転生したらフォルテだった件   作:雷影

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今回の交流は、まおりゅうと殆ど同じ流れとなりますが、それなりの交流が追加されています。


116話 コラボ編 異世界交流③

湊翔達がこの世界に来てから数日が経った。

皆すっかり魔国連邦(テンペスト)の生活にも馴染み、任せた仕事も熟してくれていた。

特に、建築関係などの土木作業を任せていた湊翔とカズマなのだが、カズマの仕事手際が良かった。元の世界で城壁作業をやっていた経験などが役に立っている様だ。

 

そして、カズマと湊翔が今日分の仕事を終えた時だった。

 

「おーい、カズマ、湊翔〜!」

 

リムルとフォルテそしてシンシヤの三人が二人の元にやって来た。

 

「今日の仕事は終わっただろ?一緒に街の様子を見に行かないか?」

 

「おう!………って、リムル、シンシヤその格好⁉︎」

 

カズマが驚くのも無理はない。何故なら、………リムルとシンシヤがめぐみんと全く同じ服装になっていたのだから。

 

「ああ、朱菜が作ってくれたんだよ。カズマ達がいる間、異世界交流の象徴として着る様に頼まれたんだけど………。」

 

リムルは頬を赤らめながらそう説明した。

 

「めぐみんの服装が象徴なんて、何だか大袈裟な気もするし、まぁ似合ってはいるけど………。」

 

「えっと………恥ずかしくないか?」

 

カズマが何か言いたいけど言いにくそうにしていると、湊翔は代わりに言った。

 

「っ⁉︎そりゃあ、恥ずかしいわ!スライムだから性別が無いって分かってても、恥ずかしいわ‼︎」

 

湊翔に言われてしまったリムルは、我慢していた感情が爆発して叫んだ。

 

(前世が俺と同じ三十代の男だったから余計に恥ずかしいよな。)

 

フォルテは憐れむ様な眼差しでリムルを見ていた。

 

「私はパパと一緒の服で嬉しいです!」

 

「まあ、シンシヤには嬉しい事だな。」

 

シンシヤは純粋にリムルとお揃いの服装が嬉しくて笑顔を浮かべていた。

 

「そ、そうか……まあ、ここは異世界交流の象徴として………っと、それより、街を見て周るのどうする?いつもカズマ達は頑張ってくれてるし、骨休みにさ。」

 

「それじゃあ、一緒に行かせてもらうよ。」

 

「俺も頼む。」

 

断る理由もないので、湊翔とカズマは一緒に街を見て周る事にした。 

 

「分かった。じゃあ行こう。」

 

こうして、リムルとフォルテ、そしてシンシヤと共に改めて魔国連邦(テンペスト)を見て周る湊翔とカズマ。

 

しばらく見て周ると、ふと思い出したのかカズマがリムルとフォルテにある事を聞いた。

 

「……そういえばさ。此処に来てからずっと気になる事があったんだけど。」

 

「気になる事?」

 

「何が気になるんだ?」

 

「……リムルとフォルテって、日本から転生してきたクチなのか?」

 

二人が転生した存在なのかが気になっていた様だ。

 

「ああ、その事か。」

 

「その通りだ。」

 

「やっぱり!」

 

「だろうな。ロックマンエグゼの裏ボスであるフォルテがいるし、リムルの“悪いスライムじゃないよ”ってセリフを聞いてまさかとは思ったけど。」

 

「確かに。しかも、二人は魔王になってるもんな。スライムで魔王になるとか、どんだけ強いんだよ。まあ、フォルテは納得だけど。」

 

「そういうカズマと湊翔も、日本から転生か転移したんだろ。」

 

「まんま日本の名前だしな。」

 

「ああ。」

 

「その通りだよ。俺達も転生者だ。」

 

フォルテとリムルからの問いに、カズマと湊翔も自分達が転生者だと認めた。

 

「そうか……やっぱり俺達の感じた魔国連邦(テンペスト)の居心地の良さって、何処となく日本っぽいところがあったからなんだな。」

 

「庵や日本らしい和風建築の建物が多いのも納得だな。」

 

カズマと湊翔は、何処となく日本にいる様な懐かしさと居心地の良さの理由が分かり納得していた。

 

「気に入ってくれて嬉しいよ。そうだ。もし読みたいなら、漫画とか出せるけどどうする?」

 

「それなら、黎斗が一般用に開発しているゲームのテストプレイヤーとかもしてみるか?後、俺が再現している遊戯王カードやベイブレードでも遊んでみるか?」

 

「マジか!じゃあ、街を見て回った後に頼む!」

 

「俺もだ。漫画や普通のゲームで遊ぶなんて久しぶりだからな。」

 

リムルとフォルテの魅力的すぎる提案に、カズマはもちろん湊翔も喜んだ。

前世のゲームや漫画を読めたり遊べたりするのだから無理はない。

 

「任せとけ!」

 

「期待は裏切らないと約束しよう。」

 

そうして話が弾みながら街を歩いていると、フォルテがある事に気付いた。

 

