来てるな……!」

 

オーズはチラつかせたセルメダルを近くに置いてあった黒い自販機に向かって投げる。するとセルメダルは寸分違わず自販機の中へと入り、オーズが自販機の横に来た時に真ん中のボタンを叩くと、それの姿は一瞬で重量級のバイクへと姿を変えた。

 

「頼むぜライドベンダー。ひとっ走り付き合えよ!」

 

オーズはバイクとなったライドベンダーの尻に五枚ほどセルメダルを貼り付け、ヤミーを誘いながら目的の場所へと走って行った。

 

 

 

 

 

カウント ザ メダルズ

 

現在オーズが使えるメダルは?

 

赤 タカ×1

緑 クワガタ×1、カマキリ×1、バッタ×1

黄色 トラ×1

灰色 サイ×1

青 ウナギ×1

紫 なし

橙 カメ×1

特殊系 イマジン、ショッカー

 





いやぁ、いいっすわ。カーアクションもバイクアクションにない味が出てますねぇ。動きに細かさがない代わりにダイナミックなアクションができるというのは利点ですね!

ってか、なんで敵幹部がバイク乗ってんだってツッコミはなしですか?

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