出発の朝、お隣さんの旭とちかが獲物の肉のおすそ分けにやってきた。
昨日捕れたばかりの大物らしく、旭は自慢げに縛られた赤い肉を掲げながらリビングに向った。
灯花は荷造りの真っ最中だった。テーブルの上には革で作られた大きめの荷物袋が三つ置かれており、ねむがそれをチェックしている。四角い形で、背中に背負うタイプである。
旭とちかはういに事情を訊ねた。ういが説明すると、二人は驚き、ちかは家に何かを取りに戻り、旭は正気を疑うような表情を見せた。
「危険でありますよ。いくら固有魔法に目覚めたとはいえ、リマセラまでは子供の足だと四日以上掛かるであります。本当に大丈夫でありますか?」
「へいきだよー、わたくし達に狩りや釣りの仕方を教えくれたのは旭お姉さまとちかお姉さまだもん。食べられる野草やきのこの種類もバッチリ頭に入ってるよ」
「そう言われると嬉しいでありますが、盗賊の類いと出くわす可能性もあるでありますよ」
「武器の使い方ならこの三年間、旭お姉さんとちかお姉さんに加えて、百戦錬磨のやちよお姉さんといろはお姉さんからも存分に教えられてきたからね」
ねむはその日々を思い出すように目を閉じた。
「槍、クロスボウ、ナイフ、片手斧、三人分準備できたよ!」ういが叫んだ。
テーブルの上に並べられた武器はどれもやちよ達によってカスタマイズされた子供用のサイズだったが、魔力による肉体強化に加えて、武器自体にも魔力を流して強化すれば、多少剣と魔法の心得がある程度の賊や弱いモンスター相手なら変身せずとも十分に戦うことができた。
何より、子供用の軽く小さい武器を使って訓練していたとはいえ、数年にわたって武器の扱い方を教えた四人が四人だ。
武器を扱う技術だけなら、灯花もういもねむも、すでに大人顔負けだった。
「この子達の相手をする盗賊の方が心配だわ」
やちよが言った。その目はもう子供を見る目ではなく、神浜の魔法少女を見る目になっていた。
「はいこれ、干し肉とドライフルーツです。仲良く食べてくださいね」
戻って来たちかがねむに自家製の保存食を渡した。
「ありがとう、ちかお姉さん」ねむはちかから食糧を受け取った。
「武器、オッケー。水と食料、オッケー。着替えも良し。うん! あとはやちよお姉さま直筆の紹介状だけだね」
「いま書き終わったところよ。通行書代わりなんだから、無くしちゃダメよ」
「はーい」
やちよが灯花に書状を渡す。
準備は整った。
三人はベージュ色のケープを羽織り、荷物袋と槍袋を背負って、いろは達に見送られながら村を後にした。
村を一歩出た瞬間、灯花達は足を止めた。
うねるような大地の上に、緑の絨毯が広がっている。
濃い針葉樹の集まった小さな森も見えた。
草原の上に伸びる土肌色の街道は彼方に連なる山々の麓まで続いていた。
灯花達は、稜線の背後の抜けるような空から続く、青く透明な空間が確かな厚みをもって自分達に向って押し寄せてきているような、不思議な感覚を味わった。
風が頬を撫でて、太陽と土の匂いが胸を満たし、生きているという充実感に変わった。
見慣れた風景のはずなのに、目頭が熱くなるのは、記憶を取り戻したせいだろう。
三人で手を繋いでこの景色の前に立っている。その感動で胸がいっぱいになって、なかなか二歩目を踏み出すことができなかった。
「また三人でこうして遊べるなんて」ういが言った。
「夢じゃないといいけどにゃー」
「灯花、変なフラグを立てるのはやめて欲しい」
「ふふふ」
「どうしたんだい、うい。僕は何かおかしなことを言ったかな」
「ううん、そうじゃなくて、自分の足で歩けるようになって良かったね、ねむちゃん」