「何だ?あの人集りは。」

 

「めぐみんか?何してんだ?」

 

フォルテ達の目線の先にいたのは、人集りの中心で何やら声を上げているめぐみんの姿だった。

すると、声を上げていためぐみんがフォルテ達に気付いた。

 

「あっ、カズマ、湊翔、リムル、フォルテ!丁度良いところに来ました!今正に、爆裂魔法の布教をしていた所なんですよ!」

 

「爆裂魔法の布教?」

 

めぐみんの言葉に首を傾げるフォルテ。

 

「はい!こちらの世界では中々爆裂魔法を撃てないので………とすれば、もうこの私自ら、爆裂魔法の素晴らしさを説くしかないと思いまして!」

 

つまり、めぐみんは自分の世界の爆裂魔法をこの世界に広めようとしているのだ。

 

それを聞いた湊翔とカズマは…。

 

「……めぐみん、この世界でネタ魔法を広める気か?」

 

「ていうか、丁度良いところにって、まさか巻き込もうとしてないよな?」

 

「ご明察です。特にリムルとシンシヤが来てくれたのは僥倖ですよ。同じ紅魔の(ローブ)を纏う者として、共に爆裂魔法を布教しましょう!」

 

「え、ええっ⁉︎」

 

「私もですか?」

 

そう言ってリムルとシンシヤを巻き込むめぐみん。

 

「さあ、皆さん!リムルやフォルテ、それにシンシヤもお墨付きの爆裂魔法!一度撃てば、病みつきになる事間違いなしです!」

 

うおおおお!

 

めぐみんの言葉に集まっていた観客達から声を上げる。

 

「………お墨付きなんてしていないのだが。」

 

そうして然りげ無くフォルテまでも巻き込まれるのだった。

 

 

それからしばらくして、やっと解放されたリムル達。

 

「……や、やっと解放された……。」

 

「はい……。」

 

巻き込まれたリムルとシンシヤは、ゲンナリとしながらそう呟く。

 

「……まさかと思うが、湊翔達の世界では、爆裂魔法が主流なのか?」

 

「いや、あの頭のおかしい娘しか使っていない。」

 

「まあ、厳密に言えばあと二人くらいは爆裂魔法を使える人はいるけど、いざという時にしか使ってないからな。」

 

「…なるほど。話を聞く限り、威力は十分ある一撃必殺のロマンの魔法の様だな。」

 

カズマと湊翔の話から、カズマ達の世界の爆裂魔法についてある程度予測したフォルテ。

一度見てみたいと思っていると、こちらに向かってアイリスと朱菜が駆け寄って来ている姿が見えた。

 

「あっ……やっと見つけた。」

 

「リムル様、フォルテ様、カズマ様、湊翔様、ご機嫌よう。」

 

「おう、朱菜。俺達を探していたのか?」

 

「はい。その………カズマ様、湊翔様、これを………。」

 

そう言いながら朱菜はカズマと湊翔にある手紙を差し出す。

 

「手紙?」

 

「何ですか、これ?」

 

「アクアさんからなんだけど……。」

 

「アクアから?直接言いに来れば良いのに………っ⁉︎」

 

「どうした、カズマ?………は?」

 

アイリスか気不味そうにアクアからの手紙だと言い、カズマは不思議そうに手紙を受け取り読むと、……固まった。

湊翔も気になりカズマの手にある手紙を覗き込みと、驚愕し固まった。

 

そんな二人の様子が気になり、シンシヤ、リムル、フォルテは問い掛ける。

 

「どうしたんですか?」

 

「お、おい、カズマ、湊翔?」

 

「何が書いてあったんだ?」

 

「あの野朗………!ここの食べ物が美味しいからって、俺達にツケて飲み食いしやがった‼︎」

 

「「えっ?」」

 

まさかのツケの支払い宜しくという手紙に湊翔は怒りの声を上げ、カズマはその手紙を握り潰した。

まさかの内容に、リムルとフォルテは呆気に取られた。

 

「で、でも、カズマ様達は客人ですので、お代は頂けないですし……。」

 

「いや、ちゃんと払うよ……。異世界でツケなんか作りたくないし。」

 

「な、なんだかごめんなさい………。」

 

「いや、二人は気にしなくて良いですよ。全てはあのバカが悪いんで。」

 

申し訳なさそう言う朱菜とアイリスに、カズマと湊翔は真剣な表情で答えた。

 

…聞いた話によれば、元の世界でカズマ達は理不尽な借金を背負わされた事があったそうだ。

その時はなんとか完遂したらしいが、ツケや借金に関する事が起こると、すぐに返そうとするようになった様だ。

特に、アクアは毎回ツケをしてカズマ達に払ってもらっているそうだ。

 

……それで本当に女神なのかとリムルとフォルテが思っていた時だった。

 

「ああ〜っ‼︎」

 

元凶であるアクアの叫び声が聞こえてきた。

 

「アクア?」

 

「あいつ、今度は何をやったんだ⁉︎」

 

