転生して田舎でエールが飲みたい   作:高校ジャージ10年目

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次で王都に行きます。


剣の稽古をします!後編

「そこまで!」

 

父さんが終了の合図をした。

 

「なんで!?私はまだやれるわよ!!」

 

エリノラが文句を言う。

 

「次もあるからね。飛ばしすぎるとへばっちゃうよ」

 

父さんが言う。

 

そして俺も追撃する。

 

「いやーエリノラの攻撃が速くて全く攻撃出来なかったなぁー、腕を上げたね!」

 

年齢からして前世だと中学生だからね。エリノラは素直に褒めると喜ぶタイプだろう。まぁ本当に攻撃出来なかったんだけど。

 

「そ、そう?兄さんが褒めるなんて珍しいわね!次は一撃喰らわせてあげるわ!」

 

エリノラが笑う。

 

嫌だなー痛そうだし。

 

「次は、アルとシルヴィオだよ!準備して!」

 

『はい』  2人は返事をする。

 

「アル。頑張ってね」

 

「うん。ありがとう」

 

俺とアルはハイタッチする。

 

「あんたたち、いつからそんな仲良くなったのよ?」

 

エリノラが聞いてくる。

 

「リーフ兄さんは実は結構な面倒くさがり屋ってことを知ったからね」

 

アルが言う。   まぁ…否定はしないけど。

 

 

 

 

こうして総当たりを一通り終え休憩をする。

 

俺は、サーラからタオルを受け取り汗を拭う。

 

この屋敷には、メルさん、ミーナさん、サーラさんがメイドとして働いている。

 

「サーラっていいなぁ…」

 

俺は自然に口に出していた。

 

「分かる」

 

聞いてもいないのにアルが答える。

 

「特に黒髪がいいよね」

 

「すっげぇ分かる」

 

アルお前分かってるな。俺のアルへの好感度が少し上がった。

 

「そういえば、前のリーフ兄さんは魔法は全くダメだったけど、今のリーフ兄さんはどうなの?」

 

アルが質問してくる。

 

そうなのか、リーフ君は魔法が全然ダメなのか。

 

「一通りの魔法の詠唱は昨日覚えたけど…とりあえずやってみる?」

 

「やってみてよ!」

 

アルが言ってきた。

 

魔法かぁ…出来ればすごく面白そうだけど、果たしておれにできるのやら…

 

俺はタオルを置き中庭の中心に立つ。

 

昨日読んだ本の通りにとりあえずはやってみよう。

 

俺は魔力を身体中に循環させる。何かが身体中に這っている感覚だ。これが魔力なのだろう。

 

そして詠唱を唱える。

 

本の最初にあった魔法を…

 

「我は求める…いかなるものをももやす小さな小さな火を」

 

両手を空にあげ唱える、魔力が手に集中する。前世では感じたことのない感覚だ。

 

「火よ…放て!」

 

小さな火が空に向かって放たれる。

 

おおお!!魔法が!俺にも魔法が使えるぞ!

 

俺は嬉々として空を見上げる。すると俺の放った「小さな小さな火」は、

 

 

「大きな大きな火」となって上空に昇っていき爆発した。

 

 

 

 

……………小さな小さな火って俺言ったよね?どうしてこうなった?

 

 

「リーフ兄さんすごいね!後で魔力制御の方法教えてあげるね笑」

 

「リーフが魔法を使えるのには驚いたけど、これはやりすぎだね」

 

2人が俺の魔法を見てそう言う。

 

「いや!俺も魔法が使えるとは夢にも思っていなかったわけで……あ!やばい!?2人とも後ろみて!?」

 

父さん、俺、アルは一斉に声をあげる。

 

『屋敷が燃えている!?』

 

 

 

この後、母さんとアルの水魔法で鎮火し大惨事にはならなかったが、俺は夜までお説教フルコースを堪能することになった。

 

 

 

 

 




異世界食堂二期のカレー食べ比べ回が1番お気に入りです。
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