転生して田舎でエールが飲みたい   作:高校ジャージ10年目

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17話目です。よろしくお願いします。


騎士団本部に行きます!

「これより、リーフ=スロウレット対エドワード=シルフォードの模擬試合を行う!」

 

『おおおおおおおお!』

 

レスト団長の一声で騎士団本部にいる騎士全員が雄叫びを上げる。

 

「くくくく…リーフ殿、この戦いで俺は貴様を撃ち倒し沈黙の騎士を倒した者として世界中に名を轟かせるだろう」

 

エドワードが言う。そして俺も答える。

 

「ならば俺も応えよう。俺がここで果てるか、貴様がここで果てるか、全てはこの一戦にて決まる!さぁ雌雄を決めよう!」

 

ああっ!?背中が痒い!恥ずかしい!前世の記憶がフラッシュバックする。

 

「おお…おお!さぁ始めよう!俺はこの一戦のために生まれてきたのだ!」

 

エドワードが高らかに声をあげる。嬉しそうだな。

 

 

……てか、どうしてこうなった?

 

 

 

〜30分前〜

 

 

ここが騎士団本部か。

 

宿泊場所から徒歩15分程で本部に着いた。さすが、王都を守護するだけあって豪華な建物だな。

 

「戻ったぞ!」

 

レスト団長が声をあげる。

 

「おかえりなさいませ!」

 

騎士団の一員であろう人が反応する。

 

「リーフも一緒だぞ!」

 

「えっ!?リーフさんもですか?」

 

「おい!リーフさんが帰ってきたぞ!」

 

「何?あの沈黙の騎士がか?」

 

近くにいた騎士たちがこぞって俺と団長のところに集まってくる。だから沈黙の騎士はやめろ。

 

「皆の者、これからリーフの表彰と報奨金を渡す!そのため、今から全員外に集合せよ!」

 

レスト団長が声をあげる。

 

『承知しました!』

 

騎士たちが一斉に声をあげ、外に出る。

 

「あの、団長…ひっそりとお金だけ貰うことはできないのですか?」

 

「それは無理だ。我慢しろ」

 

晒し者にされる訳ですね。分かりました。

 

俺も渋々外に出る。外に出ると小さなステージがありそこに団長と2人で登る。

 

うわ〜人多いなぁ。みんな10代後半ぐらいの子が多いな。みんな騎士なのかな?それとも騎士見習いかな?

 

「これより、リーフ=スロウレットの表彰及び報奨金の受け渡しを行う」

 

団長が進行を行う。

 

「では、リーフ殿この度の剣術大会優勝おめでとう。報奨金は大金貨10枚だ。

 

『おお!!』

 

ギャラリーがどよめく。

 

大金貨10枚?周りの反応を見る限りそこそこの大金ぽいな。後でアルに聞くか。

 

「これにて、表彰と報奨金の受け取りを終える。そしてもう一つ重大な発表がある」

 

団長の発表に周りが静まり返る。

 

「なんとここにいるリーフが神様から神託を受け更なる力を授かった!」

 

『おおおおおー!』

 

騎士団全員のどよめきが聞こえる。

 

は?神託はともかく新たな力って何?そんなの貰ってないよ?

 

「団長!?俺そんな力貰ってないですよ?」

 

俺は団長に質問する。

 

「何を言っている?お前から溢れる魔力量は昔のリーフからはあり得ないものだ。きっと神託と一緒に授かったものだろう。俺にはわかる」

 

そう言って自信満々に答える団長。そんなことないと思いますよ?

 

そして団長が話を続ける。

 

「さぁ、ここで皆に問おう。ドラゴンスレイヤーに次ぐ力を持つリーフに立ち向かう新たな勇者はここにいるか?」

 

辺りが静まり返る。

 

な…何を言っているんだ。父さんの次に強いってのも初耳だし、戦いたくも無いんだけど…

 

1分程静まり返る。

 

「誰もいないのか?」

 

団長が言う。頼むこのまま誰も手をあげないでくれ!

 

「い…いないようなのでこれにて終了と「ちょっと待ったー!」いうことで」

 

話を遮られる。

 

「ふははは、私がその新たな勇者となろうではないか!」

 

肌の黒い若い男が手を挙げ前に出る。

 

「なるほど…エドワード=シルフォードか。面白い…いい試合になりそうだ」

 

団長が頷く。

 

勝手に話を進めないでくれませんかね。

 

「ああ!神よ!このような機会をいただきありがとうございます!このエドワード=シルフォード地獄より再び這い上がり沈黙の騎士を倒す者!さぁ剣を抜け!決着をつけよう!」

 

エドワードという子が高らかに宣言する。

 

恥ずかしいなぁ…この年代の子は大体こういうのに憧れをもつからなぁ。

 

はぁ、もう逃げられないな。覚悟を決めよう。どうせなら俺もあの子に合わせてみようかな。

 

「我が名はリーフ=スロウレット。ドラゴンスレイヤーを父に持ちいずれ超える者!勇敢なる挑戦者よ我に挑むというなら命を賭ける覚悟をせよ!」

 

少し脅すような感じで喋る。これで諦めてくれないかなぁ。

 

「おい…沈黙の騎士と言われたリーフがあんなに長いセリフを喋ったぞ?」

 

「ああ!あんな渋い声なんだな!」

 

ギャラリーが再びどよめく。何度も言うけど、どんだけ無口なんだよリーフ君

 

そんな中エドワードが応える。

 

「我はリーフ殿と戦えるのであればこの命捨てる覚悟で参った!あぁ!我はこの日のために生まれてきたのかもしれない!」

 

そんなことはないだろ。命を大事にしてください。

 

エドワードは話を続ける。

 

「さぁ!リーフ殿剣を抜け!俺は覚悟を決めている!この努力の剣がお前を真っ二つに切り刻むだろう!」

 

あぁーもう恥ずかしいなぁ!こいつ…

 

でも悔しいな…こういうの嫌いじゃないよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




原作では名前だけのエドワード君ですが、こんなキャラクターならいいなと思い登場させてみました。
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