「では、また明日お会いしましょう」
そう言って会場を去るのはリーングランデ公爵様だ。
うん。すごく威厳のある人って感じだな、怒ると怖そう。
そう思っているとふと公爵様がこっちを見た気がした。
「リーフ兄さん!今公爵様がこっちをみたよね?俺、目合っちゃったよ」
アルが怯えながら言ってきた。
「まぁ…俺たち2人は色々やらかしたからな…目をつけられているんだろう、大体精神は大人の癖になんで子供と喧嘩しているんだよ!?」
「違うんだ!リーフ兄さん。エリックがあの美味しい肉を取ろうとしたんだよ!ラス1だったのに!大体リーフ兄さんだって「俺はこれをエールだとは認めない!」って要は飲み物にケチをつけてるわけでしょ?どうすんのさ」
とアルが言ってきたので答える。
「どうしたらいいと思う?」
俺は素直にアルに答えを乞う。
「どうしようもないでしょ。俺は子供同士の喧嘩、リーフ兄さんは公爵家の飲み物にケチをつけた。どっちがヤバいかなんて一目瞭然……頭が潰れるうう」
アルが正論を言ってきたのでアイアンクローを放つ。
「だから、どうしたらいいと思うって聞いているんだよ。お願いしますよ、アルフリート様」
「お願いする態度じゃないよね!?父さん助けて!」
アルが隣にいる父さんに助けを求める。
「2人とも帰るから静かにしなさい」と、父さんが言った。
父さんも疲れているのだろうか、覇気が薄くなっていた。なので、
「お疲れ様でした」と俺は父さんに頭を下げたら母さんに叩かれた。
すごく痛かったです。
貴族交流会2日目、もちろんスロウレット家は参加です。
まぁ…昨日のことがあったので宿で自粛してました。今日は本当に大人しくしてようと心に決めて会場に入る。
「昨日より人が多い?警備も厳重そうだね」
何かあるのだろうか。
「今日は王族の方がいらっしゃるのよ、聞いていなかったの?」
と母さんが言ってきた。多分聞いていなかったです。
「リーフ、今日は頼むよ?」父さんが笑顔で言ってきた。
「もちろんです。今日は本当に大人しくします」
「アルもだよ?」
「わかっています。トングは突かない、振らないを徹底します」
素直に大人しくしますって言いなよ…父さん困ってるよ。
会場に入り交流会2日目が始まった。なので俺は…
「父さん!お酒を飲んできます!」と言って果実酒を取りに行った。
もちろん今日は大人しくする予定だ!だから静かにお酒を飲む!これが今日の俺の行動だ!
そう思い俺は果実酒であろうものを持っているメイドに話しかける。
「果実酒?というものをいただけますか?」俺はメイドに言う。
「果実酒ですね?どうぞ」メイドから果実酒を受け取る。
「ありがとうございます」そう言って俺は果実酒を受け取った。
そして会場の端に移動し、1人静かに果実酒を堪能する。すると、
「ほぅ…今日はエールを飲まないのか?」
後ろから誰かに声をかけられた。声色からして男性だろう、会場にいるのはほとんど貴族だから失礼のないように返事をする。
「お酒を飲める年齢になったので今日は色々なお酒を堪能しようと……!!」
喋りながら振り向いたらそこには、
リーングランデ公爵様がいた。
サントリーのビアボールは供給過多だと思う今日この頃。