湊翔達に悠紀夫さんとブラック達を紹介した翌日。
フォルテは今度は1人でデジタルワールドに向かい鉱山エリア全体に創世の力を使った。
これにより一定周期を迎えると、鉱山内の鉱石が全て復活する様になった。
つまり、無限に採掘出来る様になりクロンデジゾイド、
それから、分身体をラージャに向かわせ同じ処置をラージャの鉱山にも施した。
これでラージャの金鉱脈も復活し、表側でラージャから鉄鉱石とスタンフィール・インゴットに必要な
……表の購入ルートも必ず必要になるし、ラージャの金鉱脈が復活したのでラージャ民達の生活も昔の様に豊かになってゆくだろう。
もちろん、他の国々に鉱脈の復活がバレない様に少しずつ売っていく。
そうした用事を済ませたフォルテは、湊翔達を連れてインターネットコロシアムのバトルフィールドに立っていた。
「なぁフォルテ。俺達をバトルフィールドに連れてきたのはなんでだ?」
「そろそろ理由を説明してくれないか?」
カズマと湊翔は何故自分達を連れてバトルフィールドに来たのかまだ理由を聞いてはいなかった。
「湊翔、カズマ。皆には少し俺が得た新たな力の一端を試す相手をしてもらいたい。」
「新たな力って…。」
「何を手に入れたんだ?」
「これだ。」
フォルテは分身体を作り出すと同時にあるものを二人に見せる。
それは金の装飾が施されたレバーの付いた赤いドライバーと、金の目と金の装飾が身体中に施された赤黒い蝙蝠がフォルテの肩に止まって口を開いた。
「私の名はキバットバット二世だ。」
そう。フォルテの肩にいるのはダークキバへと変身するのに必要なあのキバットバット二世だった。
「えっ⁉︎キバット⁉︎」
「それにエボルドライバーまであるじゃねぇか⁉︎」
キバットバット二世とエボルドライバーを見た湊翔とカズマは驚き声を上げた。
「確かそのキバットバット二世は、ハンドレッドが使っていた複製品だろ?何故本物と同じ様な意識が宿っている?」
武劉が不思議とフォルテに問い掛けると、フォルテはすぐに口を開いた。
「それは、俺が新たに得た
「なるほど…。」
フォルテの説明に納得した白夜。
この世界の能力…スキルは湊翔達のスキルと違って強力なものが多いうえに、フォルテのスキルをいやという殆ど見てきたので他の皆も納得していた。
「じゃあ、…始めるとしよう。」
「有り難く思え、絶滅タイムだ!」
そうフォルテとキバットバット二世が言うと、キバット二世はフォルテの周りを飛び回りながらフォルテの右腕に噛み付いた。
「ガブリ‼︎」
すると、キバット二世から魔皇力がフォルテの身体に流れ込むと、フォルテの頬に黒紫のステンドグラスの様な模様が浮かび上がりその腰に黒い鎖が無数に巻き付き変化しダークキバットベルトになった。
そして、エボルドライバーを持つ分身のフォルテはそのエボルドライバーを腰に当てて装着すると、そのまま2本のエボルボトルをエボルドライバーに装填する。
〈エボルドライバー!〉
〈コブラ!ライダーシステム!〉
〈エボリューション!〉
エボルボトルを装填した瞬間に電子音声か鳴り、それを聞いた分身フォルテはエボルドライバーのEVレバーを握ると勢い良く回し始めると、ベートーベンの交響曲第9番が流れる。
それに合わせて、コブラエボルフルボトルの顔の口が上下に動いてまるで歌唱しているかの様に稼働すると、エボルドライバーに搭載されたエネルギー生体ユニットである“エボリューションチャージャー”の装置内部の発動機“EXダイナモ”が高速稼働し必要なエネルギーを生み出す。
そして、エボルドライバーから透明なが出現しフォルテの前後にプラモデルのライナーの様な型であるEVライドビルダーが形成され、パイプの中を赤と青の液体が流れ込み前後の型の中に凝縮され赤黒い霧の様なエネルギーに包まれた装甲を形成し、更に歯車の様な金色のリングが三つ出現した。
それに合わせる様に、本体のフォルテはキバットバット二世を手にして前に掲げる。
〈
エボルドライバーからそう電子音声が鳴り響くと同時に二人のフォルテはあの掛け声を上げる。
「「変身。」」