アクアがまた問題を起こしたと思ったカズマ達は、急いでアクアの叫びが聞こえてきた方へと向かう。

 

すると、やはりアクアが問題を起こしていた。

なんと……ディアブロとウルティマに向かってメンチを切っていたのだ。

 

「アンタ達、穢らわしい悪魔じゃない!こんな所で会うなんて、運の尽きの様ね‼︎」

 

「…何ですか?この下賎な女は。」

 

「本当だよね。」

 

ディアブロとウルティマは、アクアを冷たい眼差しで見ている。

ディアブロ達の事を良く知らない湊翔は、リムルとフォルテに問う。

 

「え〜っと………あの二人は?」

 

「ディアブロとウルティマだ。」

 

「この世界で最初に誕生した七人の悪魔……原初の悪魔と呼ばれるうちの二人だ。」

 

「えっ⁉︎」

 

リムルとフォルテの説明に、カズマと湊翔は驚愕しながら色々ヤバイと冷や汗を流した。

そんな二人の事など知らないアクアは、ディアブロとウルティマに向かって更に声を上げていた。

 

「アンタ達、感謝しなさい。このアクシズ教の御神体である女神アクア様が、アンタ達を浄化………痛いっ⁉︎」

 

だがそれをカズマが許す筈もなく、アクアを背後から思いっきり殴った。

 

「ちょっと⁉︎何すんのよ⁉︎」

 

アクアは涙目になりながら、振り返ってカズマに向かって声を上げた。

 

「お前こそ何やってんだよ⁉︎この世界でも、トラブル起こさないと気が済まないのか⁉︎」

 

「だって、アイツら悪魔なのよ⁉︎“悪魔倒すべし”という教義を持つアクシズ教の御神体として、アイツらに天誅を下さないといけないのよ‼︎」

 

「だから、この世界にない教義で喧嘩を売るな‼︎」

 

湊翔が怒鳴るが、アクアは止まらず遂に“やってしまう”。

 

「見てなさい、この私の魔法でイチコロなのよ!セイクリッド・ハイネス・エクソシズム‼︎」

 

「お〜い‼︎」

 

湊翔の叫びも虚しく、アクアがウルトラセブンのエメリウム光線の様に浄化の光線を放った。そして、その光線は見事にディアブロとウルティマに直撃したのだが……。

 

「おや、多少はピリピリしますね。」

 

「でも、僕達には効かないかな。」

 

原初の悪魔であるディアブロとウルティマにはそれ程効果はなかった。

この世界で最初に生まれた原初の悪魔……悪魔達の中で神と呼ばれる殆の存在だから、神に近い力を得ていてもおかしくない。

しかも、俺達が名付けをした事で進化まで果たしているのだから。

 

「私の魔法が効かない⁉︎」

 

そんな事知らないアクアは、自分の魔法が通じないことに驚愕していた。

 

「さて………この女はどの様な処分をしましょうか。」

 

「其方から仕掛けてきたから遠慮は要らないよね?」

 

そう言いながら、狂気じみた笑みを浮かべるディアブロとウルティマ。

それを見たカズマは本能でヤバイと察知して、素早く二人の前に出て土下座を敢行した。

 

「うちの狂犬女神が本当にすみませんでした‼︎ちゃんと言い聞かせておくので、どうか許して下さいーーーーっ‼︎」

 

「ちょっ⁉︎カズマ!悪魔に謝ってどうすんのよ!私は正しい事をしたのよ⁉︎」

 

カズマが土下座して必死に謝罪している事に納得出来ず抗議の声を上げるアクア。

そんなアクアに、…湊翔の怒りの制裁が下される。

 

「アクア……お〜ま〜え〜は〜………!フォルテ達の時といい、ツケといい、どんだけやらかせば気が済むんだ‼︎」

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」

 

湊翔の仕置き……コブラツイストが見事に決まった。

 

「……あの二人、苦労してるんだな。」

 

「そうだな。」

 

その様子を見ながらリムルとフォルテは呟き、シンシヤは少し怖くなったのかリムルの側に寄り添いその背に隠れた。

 

その後、リムルとフォルテがディアブロとウルティマを落ち着かせ事なきを終えた。

 

「二人共、苦労してるんだな。」

 

「まあ、いつもの事だからな。」

 

「でも、一番不安なのは……。」

 

リムルがカズマと湊翔に哀れみの言葉を掛けていると、リムル達に気付いたゴブタと雷蔵がやって来た。

 

「お、リムル様とフォルテ様、カズマさんと湊翔さんじゃないっすか!」

 

「また、二人に街を案内していたところすっか?」

 

「ああ。…ってか、ゴブタと雷蔵は今の時間は修行じゃなかったか?」

 

「ゴブタ…またサボっているなら、また白老達に修行を更に厳しくされるぞ。」

 

いつもサボっているゴブタ故に、そう注意するフォルテだった。

 

「サボりじゃないっすよ⁉︎実は今日、ダクネスさんにトウカさん、白夜さんと武劉さんが修行場に来て、師匠達は交流も兼ねて鍛えてるんっすよ。」

 

