目を覚ますとそこは辺り一面真っ白な空間だった。
「死んだのか…」
死んだとしたら、ここは天国かそれとも地獄か、それともこれから振り分けられるのか…考えてるとふと声が聞こえた。
「普通は取り乱したりするのだがお主は落ち着いているのぉ」
お金をたくさん持っていそうなおじ様が声をかけてきた。
「…どちら様ですか?」俺はおそるおそる質問した。
「わしはお主の世界でいう神じゃよ、まさか刺したお主の教え子よりもビールというお酒を気にしながら死ぬとはのう」
笑いながら神様?は笑った。
ビールという単語を聞いた瞬間俺は意識が途切れる瞬間を思い出した。
「そうだ…俺はあのビールを飲むことなく死んでしまった」
思い出すだけで身体が震えてくる。これは飲めなかった怒りか?それとも、禁断症状か?原因を突き止める前に身体の底から湧いた言葉を叫んでしまった。
「あのビールは本当にいいものだったのに!!!!!」
あぁ…こんな大声だしたのは中学体育祭の応援団以来だな。27歳にもなってこんな大声出せるのか。
「いきなり大声あげてどうしたのじゃ、そんなにビールとやらが飲みたかったのか?」
と自称神様が聞いてきたので俺は答える。
「はい!今回買ったきたビールはですね、ドイツという外国で期間限定で醸造しているプレミアムがつくぐらい珍しいビールなんです。知り合いに1年前に頼んでやっと昨日届いたんです。しかもこのビールすごいのが大麦じゃなくて小麦を使っているところなんです!普段ビールに使われているのは大麦なんですが小麦を使用することで麦の甘味がさらに感じやすくなって美味しくなっているんです!あ!大麦と小麦の違いはですね、そもそもタンパク質が…」
「分かった、分かったからまずは落ち着け。急に早口になるんじゃない」
神様が戸惑っているのみて俺は正気に戻る。
「す、すみません。どうもビールのことになると我を忘れてしまって…」
「ふむ、ならそのビールとやらをわしの世界で作ってみてはどうかの?」
「はい?」
なんだって?ビールが作れる?ビールを作るには免許が必要で…いやでも神様の世界は免許とかないのか…いやそもそも死んだ俺がどうやって?
「色々疑問に思うことがあると思うが一言で言えば転生じゃ!」
神様は両手を広げて叫ぶ。
「てっ転生ですか?」
「そうじゃわしの世界に転生してお主の好きなビールとやらを存分に作るといい!お主の記憶もそのままわしの世界に転生させてやろう」
とんとん拍子に話が進んでいく…
「そうじゃな…わしの国、ミスフィリト国の貴族の長男として何不自由ない人生を歩むがよい!!」
そう言うと神様はまばゆい閃光を放った。
(⊙_⊙)
脳の処理が追いつかない…どうやら俺は…俺は…
異世界に転生することになってしまったようだ。
もうちょっとで原作の世界にいけそうです。中々書くことが多いですねー
妄想を文字に起こすのってこんなにも難しいのか…