「そういえば・・・・・・僕は前世で車椅子だったね」
ねむは幽霊をみるような目で自分の足を見た。灯花とういの目にさらに涙が滲む。ねむは自分を見つめる二人の視線に気付いた。灯花は慌てて袖でごしごしと涙を拭う。
「もうっ、いつまでもしんみりしてると日が暮れちゃうよ」
「灯花ちゃんの言う通りだね」
「感動するなら、この小さな冒険を終えた後にしよう」
それから一時間後。
緑の大地は変わらずどこまでも続いている。いけどもいけども、広大な自然。人工物は見当たらない。
神浜の町を一時間歩いた方が、代わり映えして面白いかもしれない。
なんだか、思いのほか地味だ。
口に出さずとも、三人の表情がそう語っていた。
三人は早くも徒歩の冒険に飽きていた。
「灯花、この辺りまで来れば大丈夫じゃないかな」
「うん、そうだね。そろそろチートを使おうか。もうお散歩は十分だよー」
「誰かに見つからないといいけど」ういは心配そうに辺りを見回す。
「大丈夫、半径一キロ以内に誰かが近づくと防犯ブザーが鳴るように設定してあるからね」
そう言うと、ねむは魔法少女に変身した。アカデミックドレスをモーチーフにした大人しい色合いの衣装だ。武器は本。黒い表紙には魔方陣が描かれており、分厚い魔道書のように見える。
「それじゃあ、この世界での記念すべき最初のウワサを披露するよ」
「「おおー」」
パチパチパチと、灯花とういが拍手を送る。
ねむの魔力『具現化』は、自ら紡いだ物語をウサワという形で具現化できる。
今朝、必要になるだろうと考えたねむは、新作の掌編を三十分で書き上げていた。
ねむが本を開くと、三枚のページが破れ、オレンジ色に輝きながら生き物のようにポンポンポンと宙に飛び出した。ひらひらと地面に向って舞いながら、三枚のページは光を強め、粘度のようにぐにゃぐにゃと形を変えて膨らんでゆく。
「さぁ、ここからはチャリで行こう」ねむは得意げそう宣言した。
ねむが具現化したのは自転車だった。装飾こそファンシーだったが、太いタイヤと頑丈そうなフレームは力強いファットバイクを連想させた。サドルには小学生用の防犯ブザーが括り付けられている。半径一キロ以内に誰かが近づくと鳴るブザーだ。
「これもウワサなの?」ういが訊ねた。
「『辺境の村からチャリンコで来た子供達のウワサ』だよ。具現化したのは自転車だけだけどね。地面から浮いて走るから、どんな悪路でも大丈夫だし、僕達なら魔法で肉体を強化してロードバイク並みのスピードを出すことも可能だよ」
「リマセラの町までは約100キロ。魔法少女じゃないフツーの人でもロードバイクで時速40キロくらい出せるから、魔法少女のわたくし達ならラクショーでそれ以上の速度をだせるよ。二時間くらい漕げば町まで着くんじゃないかにゃー」
「予定通り、お昼までには着きそうだね!」
ういは嬉しそうに自転車に跨がった。灯花とねむもういに続く。
槍を背負った三人の少女は、チャリで異世界の風になった。
灯花の予想通り、二時間ほど自転車を漕ぐと、王都『リマセラ』の城壁が見えてきた。
川を挟んで歪な円形のように広がるリマセラの城壁は、銀色に輝く雪のような色をしていた。
灯花達はペダルを漕ぐ足をゆるめ、追い風に髪をなびかせながら、うわぁーっと驚きの声を上げた。
この白い城壁は直接侵入者を防ぐ目的で作られているわけではない。空を飛べる火竜族や妖精族のいる世界で、高い石の壁は侵入者に対してあまり意味をなさなかった。
白い城壁の正体は様々な魔力の込められた石を積み上げて作った、町を覆う結界の生成装置である。白く輝いているのは込められた魔力の中で『ライトオーブ』による光属性の魔法の割合が一番多いからだった。
