転生して田舎でエールが飲みたい   作:高校ジャージ10年目

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遅くなりました!40話目です!


ギデオンからの贈り物です!

「リーフ兄さん!朝だよ」

 

…誰だ?俺の安眠を邪魔するやつは。

 

昨日、魔力切れのせいか帰ってきてすぐ寝てしまったのだ。あー、このぬくぬく感久しぶりだー。

 

「あと5分…」

 

「この世界は1日に鐘を5回鳴らすだけだから5分なんて時間は存在しないよ」

 

なんと!どうりで時計とか見かけないわけだ。

 

「なら…後もう1鐘鳴ったら起きる…」

 

そう言って俺は再び深い眠りへ…「エール」

 

「エール!?」

 

俺は勢いよく起き上がる。

 

「リーフ兄さん、おはよう!俺より遅いなんて珍しいね!」

 

「アル…エールはどこだ?」

 

近くにエールがあるのか?朝から飲めるとは俺はツイている!

 

「エールなんて無いよ?エールって言えばすぐ起きるのかなぁって思って言ってみた」

 

こいつは…朝から俺をバカにしやがって、

 

「我は求める…」

 

俺は魔力強化をしたアイアンクローをくらわすため詠唱を始める。

 

「あわわわ!?ご、ごめんなさい!」

 

アルはそう言って逃げていった。

 

「とりあえず…失った魔力は戻ってきているようだな。寝たら戻るのかな?」

 

それにしても…エールを飲ませてくれるって約束だったのに…あいつは。

 

忘れていた俺も俺だが…馬車に乗る前に思い出せばよかった。

 

「結局、ギデオンに魔法を見せただけだったな」

 

なんか損した気分だ。これからはギデオンのことを魔法バカと呼ぶことにしよう。約束を反故にしたのだからな。

 

そんなことを思っていると、「リーフ兄さん!」とアルがドアを開けてきた。

 

「そういえば、今朝ミスフィード家から荷物が届いてたよ!もしかしたらエールかもしれないね」

 

「なんだって!それを早くいえよ」

 

「そういえば、今朝ミスフィード家から荷物が届いてたよ!もしかしたらエールかもしれないね(早口)」

 

「早口じゃねぇよ!?」

 

そんなやり取りをしながら俺たちは1階に向かった。

 

「あ!おはようございます。リーフ様」

 

そう言ってくるのはメイドのミーナだ。久しぶりに会った気がしないでもない。

 

「おはようございます。俺に荷物が届いていると聞いたのですが、どこにありますか?」

 

「それでしたらロビーに置いてありますよ」

 

「ありがとうございます」

 

俺はお礼を言ってロビーに向かう。

 

「リーフ兄さんはまだミーナやサーラに敬語なんだね」

 

「まぁ…目上の人に敬語を使うことに慣れていると…ね」

 

そろそろこの世界にも慣れなくちゃいけないのだが、なかなか難しい。

 

「それにしても公爵家からの荷物かぁ。リーフ兄さん、本当にエールだといいね」

 

「俺もエールだと嬉しいのだが、あの魔法バカのことだからきっと「この本を読んで魔法を会得してさらに俺を楽しませろ」とか言って魔導書とか送ってきそう…」

 

「魔法バカって…」

 

アルが苦笑する。

 

そして俺たちは荷物があるロビーに到着する。

 

「さぁ魔導書でもなんでも受け取ってやらぁ!そんでもって全部売ってその金でエールを飲んでやる!」

 

「おはよう、リーフ。ミスフィード家からエールが届いたんだけど何か心当たりはあるかい?」

 

俺は父さんの言葉を聞きながら送られてきた荷物を見る。

 

そこには王都中にある醸造所の作るエールが置いてあった。

 

「…ギデオン様ぁ♡リーフは信じていました!!」

 

とんでもない豹変振りを見た、ノルドとアルであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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