今回は黎斗のガシャットゲームやあるゲームシステムのテストプレイを湊翔とカズマにやってもらいます。
キャベツ狩りを終えた翌日。
フォルテはカズマと湊翔そして、拓巳を連れて
「すっげぇー!マジでロックマンEXEのインターネットシティじゃねぇか!」
「まさか…異空間にインターネットシティを再現していたとはな。」
ロックマンEXEを知るカズマと湊翔は、初めてフォルテシティを目の当たりにして声を上げた。
フォルテは自分が転生者だとカズマと湊翔が知った時に約束したゲームのテストプレイをしてもらう為に、二人を連れて来たのだ。
「にしても…フォルテシティって自分の名前をつけるとはな。」
「俺がつけたんじゃなく、皆が決めてしまったんだがな……。」
「そうか。…ならしかたないよな。」
「じゃあ、まずは黎斗の所に向かおう。」
「そうだな。」
「じゃあ、俺は例の所に向かう。」
「ああ。」
フォルテはカズマと湊翔を連れて黎斗の元に向かい、拓巳はネオレーザーマンのいる地下研究施設へと向かう。
拓巳にはネオレーザーマンと共にガイアメモリの開発と、湊翔達用の新たなレイズバックル開発を任せている。
他には、プロトの手伝いでこの
拓巳と別れ、幻夢コーポレーションに着いたフォルテ達。
「……まさか幻夢コーポレーションまであるとはな。」
エグゼイドを知る湊翔は、幻夢コーポレーションまでこの異空間に存在している事に驚いていた。
会社の中に入ると、正宗がフォルテ達を迎えてくれた。
「ようこそ。幻夢コーポレーションへ。」
「わざわざ出迎えに来てくれたのか。」
「それは当然の事だ。フォルテ、貴方が有益なテストプレイヤーを連れて来てくれたのだから。さぁ、黎斗も待っている。ついて来てくれたまえ。」
正宗に案内されながら進むと、
「社員は
「てか、皆凄い勢いで仕事を熟しているのが見て分かるわ。」
「その通り。優秀な社員達を入社させてくれたフォルテには感謝しかない。」
そう話しをしている間に目的の部屋へと着いた。
「さぁ、この中だ。」
正宗に案内されるまま部屋に入ると…。
「おいおい……マジかよ!」
「…これは凄いな。」
部屋の中にはゲームセンターにある様な様々なゲームが設置されていた。
他にも、エグゼイドで黎斗が開発したゲームも多数あるまるで…ゲーマーには夢の世界と呼べる空間が広がっていた。
「やぁ、良く来てくれた。」
そして、この部屋の中央で黎斗が満面の笑みを浮かべながら立っていた。
「黎斗。約束通り二人を連れて来たぞ。」
「ああ。君にはいつも感謝しかないフォルテ。そして、カズマ、湊翔ようこそ私のテストルームに。」
「すげぇ……マジで前世に遊んだゲームが沢山ある。」
「俺達の知らないゲームもあるな。」
「その通り!此処にあるゲームはフォルテの前世から再現した物から、私の神の才能によって新たに開発したゲームをが設置されている。君達にはこれらのゲームで遊んでもらい。プレイしたゲームの意見を貰いたい。」
「えっ⁉︎本当に此処にあるゲーム全部遊んでいいのか!」
「勿論だとも。」
黎斗の言葉にカズマは笑顔を浮かべる。
だが、…湊翔は訝しげな表情を浮かべていた。
「……本当に遊んで意見などを言うだけでいいのか?」
「ん?」
「檀黎斗…貴方の事は前世で知っているから、どうしても疑ってしまう。」
エグゼイドの中で全ての元凶である黎斗を知っている湊翔は、本当にただ遊ぶだけなのか疑ってた。
まぁ……黎斗の所業を知っているなら当然の事だろう。
「ふっ。私の事を知っているならそう考えるのは仕方ない。だが、安心したまえ。私は純粋に君達にこの部屋のゲームをプレイしてもらい、それを参考に改良を施し更なるゲームを作り上げたいだけだ。」
黎斗は笑みを浮かべながら湊翔を見据える。
湊翔も黎斗の目をじっと見ている。………その濁りなき澄んだ瞳を。
「……分かった。その言葉、今は信じらせてもらう。」
「では、……レッツ・ゲーム!」
こうして、カズマと湊翔はゲームのプレイが始まった。
二人は前世で遊んだ事のあるものや、未プレイだったゲームを思う存分楽しんだ。
