転生して田舎でエールが飲みたい   作:高校ジャージ10年目

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家族と出会います!

 

かの聖徳太子は10人もの人たちの話を同時に聞いてそれぞれに的確にアドバイスをしたらしい。すごいよね。

 

でもね…俺は聖徳太子じゃないんだ。

 

1人ずつ喋ってくれ!!

 

俺ことリーフ=スロウレットは心の中でそう叫ぶ。なぜなら俺の目の前に家族だと思われる人物が大勢やってきたからだ。

 

「リーフ、目を覚ましたのね!」

 

「体調は大丈夫そうだね。」

 

「なら、すぐ剣の稽古にいけるわね!!」

 

「エリノラ姉さん流石に無理だよ」

 

「リーフ兄さん元気になってよかったね」

 

一斉に声をあげる家族であろう人達。

 

さて…どうしたものか。

 

ここは父親であろう人に向かって喋るのが無難だろう。しかし、どう喋ったらいいのだろうか?幸い言葉が通じるからこのまま喋るとして敬語?それともタメ口?くそっ!リーフ=スロウレット君はどんな喋り方をしていたんだ!

 

心の中で自問自答を繰り返す…するとそこで父親であろう人が声をかけてきた。

 

「元気そうでよかったよ、体調のほうは本当に大丈夫かい?」

 

「はい!おかげさまで大丈夫です。ご心配をおかけしました」

 

『!!!!!』

 

俺以外の家族全員が驚く。

 

しっ…しまったつい癖で年上の人と喋る感じになってしまった!!

 

この家族の驚き方から察するに、敬語じゃなかったか…ど、どうしたらいい?

 

すると母親らしき人が口を開いた。

 

「リーフあなたそんなに喋れる子だったの?」

 

「………へ?」

 

そんな喋れる子だったの?って何?

 

「あなたはいつも喋らず首を振るだけじゃない」

 

母親らしき人が不思議そうに言う。

 

首を振るだけって…赤べこじゃないんだから。

 

「確かにこんなに喋ったリーフ兄さん初めて見たわ」

 

「確かにそうだね。びっくりしちゃった」

 

「てか敬語使えたんだね」

 

兄妹であろう3人が順番に喋る。

 

確か女の子の方はエリノラって呼ばれてたな…稽古とか言ってたから剣術が得意なのかな?活発な女の子って感じか…

 

隣の金髪の美少年は多分次男なのだろう…名前は分からないが態度からみて温厚そうだ。

 

その隣の1番小さい子は……

 

俺は目を剥いた。

 

こいつ目が死んでやがる!!子供がしていい目じゃねえぞ!?

 

えっ?ちょっとお父さん?この子にどんな教育させてるの?

 

俺は父親であろう人に顔を向ける。

 

「ゴホン…それにしてもどうしてこんな急に喋るようになったんだい?びっくりしたよ」

 

多分俺の父親であろう人が語りかけてくる。

 

本当にどうしよう、素直に「実は別世界から転生してきたんです!みんなよろしくね!」って言うか?言えるわけないだろ!どんなメンタルだよ。

 

「じ…実は…」

 

俺は口を開く

 

「実は熱でうなされている時に見た夢に神様が出てきて神託を受けたんです!」

 

なんとかこの嘘でやり過ごすしかない!

 

 

 

 

 




キャラが一気に出てきましたね。
原作の時系列的にはアルが王都に行く前と考えているので6歳の冬ですね。
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