フォルテはそのままキバットバット二世を腰のダークキバットベルトにセットすると、キバット二世目が点滅し黒緑の波動を放つとフォルテの全身が銀の膜に包まれ姿を変えると同時に膜が弾け飛ぶと、真紅の鎧を纏う蝙蝠を模した仮面ライダーである仮面ライダーダークキバへと変身が完了した。
分身フォルテの方は、EVライドビルダーによって形成された装甲が勢いよくフォルテに迫り挟むと、三つの金色のリングがフォルテを中心に宇宙ゴマの様に回転しながら弾け飛ぶ。
〈コブラ!コブラ!エボルコブラ!〉
〈フッハッハッハッハッハッハ!〉
赤黒い霧が晴れ現れたのは、天球儀を模した赤・青・黒・金の四色を基本カラーとして組み合わせた仮面ライダー。
その頭部の額に当たる部分に星座早見盤があり、仮面の目が赤いコブラの横姿の左右対称となっている。
「エボル……フェーズ1完了。」
ダークライダーの中でももっとも凶悪な仮面ライダーである、仮面ライダーエボルコブラフォームに分身フォルテは変身完了した。
「マジか……。」
フォルテ二人のダークキバとエボルへの変身を目の当たりにした湊翔が思わずそう呟いた。
そして、……やるしかないと悟った。
「……カズマ、腹を括るぞ。」
「ええっ⁉︎…ったく。しょうがねぇな!」
湊翔の言葉にカズマも腹を括りドライバーを装着しレーザーレイズライザーとブーストマークⅡレイズバックルを装填する。
『
装填と同時に電子音声が鳴り響き待機音声が流れる。
そして、二人は同時に声を上げる。
「「変身!」」
そのままレイズバックルを操作して変身に移行する。
『
『
『
『
湊翔とカズマはレーザーブーストフォームへと変身。
フォルテが変身するダークキバとエボル…油断出来る筈がない。
そして先手必勝とばかりに、湊翔はエボル、カズマはダークキバに変身したフォルテに攻撃を仕掛ける。
「ふっ!はっ!」
湊翔がフォルテに殴り掛かるが全て軽々と躱される。
更に、フォルテはエボルの高速移動による残像て湊翔を撹乱しで懐に飛び込む。
「ふっ!ハアッ!」
そのまま湊翔の顔と腹に一撃を叩き込む。
「ぐっは!」
フォルテのエボルによる攻撃を喰らって殴り飛ばされる湊翔。
「ぐっ……やはりフォルテが変身している分強さが段違いだ。」
湊翔はこのままではまずいと重力操作でフォルテエボルの動きを封じようとするが、簡単に弾かれてしまった。
「くっ!…なら!」
今度は周囲の瓦礫などを操作してフォルテエボルにぶつけようとしたが、高速移動で簡単に躱しながら、手から放つ波動で瓦礫を吹き飛ばした。
フォルテの変身するエボルは、本来のブラックホールフォームの2%しか力を発揮出来ないのだが、フォルテはその2%の力を見事に発揮していた。
一方のカズマの方では、フォルテの変身するダークキバの攻撃に苦戦していた。
「おら!ハアッ!」
「ふん!」
必死に拳を振るうカズマだが、フォルテの変身するダークキバは紙一重で躱し、反撃としてカズマの首を掴んで持ち上げる。
「ガッ⁉︎」
首を掴まれ持ち上げられたカズマは必死にフォルテの腕を外そうとするがびくともしない。
「ハアッ!」
フォルテはそのままダークキバの力の赤雷と自身の力である紫電を同時にカズマに放って感電させる。
「ぐああああああ!」
凄まじい電撃にカズマは苦痛の声を上げた。
そして、放ち終えたフォルテが手を離すとカズマはその場で崩れ両膝を地面に突いた。
「ぐうっ!……やっぱフォルテが変身したら無茶苦茶強え…。」
カズマはハンドレッドとの戦闘でフォルテの戦い振りを見た。
そして、ハンドレッドのサイゲツとネンゲツが変身したダークキバとエボルとは比べ物にならないくらいの強さをフォルテが変身するダークキバとエボルは発揮しているのを改めて理解した。
「「そろそろ終わりにしようか。」」
ダークキバとエボルに変身する二人のフォルテが同時に同じ事を言った。
「ハァァァ!……ハアッ!」
そして、ダークキバのフォルテがキバの紋章でカズマの動きを封じる。
「ぐああああああ!」
キバの紋章に囚われ電撃で苦痛の声を上げるカズマ。