その中で、原作で黎斗が開発したゲームをプレイしながら感動もしていた。
「マジで楽しいなこのゲーム!」
「マイティアクションX……実際に遊んでみるとここまで楽しいとはな。」
「喜んでもらえたなら光栄だ。なら、次は対戦をしてみるかな?」
「対戦?」
「俺とカズマでか?」
黎斗の言葉に首を傾げるカズマと湊翔。
「いや、彼とだ。」
黎斗の言葉に応える様に、彼の背後から黒い服装の青年が現れたのだが、湊翔はその青年を見て驚いた。
「パラド⁉︎……いや違う……まさか!」
「そのまさかだよ。」
湊翔は黒いパラドが誰なのか気付くと、黎斗は笑みを浮かべる。
そして、正宗が口を開いた。
「このパラドは私の中にいた存在。そう、アナザーパラドだ。」
「やっぱり……でもどうして。」
「フォルテから君達と遊ぶ様に頼まれたんだよね。」
「天才ゲーマーの実力を持つアナザーパラドと対戦してみるのも面白いと思ってな。」
「なるほど…。」
「アナザーとはいえパラドとゲーム対決……面白い。」
フォルテから説明にカズマは納得し、湊翔は天才ゲーマーであるアナザーパラドとのゲーム対決に興味を示した。
「それじゃあ、決まりだな。」
まず最初はカズマとの対戦。
対戦するゲームは……。
シューティングゲームのバンバンシューティングだ。
黎斗がゲーム用ガシャットを専用の機械に装填して起動すると、部屋がゲームエリアに変わり近未来都市となった。
「すっげえ!」
「今開発中の異空間ゲームシステムだ。私が開発したガシャットのゲーム世界を再現展開して遊ぶ事が出来る。」
「……流石は天才ゲームクリエイター。神の才能を持つ男だ。」
黎斗の開発したゲームシステムにカズマは声を上げ、湊翔は改めて黎斗の才能に感心した。
そして、カズマとアナザーパラドの前に仮面ライダースナイプのメインウェポンであるガシャコンマグナムが出現し、二人を手に取る。
「それでは…ゲーム開始だ。」
黎斗の開始の宣言と同時に、周囲に特殊部隊を模した敵か出現し二人目掛けて機関銃を連射する。
「うおっ⁉︎いきなりハードモードかよ!」
カズマは叫びながら駆け出し、ガシャコンマグナムを構える。
「狙撃!狙撃!狙撃!狙撃!」
そう言いながら撃ちまくるカズマ。
その攻撃は見事に命中し、しかも全てがクリティカルヒット。
「ほお……彼の射撃技術は中々の様だな。」
「それに、やはり異世界のスキルである狙撃の命中率上昇効果が大きい。」
「元の世界でかなりの修羅場を潜り抜けて来たらしいからな。」
正宗はカズマの射撃に感心し、黎斗はカズマの狙撃スキルの力に興味を持った。そしてフォルテは、カズマがデザグラの様々なゲームをクリアしてきた経験が発揮されている事を見て理解した。
一方のアナザーパラドは、既に何度もプレイしたゲームなので慣れた動きで次々と敵を撃ち抜いていた。
二人の戦いは拮抗し続け、遂にボスキャラであるリボルバグスターが現れた。
「さあ、自分を倒す事が出来るかな?」
リボルバグスターは右腕の万能重火器であるリボルアームで二人を攻撃。
カズマとアナザーパラドは咄嗟に躱した。
「なんつう火力だよ!」
「相変わらずゲームだと強いな。」
リボルバグスターは手下のバグスター特殊部隊を出現させる。
「長引かせたら厄介だから、一気に決めさせてもらうよ。」
そう言ってアナザーパラドは駆け出しリボルバグスターの手下を次々と撃ち倒しながらリボルバグスターにもダメージを与える。
「ぬぉ!己れ!」
リボルバグスターが胸の手榴弾を取り外し、安全ピンを引き抜きアナザーパラド目掛けて投げた。
迫る手榴弾に、アナザーパラドは慌てる事なくなんと迫る手榴弾をリボルバグスター目掛けて蹴り飛ばした。
「なっ⁉︎」
そして、返された手榴弾はリボルバグスターの目の前で炸裂し吹き飛ばした。
「ぐわあっ!」
爆風で吹き飛び転がるリボルバグスター。
「ぐうっ!やはりアナザーパラドは侮れん…。」
大ダメージを喰らいながらも、リボルバグスターはなんとか起き上がろうとしたが、アナザーパラドが銃口を向けていた。
「これでゲームクリアだ。」
そう言ってアナザーパラドが引き金を引こうとしたその時。
バン!