灯花達は町から二キロほど離れた木陰でウワサを解除して、町を囲む城壁の門まで徒歩で近づき、衛兵にやちよからもらった書状を渡した。
「君達がやちよさんの所の娘さんか。噂には聞いていたよ。三人の孤児を引き取ったって」
「わたくし達、やちよお姉さまに頼まれてお買い物に来たの」
「三人だけで?」
「そうだよー」
「その槍は?」
「護身用だよー」
衛兵はどうも腑に落ちないと言った様子で僅かに口元を歪めた。書状を見ながらポリポリと頭を掻いて、諦めたように溜息をつく。
「町の中で振り回しちゃだめだからね」
「「「はーい」」」
「子供三人で遠征なんて、やちよさんも随分と無茶させるなぁ」
灯花とういとねむは衛兵に向ってニコニコと不自然なほどの笑顔を向けながら門を潜った。彼女たちなりに良い子の演技をしているつもりらしい。ういはともかく、マギウスの二人を知るものが見たら、その作り笑顔から邪悪なものを感じたかもしれない。
「とうちゃーく!!」
町に入るなり灯花は叫んだ。
通行人や露天商が灯花の方を一瞥する。
尖った耳が目を引くスタイルの良いエルフ族の女剣士、頭から二本の鹿のような角を生やした水龍族の大男、露店で野菜を売る猫のような耳を生やした獣人の夫婦らしき男女、そして様々な身なりの人族、日盛り前の大通りは異世界の住人で溢れていた。大通の先には市場も見える。
数秒とはいえ、灯花は見知らぬ相手から視線を集めることに抵抗が無いようだった。マギウスだった頃に、臆することなく何度も羽根達の前で演説をしていただけのことはある。
「賑やかだね。まぁ、神浜ほどじゃないけどねー」
「張り合うところじゃないよ」
「人族以外の種族もいるんだ」ういが言った。
「さて、何して遊ぶ?」灯花はケロリとした表情で言った。
「え? ギルドで冒険者の登録を済ませて、転生した魔法少女を捜すんじゃないの?」
町に着く前、灯花は今後の簡単な予定を立ててういとねむに伝えていた。
①首都リマセラに行って、転生した仲間を探す。冒険者ギルドにも登録する。
②なるべく早く冒険者ランクを星二にする。
➂クエストをこなして冒険者ランクを星三にする。
④地下大迷宮カミハマを探索する。
⑤その後は好きなように世界を旅しよう。
この項目に「町で遊ぶ」が追加されようとしていた。
「もう、ういは真面目だにゃー。ちょっとくらい遊んでもへーきだよ」
「出発前にも言ったけど、転生した魔法少女の居そうな場所なら、いくつか目星は付いてるらね」ねむが言った。
「冒険者ギルド以外にも?」
「もちろん」
「例えば?」
「そうだにゃー、例えば、この町で一番味付けの濃い食道にはサイキョーさんが居て」
「街外れの牧場にはフェリシアがいる」ねむが言った。
「えー、あの子は鍛冶屋だと思うなー。ドワーフの」
「灯花、この世界にドワーフは居ないよ」
「ねむ、だって。町外れに牧場があるかどうか分からないでしょ」
「あ、本屋さんにはかこさんがいるかも」ういが言った。
「異世界の本屋か、あるなら是非行ってみたいものだよ」ねむが言った。
「無かったら剋上する?」
「しないよ」
ねむは小さく息を吐いて、ポンとういの肩に手を置いた。
「まぁ、何かしら店に入れば誰か居るよ」
「そんなテキトーで大丈夫かな・・・・・・」
「試しに、あそこの武器屋に入ってみるかい?」
ねむの視線の先には木製の看板を掲げる店があった。看板には剣と斧が掘られている。
「うん、いいね。手始めにあのお店に入ってみよう」
「武器屋さんか・・・、ちょっと怖いかも」
「へーき、へーき。誰かがういにちょっかい掛けてきたらわたくしが槍で貫いてあげる!」