そして、そんなカズマに向かってダークキバのフォルテは、ウェイクアップフエッスルを手にしてそのままキバットバット二世に噛ませて下顎を二回押した。
〈ウェイクアップ2!〉
キバットバット二世の声に合わせてフォルテが両腕を交差させながら前屈みになると、周囲に赤い霧が立ち込み赤い満月が浮かぶ夜へと変わった。
エボルに変身する分身フォルテの方も、フォルテの攻撃でダメージを受け過ぎて湊翔がフォルテの前でふらついていた。
そんな湊翔に向かってフォルテエボルはエボルドライバーのEVレバーを勢いよく回し始めた。
すると、フォルテエボルの右足に星座早見盤を模したエネルギーフィールドが発生し、そのエネルギーが右足に収束されてゆく。
〈
〈エボルテックフィニッシュ!チャオ!〉
エボルのフォルテはそのままエネルギーが収束された右足で湊翔のみぞおちに強烈な必殺技の蹴りを叩き込んだ。
ダークキバのフォルテはその場で跳躍し宙で一回転すると、そのまま赤い満月を背にカズマに向かって加速しながら必殺技のキングスバーストエンドを叩き込んだ。
「「ハァァァァァァ!」」
「ぐあっ!」
「おわっ⁉︎」
フォルテのエボルとダークキバの必殺技をまともに食らった2人は吹き飛び地面に転がりながら変身が解除された。
「湊翔!大丈夫⁉︎」
「大丈夫ですか⁉︎」
変身が解除され傷だらけの2人を見たトウカとめぐみんは慌てて2人の元に駆け寄る。
「トウカ。…ああ、大丈夫だ。」
「…俺もなんとか大丈夫だ。」
湊翔とカズマは2人を安心させる為にも大丈夫だと言う。
そんな2人の元に、分身体を戻したフォルテが近寄り口を開いた。
「すまない。…少しやり過ぎた様だな。」
「いやマジでやり過ぎだ!最近なんかフォルテおかしくないか?」
「確かに、…急にネグロとの特訓を入れたり今日のフォルテの力試し…。徐々にだが過激さが増している気がするな。」
カズマの言葉に湊翔も賛同しフォルテに問い掛ける。
「…実は
「ニラムに?」
フォルテは湊翔達にニラムに頼まれた内容を説明した。
「……成る程。ニラムに俺達を鍛える様に頼まれていたのか。」
「あの野朗…!」
フォルテの話を聞いて湊翔は納得し、カズマは勝手に頼んでいた事に怒っていた。
「だがニラムの言う通り、元の世界に戻ったらロキとの戦いが待っている。」
「もしかしたら、ハンドレッドの様にダークライダーを相手にする可能もある。」
白夜と武劉の2人も、フォルテの話を聞いて納得した。
「でも、私達にも説明して欲しかったわ。」
「そうですよ!」
トウカとめぐみんは説明されなかったことに対して怒った。
「…すまなかった。てっきりニラムから話が通っているものと思っていた。」
やはり報告・連絡・相談は大事だとフォルテは改めて思うのだった。
「じゃあ、次は白夜と武劉が俺の相手で、トウカ達は彼女達との特訓だ。」
そう言ってフォルテが指を鳴らすと、トウカ達の前にアトロポス、クロトー、ラケシスそして…九堂りんねが現れた。
実は、女性陣の相手をアトロポス達に頼んでいたのだ。
「君達の相手は僕達がするね。」
「よろしくお願いしますわ。」
「さぁ、いくぞ!」
「いきます!」
アトロポス達はそれぞれドライバーを取り出し装着する。
〈〈〈ドレッドライバー!〉〉〉
〈アルケミスドライバー!〉
九堂りんねはそのままハイアルケミストリングをアルケミスドライバーに近付けドライバーを起動させる。
〈アルケミスリング〉
そして、アトロポス達はレプリケミーカードをドレッドライバーに読み込ませてから装填し、りんねも宝太郎から受け取ったデイブレイクケミーカードをアルケミスドライバーに装填する。
〈〈〈
〈
〈
〈
〈
装填後に待機音が鳴り響く中、アトロポス達とりんねはそれぞれポーズをとって同時に掛け声を上げる。
「「「「変身!」」」」
アトロポス達はドレッドライバーのレバーを展開し、りんねはアルケミスドライバーの左右のレバーを操作する。
〈ガガガガッチャーンコ!〉
アルケミスドライバーから電子音声が鳴り響くと同時に変身が開始される。
りんねを中心に周囲に銀河が出現し、ユニコンとザ・サンのデイブレイクケミーカードがりんねの周囲を飛び回った後、りんねの後に並び銀河の星々がりんねの身体の中へと入ってゆく。