アナザーパラドが引き金を引く前に発砲音が響き、リボルバグスターの顔面に銃弾が命中した。
「グワアアアア!」
その一撃が決めてとなり、リボルバグスターは爆散した。
クリアの音声が鳴り響く中、アナザーパラドが後ろを振り向くと瓦礫の上からガシャコンマグナムライフルモードを構えるカズマの姿があった。
実は、カズマはリボンバグスターの攻撃を回避する中で、エナジーアイテムの透明化を見つけ出していたのだ。
それにより、透明化と潜伏スキルのコンボで姿と気配を完全に消してこのチャンスを狙っていたのだ。
「ヘヘッ。悪いが俺の勝ちだ。」
「ははは。…これはやられたね。」
暗殺者の如く存在を消したカズマの狙撃の勝利だ。
「まさかエナジーアイテムとスキルを組み合わせての狙撃で、アナザーパラドより先に倒すとは…。」
正宗は改めてカズマの機転の良さと狙撃能力に感心するのだった。
そして、次の湊翔が対戦するゲームは……。
レースゲームの爆速バイクだ。
黎斗が爆速バイクガシャットを装填するとエリアがサーキットへと変わり、湊翔とアナザーパラドの前に、仮面ライダーレーザーバイクゲーマーレベル2の姿であるバイクが2台出現した。
純粋なライダーマシンのバイクなので、瞳とベルトは無い。
「まさか、こんな形でレーザーのバイクに乗れるとはな。」
「さぁてと、今度こそ俺が勝つ!」
二人はバイクに跨りスタート地点へ移動し、いつでも発進出来る様に準備万端の二人。
そして、ライトの赤が黄色に変わり、……青に変わったと同時に走り出す湊翔とアナザーパラド。
猛スピードでコースを走る二人の前に、様々な障害物か出現するが、湊翔とアナザーパラドは華麗なるバイクテクで全てを躱す。
「ほおう。湊翔のバイクテクニックは大したものだ。」
「アナザーパラドを相手に互角の走りを見せるとは。」
「湊翔もデザグラでブーストレイズバックルの超スピードに慣れている上に、ブーストライカーを見事に乗り熟してもいるからな。」
湊翔のバイクテクについて語り合う黎斗、正宗、フォルテの3人。
その一方で、障害物ゾーンを切り抜けた湊翔とアナザーパラドは、一気に加速する。
「勝負はまだまだこれからだ!」
「望むところだ!」
白熱し加速する二人だが、突然乱入者が現れる。
「オレを忘れちゃあ困るぜえぇぇぇ‼︎」
二人の前に飛び出し現れたのは、バイクに跨るモータスバグスターだった。
「おらおら!このレース、オレも飛び入り参加だああ!」
そう言って二人の前を走りながら爆発物を投擲して湊翔とアナザーパラドを妨害するモータスバグスター。
「ぐっ!流石は何でもありのレースゲームだ。こんな乱入もありとはな!」
「ははは!心が滾るな!」
まさかの妨害に二人は驚くが、怒るどころか寧ろ楽しんでいる。
モータスバグスターの妨害を躱しながら走り続ける湊翔とアナザーパラド。
そして、そのままアイテムボックスゾーンに突入すると同時に、モータスバグスターの爆発物でアイテムボックスが破壊されエナジーアイテムが出現した。
「これだ!」
湊翔は一気に加速しエナジーアイテムをゲットした。
そのエナジーアイテムとは……鋼鉄化。
湊翔とバイクが灰色メタルの鋼鉄と化し、モータスバグスターの爆発物による爆破を物ともせず更に加速する。
「なっ⁉︎」
これにはモータスバグスターも驚き、一旦爆発物の投擲を中断し加速に専念する。
そのままアイテムボックスゾーンを抜け、現状トップはモータスバグスターで次が湊翔、最後がアナザーパラドとなった。
三人共連続急カーブのゾーンに入るも華麗なテクニックで難なく通過し、遂に最終コーナーを通過した三人の前にゴールが見えた。
「オレは風になるぜえぇぇぇ‼︎」
「負けるかあぁぁぁ!」
モータスバグスターと湊翔はゴール目掛けて更に加速し並ぶ。
勝つのはモータスバグスターか湊翔か、側から見てもそう思う展開だったが、二人の後ろを走るアナザーパラドが笑みを浮かべた。
すると、加速に専念していた二人の目の前にアイテムボックスが出現するが、二人は無視して通過。
そのアイテムボックスをアナザーパラドが壊してエナジーアイテムをゲットした。
アナザーパラドがこの場面でゲットしたエナジーアイテムは……高速化だった。
高速化により一気に超加速したアナザーパラドは、湊翔とモータスバグスターを一気に追い抜きそのままゴールした。
「俺の勝ちだ!」
爆速バイクの勝者はアナザーパラド。
「ちっくしょおおおお!」
先にゴールされ負けたモータスバグスターは悔しそうに声を上げながら消えていった。
湊翔はゴールした後、バイクを止めてからヘルメットを外した。
「負けたか……だが、良い勝負が出来た。」
今まで命懸けで大切な者達を守る為にデザグラで必死に戦ってきた湊翔。
そんな湊翔だったからこそ、純粋にゲームを楽しみながら勝負して負けても、清々しい気持ちでいられた。
「湊翔!惜しかったな。もう少しでお前の勝ちだったのに。」
「はは、最後の最後に油断してしまったな。カズマはエナジーアイテムとスキルを組み合わせて見事に潜んでいたな。俺でも居場所が分からなかった。」
「なぁに、運が良かっただけさ。」
楽しく話し合うカズマと湊翔。
そんな二人にアナザーパラドが近寄り口を開く。