「それはオイラが保証するっす。」

 

「雷蔵が言うなら間違いないな。」

 

「なんでっすか⁉︎」

 

雷蔵の言葉に納得するリムルに声を上げるゴブタ。

すると、話を聞いていたカズマがゴブタと雷蔵に声を掛ける。

 

「……なあ、その修行場とやらに案内してくれないか?」

 

「確かに。なんか嫌な予感がするからな。」

 

「良いっすよ。」

 

「修行場はこっちす。」

 

カズマと湊翔の頼みに応え、ゴブタと雷蔵はダクネス達がいる修行場へと案内する。

 

そうして修行場へと着くと、白老がダクネスと、猗窩座が白夜と模擬戦闘をしており、ヤマトマンとケンドーマンがトウカを相手し、憎珀天が武劉の相手をしていた。

 

「ど……どうだ?」

 

「どうも何も………まずはワシに打ち込んでもらわないとのう……。」

 

その中で、ダクネスの相手をしていた白老が若干困った様にそう言った。

そんな白老にゴブタが声を掛ける。

 

「師匠〜!リムル様とフォルテ様とカズマさんと湊翔さんを連れて来たっす。」

 

「二人の案内がてら、見学しに来たんだが。」

 

「しばらく観ていて良いか?」

 

「もちろん、構いませんぞ。しかし、見ていて面白い物ではないかもしれませんがのう。」

 

リムルとフォルテがそう言うと、白老は難しい顔をしながらそう答えた。

 

「というと?」

 

「先程から力量を測ろうにも、動かないワシに攻撃が当たらんのでなぁ………。ダクネス殿が本気なのは見て取れるが、これでは修行にならん。」

 

「も………申し訳ない。私の力不足で、せっかくの修行を不意にしてしまって……。」

 

白老の言葉に、ダクネスは申し訳なさそうに言うのだった。

 

「攻撃が当たらない?変身している時は、攻撃は当たっていた筈だが……。」

 

「それは、ライダーシステムが補正をかけてるんだ。だがら、ダクネスの攻撃でも当たるんだよ。」

 

「補正をかけないと当たらないレベルって………。」

 

攻撃が当たらないと聞き不思議と思っていたフォルテに湊翔とが説明し、補正がないと当たらないレベルの攻撃と聞いて、リムルは顔を引き攣らせた。

すると、白老がゴブタを見て口を開いた。

 

「丁度良い。ゴブタよ、お主がダクネス殿の相手をせよ。」

 

「ええっ、自分がすっか⁉︎」

 

「異世界の戦士と相見える機会などそうない。良い修行になるやもしれんからな。」

 

「わ、分かったっすけど………なんかやりづらいんすよね。」

 

白老に言われ、ダクネスの相手をする事になったゴブタだが……。

 

「う………!下衆なゴブリンめ!いやらしい目で私の体を睨みつけるとは………くっ!」

 

「な、何を言ってるんすか⁉︎そんな事してないっすよ⁉︎嫌っす師匠!この人、なんか怖いっす!」

 

ゴブタが相手になると聞いてまた妙な性癖を拗らせるダクネスに、ゴブタはいろんな意味で恐怖した。

 

「………本当にうちの変態がすみません。何かあったら全力で止めますんで。」

 

「えぇ……。」

 

それを見ていたカズマは、ゴブタに申し訳なさそうな眼差しを向けながら謝罪の言葉を口にし、フォルテは思わず声を漏らした。

 

そうしてゴブタはダクネスの相手を始め、俊敏さを活かしてダクネスに攻撃を繰り出していたのだが………。

 

「はぁ……はぁ……ど、どうした?私はまだ………ピンピンしてるぞ?さあ、もっと仕掛けてこい!全部受けて立ってやる!」

 

「も、もう勘弁してくれっす!何なんすか、一体!いくら攻撃しても、倒れるどころか悦ぶなんて怖すぎっす!」

 

攻撃を受ける度に悦び、全く倒れる気配を見せないダクネスにゴブタはドン引きしながら恐怖した。

 

そんなゴブタが可哀想になり、湊翔がダクネスに向かって口を開いた。

 

「ダクネス、マジでその辺にしてやれ。ゴブタが困ってるだろう。」

 

「これからが良いところだったんだぞ!せっかくの異世界なのだ………そうだ!次は猪八戒とゲルドという者達に稽古を!」

 

「やめろって!お前みたいなのがうちの世界の標準だと思われたらどうしてくれるんだ!」

 

猪八戒とゲルドをも巻き込もうと考えるダクネスに、カズマが声を上げるのだった。

 

「………良かったな、ゴブタ。遂にモテ期が来た様だぞ。」

 

「こんなモテ期は嫌すぎるっすよ………。」

 

フォルテがそう言うと、ゴブタはゲンナリするのだった。

 

 

 

一方のトウカ達はというと、皆それぞれ真剣に模擬戦をしていた。

 

