堕天の王のヒーローアカデミア   作:アイリッシュファラオ

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お久しぶりの人はお久しぶりです。以前シャバノフという名前で投稿させていただいていた者です。といってもその以前も処女作なのでまだまだ文章が拙いのでこの作品も実質的には処女作のようなものです。それでもいいという方は温かい目で読んでいただけると幸いです。


絶望の夜明け
Prologue


 

 

 

 

 ああ、済まない。騙すような真似をして。

 

 

 

 

 意識が沈む中、走馬灯のようなものが頭の中をよぎる。

 

 

 仲間の顔を見るたびに罪悪感が湧いて出てくる。だが、こうでもしなければストライクワールドの崩壊を行う黒幕にたどり着けない。カエサルはおそらくだが真実を話すだろう。仲間たちは罪悪感に押しつぶされないだろうか。オラゴンは信じていたのに裏切るような真似をしたのは申し訳ないな。

 

 だが己に対する後悔はない。自分が死んで運命を変えれるのであればそれでいい。恨んでくれてもかまわない。例え変えられる運命がほんのわずかでもあるのならそれでいい。たった少しでも変えれば、その可能性をあいつらはつかんでくれると信じてるから。そのためなら喜んでこの命捧げよう。

 

 ああ、あとは、ウリエルたち、も目覚めてくれる、だろうか。事の顛末を、知ったら、涙を、流しながら、罵倒してくる、のが、目に浮かぶ。お前たち、も元気に、過ご、して、くれると、いい、な。

 

 

 

 

 

 そろ、そろ、私も、終わり、か。どうか、彼ら、彼女、らに、幸、あ、ら、ん、こ、と、を・・・・・・・。

 

 

 

 

 

**

 

 

 

 

 一人の堕天使の期待通り、とは少し変わった形で全ては解決した。その変わった形が良いのか悪いのかは解らない。説得による改心は良いが、その黒幕が完全なる悪と言い切れないのに、けじめとして己の命を代償に事を収束させたのがうまく言えない歯切れの悪さの原因だろう。

 

 ただ、少なくとも一人の堕天使にはいい結果と言えるだろう。

 

 

 

 

 

 何故なら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

**

 

 

 ああ、ありがとう、そしてごめんなさい。

 

 

 

 

 意識が沈む中、走馬灯のようなものが頭の中をよぎる。

 

 

 全てを恨んだ。愛しき姉を裏切った忌々しい他の天聖たちへの憎悪。それを知らずにのうのうと生きている人々に、世界に絶望した。そんな世界いらなかった、壊したかった。

 

 だが他の問題があまりにも多かった。だからひたすらに機を待った。どんなことが起ころうとも偽り続けてき、ただひたすらに息を潜め続けてきた。例え己が人質になって痛めつけられようとも。例え己の計画に感づかれようとも。例え己以外が世界を壊しかけようとしても。

 

 そして、遂に機会は訪れ、計画はあと少しで成就する。そんな時に一匹の小さな勇者が言葉を投げかけてきた。最初は無視をした。だが、あまりにもしつこいので嫌でもその言葉が聞こえてしまった。そして聞いていくうちに自分の行動の虚しさと思い違いを感じた。すっぽり開いていた己の心がふさがった気がした。  

 

 ここまで来て気づかせてくれた小さな勇者に対しての礼を。そして自分がしてきたことに対するけじめを付けなければならない。己の命を代償に世界の崩壊を止め、眠ったままの人は目を覚まさせる。そして犠牲になってしまった堕天の王に対しても救いを与えなければならない。

 

 

 私のせいで命を落とさせてごめんなさい。謝っても謝り切れないわ。だからせめて生き返らせてあげたいけど、力の大部分を世界の崩壊の停止に使い、亡くなってから時間が経ち魂が離れすぎたあなたをこの世界に生き返らせるのは難しい。更に体の損傷が激しいから、体を再構築しないといけないけど、完全には難しい。不完全な形な、更に別世界での蘇生で申し訳ないわ。

 

 その代わ、り誰かは、わからないけど、明らかに、善人という、強い輝き、を持つ人間の近く、に、あなたの存在が、伝わるよう、に、するわ。私に、はこれ、が、精一杯。

 

 

 

 

 

 

  ど、うか、あな、た、の、人、生、に、幸、あ、れ、・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あとがきは基本解説欄です。 

一つ目の走馬灯 by Lucifer

二つ目の走馬灯 by Binah



映画ラストシーンのルシファーは幻影とします

また、ビナーによるものでルシファー蘇生後は転移とし転生にはしません。
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