〈プロミネンスホーム!〉
〈サンユニコーン!〉
そして、りんねが光輝きながら炎に包まれる。
やがて、炎が弾け飛び中から変身を終えたりんねが姿を現した。
頭部にユニコーンを模した角を生やした仮面ライダー…。
仮面ライダーマジェードだ。
しかし、トウカ達の前に立つマジェードは本来の姿とは違う新たな姿となっていた。
本来のマジェードは全身が白い装甲で、胸部の装甲がオレンジの結晶体であるアルケミスジュエルが埋め込まれており、奥には燃え盛る太陽のグラフィック表示されている。
それが、デイブレイクケミーカードによる変身によって装甲が暁色となり胸部のアルケミスジュエルか灼熱の太陽の様な真紅の結晶体へと変わっていた。
名付けるならば、仮面ライダーマジェードデイブレイク。
アトロポス達の方は、レバーを展開した瞬間にドレッドライバーからレプリスチームライナーが飛び出しアトロポス達の周囲を走り回ると、アトロポス達は焔に包まれる。
そこから更に、アトロポスとクロトーのドレッドライバーからユニコーンと鬼の顔型のエネルギーが飛び出した。
〈ドレッド・
〈ドレッド・壱式〉
〈ドレッド・弐式〉
そうして、焔に包まれた三人の背から鉄骨で出来た肋骨が出現し包み込むと、焔が弾け中から現れたのは、全身が骨の様な鉄紺色の装甲のスーツで覆われた
そこから更に、アトロポスとクロトーの変身する零式から巨大な骸骨の右手と左手が出現し、アトロポスの方から出現した右手がユニコーンのエネルギー体を鷲掴みにし、クロトーの零式の方から出現した左手が鬼の顔型のエネルギー体を鷲掴みにした。
そして、それぞれ鷲掴みにしたエネルギー体を引き寄せながら取り込むと、アトロポスてクロトーの零式に新たなアーマーが追加された。
アトロポスの方に、ユニコーンの頭部を模したシャンパンゴールドの右上半身のアーマーと右半分にマスクが装着され、肩アーマーからマントが垂れ下がった壱式へと変身。
クロトーの方は、鬼の顔を模したワインレッドの左上半身のアーマーと左半分のマスクを装着し、腰からマントを垂れ下げている弐式へと変身した。
ラケシスの零式・アトロポスの壱式・クロトーの弐式。
そして、りんねのマジェードデイブレイクの4人がトウカ達の前に立つ。
それを見たトウカ達は慌てて変身し、そのままアトロポス達との戦闘を開始した。
その様子を見ていたフォルテは、アトロポス達とトウカ達の戦闘が始まると同時に白夜と武劉の方へと顔を向けた。
「向こうも始まった様だし、こちらも始まるとするか。」
そう言って白夜で前に立ったその時だった。
「お〜い!待たせたな。」
金と銀をパーソナルカラーとエージェント2体と共に、
リムルがやって来た。
「リムル。そっちの仕事もひと段落したか。」
「ああ、本当にエージェント達のお陰で助かるよ。」
リムルが物凄く笑顔でそう言ってくる。
……エージェントを配備するまでの仕事の量は本当に凄まじい量だったなと、フォルテも思い出していた。
すると、リムルもこの場に来た事について白夜がフォルテに向かって口を開いた。
「まさか、…リムルも俺達を鍛えてくれるのか?」
「おう!フォルテから話を聞いて決めたんだ。それに、俺も改めてもう一度試したい事があるからね。」
「試したい事?」
リムルの言葉に何かやばい予感を感じる武劉。
そして、リムルがフォルテの隣に立つと、リムルとフォルテは互いに頷き声を上げる。
「
「
リムルとフォルテが掛け声を上げた瞬間、リムルから青、フォルテから紫の眩い光が放たれ2人の姿が変わってゆく。
やがて光が収まると、リムルとフォルテは仮面ライダーとは違う戦士へと変身していた。
リムルの変身した姿は、後頭部にウルトラセブンのアイスラッガーの様な鶏冠の付いた古代ローマの剣闘士の鎧甲に、ガンダムの顔を模した様なフルフェイスマスク状の顔をした戦士。
頭と顔の左右に銀のラインが入っており、全身に白い装甲が装着されたライザースーツに身を包んでおり金・銀・赤・青の装飾が全身に施されている。
胸部には、赤い胸板に金の結晶体が三つ備わったいる。
