趣味の範囲で介入します   作:脱落愚作者

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後書きに設定出します。


第壱話

一夏side

「全員揃ってますね、それじゃあSHRを始めます。私がこのクラスの副担任になった山田真那です。」

『「………』」ジィー

「それでは皆さん1年間よろしくお願いしますね」

「………(き、気まずい)」

教室内は静まり返っていた。それもそのはずで、今教壇にいる先生はどう見ても中学生にしか見えないからだ。

(まぁ確かに童顔だけどさ)

そう思いながら俺はちらりと窓側の方に目を向ける其処には幼馴染の篠ノ之箒は

「……」フイッ

窓の方に顔向けた。俺と目が合わないようにしているのか? 六年ぶりに再開した幼馴染みに対する対応か、それ以外にも

『「………』」ジィー

「Zzzzz……」

廊下側に居る。俺と同じ境遇のISを動かした。もう一人の男。そいつは

クラスの半分の視線を受けても堂々と眠っている。すげぇなあいつ……。

「…くん?…斑くん?織斑一夏くん!?」

「っ!はい!」

しまった考え事してて聞いてなかった。

「あ、あの、お、大声出してごめんなさい!で、でもね、今自己紹介で『あ』から始まって次は『お』で始まる織斑くんなの。だからね、ご、ゴメンね?だ、だから、自己紹介してくれるかな?だ、ダメかな?」

「いや、あの、嫌とかじゃないですから!そんなに謝らなくてもやりますから、先生落ち着いて下さい」

「ほ、本当?本当ですか?や、約束ですよ。本当にやってくれますか?」

(うっ……)

何だろうこの罪悪感。こんなに必死になってる人を見ると逆にこっちが申し訳ない気持ちになるんだけど……。それにしても随分変わった教師が来たんだな。千冬姉とは全然違うし。これが癒し系って奴なのかな。

「えーっと、織斑一夏です。よろしくお願いします」

『「………』」

何だ、この視線!他にも何か言わないといけない空気になってる…そんなに喋る事無いぞ。というか誰も何も言ってくれないなんて酷くないか。せめて誰か反応してくれよ。

「以上です」

ガタタッ!!ズザァッ!!!

クラスの皆が思わズッコける。どんだけ期待してるんだよ。無茶言うなよ。

「あっ、ああ~……それだけですか?」

「はい」

「えぇぇ……」

な、なんかダメみたい。

「貴様は、まともに自己紹介すらできんのか」

聞きなれた声が聞こえ

スパッーン!

「ってぇ」

鋭く響く一撃が頭に直撃した。

「げぇ、関羽!」

「誰が三国志の英雄か」

スパコンと出席簿を振り下ろしたのは俺の姉の千冬姉だった。ーいや、待て待て待て。何で千冬姉が此処にいるんだ?確か千冬姉は職業不詳で月に一、二回しか帰って来ないはずの千冬姉が、なんでここにいるんだよ!

「織斑先生、会議は終わられたんですか?」

「山田先生。クラス挨拶を押しつけてすまなかったな」

「いえっ!副担任として当然の仕事です!」

ん?副担任?どういう事なんだ?

「諸君、私が織斑千冬だ。私の仕事はお前達新人を一年で使い物になる操縦者に育てることだ。私の言葉をよく聴きよく理解しろ。出来ない者には出来るまで指導してやる。私の仕事は厳しいぞ。ついてこれるか?」

おおっ!流石千冬姉!カリスマ性は健在だ!

「キャ―――!千冬さま!本物の千冬さまだ!」

「ずっと憧れてました!」

「お姉様に会えると思ってここに来たんで感激です!」

「あぁ、神よありがとうございます!」

…………うっ、うるさい!耳元で叫ばないでくれ!頭が痛い!