灯花は武器屋の分厚い木製のドアに手を添えると、大きく息を吸い込んだ。
「たのもー!」
「なんだ、随分可愛いお客さんだな。パパのお使いか?」
勢いよく扉を開けた灯花に対して、いかにも武器屋ですといった面構えの巨漢がカウンター越しに訝しげな視線を向けた。客は灯花達だけだった。
「もう、子供扱いしないでよね」
「子供だろ、どう見ても」
「こう見えてもわたくし達は星五冒険者・・・・・・並みの実力者なんだから!」
「あ? 本当か・・・・・・?」
「すごい! まるでゲームの世界に入ったみたいだね。いろんな武器があるよ!」
ういは店のあちこちを見ながら言った。
「そりゃ武器屋だからな」
左右の壁とカウンターの奥の壁には、値の張りそうな装飾の武器が目立つように飾られていた。床に置かれた大きな傘立てのような器には、無骨なメイスが何本もまとめて刺してある。店の隅には安そうな剣と槍が立てかけてあり、灯花の身長くらいの武器棚にはメジャーな武器が無造作に並んでいる。
煌びやかな両手剣、竜の装飾のほどこされた槍、巨大な斧、どれも始めて見る武器ばかりで、ういはきらきらと目を輝かせた。ねむもういの隣に並んで、まじまじと武器を見つめる。
「うん、こうして武器を眺めていると冒険しているという実感が湧くね。柄にも無く、僕は胸を躍らせているよ」
「冒険じゃなくてショッピングだろ。胸踊らせるのは勝手だけどよ、ここにはお嬢ちゃん達が扱えるような武器はねーぞ」
「もうっ、さっきから何なのこのおじさん」灯花が言った。
「店主だよ!」
「女の子の会話に入ってこないでよー」
「ウチは女の子が集まって楽しく会話するような店じゃねーんだよ」
「もういいよ。わたくし達、武器ならちゃんと持ってるもん!」
灯花はくるっと回って背中の槍を見せた。
「なら帰れ」
「言われなくてもそうするよ。行こう、うい、ねむ」
「あっ、灯花ちゃん待って」
「お騒がせしたね、店主さん」
ガチャン。
「・・・・・・なんだったんだあのガキ共」
灯花は通りに出るなり肩を落とした。
「カウンターの中に変なおじさんが居ただけだったね」
「灯花、あのおじさんは悪くないよ・・・・・・」
「あのね、わたし思ったんだ。転生した魔法少女が変身できるようになってたら、武器を買う必要は無いんじゃないかな」
「うー・・・・・・たしかに。人前で変身したくないとか、あまり戦い向きの能力じゃないとか、考えれば理由は色々浮かぶけど」
「そもそも神浜に武器屋はなかった。神浜にも存在した店や場所に赴く方が、魔法少女と遭遇する確率は上がるかもしれないね。転生した魔法少女が、この世界でも、前世と同じものを求めている可能性は高いと思うよ」
「うん、科学的な根拠はないけど、わたくしもねむとういの考えは正しいと思う」
三人の考えがまとまろうとしたその時、
「あったわ、武器屋よ!」
「「「ん?」」」
その
三人の魔法少女が自信に満ちた表情で武器屋を見つめていた。
時女一族の、ちはると静香とすなおである。
三人は周囲から浮いていた。
文字通り、魔法少女に変身した姿でこの西洋ファンタジーな町並みを闊歩していたようだ。
その上、静香とすなおは人族ではなかった。
静香の頭には虎のような耳が生えぴくぴくと動いていた。スカートの下からは虎柄の尻尾が伸びている。
すなおもまた立派な鹿のような角を頭から生やしていた。その角は、すなおが頭にのせている半透明のヴェールを光のようにすり抜けて伸びている。
どういう原理なんだろうと、灯花は思った。
静香は獣人族に、すなおは水龍族に転生していた。
