転生して田舎でエールが飲みたい   作:高校ジャージ10年目

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20話目です。よろしくお願いします


天才開発者アルフリート君です!

母さん達に連れられ馬車で20分ほど、俺たちは目的の場所である、お爺ちゃんの家に着いた。

 

さすが商いをやっているだけあって凄い広い家だなぁ。

 

家に入ると50代ぐらいのおじさんがやってきた。

 

「リーフよ!久しいな!体調は大丈夫なのか?」

 

「大丈夫ですよ!わざありがとうございます」

 

俺は不本意だが王都での噂を信じて自然に喋ることにした。

 

「おお!やはり噂は本当だったか!お前はもっと喋るべきなんだ!感情を表に出してくれて俺は嬉しいぞ!」

 

お爺ちゃんはそう言って俺の頭を撫でる。

 

なんだか照れくさいな。

 

「き、今日はアルフリートが主役ですから!アルフリートにお願いします!」

 

俺は照れ隠しも含めてアルにぶん投げた。

 

その後、お爺ちゃんは父さんと何か話をすると言って部屋に入っていった。リバーシという言葉が聞こえたからその関係なのだろう。

 

「やっぱ、リバーシはかなり儲かってる?」俺はアルに聞く

 

「儲かってるみたいだよ。どのくらいかは分からないけどね」

 

アルが答える。

 

「アルは開発者だから結構入ってくる感じなのかな?」

 

6歳の子に大金を持たせるようなことは前の世界では出来なかったけど…

 

「お小遣いとしてそこそこ貰ってるかな。優しいよねノルド父さん」

 

金銭を独占しようとしないあたりやっぱり優しい人なんだな、父さん。

 

「まぁ、スローライフを送るためにもお金は大事だからねこれからももっと楽して稼ぐよ」

 

アルはそう言って外に出る。

 

「6歳が言うセリフかよ…」

 

俺は呆れながらアルについて行く。

 

すると、アルが何かを作っている。なんだか見たことがあるな。

 

「………?コマか!」

 

俺は閃いたように声に出す。

 

「そうだよ!さっきの魔道具で思い出したんだよ。あとは紐があればもっと速く回せるよ!」

 

懐かしいなぁ…昔よくやってたよ。

 

「Go!シュート!」俺は懐かしさから声を出す。

 

「うわ!懐かし。多分兄さんと俺同世代だよ」

 

まじか同世代かよ。

 

「お前たちは2人でさっきから何を騒いでいるんだ?」

 

振り返るとお爺ちゃんがやってきた。

 

「ん?なんじゃこれは。アルが何か作ったのか?」

 

「そうだよ!コマって言ってね。回して遊ぶ娯楽道具だよ」アルが言う。

 

「ほぉ…回して遊ぶのか。アルフリートよやってみせてもらえるか?」

 

「いいよ!」

 

そうして2人はコマを回し始めた。

 

邪魔かなと思った俺は外にいた父さんの方に歩き出した。

 

すると父さんが頭を抱えていた。

 

「父さんどうしたの?何かあった?」

 

「いや…アルがまた開発したっぽくてね…」と父さんがため息をつきながら喋る。

 

「もう少し自重してもらいたいところなんだけど…」

 

「ま…まぁ、アルはまだ6歳ですし自重するのは難しいかと」

 

スローライフをおくるために前世の知識をフル活用しているなんて言えるわけがない!!

 

俺はそう言ってなだめる。

 

「リバーシや将棋も求める貴族が多くてね…それに加えてあのコマとかいうのも増えるのかな」

 

ああ!?父さんが遠い目を!!

 

「ぼ…僕も手伝いますので何とかしましょう!それにコマはお爺ちゃんに丸投げするという手もあります!」

 

俺は父さんに提案する。アルにはお爺ちゃんからお小遣いをもらう形にすればいけるだろう。

 

「そうだね。その方向で行こうかな」 そう言って父さんがお爺ちゃんとアルの所に行く。

 

父さんの目に光が少し戻った気がした。

 

それにしてもアルはアルでただ、だらけているわけではなんだよな。リバーシ、将棋、それにスパゲッティも開発しているのだから。

 

「目的であるエールづくりのためにも「お金」は必要だからな…」

 

俺もアルのように何か作るべきだな…閃いた!

 

俺はそう思い地面に向かって土魔法を唱える。

 

「我は求める…土よ、円形に集いて…」

 

そう…フリスビーだ。

 

 

 

 

 




アルの二番煎じみたいな主人公ですが、なんとか存在感を出させたいです。
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