「カズマ!湊翔!二人のお陰で久々に最高に楽しめた。また機会があれば、俺と遊んでくれないか?」
「ああ。いいぜ。」
「俺達も久しぶりに純粋にゲームを楽しめたからな。」
楽しく話し合うカズマと湊翔とアナザーパラド。
そんな湊翔達の様子を見ていた正宗と黎斗は。
「ふむ。やはり彼らにテストプレイヤーを頼んだのは正解だった様だ黎斗。」
「ああ。お陰で良いデータを取る事が出来た。これもフォルテが彼らを誘ってくれたお陰だ。」
「協力してくれた二人のお陰だ。」
黎斗がそう言うと、フォルテはそう返すのだった。
その後、ゲームエリアを解除し湊翔とカズマの元に行くフォルテ達。
「カズマ、湊翔。実に素晴らしいものを見せてもらった。まさか、アナザーパラドを相手にこれほど良い勝負をするとはな。」
「お陰で良い
正宗と黎斗はカズマと湊翔を高く評価し褒める。
「こっちこそ、こんなに楽しいゲームをさせてもらって感謝しかないですよ。」
「カズマの言う通り。久しぶりにゲームを楽しむ事が出来た。」
カズマと湊翔は、テストプレイヤーとしてここまで楽しめるゲームで遊ばせてもらった事に心から感謝した。
「楽しんでもらったなら良かった。なら、もう一つ楽しめるゲームをしてみないか?」
「え?まだ何かあるのか?」
「一体どんなゲームだ?」
「カードゲームだ。」
「カードゲーム?」
フォルテの言葉に首を傾げるカズマ。
確かにカードゲームも面白いが、先程遊ばせてもらったゲームエリアを展開するガシャットゲームの様に楽しめるかと思っている様だ。
「あっ!あっちの試作機も出来たんだ!」
首を傾げるカズマと湊翔と違い、アナザーパラドはフォルテの言葉の意味に気付いた。
「その通りだ。じゃあついて来てくれ。」
フォルテに言われ後に付いて行くカズマ達。
そして向かった別の部屋にあったのは、両側にゴンドラが設置された巨大なプロレスリングの様な物だった。
「おいおいマジか、これって
「まさか、こんなものまで作っていたとは……。」
二人は
原作漫画では、デュエルボックスと言う正方形のガラス張りの箱の中にテーブルが置いてある物が設置されていたのだが、アニメではより迫力を求めたのか、代わりにこの巨大な
「
「ソリッドビジョンを再現出来る仲間って誰だよ。」
フォルテの言葉を聞いたカズマは問う。
「それは彼らだ。」
そう言ってフォルテが指を鳴らすと、フォルテの前に六人の小人が現れた。
そして、その小人を見た湊翔は目を見開いて驚愕した。
「まさか……イグニス⁉︎」
そう。遊戯王
「よっ、俺は
「私は
「初めまして、私はアクア。」
「僕はウィンディ。」
「私はアース。」
「そして私がライトニング。以後お見知りおきお。」
何故なら、彼らは人間に振り回されて消滅したことを、湊翔はアニメという形で知っていたからだ。
「なんで……イグニス達が此処に…。」
「それはデューオとフォルテのお陰だな。」
「デューオ?………まさか!あのデューオか⁉︎」
「そういえば言っていなかったな。せっかくだ。その事についても二人には説明しておこう。」
そして、フォルテはこの世界で二度デューオと接触した事や、デューオから様々な
フォルテの話を聞いていたカズマと湊翔は、もはや驚きを通り越して唖然となり、開いた口が塞がらなかった。
「マジかよ……。」
「まさか、あのデューオが認めてデータをフォルテに託していたとは……話を聞いてなんだが信じられないな。」
湊翔がそう言うのも仕方ない。
フォルテが出会ったデューオはゲームに登場した存在より厄介なアニメのデューオ……本当に電脳の神と呼べる存在なのだから。
「全ては、バレル大佐のお陰だ。」
「そうか。…あの人がデューオに心を教える為に、デューオと融合したんだったな。」
「バレル大佐と融合したデューオは人の心を理解出来る様になった。だからこそ、俺達の事を理解して色々と託してくれたんだ。」
「なるほど…。」
フォルテの話を聞いて、デューオが人の心を理解出来る様になって本当に良かったと湊翔とカズマは思った。
「それで、デューオが色んな世界を監視観察する中でイグニス達の存在を知りそのデータを回収してフォルテに託したと。」
「そして、フォルテがイグニス達をこの世界に復活させた訳か。」
「その通りだ。そして今は、
「……だが、
湊翔が心配そうに指差す先にいたのは……ライトニングだった。
「ああ、大丈夫だ。ライトニングには奴が“以前”ウィンディにした事を施したからな。」
「ウィンディに?………ああ!そういう事か。それなら大丈夫だな。」
フォルテの言葉を聞いた湊翔は、フォルテがライトニングのプログラムを…人格を書き換えた事をすぐに理解した。
「さて、話がそれてしまったが、カズマと湊翔にはこの
「勿論やるに決まっているよ!アニメみたいに召喚したモンスターが実体化するデュエルが出来るんだから!」
「俺も同じだ。子供の頃の夢が叶う機会は逃せないからな。」
前世で遊戯王をやっていたカズマと湊翔は、アニメの様に召喚したモンスターが目の前に現れるデュエルが出来ると聞いて断る訳がなかった。
「そう言ってくれると思っていた。」