「静かにしろ!」

スパーン!とまたも鋭い音が教室に響いた。

「まったく、毎年恒例とはいえ騒がしい連中だ」

「あの」

「なんだ?」

「自己紹介の続きをしてもいいか?こんな、状況だ”このクラスに居る二人目の男性IS操縦者”ぐらいしても良いだろう」

「あ、ああそうだな。頼む」

「なら」

アイツ、さっきまで眠っていたのに千冬姉に”こんな状況”で質問して了承得るなんて。なんか別の驚きが心から出てきた。

「じゃあ、自己紹介するぞ。俺の名前筑最宗也だ。筑は琴や箏に似た弦楽器などの名、最は”最も”などの他より優れている時使われる。宗は大元や本家等のなど、也は呼びかけなどに使われている漢字を使って”筑最宗也”だ。所属は統合複合企業Acme Parts。前までは研究員の一人だったが、なんの偶然かISを動かせてな、現在は企業代表の地位ついている。現在は会社の方針で此処、IS学園に生徒としている。好きなモノと嫌いなモノは追々知って覚えてくれ。この一年間よろしくお願いする。後、叫ばない方が印象は良いんじゃないかな。これで、いいかな、織斑教員?」

「ふむ、まあまあじゃないか。織斑よりマシだな。」

スゲー。千冬姉が誰かを褒めた。筑最宗也か

「ぬかせ、織斑の自己紹介が底辺過ぎるんだよ。」

「そ、そんな事は無いはずだ!」

「ほう?では、思い出せ。テメェの自己紹介を思い出しな。それと俺の自己紹介を比べてみろ」

「えっと、確か、名前は、『織斑一夏です。以上です。』って、あれ?何で皆黙ってるんだ?」

「はぁ、何でって、そりゃ、お前自分の自己紹介を良く思い返してみな」

「ん~、確か、名前と年齢、後は趣味とか特技を言えば良かったはず…………あっ!」

「やっと気付いたか。そうだよ、俺はこの学園の生徒の殆どが知りがっている事を言っただけだ。それに、この学園には俺と同じ境遇の奴がもう一人居る。だったら、そのもう一人よりもインパクトのある内容を考えていたが流石に”名前だけ”以上何て、底辺以外に何がある。普通の共学なら兎も角、此処の特異性を考えれば思い付くはずだろ。」

「うっ、確かに。」

「はぁ、取り敢えず、これで、俺の自己紹介を終わりにする。織斑教員すまなかった。」

「いや、気にするな。だが、これからはもう少し考えて発言しろ。それで、次、自己紹介しろ。」

こうしてクラス全員の自己紹介が終わった。

織斑一夏Side Out

筑最宗也Side

さっきの自己紹介の後、休み時間になった途端、女生徒が群がってきた。

だが、俺としては正直面倒臭いし鬱陶しい。だが、こいつらの中に将来の顧客になる奴が生まれるかも、知れないだから面倒臭いし鬱陶しくてもこれも企業戦略の内だ頑張るか、と思い対応している。すると、一人の女子がこう聞いてきた。

「ね、ねぇ、君って、あの織斑先生と知り合いなの!?」

「ああ、一応な。それがどうした?」

「それって、どんな関係なの!!」

「関係って、小学の時、家庭教師してた教え子と同じ候補生だった。てだけだ。」

「へぇー、そうなんだ。」

と、こんな感じで質問攻めにあっていた。

ちなみに、何故、教師である織斑教員に聞かないのかと言うと、彼女曰く、「私は、仕事で忙しい。」らしい。まあ、そうだろうな。今は、この学園の教師で、しかも、このクラスの担任だ。そんな織斑教員が暇なわけがない。因みに、俺がこの学園に来た理由は、この学園に居るもう一人の男、つまり、織斑一夏だ。アイツのせいで、本来進めてた計画が変更になった。けど、会社全体の意見で『こんな状況なら商売時IS学園の学生にアピールして来て!!』って俺も同じで『稼ぎ時!』と浮かれていたけど、よく考えてみると、学生は将来金づるになり得る存在。なら、今のうちに恩を売っておけば後々楽が出来るかもしれない。という結論に至ったからだ。と、言うことで俺は織斑一夏に近づきたいのだが、さっきの質問で俺の中で少し疑問や違和感を感じた。だけど、今は、この質問責めで違和感の整理が出来ねぇ……。だが、