「はっ!ふっ!はあっ!」

 

「ふっ!はっ!」

 

「ふっ!てやっ!」

 

互いに一歩も引かない攻防を繰り広げた後、構えを解き模擬戦を終えた。

 

「ありがとう。模擬戦に付き合ってくれて。」

 

「いや。異世界の戦士と相見えるなど、中々ない機会だからな。」

 

「うむ。拙者達にとっても良い経験となった。」

 

模擬戦を終えた三人は、それぞれに剣術について話し合いを始めた。

 

 

猗窩座と白夜の方は。

 

「ふっ!ハアッ!」

 

「ふっ!はっ!」

 

互いに鋭い拳を繰り出し合いながらも一歩も引かない。

すると、猗窩座が突然退きながら一旦距離を取る。

 

「破壊殺・空式!」

 

そして、その場で拳を振るい衝撃波を放った。

それに気付いた白夜は、咄嗟に腕を前で交差して衝撃波を受け止め防いだ。

 

「ほお。俺の空式を受け止めるとはやるな。」

 

猗窩座は空式の一撃を受け止めた白夜に感心した。

 

「……まさか拳圧をこの距離まで飛ばしてこの威力とはな。」

 

白夜は中距離まで放たれた猗窩座の拳圧の威力に驚いた。

 

「面白え!なら、次はこっちの番だな!」

 

そう白夜は言うと、白夜の身体から雷が放たれ帯電するかの様に纏う。

そして、稲妻の如き凄まじい速度で猗窩座の周囲を駆け回る。

 

「おお!素晴らしい速度だ!」

 

それを見た猗窩座は慌てる事なく寧ろ歓喜した。

 

猗窩座の周りを駆け回った白夜は、一瞬で猗窩座の真正面に現れ拳を放つ。

それに対し、猗窩座は首を傾け紙一重で躱した。

 

「拳のキレも悪くない。」

 

そう言って猗窩座は蹴りを放つと、白夜は跳び退き躱した。

そして、互いに一気に距離を詰め拳を繰り出す。

 

「「うおおおお!」」

 

凄まじい拳と拳の応酬。

二人は一進一退の攻防を繰り広げた。

 

 

 

それからしばらく激しい攻防を繰り広げた二人は、一旦休憩に入った。

 

「ふぅ。ありがとうな、俺の鍛錬に付き合ってくれて。」

 

「気にするな。俺はお前を気に入った。だから鍛錬に付き合っているんだからな。」

 

水筒の水を飲みながら話し合う猗窩座と白夜。

 

「そういえば、どうして俺を気に入ったんだ?」

 

「フッ。高い身体能力と瞬発力に決して挫けない強靭な精神力。それらを兼ね備え練り上げられた闘気を持つお前に興味を持たない方がおかしいだろう。」

 

そう言いながら笑みを浮かべる猗窩座。

 

「…そう言ってもらえるとは嬉しい限りだ。」

 

猗窩座の言葉を聞いて白夜も笑みを浮かべた。

 

白夜も前世で鬼滅の刃の読者だったので、猗窩座の事を知っていた。

その猗窩座に認められたのだから、嬉しく思うのも無理はない。

 

 

 

 

そして、憎珀天と武劉の模擬戦は、武劉は仮面ライダーに変身していた。

武劉の変身しているライダーの名はダイルと言うらしく、彼が使っているバックルのフォームの名はBUSTER(バスター)

何故、武劉だけ変身しているのかそれは……そうでもしないと憎珀天の相手は難しいからだ。

 

ドン!

 

憎珀天が背の連鼓を牙型のバチで叩くと、背後に出現している五体の木龍である石竜子(トカゲ)が一斉に武劉に襲い掛かる。

 

「はっ!」

 

迫る石竜子(トカゲ)に向かって武劉は砲撃し、石竜子(トカゲ)の頭を二つ粉砕したが、残る三つは止められない。

 

ドン! ドン!

 

憎珀天が鼓を二回叩くと、石竜子(トカゲ)の一つが口を開き凄まじい雷撃を放つ。

 

「くっ!」

 

武劉は横に転がりながら回避する。だが、もう一つの石竜子(トカゲ)が逃さすまいと口を開く。

 

それを見た武劉は直感的に危険を感じ後ろに跳び退いたその瞬間、石竜子(トカゲ)の口から強烈な空気の重圧が放たれ、先程まで武劉がいた場所にヤツデの葉を模した羽団扇型のクレーターができた。

 

そして、破壊された二つの頭も再生し終えた。

 

ドン! ドン! ドン!