二人の言葉を聞いたフォルテは笑みを浮かべながら二人の前に手を翳すと、カズマと湊翔の前に構築済みのデッキが複数現れ、更に隣に無数のカード
「それじゃあ、既に構築済みのデッキを使うか、一から組むか好きな方を選んでくれ。なんなら、構築デッキを自分用に調整するのも構わない。構築デッキは歴代主人公のデッキを模したストラクチャーデッキだ。」
フォルテは前世の記憶とデューオから得た最新カードのデータからストラクチャーとカード一覧を再現したのだ。
「…本当にすげぇな。なら俺はストラクチャーを基本にデッキを組み立てるぜ。」
「俺もそうするか。一からデッキを組むと時間がかかるからな。」
そう言ってカズマと湊翔はそれぞれストラクチャーデッキを一つ選んでから、デッキを組み始めた。
………1時間後。
「出来た!」
「こっちも大体形にはなった。」
カズマと湊翔のお試しデッキが組み上がった。
「やはりストラクチャーデッキを軸にしても、デッキ構築は時間が掛かるよな。」
「全くだ。さて、随分と待たせてしまって済まないフォルテ。」
デッキ構築に時間がかかり、待たせてしまった事をフォルテに謝罪する湊翔。
「気にするな。寧ろストラクチャーを使ったとはいえ早い方だった。」
カードゲームをする者なら分かる。普通に一から自分用のデッキを組もうとしたら、下手したら数日掛かる人もいるのだから。
「さぁ、デッキを組めたし誰から始める?」
「あっ、俺からやりたい!」
フォルテの問いにカズマが手を上げて元気に声を上げる。
「湊翔は構わないか。」
「ああ。」
最初にテストデュエルを始めるのはカズマとなった。
フォルテとカズマは、デュエルリングのゴンドラに乗って準備は完了した。
「……そういえば、カズマは最新のルールは分かるのか?」
「ん?ああ、湊翔から教えてもらったから大丈夫だぜ。」
フォルテの問いにカズマは笑みを浮かべながらサムズアップする。
「そうか。なら、始めるか!」
「おう!」
「「
フォルテ 手札5 LP8000
カズマ 手札5 LP8000
フォルテ対カズマのデュエルが始まった。
ルールはマスタールール新で
「先行はさっき決めた通り俺からだ。」
既にコイントスで先攻後攻を決めており、先攻はフォルテ。
1ターン目
「手札から永続魔法
フォルテの場に、仮面を付けたサイバー・エンドとレインボー・ドラゴンが描かれた永続魔法カードが出現した。
「
フォルテが
「おいおい、このフィールド魔法って劇場版のあのフィールドじゃねぇか!」
フォルテが発動したカードがなんなのか、カズマはすぐに気付いた。
もちろん湊翔もだ。
フォルテが使っているデッキは、劇場版である“超融合!
時を越えた絆”で登場した敵が使用した
「やはり分かるか。なら、この後どうなるかも当然分かるな。」
そう言ってフォルテは更に動く。
「デッキから
フォルテのフィールドに半透明の青眼と真紅眼が出現すると、二体に白黒の不気味な仮面が装着され翼が仮面と同じ様な白黒の模様が入った形状へと変化して召喚された。
フォルテのフィールドに劇場版宛らに、二体の
それを見たカズマは思わず声を上げる。
「ちょっと待て!OCG版だと
そう。劇場版とは違いOCG版では、カズマが言った通りのデメリット効果があるので、本来は二体以上召喚する事は出来ない。
「確かに本来ならそうだ。だが、俺のフィールドの永続魔法
更に、バトルフェイズの間のみ、フィールド上の
「マジか…。」
フォルテの説明に、まさかの原作再現する為のサポートカードが出ていた事に驚くカズマ。
「カード一枚伏せてターンエンドだ。」
フォルテ 手札1枚 LP8000
フィールド魔法
メインモンスターゾーン
闇属性
闇属性
魔法・罠ゾーン
永続魔法
伏せカード1枚
先攻フォルテのターンは終わり、次はいよいよカズマのターンだ。
「…まさか原作再現カードが出ていたとは驚いたな。まぁ、その方が嬉しいのは間違いないからな。じゃあ俺のターンいくぜドロー!」
二ターン目
カズマ 手札5→6
「まずは、
カズマのフィールドに緑の鎧を装着した双剣の戦士が召喚された。
「更に、レベル4のエクストラ・ソードの召喚に成功したから、手札のカゲトカゲを特殊召喚。」
エクストラ・ソードの影から怪しく光る赤い目が出現し、影の蜥蜴が姿を現す。
地属性
闇属性
カズマのフィールドに二体の
そして、カズマの召喚したモンスターを見たフォルテは、カズマの使用デッキが何かすぐに分かった。
「なるほど、なら次は当然…。」
「ああ!俺はエクストラ・ソードとカゲトカゲ、二体の
カズマの声に応える様に、エクストラ・ソードはオレンジ、カゲトカゲが紫の光となって飛翔。
「二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚‼︎」
上空で螺旋を描く様に絡み合うと、カズマのフィールドの中央に銀河の渦が出現し、エクストラ・ソードとカゲトカゲの光がそのまま銀河の渦へと吸い込まれビッグバンが起こった。
「現れろ!No.39 希望皇ホープ!」
カズマの声に応え、ビッグバンの光の中から翡翠の宝玉を付けた白い塔の様なオブジェが出現しそのまま変形していく。
そうして姿を現したのは、遊戯王
ホォオオオオオープ!