フォルテが変身した姿はリムルの変身した姿と殆ど瓜二つだが、頭部の左右に黒い角の様な突起が生えており額の左右にも金色の突起が生え、顔の左右に金のラインが入っている。
全身に金・赤の装飾が施され全体的にエッジの効いた漆黒の装甲が装着されたライザースーツに身を包み、胸部がリムルと違い鋭い牙が生えた口の様な縁に覆われた赤く染まった胸板となっている。
「ジャスティライザーシロガネ!」
「我が名は、暗黒魔神クロガネ!」
リムルとフォルテが変身したのは、ハンドレッド戦で分身が変身したシロガネとクロガネだった。
「えええええ⁉︎シロガネとクロガネってマジか⁉︎」
リムルとフォルテがシロガネとクロガネに変身したのを目の当たりにしたカズマは目を見開いて驚愕した。
湊翔もカズマ殆どではないが驚いている。
「カズマ?リムルとフォルテが変身したあの姿を知っているのか?」
「知ってるの何も、リムルとフォルテが変身しているのは“ジャスティライザー”に出てくる最強ライザーとラスボスだ!」
「ジャスティライザー?」
「俺が説明する。」
カズマの反応に白夜が問い掛けカズマが答えるも、白夜は勿論武劉は知らず首を傾げていると湊翔が二人に説明した。
ジャスティライザーとは、ゴジラなどを手懸ける東宝が作り上げた超星神シリーズ二作目の作品であり、シロガネはその超星神シリーズの中で唯一の主人公の強化最終形態であり、クロガネはシロガネと対となる存在で敵がその力を奪ったラスボスなのだ。
「シロガネとクロガネは無限大の戦闘能力を発揮出来る。」
「…仮面ライダー以外にそんな戦士がいたとは。」
「しかも、リムルとフォルテが変身出来る事に驚きだな。」
「まぁ、これもデューオのお陰だかな。」
「やっぱりデューオかよ⁉︎」
湊翔の説明を聞き理解しながら驚く武劉と白夜。
そんな二人にフォルテがデューオから授かったと伝えると、それを聞いたカズマが声を上げるのだった。
「ハンドレッドとの戦いで分身体が変身して存分に暴れたお陰で良い戦闘データはとれた。」
「でもまだ力を制御した戦闘はやってないんだよな。」
「それで俺達との対戦を望んだ訳か。」
「その通り!」
「湊翔達の中で一番戦闘慣れしている白夜と武劉なら互いに良い戦闘経験になると考えた。」
「……面白い!この戦いに乗ってやる!」
「俺もだ。格上との戦いは戦場では普通に有り得るからな。」
リムルとフォルテの話しを聞いた白夜と武劉は、この戦闘を了承した。
そして、
二人の変身が完了した後、両者は構えいつでも戦闘が開始出来る体勢に入るとフィールドが荒野となり小石が転がる音が鳴り響くと、それが戦闘開始の合図となった。
「いくぞ!」
「いくぜ!」
武劉と白夜が同時に動き仕掛ける。
武劉は背中から翼を展開しそのまま飛翔し上空へと飛び上がる。
「えっ⁉︎武劉のあのフォームも飛べたの⁉︎」
武劉が飛べると知って驚くリムル。
「ハアッ!」
武劉は両腕を砲身へと変形させそのままリムルのシロガネに向かって砲撃する。
「おっと!」
迫る砲撃に対し、リムルは両腕を前に翳してシロガネの
「オリァァ!」
白夜の方は変わらず肉弾戦を仕掛け渾身の一撃をフォルテのクロガネに向かって振り放つ。
「フンッ!」
迫る拳をフォルテは右腕を突き出しそのまま白夜の拳を掴み止めた。
白夜の拳を掴み止めた瞬間、周囲に凄まじい衝撃が拡散し辺りの岩を粉砕した。
「…やっぱ止められたか。」
「フッ。相変わらず良い拳だ。」
白夜はそのまま拳と蹴りを連続で放ち続けてフォルテを攻める。
凄まじい白夜の猛攻を、フォルテは全て受け流してゆく。
武劉とリムルの方では、武劉が空中から砲撃を放ち続けているが、リムルのシロガネは高速移動しながら全てを躱し続けていた。
「なんて速度だ。……ブーストフォーム以上の高速移動でありながらあれで制御し抑えているのか……。」
リムルのシロガネの高速移動に武劉は攻撃しながら驚いていた。
やがて、攻撃を躱し続けていたリムルが動き止めて両腕を再び前に突き出すと、掌に光の粒子が収束してゆき剣が出現した。
「ジャスティアームズ!」