 

憎珀天が更に鼓を三回叩くと、残る石竜子(トカゲ)の頭の一つが口から広範囲に超音波を放った。

 

「ぐっ⁉︎」

 

武劉はその超音波を喰らい動きが止まってしまった。

そして、その隙を逃すまいと復活した二つの石竜子(トカゲ)の頭が口を開き、刺突の衝撃波を武劉に向かって無数に放つ。

 

武劉は避ける事は出来ず、刺突の衝撃波の雨に呑まれた。

凄まじい刺突の無数の衝撃波により、武劉がいた周囲に土煙が立ち込む。

 

それを見ていた憎珀天は攻撃を止め土煙を見据えると、少しずつ晴れていき武劉の姿が見えてきた。

晴れて行く土煙の中から見えた武劉は、両腕を真上に交差してあの刺突攻撃を耐え抜いていた。

 

武劉のフォームであるバスターのアーマーの強度は並大抵ではなかったので、あの刺突攻撃を耐え切る事が出来た様だ。

 

「うおおおお!」

 

武劉は咆哮しながら交差していた腕を振るい、周囲に立ち込む土煙を全て吹き飛ばした。

 

そして、憎珀天を睨む様に見据える武劉。

そんな武劉を見て笑みを浮かべる憎珀天。

 

ドン!

 

憎珀天は再び鼓を叩き、石竜子(トカゲ)達が再び武劉に襲い掛かる。

そして、武劉は真正面から石竜子(トカゲ)達を迎え撃つ。

 

 

 

 

そうしてしばらくの間、模擬戦とは思えない激しい戦闘を続けた憎珀天と武劉は模擬戦を終えた後、共に休憩を取っていた。

 

「ふぅ……俺もまだまだだな。」

 

「いや、貴様は中々にやる。」

 

汗を拭きながら呟く武劉に、憎珀天はそう言った。

すると、武劉はある事が気になり口を開く。

 

「なぁ、…どうして俺の相手をしてくれたんだ。」

 

そう。憎珀天が自分の相手を務めてくれた事だ。

 

「儂の生きた時代より未来の人間であるお前の冷静な判断力と多彩な戦法を知る事、それが理由だ。」

 

「なるほどな………。」

 

 

 

 

「…皆それぞれに、良い修行になった様だな。」

 

皆がそれぞれ休憩を取っている様子をフォルテ達が見ていたその時、リムルとフォルテの前に蒼影とシャドーマンが現れた。

 

「……リムル様、フォルテ様、こちらにおられましたか。」

 

「お取り込み中に失礼。ですが、お耳に入れたい情報があります。」

 

「蒼影?シャドーマン?」

 

「何かあったのか?」

 

「は………つい先刻をもって、正体不明の飛来型魔獣が大量に魔国連邦(テンペスト)に向かっていると蒼華から報告が入りました。」

 

「正体不明の飛来型魔獣だと?」

 

「それってどんな感じなんだ?」

 

フォルテとリムルは、蒼影とシャドーマンにその魔獣の詳しい特徴などを問う。

 

「報告ではスライムのリムル様より一回り小さく、何層にも葉が重なって形成されている模様です。」

 

「葉が重なった魔獣か……。」

 

「うーん……?そんなものが魔国連邦(テンペスト)に飛んで来てるのか?」

 

蒼影の説明を聞いても、どんな魔獣か想像がつかないフォルテとリムル。

すると、蒼影の説明から魔獣の正体にカズマが気付いて口を開いた。

 

「なあ、もしかしてそれキャベツじゃないのか?」

 

「……キャベツ?」

 

「キャベツってあの野菜のか?いやでも今、空を飛んで来たって話が……。」

 

「ああ、あのキャベツだ。」

 

「信じられないだろうが、俺達の世界だと稀に大量発生して飛んで来るんだ。」

 

「……マジか。」

 

カズマと湊翔の言葉に、フォルテは思わずそう言った。

何せ、あの野菜のキャベツが空を飛んでいると言うのだから。

そして、フォルテの反応を見ていたダクネスが、逆に不思議そうにリムル達に問い掛ける。

 

「……というか、こちらのキャベツは空を飛ばないのか?」

 

「当たり前だろ⁉︎キャベツが飛ぶなんて話、今まで聞いた事もないって!」

 

ダクネスの問いに思わず声を上げるリムル。

そして、蒼影とシャドーマンが口を開く。

 

「……して、如何しますか?」

 

「迎撃準備は完了しております。」

 

「え?あー……そうだな……。」

 

「カズマ達の世界ではどうした?」

 

「現物を見ない事には何とも言えないけど……キャベツなら、そりゃあとっ捕まえてキャベツ料理にするしかないだろう?」

 

「ま、まあキャベツだしな…。」

 

「とりあえず、まずは現場に向かうしかないな。」

 

やはりキャベツだから食べるのだとカズマと湊翔の話から分かりはしたが、キャベツが飛ぶという前世とこの世界の常識からかけ離れた話にまだ少し受け入れ切れないリムルとフォルテだった。

 

「なら、俺と湊翔はアクアとめぐみんと朱翼(あげは)を連れてくるよ。」

 

「キャベツか、あれはいいものだ。新鮮なものほど瑞々しくて……。」

 

(本当に俺達の知るキャベツと同じの様だな…。)

 

(…けど、いくら何でもキャベツが空を飛ぶわけ……。)

 

ダクネスの言葉からやはり俺達の知るキャベツと殆ど同じ様だと思うフォルテとリムルだった。

 

