「はぁ!?俺は今まで何を?」
意識が戻り俺は勢いよく起き上がる。
「リーフ兄さん…起きたんだね…」
「アル…俺は今までいったい…!?お前なんでそんな満身創痍なんだ?それに父さんまで!?」
そこには、アルと父さんが満身創痍で座っていた。
あのドラゴンスレイヤーと転生チート持ちのアルが…何が…何が起こっている?
俺はこの状況を分析し、一つの答えを出した。
「ドラゴンの襲来…」
『ちがうから!!』
2人で同時に否定された。なんだ違うのか。
「じゃあ…どうしてそんな疲れているの?」
「それは…これから分かるよ」
父さんは笑顔でそう言ったが顔は明らかに疲れているようだ。
「俺が気絶している間に一体何が起こったんだ…?」
そんなことを言っていると突然馬車の扉が開いた。
「リーフ!起きたのね!さぁ行くわよ」
テンションの上がっている母さんの姿を見た俺は何故かある姿を連想した。
「ひっ…ド…ドラゴン!?」
「誰がドラゴンよ!!ほら!いいから行くわよ」
「いたたた!分かったから頬を引っ張らないで!!」
あぁ…俺は今から何をされるのだろう…どうかお手柔らかにお願いします。
俺はそう願いながら引き摺られていった。
体感的に2時間後、
俺、アル、父さんが並んで座っていた。もちろん満身創痍で。
なお、母さんはまだまだ元気な様子。
「剣の稽古や魔法の稽古とは違うこの疲労感…久しぶりだ…」
「リーフ兄さんは何着着たの?」
アルが聞いてきたので俺は答える。
「30着だ。ちなみに全部お買い上げだそうだ」
そう。俺はこの2時間母さんの着せ替え人形となっていたのだ。
長男だからと色々な服を着せられたよ…多分これから出席するであろう様様なパーティーの衣装なのだろう。
「何休んでいるの?次のお店に行くわよ」
そう言って父さんの手を引っ張る母さん。どんな体力をしているんだ?
「エルナ母さん、次は何を着るの?」
アルが母さんに質問する。あっ次も服なんですね。
「もうお昼だし昼食にしようと思っていたところよ」
母さんからその言葉を聞いた瞬間俺は飛び跳ねる。
「うっしゃあ!飯だー!」
貴族らしい高価な服を着ながらガッツポーズをする俺。
「さぁ!父さん、母さん、アル!何座っているの?早く行こう」
「急に元気になったわね…」
母さんが苦笑する。
そんなこんなで、家族一同近くのレストラン?に向かう。
どうやら予約をしていたらしくすんなり入ることができた。さすがだぜ。
「ここは魚料理が人気だよ」
父さんが言う。
おお!魚料理か。この世界に転生してきて初めて食べるかもしれない。王都の近くに海でもあるのかな?
「魚料理かぁ…村に帰って近くの海にでも取りに行きたいな」
「リーフ兄さん、うちの領地は山に囲まれているの忘れてない?」
「あ…お、おう!もちろん分かっているさ」
やんわりと自分たちが住んでいる領地のことを教えてくれたアル、助かります!
そんなこんなで魚料理が運ばれてきた。
では、早速一口目…おおっ!塩味が効いていて美味い、何口でもいけるぞ!
「美味しいけどバルトロだったらもっと美味しく作れそうだよね」
バルトロとは多分スロウレット家の料理人のことだろう。
「それをお店の中で言うのは失礼だよ」
父さんが苦笑いをしながら言う。
「リーフ兄さん、今日は食べながら泣かないんだね」
俺が普段から泣いているように言うのはやめろ。
「失礼な。俺は本当に美味しいものでしか泣かないよ」
「それをお店で言うリーフ兄さんも失礼じゃないのかな?」
そんなやりとりをしながら食事を進める俺たち。
うん。やはり魚料理は美味しいな、これはエールを飲みながら食べるとさらに美味しくなると思う。
そして俺は手を挙げ店員を呼ぶ。
「すみません。エールを一杯…「ダメに決まっているでしょ!」す…すみません」
エールを頼もうとした瞬間母さんに叩かれる。
「食べ終わったら次の試着があるんだからお酒はダメよ」
えっ?まだ着るんですか?
その後食事を終え、次のお店へ向かう俺たち。
そして母さんは足早に次のお店に入っていく…
そう、前回と同じお店に…
『そこさっき入った場所だよね!?』
俺とアルは同時に叫んだ。
そろそろ村に帰りたいです。(お話がうまく書けません)