転生して田舎でエールが飲みたい   作:高校ジャージ10年目

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12話目です。よろしくお願いします。


剣の稽古をします!前編

「明日には王都に出発するからね!」

 

『はい!』

 

俺とアルは元気よく返事をする。

 

「でも王都に行く間は剣の稽古が出来ないから今日は1日中やるよ!」

 

『はい!』        『いやです!』

 

俺を含む兄妹4人が声をあげる。

 

ちなみに、はい!がエリノラ、シルヴィオ、いやです!が俺とアルだ。

 

「……アルはともかく、リーフも嫌がるなんてね」

 

父さんは苦笑する。

 

「ノルド父さん明日は王都に行くんだよ。剣の稽古なんかやめてゆっくりしようよ」

 

アルは死んだ目で言う。

 

「アルの言うとおりです。王都まではかなり距離があります。今日は休暇を取り明日万全の状態で王都に行くことを進言します!」

 

俺も乗っかる。

 

「リーフは明日からよろしくね。って言ったら「はい!」って元気よく答えたよね?」

 

 

「いや!「はい」とは言ってないですよ?「もちろんです。頑張りますね」とは言いました」

 

俺は口答えをする。

 

「………同じ意味だよね?」

 

「…はい」

 

朝からいい笑顔ありがとうございます…

 

「じゃあまずは、リーフとエリノラだよ!準備してね」

 

父さんが手を叩く。

 

昨日のうちにアルから家族やメイドについて教えてもらった。

 

準備をしながら思い出す。

 

エリノラ…スロウレット家長女、12歳、アル曰く人間じゃないとの。

多分冗談なのだろうけどどうやら相当剣の腕がいいらしい。そんな相手と戦うなんて…これは、王都に行く前でゲームオーバーか?

 

「兄さん…病み上がりだからって手加減はしないわよ!」

 

エリノラが構える。

 

あーあ、どうしたものか、剣なんて握ったこともないのに。

 

とりあえず俺も構える。

 

「準備はいいね?では、はじめ!」

 

父さんが手を叩き試合が始まった。

 

「はあぁぁ!」

 

エリノラが勢いよく飛び出す。

 

速っ!?やられる!

 

と思ったら次の瞬間俺は…

 

俺はエリノラの剣を剣で防いでいた。

 

「えっ?なんで?」

 

声が出た。なんで防げているか。脳からの指令ではないことに気づく。どうやら身体が勝手に防いだようだ。

 

「‼︎次行くわよ!」

 

エリノラはすかさず次の攻撃を放つ。が、俺はそれを防ぐ。俺はというより俺の身体が…かな。

 

 

「なんで!?なんで防がれるのよ!?」

 

エリノラが嘆く。

 

俺も聞きたいよ。なんで防げるんだ?

 

一度間合いを取り息を整える。

 

「こんどこそ!!」

 

エリノラが攻撃を仕掛ける。

 

ああ。なるほど。冷静になって分かった。なんとなくだけどエリノラの次の一手がわかる。だからその一手を防ぐための防御をすればいいのか。

 

俺は理解し再び攻撃を防ぐ。

 

「兄さん…なんで攻撃してこないのよ」

 

息を切らしながら文句を言うエリノラ。

 

攻撃の仕方がね…分からないんですよ。

 

「病み上がりだから……ね」

 

適当なことを言ってその場をやり過ごそうとする俺であった。

 

 

 

 

 

 




もう一本書いて王都に行きます。
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