転生して田舎でエールが飲みたい   作:高校ジャージ10年目

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32話目です。よろしくお願いします。


アルフリートを探します!

「リーフ殿、これはいったいどういうことなのだ」

 

怒りを露わにするブラム。さっきから同じことしか言ってないよ?

 

「これにはきっとわけが「その言葉はさっき聞いた!」ある」

 

言葉を遮られる。

 

公爵邸からブラムを追ってメインストリートについた俺はブラムに責められていた。

 

だが、俺には秘策がある!走っている間に思いついた付け焼き刃の秘策を食らえ!!

 

「今この状況こそアルフリートの作戦なのかもしれません」

 

「…説明してもらおうか」ブラムが足を止める。

 

「神聖な決闘の約束を反故にすることでブラム様を怒らせて冷静さを欠かせ、その隙に決闘を申し込む作戦なのかもしれません」

 

俺は淡々と言う。

 

「なるほどな、一理ある。では俺はこれからどうしたらいい?」

 

「まずは一旦落ち着きましょう。そしてアルフリートに会ったら怒るのではなく冷静になって改めて決闘を申し込みましょう。そうすれば逆に向こうが慌てるかもしれません」

 

まぁ、アルはそんなこと思ってもいないのだろうけど。

 

「さすがリーフ殿だ!相手の作戦を見破るとは恐れ入った」

 

「ありがとうございます。しかし、アルフリートは今どこにいるか分かりません。こうして2人で探すと効率が悪いので手分けして探しましょう。ブラム様は右を、私は左に行きましょう」

 

俺はブラムに提案した。

 

「承知した!ではまた会おう。リーフ殿」

 

そう言ってブラムは颯爽とかけて行った。それを見て俺も左側に歩き出した。

 

そして俺はニヤリと笑みを浮かべる。

 

「計画通り」

 

あの子がチョロくて助かった。全て俺の術中にはまってくれた。

 

決闘や審判なんてどうでもいい。俺にはやらなければならないことがあるんだ!

 

俺はそう思い近くに居た人に質問する。

 

「すみません。エルン醸造所はどこにありますか?」

 

「ん?エルン醸造所ならこの道を真っ直ぐ行ったらあるよ」

 

通行人は優しく教えてくれた。

 

「ありがとうございます。助かりました」

 

お礼を言って俺は歩き出した。

 

こうして王都の街並みをゆっくり見るのは初日以来だろうか、やはり中世のヨーロッパみたいな街並みだな。中世ヨーロッパと違うのは魔法という便利なものがあるということか。

 

現在の俺の魔法の適性は、火、風、土ってとこだが、水や氷も使えるのだろうか。特に水魔法が使えればエール作りが楽になるから是非適性があって欲しいところだ。

 

俺はそう思いながらエルン醸造所に向かって歩く。

 

「いやー今日は朝から飲めると思ったんだけどね」俺は呟く。

 

今日も色々あったからね。

 

「さぁ!飲むぞー」俺は目的地であるエルン醸造所の中に入る。

 

 

「リーフ兄さん!助けて!」

 

誰が俺に助けを求めてきた。リーフ兄さん?その呼び方には心当たりがある。

なぜここで会ってしまったのだろうか。

 

…ブラムよりも先にアルを見つけるという想定はしてなかった!

 

「また…エールはお預けか…」

 

俺はそう呟き頭を抱えた。

 




書き始めて1ヶ月経ちましたが話が全然進まなくてごめんなさい!
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