 

 

そうして皆を連れて現場に辿り着くと、上空にまるで鳥の群れかと錯覚してしまうほどの大量のキャベツが飛び回っていた。

 

「と、飛んでるーっ⁉︎ほんとにキャベツが空を飛んでる!」

 

「まさか…本当に飛んでいるとはな。」

 

本当にキャベツが空を飛んでいる姿に驚くリムルとフォルテ。

 

「はい。ご覧の通り、大量に飛来しています。」

 

「なんだかちょっと可愛いですね。」

 

空飛ぶキャベツを見ながらそう呟くシンシヤ。

まぁ確かに、キャベツのはずなのに二枚の葉をパタパタと羽ばたかせながら飛び回り、何故か可愛らしい目があるキャベツの姿はどこか愛くるしい様に思ってしまう。

 

そんなキャベツの群れを皆がら笑みを浮かべるカズマ達。

 

「それじゃあ、久々にキャベツ狩りといくか!」

 

「そうだな。久々に気合いを入れてやるか。」

 

「ああ……あんな数のキャベツに爆裂魔法を撃ち込んだらどれだけ気持ちいいのでしょうか……。」

 

「めぐみん。分かっていると思うけど、爆裂魔法は撃っちゃ駄目だからね。」

 

「まさか、こっちでもキャベツ狩りをする事になるとはな。」

 

「本当、思ってもみなかった。」

 

「だが、やるからにはしっかりと狩り尽くすぞ。」

 

「よし、今度も私が囮になろう。他の皆は捕獲を頼んだぞ!」

 

「ねえ、またレタスが混じってたりしないわよね?別に美味しいからいいけど、あまり高く売れないのよね、レタスって。」

 

カズマ、湊翔、めぐみん、トウカ、白夜、朱翼、武劉、ダクネス、アクアは久々のキャベツ狩りで気合いを入れていた。

 

「レタスも飛ぶのか……って、それよりも!」

 

「蒼影、シャドーマン。迎撃部隊にはなるべくキャベツに傷をつけない様に捕獲しろと伝えてくれ。」

 

レタスも飛ぶと知ってリムルが驚く中、フォルテは蒼影とシャドーマンに指示を出す。

 

「承知しました。」

 

「召し上がるおつもりなのですね。」

 

「当然だ!魔国連邦(テンペスト)総出で、あのキャベツを片っ端から捕まえるぞ!」

 

 

こうしてキャベツ狩りが始まった。

 

カズマ達は手慣れているので次々とキャベツを捕獲していく。

その中でも、カズマが一番手慣れていて、潜伏スキルでキャベツの背後に回り込んでスティールで大量に捕獲していた。

 

カズマ達が次々と捕獲していくこの空飛ぶキャベツは侮ってはいけない。

カズマ達から事前に得た情報によれば、カズマ達の世界の空飛ぶキャベツは素早い動きに加えなんと体当たりで鎧を破壊する威力があるそうだ。

 

そんな侮れないキャベツだが、白老達に鍛えられた魔国連邦(テンペスト)の者達にとっては、キャベツの体当たりは簡単に避けられるので躱しながら次々と捕獲していく。

猪八戒とゲルドに至っては、その強靭な肉体を生かしてあえてキャベツの体当たりを真正面から受け止めてからまとめて捕獲していた。

 

トリルやD(ダーク)ロックマン達はバトルチップの白之巣(ホワイトウェブ)を使ってキャベツの前に白い蜘蛛の巣を張り巡らせまとめて絡め捕った。

 

そして、梅と憎珀天の捕獲量が凄まじかった。

梅は自身の体から無数の帯を伸ばしてキャベツを巻き取りながら一旦帯に取り込んで次々と捕獲していき、憎珀天は狂圧鳴波を放ってキャベツの動きを封じ、石竜子(トカゲ)で次々と纏めて丸呑みにしていった。

 

こうしてキャベツ狩りが終り、大量のキャベツを捕獲する事が出来た。

 

「いやあ、獲れた獲れた!これだけあれば、たらふくキャベツ料理が食べられるな!」

 

「野菜が飛んで来るなんて、前代未聞っす。捕獲もしやすいし、また大量発生してくれないっすかね?」

 

「そうですね!そしたらまたいっぱい捕まえられます!」

 

大量のキャベツを捕獲出来て上機嫌のカズマとゴブタと

シンシヤだった。

 

「見て下さいませ、リムル様!フォルテ様!吾輩の捕獲したキャベツの数を!これは中々の収穫量なのでは!」

 

「んー……なあガビル、中にレタスが混じっているぞ。」

 

「確かに、レタスが混じっているな。」

 

「え?……なっ、これは違う野菜であるか!」

 

「…ガビルよ。もっと良く見る様に気を付けるのだ。」

 

リムルとフォルテにレタスが混じっていると指摘され、驚くガビル。

そんなガビルにランサーは良く見る様にと注意するのだった。

 