登場同時に雄叫びを上げる希望皇ホープ。
光属性
「出たなホープ!」
ホープの登場に笑みを浮かべるフォルテ。
「うおおおお!マジでホープを召喚出来た!やっぱカッコいいぜ!」
カズマも自分が本当に希望皇ホープを召喚した事に大興奮。
「よっしゃあ!このままいくぜ!希望皇ホープの素材となったエクストラ・ソードの効果で、エクシーズ召喚に成功したホープの攻撃力が1000ポイントアップだ!」
ホォオオオープ!
ホープが再び雄叫びを上げると、全身から金色のオーラが溢れ出す。
希望皇ホープ 攻2500→攻3500
ホープの攻撃力が
「まだだ!手札から
ホープの背後に阿修羅を模した腕の装備が現れ、そのままホープに装着。
希望皇ホープは六つの腕を持つ阿修羅の様な姿となった。
「このカードは攻撃力1000ポイントアップの装備カードとなって希望皇ホープに装備出来る。そして、
希望皇ホープ 攻3500→攻4500
これがホープデッキの強さの一つ。
様々な
そして、今の希望皇ホープは
「いくぜ!希望皇ホープで
希望ホープが
希望皇ホープ 攻4500−
「くっ!」
フォルテ LP8000→6500
フォルテに1500ダメージを与えた。
「やるなカズマ。だが、ただではやられない!
フォルテは伏せカード
その絵柄は、卵から黒い不気味な植物が生えている光景。
「俺の
フォルテは
フォルテ 手札1枚→3枚
(……んっ。)
フォルテがドローしたカードを見て僅かに反応したが、カズマはそれに気付けなかった。
「だが、それじゃあ俺の攻撃は止められないぜ。」
カズマはそのまま攻撃を続行。
「希望皇ホープで今度は
ホープ剣・アシュラ・ディバイダー‼︎」
希望皇ホープの攻撃により、
希望皇ホープ 攻4500−
フォルテ LP6500→4400
この攻撃で、フォルテのLPは殆ど半分まで削られた。
「カズマ…やるな。」
その様子を見ていた湊翔は、カズマのプレイングに感心していた。
「よっしゃあ!これでフォルテのモンスターは全滅だ。」
気持ちいいくらいに攻撃が決まり上機嫌のカズマ。
だが、この攻撃が踏んではいけない竜の尾を踏んでしまった。
「カズマ。実に良い攻撃だったが、一見正しい様な攻撃が実は大いなる間違いだ。」
「……え?」
フォルテの言葉にカズマは反応した。
何故なら、その言葉は劇場版の敵と同じセリフだったからだ。
「
「げっ!そのカードは!」
「LPを半分支払い、このカードを特殊召喚する!」
フォルテ LP4400→2200
フォルテのフィールドに巨大な虚無の穴が開き、その穴から巨大な金色の龍が出現した。
闇属性
「おいおい…このタイミングでマジかよ!」
ここでまさかの
攻撃力5000の金色の龍の登場……まさに劇場版の再現の様な展開だった。
「くっ…だが俺のターンはまだ終わってねぇ。手札から装備魔法 ホープ剣スラッシュを希望皇ホープに装備!」
カズマのフィールドに剣を振るう希望皇ホープが描かれた装備魔法カードが出現し、そのまま希望皇ホープに装備される。
「カードを1枚伏せてターンエンド!」
カズマ 手札2枚 LP8000
メインモンスターゾーン
光属性
魔法・罠ゾーン
装備魔法 ホープ剣スラッシュ
伏せカード1枚
カズマのターンが終わり、再びフォルテのターンへ。
「俺のターンと同時に、フィールド魔法
フォルテのフィールドのビル群が怪しい光を放つ。
「ドローフェイズにドローする代わりに、デッキから
フォルテはデッキから3枚を選ぶ。
「俺が選ぶのはこの3枚だ。」
フォルテが選んだのは………3枚とも
「…って、全部同じカードじゃねぇか!」
これにはカズマも思わず声を上げた。
「…やっぱそうするよな。」
湊翔は欲しいカードを確実に手札に加える戦術として納得していた。
そして選ばれた3枚が裏側となってシャッフルされた。
「さあ、一応選んでくれ。」
「はぁ…。どれ選んでも同じだから真ん中な。」
そうして選ばれた
三ターン目
フォルテ 手札2枚→3枚
「そして、今手札に加えた
フォルテのフィールドに地面に埋まった棺桶と亡者の腕が地面から這い出る様子が描かれたカードが出現し、そのカードの前に半透明の亡霊の様に
「墓地の
フォルテ 手札2枚→4枚
デッキから新たなカードを手札に加えたフォルテが動く。
「俺は
フォルテのフィールドに半透明の三首の機械龍が現れその真下に出現した黒い歪みに引き摺り込まれる。
すると、歪みから闇が噴き出し先程引き摺り込まれた機械龍が仮面を付けて這い出て来た。
更に、七色の宝玉が埋め込まれた虹の竜も半透明の姿で現れ、上空に出現した歪みに吸い込まれた。
そして歪みから美しいオーロラが発生すると、オーロラの中から仮面を付けた虹の竜が姿を現した。
闇属性
闇属性
圧倒的な攻撃力を持つ三体の
「くっ!(スッゲェ威圧感。……映画の遊戯達は、こんな敵を相手に立ち向かったんだよな。)」
カズマの脳裏に、映画で