「少しよろしくて。」

「ああ、どうぞ、イギリス代表候補生のセシリア・オルコットさん」

「あら、私の名前を知っているのですか?」

そう、仕事関係上、真っ先に調べるのは現在もしくは入学した国家代表候補生や卒業生の女性は知っていなきゃいけない。だから、営業関係で

「勿論だ。君は有名人だからな。」

「ふふふ、それは光栄ですわ。」

「それで、何の用だ?」

「いえ、ただ、貴方が私のライバルに相応しいかどうか確かめたかっただけですわ!」

「ライバル?」

「ええ、クラス代表を決める時に戦う相手として相応しいかを、ね。」

「ほう?だが、俺的言えば”例年通り”実力が高く国から認められた奴がいいんじゃねか、例えば……貴女とか」

と、俺は目の前にいるセシリア・オルコットに笑顔で言う。

「ッ!そ、そんな事ありませんわ!!それに、私がこのクラスで一番強いなんてあり得ませんもの!」

「そうかなぁ、”現在この学園の一年生の中で専用機を持っているのは、四組。そして、一組の貴女、セシリア・オルコットの二人だけ”違うかな」

「ええ、その通りですが、それとこれとは話が別ですわ。」

「いいや、同じだ、だって、”このクラスに居る学生で分かりやすい実力者”がクラス代表に選ばれると思うな」

「ふふ、確かに普通に考えて国家代表候補生の私がクラス代表になる事は確かに確実です」

「なら……「ですが」?」

「それは、”IS学園の一年生が例年通りの普通ならば”です。今年はIS男性操縦者が二人しかも、他のクラスに別れず一クラスに集まっています。ならば、男性操縦者を一組のクラス代表に選ばれます。ならば、その、相手になる人物をライバルと言っても可笑しくは無いでしょう。」「なるほどなぁ」

確かに、その理屈は筋が通っている。それに、俺の予想ではコイツは多分、俺の事を自分の敵になる奴だと認識している。だから、俺を挑発しにきたんだろう。

「だが、余計な事をいくつか言わせて貰う。”国家代表候補生としての意味をしっかりと自覚しておいた方が良い”、”このクラスの担任の性格を思い出したようが良い”位かな」

「あら、随分と上から目線ですね。でも、良いですわ。その忠告、心に止めておきますわ。」

「そうかい。まあ、精々頑張れよ」

そう言ってセシリア・オルコットは席に着いた。すると、俺の前の女子がこう聞いてきた。

「ねぇねぇ、宗也君ってさっきのオルコットさんとの会話ってさ、オルコットさんの事煽ってたの」

「いや、煽って無いけど、最後は完全な忠告だけど?」

「そう、なら良かった。それでさ、さっきの話に戻るけどさ、さっきオルコットさんに言った事ってさ、オルコットさんが自分より弱いって認めてたって事でしょ?」

「さあ、どうだか」

「ふーん、そうなんだ。」

と、言うと彼女は俺の前から去って行った。

さてと、取り敢えず、もう、休み時間は終わりだ。俺は次の授業の準備をした。

筑最宗也Side Out




統合複合企業Acme Parts
IS関連を含む幅広く手掛けている世界的な有名企業。
表面上の経営はISから小さい電子部品などを研究、開発、製造、販売をしている。
現在の情勢ではIS関連の商品をメインに世界中の研究機関から企業、国家まで幅広い相手と商売している。
中でも特に有名なのが全ての部品産業。その品質のクオリティは「最高の一言しか出てこない」と言われる程の信頼と信用を勝ち取っている。しかも現在は「女尊男卑の時代」と言われているがAcme Partsだけは男性就職者が高く、しかも仕事内の男女関係は今時珍しく良好な関係を結んでいる。しかも各国の支社にはその国のもしくは、出身者がISの企業代表か研究部門に所属している場合が多い傾向がある。
しかも、その企業代表の殆どが筑最宗也の家庭教師時代の生徒が殆どでIS関連で酷い境遇を受けた人でも心配や優しいするほどの訓練や基礎鍛錬メニューを受けている。その為ISの実力は折り紙つきで各国でも国家代表に推薦される者も居るが企業理念で「国家相手でも我々は商人。その為の立ち位置を忘れるべからず」としている。理由としては、「一国家だけ許可したら国家絡みで損を被るから」としている。
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