それはシロガネの専用武器ジャスティアームズだった。
リムルはジャスティアームズを手にすると、それを変形させ銃に変えた。
「ジャスティブラスター!」
リムルはジャスティブラスターで空中にいる武劉へと狙いを定めると、ジャスティブラスターの砲身の先端に凄まじいエネルギーが集束されてゆく。
「ッ!マズい‼︎」
それを見た武劉は集束されてゆく凄まじいエネルギーに危険を感じ回避しようと動いた瞬間、リムルは引き金を引き集束されたエネルギーを放った。
「ぐっあー!」
武劉は何とか迫る光弾を紙一重で躱したが、その凄まじい余波で吹き飛ばされ地面に着地した。
「なんという砲撃!…掠っただけでも致命死になりかねないな。」
武劉はリムルのシロガネが放った凄まじい光弾の威力を躱しながらもその威力を理解した。
「…遠距離での攻撃は危険か。なら、接近戦でゆくしかない!」
武劉はバックルを操作すると、胸部のシリンダーが回転し弾丸が打ち出された。
『
電子音声がバックルから鳴り響くと、打ち出された砲弾がパージされ鋭い刃が出現し、そのまま武劉の両腕に装着された。
「さあ、いくぞ!」
武劉は両腕の刃を展開してリムルに向かって突っ込み斬り掛かる。
「だったらこっちも!」
リムルはジャスティブラスターを変形させ剣とする。
「ジャスティブレード!」
リムルはジャスティブレードを手に武劉に斬り掛かる。
「「はぁぁぁぁ!」」
両者の剣と刃がぶつかり凄まじい衝撃と共に火花を散らす。
リムルと武劉が剣を交え始めている一方。
フォルテと白夜は変わらず激しい肉弾戦を繰り広げていた。
「オラオラオラオラ!」
「フッ!」
白夜の拳から繰り出される高速の連撃を全て受け流し続けるフォルテ。
「へっ!やはりやるなフォルテ!」
「白夜こそ相変わらず良い拳のキレだ。」
激しい攻防を繰り広げながら互いの称え合うフォルテと白夜。
「白夜。…そろそろ反撃させてもらうぞ!」
フォルテはそう言って武道に従う構えをとる。
それを見た白夜は、本能的に危険を察してフォルテから距離を取る。
「術式展開・破壊殺・羅針!」
フォルテが声を上げると同時に、フォルテの足元に氷の結晶を模した陣が展開される。
「それは⁉︎猗窩座の技!」
そう、フォルテが使用しているこの技は猗窩座の技。
フォルテは猗窩座の元で鍛錬をして習得していたのだ。
白夜も猗窩座の元で鍛錬しているのでこの技の事は当然知っていた。
クロガネに猗窩座の羅針……ほぼ隙がなくなったと言えるだろう。
羅針展開後、フォルテはそのまま攻撃を開始。
「破壊殺・空式!」
フォルテはその場て拳を振るい、白夜目掛けて衝撃波を放った。
目に見えない衝撃波だが、猗窩座と鍛錬を繰り返してきた白夜は察知し躱した。
クロガネの姿で放たれた空拳の衝撃波は、荒野の大地を抉り周囲の岩を粉々に粉砕した。
「……猗窩座の技より威力がやべぇな。」
フォルテが変身したクロガネの繰り出す空式による衝撃波は、白夜の想像を軽く超えた威力を発揮していた。
そこから、フォルテのクロガネは白夜に向かって空式による連撃を放ち続ける。
フォルテが攻めに転じた頃、リムルと武劉の戦いは決着を迎えようとしていた。
「くうっ!」
「ハアッ!タアッ!」
リムルに対し接近戦を仕掛けた武劉であったが、白老や縁壱に黒死牟という歴戦の剣豪達に鍛えられたリムルの剣技に敵わず逆に追い詰められていた。
「ヤアッ!」
「ぐわっ⁉︎」
リムルのシロガネの剣によって斬り飛ばされた武劉は蹌踉めく。
その隙を、リムルは逃さずシロガネの必殺技を放った。
「
放たれた光の刃が武劉を斬り裂き爆破した。
「ぐああああ!」
斬り裂かれ爆発した衝撃で吹き飛ばされた武劉は地面に倒れ変身が解除された。
「…あっ⁉︎やべぇやり過ぎた!」
リムルは変身を解除して武劉の元にすぐさま駆け寄る。
「おい、大丈夫か⁉︎」
「うう…ああ、何とかな。技を喰らう直接に後ろに跳んでダメージを軽減した。それに、リムルも手加減してくれたお陰でこのくらいですんだ。」
「そっか…良かった。でも済まなかった。」
「いや、俺としても良い経験となった。」