(だが大丈夫だ。俺のフィールドには攻撃力4500の希望皇ホープがいる。更に、装備カードのホープ剣スラッシュで効果破壊耐性を与えた上に、ホープの効果とのコンボで更に攻撃力を上げられる。)
カズマはそう思っていたが、フォルテが繰り出す1枚のカードで状況が逆転する。
「更に速攻魔法 月の書を発動し、カズマのフィールドの希望皇ホープを裏側守備表示にする。」
フォルテのフィールドに、月が描かれた古代エジプトの書物の様な本が出現。
そのまま本が開きあるページを開くと、月明かりの様な優しい光が希望皇ホープに降り注ぎ、その光を浴びた希望皇ホープは消えてカードが裏側守備表示となってしまった。
「げぇ⁉︎」
これにはカズマもヤバいと声を上げた。
裏側守備表示となってしまった事で、装備していた
更に、裏守備ではホープの効果も使えない。
そして、フォルテはそのままバトルフェイズに入り攻撃を仕掛ける。
「
Sin《シン》 サイバー・エンドの三つの頭の口が開き雷を纏った青黒い光線が放たれ、裏側守備表示の希望皇ホープを粉砕。
「ぐっ!」
破壊の衝撃に耐えるカズマ。
「さぁ、残る二体の攻撃で終わりだ。」
「そう簡単にやられるかよ!
カズマのフィールドに希望皇ホープが復活し、腕を交差させて跪く。
そして、発動したエクシーズ・リボーンはそのまま希望皇ホープの
希望皇ホープ 守2000
「そうきたか。なら先ずはホープを破壊するまで!
「希望皇ホープの効果発動!相手の攻撃宣言時に
希望皇ホープが胸の翡翠の宝玉に素材を一つ取り込むと、左翼のアーマーが拡張展開され、半月を描く様に変形しホープの身を守る盾となった。
「ムーンバリア!」
そして、
「やはり防いだか。だが、これでホープは終わりだ。
フォルテの命に従い、
「くっ!ホープが……。」
何故ホープが破壊されたのか?それは、ホープ自身の効果だとカズマとフォルテは知っていた。
アニメのオリジナルと違い、OCGのホープは素材が無い状態で攻撃対象となった瞬間、自身の効果で破壊される デメリット効果を持っているからだ。
「攻撃対象が自壊しフィールドの状況が変化した事で、
「
フォルテの声に応え、
「ぐああああ!」
カズマ LP8000→3000
カズマは5000の大ダメージを喰らった。
「カードを1枚伏せてターンエンド。(俺の伏せカードは威嚇する咆哮。次のカズマのターンにこれを発動して攻撃を封じる。)」
フォルテはホープデッキの恐ろしさを知っている故に、油断なくカズマの次のターンの攻撃を確実に封じる罠をセットした。
フォルテ 手札0 LP2200
フィールド魔法
メインモンスターゾーン
闇属性
闇属性
闇属性
魔法・罠ゾーン
永続魔法
伏せカード1枚(
そして、カズマにとってのラストターン。
「くっ…俺のターン。(この状況かなり不味い。俺のフィールドにカードはなく手札はこの1枚だけ。)」
カズマの手札にあるカードは…ゴゴゴゴーレム。
(コイツを裏守備で出せば二回までならフォルテの
カズマはこのターンで何とかしなければ自分が確実に負けると難しい顔をしていた。
「(……兎に角、今はドローするしかない。)ドロー!」
カズマがドローした瞬間、フォルテがあの
「
フォルテが威嚇する咆哮を発動させた瞬間、
「「「グオオオオオオオオ‼︎」」」
「がっ⁉︎」
「くっ!」
凄まじい咆哮に、カズマはもちろん湊翔まで耳を塞いだ。
「威嚇する咆哮の効果によりこのターン、カズマは攻撃宣言は出来ない。」
「…攻撃を封じた。」
フォルテの戦術に、湊翔はそう呟いた。
「攻撃まで封じてくるとはな……。」
カズマはそう言いながらドローしたカードを見る。
カズマがドローしたのは、上空に0から9までの数字が縁を描き、その中央から放たれる光によって、地面からNo.104
「グローリアス・ナンバーズ……このターン何とかこれで耐えられる。魔法カード グローリアス・ナンバーズを発動!」
「ほう。良いカードを引けた様だな。」
「自分フィールドにモンスターが存在しないので、墓地の希望皇ホープを守備表示で特殊召喚する。」
カズマのフィールドに再びホープが復活した。
希望皇ホープ 守2000
「その後、デッキからカードを1枚ドローする。」
カズマはドローしカードを確認する。
「ッ!…このカードは。」
引いたカードは、まるで制限をかける様にある紋章の周囲に装飾が施された魔法カードだった。
「……本当ならいいタイミングできたと言いたいんだが、このターン攻撃出来ないから完全な逆転とはいえねぇ…。」
カズマのドローしたカードは、新たなホープを特殊召喚する為のカード。
このカードで新たなホープを特殊召喚して攻撃出来ればカズマは勝っていた。
(このターン特殊召喚しても、攻撃できない上に次のフォルテのターンで特殊召喚したホープが破壊される可能性もある。なんとかこのターンで決着をつけねぇと………決着……ん?……あっ!そうだ!あるじゃねぇかこの局面で一番必要なホープが!)
