転生したらフォルテだった件   作:雷影

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戦後処理の話し合いそして魔王ゲルドの復活。
どうなるのか続きをどうぞ。


16話 ジュラの森大同盟

豚頭帝(オークロード)との戦いが終わった翌日の早朝。

村を任されたリグルドとカーネルが村の見回りをしていた。

 

「リムル様達が出立されて早1週間…皆無事だろうか…。」

 

「案ずるなフォルテ様やベニマル達も共にいるのだ。我らはフォルテ様とリムル様がいつでも帰ってこれるように村を守るぞ。」

 

「カーネル殿…そうですな。」

 

「元気そうだなリグルド。」

 

「カーネルも村の警護ご苦労。」

 

2人が声のする背後を振り返るとリムルとフォルテがいた。

 

「リムル様⁉︎フォルテ様⁉︎」

 

「フォルテ様。御帰還嬉しくございます。」

 

リグルドが驚き、カーネルは跪く。

 

「いつ戻られたのですか⁉︎」

 

「たった今影移動でな。」

 

「他の者達は?」

 

「無事だよ。豚頭帝(オークロード)は倒した。」

 

「なんと!ではすぐに宴の準備を‼︎」

 

「落ち着けって、宴は1ヶ月後でいい。心配してると思って報告に来たけど、すぐ戻らなきゃならないんだ。」

 

「なんと‼︎」

 

リグルドよ…驚きすぎだぞ。

 

「リムルが言った通りだ。アイリスやトリル達にも伝えてくれ。」

 

「なるほど…戦後の話し合いですね。」

 

「流石カーネル。軍事ナビだったから理解が早くて助かる。」

 

カーネル達に伝えた後、フォルテとリムルは皆が待つ会議の場所に向かった。

 

 

 

 

 

 

戦後処理の話し合いを行う広場。

 

そこには俺とリムルと鬼人達とシズさん。

 

蜥蜴人族(リザードマン)からは首領と親衛隊長と副長。ガビルは一族のためとはいえ首領を幽閉した。反逆罪で連行された。

 

後はトレイニーさんとガビルに連れてこられたゴブリン達数名……そして豚頭族(オーク)から10名。

 

飢餓者(ウエルモノ)の影響がなくなって理性的な様子だが、その分麻痺していた罪の意識も出てきたらしく、死にそうな表情だ。

 

そして会議を始めることになるが、こんな会議など前世でもやったことがない……どうするのかリムルを見る。シオンに抱えられたままリムルは悩みに悩んだ上で話始める。

 

「えーー…こういう会議は初めてで苦手なんだ。だから思ったことだけ言う。その後皆で検討して欲しい。……まず最初に明言するが、俺はオーク達に罪を問う考えはない。」

 

リムルの言葉にオーク達が驚く。

 

「被害の大きいリザードマンからしたら不服だろうが聞いてくれ。彼らが武力蜂起に至った原因と現在の状況を話す。」

 

リムルは、豚頭族(オーク)達とゲルミュッドのことを皆に説明した。

 

「ーーなるほど大飢饉……それにゲルミュッドなる魔人の存在ですか…。」

 

「そうだ、だからと言って侵略行為が許されないのは当然だが、逼迫した状況から分かる通り、彼らには賠償できるだけの蓄えはない。」

 

「……と言うのは建前なんだろリムル。」

 

「ああ。」

 

俺がそう言うとリムルが頷く。

 

「建前?では、本音の方を伺ってもよろしいでしょうかな?」

 

首領の言葉にフォルテとリムルは互いに顔を見合せ、フォルテがリムルの隣に立つ。

 

「オークの罪は全て俺達が引き受けた、文句があるなら俺達に言え。」

 

「⁉︎おっお待ち頂きたい!いくらなんでもそれでは道理が…」

 

「それが魔王ゲルドとの約束だ。」

 

それを聞いた側近は黙るしかなかった。

 

「なるほど…しかし、それは少々ずるいお答えですな。」

 

まぁ、簡単には受け入れられないのはわかっていた。さて…どう説得するべきか…。

 

俺が悩んでいると、ベニマルが俺達の前に出る。

 

「魔物に共通する唯一不変の法律(ルール)がある。弱肉強食、立ち向かった時点で覚悟はできていたはずだ。」

 

「そなたはソウエイ殿と同じ鬼人か!」

 

「ベニマル…お前達も里を滅ぼされてしまったが、文句はないのか?」

 

「ないと言えば嘘になりますが、次があれば同じ無様は晒しませんよ。」

 

ベニマルの言葉にシオンとソウエイにハクロウも頷く。

 

「弱肉強食…確かにその通り。駄々を捏ねてはリザードマンの沽券が下がりましょう。」

 

「いいのか?」

 

「もとよりこの戦の勝者はリムル様とフォルテ様です。貴方達の決定に異論などありません。」

 

「そうか。」

 

「ですが、一つどうしても確認させていただきたい。」

 

「なんだ?」

 

「オークをどうなさるおつもりですか?」

 

やはりそこが気になるか…。

 

「オークの罪を問わぬということは、生き残った彼ら全てをこの森にて受け入れるおつもりですか?」

 