「そうそう、紛らわしいから間違えやすいのよ。売るにしても安いし……って、私もレタスばっかりじゃない!」

 

アクアが捕獲したのも殆どレタスだった。

 

「ですが、どれも新鮮で美味しそうです。しばらくは、この葉物野菜の料理でもいいかもしれませんね。」

 

「キャベツやレタス生活か……それはそれでどうなんだ……?」

 

「だが、確かに美味いぞこのキャベツは。」

 

朱菜の発言に悩むリムルだったが、フォルテがキャベツをスイカの様に四つ割りに切って食べていた。

 

「……って⁉︎もう食べてるし!」

 

「リムルとシンシヤも食べてみろ。信じられないくらいに美味いぞ。」

 

そう言って、二人に切ったキャベツを差し出すフォルテ。

 

「そ、そうか?じゃあ一つ………っ⁉︎甘い‼︎」

 

「まるで果物みたいです!」

 

そう。このキャベツは新鮮な上に、キャベツのシャキシャキした歯応えに果物と同等かと思われる甘さ…糖度を兼ね備えていた。

 

「前世の料理漫画にあったな。“本物のキャベツは芯まで甘い”と。」

 

「ああ。確かにそんなセリフがあったな。」

 

リムルとフォルテはその漫画のセリフを思い出しながらキャベツを食べる。

二人が食べている間に、皆にも配られ皆美味しそうにキャベツを食べていた。

そんな中、紅丸がある疑問を思い出し口を開いた。

 

「しかし、何故いきなりこの様な見た事のない魔獣が大量に発生したのでしょうか。」

 

「やっぱり気になるよな。カズマ達の世界には生息してたみたいだけどさ。」

 

「まぁ、普通に考えればカズマ達と同じ様にオーロラカーテンに巻き込まれてこの世界に来たんだろうな。」

 

「だよな。でもなんでこのタイミングで現れたんだ?」

 

「おそらく、時空が歪んでこちらの世界に来るタイミングがズレたんだろう。」

 

「なるほど。」

 

「この件は拓巳にも伝えておく。カズマ達が元の世界に早く戻れるきっかけになるかもしれないからな。」

 

「そうだな。」

 

そうして、突然起こった空飛ぶキャベツ狩りは終わった。

その晩、朱菜達によって美味しく調理されたキャベツとレタス料理にリムルとフォルテ達は舌鼓を打つのだった。

 

 

 

 

その一方で、光輝く豪華な塔である鳳桜タワーが聳え立つ世界では。

 

カッシーンの部隊が全滅しており、どこか仮面ライダーBLACKRXを彷彿とさせる顔にライダーの文字が刻まれたライダーと、仮面ライダーディケイドを金に染め上げた様な豪華なライダーが対峙していた。

 

「ぐっ…己れ〜レジェンド!」

 

「さあ、ゴージャスに…散れっ!」

 

黄金のディケイドが仮面ライダービーストの様な開閉式のドライバーを操作し二回半回転させて必殺技を使用する。

 

GOREEOSU(ゴージャス) ATTACK(アタック) RIDE(ライド) LE()-LE()-LE()-LEGEND(レジェンド)

 

黄金のディケイドがその場で跳躍すると、敵ライダーとの間にディケイドと同じ様なライダークレストが描かれたファイルアタックライドのライダーカード状のエフェクトが無数に出現し、黄金のディケイドがエフェクトを通過しながらライダーキックを放つ。

 

「ハァアアア!」

 

「ぐあああああ!」

 

そして、黄金のディケイドのライダーキックが敵ライダーに決まり相手はそのまま蹴り飛ばされ爆発した。

 

黄金のディケイドはそのまま優雅に立ち上がり変身を解除する。

変身を解除しそこに立っていたのは、煌びやかな服装の金髪の青年だった。

 

「カグヤ様!」

 

すると、その青年の元に一人の執事が駆け寄る。

 

「実にお見事でした。」

 

「ふっ。あの様な者はこのカグヤ様の敵ではない。……だが、奴は一度倒した事がある。」

 

「おそらくクローンかアンドロイドによる複製体だと思われます。」

 

「やはり、ゴージャスの欠片もない連中だ。」

 

青年はハンドレッドのあのライダーを一度倒した事がある様だった。

 

「カグヤ様。ハンドレッドはまた違う世界に侵攻しようとしている情報を得ました。」

 

「そうか。なら、このカグヤ様がゴージャスに阻止するのみだ。バトラー、ハンドレッドが狙う世界の座標を調べてくれ。」

 

「畏まりました。マイ・ロード。」

 

 

 

フォルテ達の知らない所で、ハンドレッドを倒す為にゴージャスなライダーがフォルテ達の世界に来ようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 




フォルテ達が交流する中で、再びレジェンドの世界に侵攻していたハンドレッド。
その侵攻が、レジェンドをフォルテ達の世界に招く事になると気づいていなかったハンドレッドだった。

今回の話でストックが無くなってしまったので、更新が少し遅れると思いますので、次の投稿はしばらくの間お待ちください。
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