そう思いながらカズマはドローしたカードを見ていると、そのカードがアニメで初めて使われ逆転した話を思い出し、フォルテに向かって笑みを浮かべた。
「いくぜ!俺は手札から
「まさか!この局面で
カズマが
カズマが
「このカードは自分フィールドのランク4のエクシーズモンスター1体を選択して発動する。その選択したモンスターよりランクが一つ高い
カズマの言葉に応える様に、ホープは最初に現れた白い塔の様なオブジェに変形し、そのまま赤紫の光となって上空の暗雲の渦へと飛び込んだ。
「カオス・エクシーズ・チェンジ‼︎」
ホープが暗雲に飛び込んだ瞬間、暗雲から黒い光の爆発……闇のビッグバンが起こった。
「出ろ!CNo.39!」
闇の中で赤黒い光を放ちながら39の数字が輝き、その闇のビッグバンの中から禍々しい魔剣の様な漆黒の剣を模したオブジェが出現した。
「混沌を統べる、紅き覇王!悠久の戒め解き放ち、赫焉となりて闇を打ち払え‼︎」
漆黒の魔剣のオブジェが変形し、人型となりてその真なる姿を現す。
「降臨せよ!希望皇ホープレイV‼︎」
カズマのフィールドに現れたのは、漆黒の鎧を身に纏い、真紅のラインが体中を伝う本来の希望皇ホープとは全く異なるスマートな体格で鋭角的な禍々しい悪魔の様な姿。
闇の力をその身に宿したダークヒーローの様なホープの姿だった。
ホォオオオオープレイV‼︎
光属性
このホープこそ、アニメで遊馬が初めてホープをランクアップさせてバリアンの力を得た希望皇ホープレイVだ。
「……俺の負けだな。」
ホープレイVの登場を見たフォルテはそう呟いた。
希望皇ホープはランクアップによって様々な姿へと進化するエクシーズモンスター。その殆どは自らの攻撃力を高めて敵を倒す攻撃型なのだが、ホープレイVは戦闘による破壊ではなく効果破壊に特化した形態なのだ。
「さあ!いくぜ!俺はホープレイVの効果を発動する。希望皇ホープを素材にしている場合 1ターンに1度、このカードの
そう言ってカズマは、フォルテのフィールドのモンスターに向かって指差す。
「俺が対象にするのは、…
カズマがそう言うと、ホープレイVは目の前にある金の装甲に覆われた十字の線が入った赤紫の菱形の結晶体に手を翳す。…それはホープレイVの
カオス化により素材も変化したのだ。
その素材が光を放ちながらホープレイVに吸収されると、ホープレイVは紫のオーラを放ちながら飛翔し、両腰に備えた二振りの湾曲した刃のホープ剣を手に取りその柄同士を連結させて双刃剣と化した。
「いっけえー!Vブレードシュート!」
ホープレイVは双刃剣をブーメランの様に
高速回転しながら
そして、
その余波と衝撃がフォルテを襲い…LPは0となった。
フォルテ LP2200→0
5000の効果ダメージによりフォルテは負け、カズマの勝利でこのテストデュエルは決着した。
デュエルが終わりゴンドラから降りたフォルテとカズマ。
「まさか最後の最後でランクアップに繋げるカードをドローするとはな。カズマの本当に強運だな。」
「いや、そう言うフォルテだってあの時トゥルース・ドラゴンか月の書を引いたんだろ?主人公補正なぬ魔王補正だな。」
テストデュエルとはいえ、互いに本気でデュエルをし楽しんだフォルテとカズマは、笑みを浮かべながら互いの拳をぶつけ合わせた。
「二人共、良いデュエルだったな。」
すると、湊翔が笑みを浮かべながら二人に近寄る。
「
「確かに、良いデュエルだった。お陰で良い
湊翔の言葉に続いて、黎斗もあるガシャットを見せながらそう笑顔で言った。
「次は湊翔とのテストデュエルになるが、フォルテが新しいデッキを準備をする為少し休憩にしようか。」
「そうだな。俺も集中し過ぎてちょっと疲れた。」
「なら少し休憩してから湊翔とのデュエルだな。」
「ああ。」
黎斗の提案に皆が納得したので、少し休憩を取ってから
湊翔とのテストデュエルをすることになったのだった。
懐かしの様々なゲームや黎斗のガシャットゲームにデュエルリングでのデュエル。
湊翔とカズマに存分に楽しんでもらいました。
デュエルに関しては、アニメテーマデッキをメインにシンプルに決着をつけましたが、自分ではあまり高度なプレイ再現出来ないのでご理解の程お願いします。
次回はフォルテと湊翔のデュエル。
どうなるのかお楽しみに。