しかし、一番目立っていたのは人族のちはるだった。黄色の
時女一族の三人は、ずいずいと武器屋の方に近づいてくる。先頭を歩いているのは静香ではなくちはるだった。
灯花達はススーッと三人から距離を取った。
「ほら、ちはる様、私の言った通りでしたよ。やはり武器屋は町の反対側にありました」
「ちょっと、自分だけの手柄みたく言わないでちょうだい。武器屋を見つけたのは私よ」
「二人とも、喧嘩はだめだよぅ」
「約束通り、今日は私がちはる様の隣で眠りますからね」
「ちょっと! ちはる様は私のものなんだから、気安く腕を組まないでよ。まだ夜になってないでしょ」
「コラコラ二人とも、人前では仲良くするって約束したはずだよぅ」
ちはるはイケメン男子のような口調でそう言うと、静香とすなおの頭を撫でてフッと笑みを浮かべた。
「「ああ、ちはる様~!!」」
灯花達は冷めた目で、茶番劇のような三人のやり取りを眺めていた。時女一族がちはるを取り合って争っている。
「居たね、武器屋に来る魔法少女」ねむが言った。
「ちはるさん、転生してハーレム系主人公になったのかな」
「いつもの時女一族じゃにゃい・・・」
「すなおさんだけじゃなくて、本家の静香さんまで侍らせちゃってるけど、いいのかな? 三人とも記憶が戻った後、気まずくならないかな」
「うーん・・・・・・その辺りはわたくし達が気にしてもしょうがないよ」
静香達は武器屋に入っていった。
「エクスカリバーを買いに来たわ!!」
静香の元気な声が店の外まで響いてきた。灯花とねむとういは、目配せを交して武器屋に近づくと、耳に魔力を集中させて、木製のドアに耳を当てた。
「また女の客か・・・・・・」
「エクスカリバーを下さい」すなおの声が聞こえた。
「はぁ?」
「三本下さい」ちはるの声だ。
「三本!? ・・・・・・エクスカリバーなんて置いてねぇよ。そもそも、本当にあるのかどうかすらわからねぇ」
「田舎者だと思って馬鹿にしてるのね」
「田舎者っていうか、そもそもどこから来たのかわかんねぇよ。なんだその格好」
「旅の吟遊詩人から聞いたのよ。王都に行けば伝説の武器、エクスカリバーが買えるって」
「お前さん騙されたんだよ。武器屋で買える伝説の武器なんて・・・・・・嬢ちゃん、なんだその剣は!!!!」
「これ? 私の武器よ。
「そんな形の剣見たことねーぞ! ちょっと見せてくれ」
「いいわよ」
「・・・・・・コイツは業物だ。間違いねぇ。魔力が籠もってるのか? 切れ味はどうなんだ?」
「試してみる?」
店内が静かになった。少し間を置いて、鼓膜を叩くような金属音が灯花達の耳を襲った。何かで試し斬りをしたらしい。
「馬鹿な! アダマンタイトでコーティングした盾だぞ! この剣こそがエクスカリバーじゃねぇか! お嬢ちゃん、売ってくれ!」
「駄目よ、それは私の固有魔法持ちとしての――」
灯花達はそこまで聞くと耳を離した。三人は直感的に「これ以上ここに居ると面倒くさそうな事に巻き込まれそうな気がする」と思った。
「今日は無事転生していたことを確認できただけでも良しとしよう」ねむが言った。
「なんだか、あの状態の三人にはあまり関わらない方がいい気がするよ」
「・・・・・・うん、そうだね」ういは申し訳無さそうな表情で頷いた。
「さぁ、次の魔法少女を探そう」
「異議なーし」
「旭さんとちかさんには伝えた方がいいのかな」ういが呟いた。
「まずはやちよお姉さん達に相談するべきだと思う」
「ねむの言う通りだよ。デリケートなれんあいの問題は専門家に任せよう」
「うん・・・・・・」
灯花達は武器屋に背を向けると、通りに沿って歩き始めた。