武劉の無事を確認し安堵するリムル。
そして、フォルテと白夜の戦いも決着を迎えようとしていた。
「ハアアアアアア!」
「おっ!くっ!おわっ⁉︎」
フォルテはクロガネの姿で空式による連撃を放ち続け、白夜はその空式による衝撃波を必死に回避し続けていた。
「フォルテが放つからとんでもない威力になってやがる!しかもクロガネって奴の力も加わっているから更に上がっているから厄介だ。」
フォルテとクロガネの力が合わさった衝撃波の威力は凄まじく、白夜も冷や汗を流していた。
「…こうなったら、一気に決めるしかないな!」
白夜はそう言ってドライバーに装填しているレーザーレイズライザーのクロスオルタネーターを1回操作する。
『
白夜が構えるとそれを見たフォルテはすぐに気付いた。
「…面白い。ならこっちもこの一撃で決める!」
フォルテが変身するクロガネが胸部にエネルギーを集約を始め胸の前で腕を交差すると、凄まじいエネルギーによってフォルテの全身に赤雷が迸る。
フォルテが真っ向から迎え討とうしている事に気付いた白夜も止まらずそのままインプットリガーを引いて必殺技を発動する。
『
必殺技発動と同時に白夜は四人に分身しそのままフォルテに向かって連続
蒼炎と蒼雷を纏った白夜の蹴りがフォルテに迫る。
「ヌゥ〜〜ハアッ!」
それに対し、フォルテは交差していた腕を勢い良く広げ胸部から赤雷纏いし赤い光線を白夜に向かって放った。
フォルテのクロガネが放った光線と白夜の分身達を含めた
「ぬっああああ!」
爆発の衝撃で吹き飛ばされ地面に倒れた白夜は、武劉と同じ様に変身が解除された。
「かぁ〜!やっぱ強えな…。」
そう言いながら起き上がる白夜。
能力で身体強化を強化していた分、白夜のダメージは少なかった様だ。
「白夜も相変わらず良い拳のキレだった。前世で格闘家を目指していただけの事はある。」
そう言ってクロガネへの変身を解除したフォルテが手を差し出す。
「…魔王にそう言って貰えたら光栄だな。」
白夜は笑みを浮かべてフォルテ手を掴んで起き上がる。
「これからも、俺が元の世界に戻れる時までは手合わせを頼むぜ。」
「ああ、そのつもりだ。」
互いに固い握手を交わしながら戦闘狂の笑みを浮かべるフォルテと白夜だった。
「お〜い!フォルテ!」
「そっちも終わった様だな。」
その後、リムルと武劉と共に湊翔達の元へと向かった。
「……なあ湊翔。俺達って、フォルテのエボルとダークキバが相手でまだ良かったのかもな。」
「そうだなカズマ…。」
リムルのシロガネとフォルテのクロガネによる武劉と白夜との戦いを見ていたカズマと湊翔はそう思って呟くのだった。
そして、アトロポス達と戦っていたトウカ達は。
「くっ…強い。」
「ハンドレッドの奴らと同じライダーなのに全然勝てなかった。」
「ああ…あの一撃は良かった…!」
「…私の完敗です。」
ドレットの力を熟知し使い熟すアトロポス達に敵わず、デイブレイクとなったマジェードのりんねにも負けてしまった様だ。
「君達も結構頑張ったと思うよ。」
「ええ。中々強かったですわよ。」
「私の攻撃を耐えたんだ。鍛え方は悪くない。」
「皆も強かったですよ。」
アトロポス、ラケシス、クロトー、りんねの四人はトウカ達にそう声を掛けた。
そして、アトロポス、ラケシス、りんねが変身を解除しクロトーも解除しようとした時だった。
「クロトー。せっかくだからこのまま俺と手合わせしないか?」
フォルテがクロトーにそう声を掛けた。
「ほう。まさかそっちから手合わせをしてくるとはな。」
「俺もドレッドの力を得たからな。試すなら丁度良い。」
そう言ってドレッドライバーを出現させ装着するフォルテ。
「面白い!相手になってやる!」
クロトーは弐式のままフォルテの前に立つ。
「あらあら、クロトーらしいですわね。」
「そうだね。」
そんなクロトーをアトロポスとラケシスは笑みを浮かべながら見ていた。
クロトーとの手合わせが決まったフォルテは、レプリスチームライナーのカードを出現させドレッドライバーに読み込ませて装填する。
〈
装填後に待機音が流れ始め、フォルテはドレッドライバーのレバーに握る。
