メアぴょい伝説(改)   作:タンペペン

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前に書いた小説の焼き直しです

趣味に走りました

あと投稿主は高一なんで拙い文だと思います

それでも良ければ


1ターン目

「……さて、ちょっと走ってきますか」

 

特に返事は無い事を確認しながら、無駄に高級な蹄鉄の踵をコンと鳴らした。

 

そのボロボロの蹄鉄を見る度に、トレセンに行かない事がとても申し訳なく感じられる。

 

そういった思いを振り切るように、少し錆び付いたドアノブをガチャリと回し、周りを確認しながらアパートの階段を急いで下って行く。

 

空を見れば、まだ太陽はギリギリ登って居らず、オレンジジュースとソーダが溶け合ったような朝焼けが見える。

 

 

今日はどこまで行こうかな、と考える。

もう春なのに、吹いている風がジャージ越しに冷たく感じられる。

 

そうだ、今日はこんなに朝焼けが綺麗なんだから、もっと綺麗に見えるあの歩道橋に行こう。

 

あの日見た朝焼けの壮麗な姿を思い浮かべる。

 

よし、行こう。今はまだ人が少ないから、ウマ娘用レーンで全力疾走しても目立たないだろう、と考えて走り出した。

 

私の走った跡には赤と青と緑の残光が見える。(らしい)

 

 

私の名前はシータバーンメア。

 

 

所謂、TSチート転生者だ。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

それは、本当に突然だった。

 

シータバーンメア、三歳にして前世の記憶を思い出す。きっかけは……特に無かった。本当に突然だったから。

記憶を思い出したその後は……

 

(嘘でしょ嘘でしょ!?ちょっと待って嘘でしょ!?えぇ!?嘘でしょ!?)

 

某MAS○OTVばりに驚いた。

 

 

なんてったって前世ではそれはもう生粋のウマ娘廃人だったから。

 

新しいサポカが出ればいち早く完凸し、新しい育成ウマが出れば星5にするまでガチャを引き続けた。

 

そのために投じたお金はもう数えるのも怖かった。

前世では割と裕福な方だった為、別に借金するとかそんな事は一度たりとも無かったが。

 

だが、歩きながらチャンミ用の育成をしていたら横断歩道が赤になっているのも気付かずに渡ってしまい、そこをトラックに跳ねられてしまった。

 

 

どうやら死ぬ直前に全てがスローモーションに見えるというのは本当のようで、あぁ、ウマ好みキタサン作れなかったなーとか、でも危険回避とポジセンは取れたなーとか、そういうことを考えていた。

 

 

そして、最期に思ったのは、『来世はウマ娘の世界に生まれ変わりたいなぁ』だった。

 

(まさか本当に願いが叶うとは!!やっぱり神も仏もいるんか!?)

 

……残念ながら神様転生ではないようだが、神の存在を信じずにはいられなかった。

 

 

そして、数ヶ月後にさらに驚愕の事実を知る事になる。

 

 

「おいで~!!メア~!!メアは可愛いなぁ!!お~よしよし~!!」

 

いつも通りパパんにもみくちゃにされてると、ママ上がとんでもない事実を口に出したのだ

 

「……ふふ、やっぱり良い名前……三女神様もセンス良いわねぇ……シータバーンメア、なんて。」

 

 

 

 

 

……は?

 

 

 

「すごくカッコいい名前だよなぁ……疾走感もあるし」

 

 

…………そうはならんやろ

 

 

 

(いや確かに前世ではデュエマもやってた!!やってたけど!!そうはならんやろ!!)

 

何しろ今までメアとしか呼ばれてなかったので今回、初めて名前をフルで呼ばれたから脳ミソが一気に混乱した。

 

 

(いや待て、まだ名前が偶然の一致って事も……あ)

 

前に自分の姿を鏡で確認した時、たしか瞳の色が青色で髪の毛は緑と赤が半々位の比率になっていたような……完全にシータカラーでした本当にありがとうございました

 

(……確定ですやん……)

 

 

嫌な予感しかしないけど後で走りを確認してみよ……

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

さて、親と一緒に市内の大きな公園に遊びに来た。

 

勿論遊びたいというのは口実で、本当は自分の走りを確認しておきたいからだ。

 

どうやらこの世界ではウマ娘が走る用のコースのような道がある公園が結構多いようだ。この公園は長距離中距離マイルに対応している。

 

今日は休日のお昼時ということもあって、多くの家族連れで賑わっていた。

 

そんに中、私はコースのゲートの様な位置で一人首を傾げていた。

 

(えーっと、走りのフォームって……どうすりゃいいんだ?普通に何も気にせず走った方がいいのか?)

 

そう、前世が人間だったせいでどう走ったらいいのか分からない!!どうしたらいいんだ!!わーん!!

 

 

 

……取り敢えず他の娘達のレースごっこに混ざって適当に走ってみる事にした。

 

 

他の娘の走りを見ながら学んでいこうじゃないか

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

……おかしい

 

 

眼前に広がるのは一緒に走ってた娘達の怯えた顔や泣きそうな顔、もう既に泣き喚いている娘もいる。

 

 

 

そして他の娘のお母さんお父さん達もまるで化け物を見るみたいな目でこちらを見てくる。

 

 

……どういうことだ?

 

 

確か、私は……二着と12バ身差で勝って……あっそっかぁ(察し)

 

 

……なんか私やっちゃいました?(絶望)

 

 

 

 

 

 

 




チェンソーマンの方はまだ練ってますのでお待ちを……
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