「確かに、数が減ったとはいえ12万のオークがいる。そこでだ、リムルと話して決めたのだが、皆で協力できればと思っている。」

 

「協力…。」

 

「ともうしますと?」

 

「それはリムルが説明する。」

 

俺はそう言って下がる。

 

「…夢物語のように聞こえるかもしれないが、森に住む各種族間で大同盟を結べたらどうだろうか。」

 

「大同盟…。」

 

「オーク達にはひとまず各地に散ってもらうが、その土地土地で労働力を提供してもらいたい。」

 

リムルの言葉にオーク達は目を見開く。

 

「その見返りに、我らは食糧や住む場所を提供するということですか?」

 

「そうだ。住む家なんかの技術支援は俺達の町の職人に頼む。もちろんタダじゃないぞ、ウチも人手不足だからオークの労働は当てにしてる。技術を身につけたら、そのうち自分達の町を作ればいい。各地に散った者達とも一緒に住めるようになるだろう。最終的には、多種族共生国家とか出来たら面白いと思うんだけどな。」

 

リムルの話を聞いた側近はフォルテとリムルに確認するように言う。

 

「わっ我々がその…同盟に参加させてもらえると…。」

 

「当然だ。住む場所はしっかりと用意する。オーク達の労働力には期待しているからな。しっかりと働いて欲しい。」

 

それを聞いた側近と他のオーク達は目に涙を為ながら震えていた。自分達の為にここまで考えてくれたリムルとフォルテ。オーク達は感謝しても仕切れない恩義を2人から受けたのだ。

 

オーク達は一斉に頭を下げて跪く。

 

「「「ははぁ‼︎」」」「もちろん!もちろんですとも!命懸けで働かせてもらいます‼︎」

 

「…我らも異論はありません。是非協力させて頂きたい。」

 

リザードマンの首領達もこの同盟を認めてくれた。

 

「トレイニーさんもいいかな?」

 

「よろしいでしょう。わたくしの守護する樹人族(トレント)からも森の実りを提供いたしましょう。当面の間は豚頭族(オーク)達の飢えを癒すことはできるかと思います。」

 

あの樹妖精(ドライアド)までもこんな我らの為に恵みを分けてくだされる……とオーク達はもう言葉が出ずただ涙を流す。

 

「では…森の管理者として、わたくしトレイニーが宣誓します。リムル様とフォルテ様をジュラの大森林の新たなる盟主として認め、その名の下に〝ジュラの森大同盟〟は成立いたしました。」

 

((盟主⁉︎俺達が⁉︎))

 

盟主にされたことに戸惑う俺達をよそに、皆が俺達にその場で一斉に跪く。

 

あっこれはもうやるしかない……そう思った。俺の側にいたシズさんに目を向けるも、シズさんもその場で跪いていた。

 

『……リムル。もうやるしかないようだ。』

 

『わかってるよ…もうなるようになれだ。』

 

「じゃあ…あのそういうことみたいなんで皆よろしく頼む!」

 

「皆の頑張りには期待している。」

 

「「「「「ははッ‼︎」」」」」

 

こうして、俺とリムルを盟主としたジュラの森大同盟は成立した。

 

その後はリムルが一旦休憩を皆に言い一時解散となった。俺はその間にリザードマンの首領とトレイニーさんに話をする為に向かった。

 

「これはこれはフォルテ様、どういたしましたかな?」

 

「首領よ一つ尋ねたい。貴方の息子ガビルだが、この後彼はどうなるんだ?」

 

「……首領であるワシを幽閉し、蜥蜴人族(リザードマン)を滅亡寸前にまで追い詰めたゆえに死罪……と本来ならばそうするのが当然でしょうが、息子は息子なりに一族とワシを思って行った行動…ですから、フォルテ様からすれば甘いと言われるかもしれませんが破門とし追放するつもりです。」

 

「……そうか…ならば丁度いい。」

 

「それはどういう意味でしょう?」

 

「まだ俺は直接話をしたのは少しだけで、リムル達からはかなりお調子者だと聞いている。」

 

「…否定はできませぬな。」

 

「だが戦場で仲間達を思い助ける為に一騎打ちで必死に戦う姿、そんなガビルを想い必至に声を上げる部下達の姿を見た。それに実力もあるからな、そんな人材が命を失うのは惜しいとも思っていた。」

 

「息子をそこまで評価して頂いていたとは……。」

 

「追放するなら、俺達の街に来るように仕向けてくれないか。」

 

「よろしいのですか?」

 

「ああ。根も真面目そうだからきっと立派に活躍してくれると思う。」

 

「わかりました。それで、用は我が息子のことだけではありませんな。」

 

「わかるか。」

 

「ええ。この場に樹妖精(ドライアド)様がおりますからな。」

 

流石はリザードマンの首領だ。

 

「トレイニーさんならわかっているんじゃないか。」

 

「はい。フォルテ様がわたくし達に話したいこと…それは、魔王ゲルドの復活の件ついてですね。」

 

トレイニーさんの言葉に首領は驚き目を見開く。

 