「変身!」
フォルテがレバーを展開すると、アトロポス達の時と同じ様にドレッドライバーからレプリスチームライナーが飛び出しフォルテの周囲を走り回ると、フォルテの身体は焔に包まれ背中から鉄骨が生え肋骨の様な形状となってフォルテを包み込むと、焔が弾け中から全身骨の様な鉄紺色の装甲を装着した戦闘スーツで覆われた
〈ドレッド・
変身が完了すると、首に巻かれた黒ずんだ白いマフラーが靡いた。
「ほう。弐式の私を相手に零式で挑むのか?」
「こっちの方がバランスが良いかなら。それに、同じ姿でも使い手が違えば力は桁違いだろう?」
「ふっ。そうだな。」
フォルテの言葉に納得したクロトーはそのままフォルテに向かって駆け出し攻撃を仕掛け、フォルテもクロトーに向かって駆け出し攻撃を仕掛ける。
「「はああああ!」」
両者は拳を振り上げそのまま勢いよく振るって殴り掛かる。
フォルテの零式とクロトーの弐式の激突。
性能で言えばパワーが上の弐式が有利だが、変身しているフォルテの力が零式の力を限界以上に引き上げている。
「おお!すげぇ攻防!」
「同じドレッド同士の激闘は本来無いだろうからな。」
「しかもフォルテが変身している分、強さも段違いに上がっている。」
「ハンドレッドのドレットルーパーとやはり強さが全然違うな。」
ハンドレッドとの戦いで嫌という程ドレットルーパーと戦った湊翔達は、フォルテとクロトーのドレッドの強さをすぐ理解出来た。
「いいねぇ!やっぱりお前の強さは桁違いだ!」
「クロトーも見事な強さだ!」
ドレッド同士で激闘を繰り広げるフォルテとクロトーは、互いの強さに心が激っていた。
「だが、お前は何故全力を出さない?本気ではあるが、お前の強さなら零式でもお前の力を発揮出来るだろう。」
クロトーの言う通り、フォルテならドレッドの姿のままフォルテとしての技も使える。だが、フォルテはドレッド・零式の能力だけでクロトーと戦っていた。
「…今はドレッドの力を試すのが目的だからな。それに、対等に戦った方が楽しいだろう。」
「…ふっ。やっぱりお前はいいな!」
フォルテの言葉にクロトーは笑みを浮かべる。
しばらく激しい攻防を繰り広げたフォルテとクロトーだが、そろそろ決着をつける為に必殺技を放とうと同時に距離を取る。
「この一撃で終わらせる!」
「いいだろう!」
互いにドレッドライバーのレバーを倒すと待機音が流れ、ドレッドの体中から放出された溶岩の様なエネルギーが右足に纏わり棘状となる。
フォルテとクロトーはいつでも必殺技を放てる様に構える。
そして、同時に再びレバーを展開し必殺技を発動する。
〈〈ドレッドブレイキング〉〉
二人同時に駆け出し
両者が宙で激突し爆発が起こった直後、クロトーの弐式が落下し地面に倒れそれに続く様にフォルテの零式が着地した。
「ぐっ!」
「俺の勝ちだな。」
フォルテがそう言うと、クロトーは蹌踉めきながらも立ち上がる。
「……ああ、私の負けだ。」
そう言ってクロトーは変身を解除し、それを見たフォルテも変身を解除した。
「やっぱりお前は最高だな。私が元の世界に帰るまでは、また手合わせしてもうぞ。」
「ああ。俺としても良い鍛錬になるからな。」
そう言って互いに笑みを浮かべるフォルテとクロトー。
「クロトーは楽しめたみたいだね。」
「うん。そうだねりんねちゃん。」
「あんなクロトーを見たのは久しぶりですわね。」
りんね、アトロポス、ラケシスの三人は、フォルテと戦って満足そうに笑っているクロトーを見て笑みを浮かべるのだった。
フォルテが得た力とはフォルテが倒したハンドレッドのダークライダーの力であるダークキバとエボルでした。
変身者のスペックによって強さが変わるのは仮面ライダーではよくある展開ですので、フォルテが変身したらその強さはとんでもない事になりました。
その後、リムルと共に改めてシロガネとクロガネの力も試し、クロトーとのドレッド同時の手合わせもしてみました。
後編ではフォルテがハンドレッド戦で得たもう一つの力を試します。
なんなのかは、……皆さんならもう分かりますよね。
どうぞお楽しみに。