「っフォルテ様それは一体⁉︎」

 

「落ち着いてくれ首領。魔王ゲルドは確かにリムルが消滅させた。だがそれは物質体(マテリアル・ボディー)だけで魂は俺が保護したんだ。」

 

俺は2人に見えるように手から魔王ゲルドの魂たるチップを見せる。

 

「いやはや…まさか魂をそのような小さき物に変えるとは…。」

 

「流石はフォルテ様ですね。それで、わたくし達に魔王ゲルドの復活を認めてもらいたい…とフォルテ様は仰りたいのですね。」

 

「その通りだ。(電脳之神(デューオ)、2人に俺達が見た魔王ゲルドの記憶と想いを思念伝達で見せてくれ。)」

 

《了解した。》

 

トレイニーと首領の頭にあの光景が見え始める。

 

「これは?」

 

「俺達が見た魔王ゲルドの記憶とその覚悟の姿だ。」

 

どこまでも広がる乾きひび割れた大地と枯れ果てた木々、痩せ細り泣き続ける子供達、そんな子供達の為に己の腕を引き千切り与える魔王ゲルドの姿。

 

その光景を改めて見て知った首領とトレイニーの目は辛く悲しいものへとなっていた。

 

「まさかこれほどまでとは……。」

 

「話に聞くのと見るのではやはり違いますね。」

 

そしてゲルミュッドと出会い豚頭帝(オークロード)となり、豚頭魔王(オークディザスター)に進化。リムルに喰われながら必死に同胞達の為に負けられないと強い意志で抗う……そしてリムルと俺の説得により飢える力から解放されその魂をチップに変えた。

 

「今見てもらった通り、俺は魔王ゲルドと約束した。だからこそ、その復活を2人には認めて欲しい。」

 

「なるほど……魔王ゲルドは既にリムル様によって倒された。ならこれから蘇るとしてもそれは魔王ゲルドではありませんな。それに、先程見せもらった魔王ゲルドの決意は同じ一族を纏める者として気持ちはわかる。ワシは復活を認めましょう。」

 

「わたくしも異論ありません。豚頭帝(オークロード)の討伐を依頼したのは飢餓者によるこの森を危機から救うためですから。」

 

「礼を言う、ありがとう。」

 

「礼を言うのはむしろこちらですな。息子のことを頼みます。」

 

「フォルテ様はやはりお優しい方です。」

 

「そうだ、礼の代わりといっては何だが首領に名を与えたいが構わないか?」

 

「なんと!ワシに名を⁉︎」

 

「これからも一族を纏める為にも必要になるだろう。」

 

「そうですね。わたくしも良いと思います。」

 

「トレイニーさんもこう言っているしどうだ。」

 

「……では喜んで名をもらいましょう。」

 

首領とトレイニーさんから魔王ゲルドの復活を認めもらった。そして首領にアビルの名を与えた。

 

アビルとトレイニーさんと別れた俺はシズさんが見守るなか、電脳創造(サイバークリエイト)で魔王ゲルドの新たな身体の製作を開始していた。

ソウエイが倒した豚頭将軍(オークジェネラル)に配下のオークそして、魔王ゲルドの魂から豚頭魔王(オーク・ディザスター)情報(データ)をベースに形成するが、カーネルやシャドーマン達を生み出した時とは勝手が違いその魂に合うように物質体(マテリアル・ボディー)を調整するのは難しい。

魔王ゲルドの新たな身体の形成には膨大な魔素を消費する。これに専念するためにリムルには申し訳ないが、オーク達の名付けを1人でやってもらっている。

 

飢餓者の影響がなくなり、オーク達の大半が衰弱している。そこで、オーク達に名付けをし失った魔素を回復させることになった。

 

12万のオーク達の名付け……名前を考えるだけでも大変だが、魔素の消費が凄まじいだろう。すまないリムル。

 

 

 

 

 

それから十日後、なんとか新たな身体の形成が完了した。姿は殆ど豚頭魔王(オーク・ディザスター)と変わらない。やはりその魂に合う身体に調整すると馴染んだ姿でないといけないのが今回わかった。後は情報(データ)と魔素を安定させてから魂たるチップを入れるだけ。

俺が一息入れていると後ろから俺を呼ぶ声が。

 

「フォルテ様!リムル様が⁉︎」

 

振り返るとそこにいたのは魔王ゲルドの側近だったオークだ。

 

「父王……フォルテ様これは!?」

 

「話は後だ。それより報告を聞こう、リムルがどうした。」

 

「!はっ!リムル様が最後に我らの名付けを終えた瞬間に意識を失ってしまったのです!」

 

それを聞いた俺は大賢者に直接接続(アクセス)して状況を聞く。最近、電脳之神(デューオ)の大賢者の無限牢獄の解析のサポートの為のリンクを経由して接続(アクセス)できるようになった。

 

(大賢者、リムルは大丈夫か?)

 

《告。魔素量が一定値を割り込み低位活動状態(スリープモード)に移行しました。》

 

(そうか。ところで無限牢獄の解析はどうだ?)

 

《解。外部の解析は電脳之神(デューオ)のサポートにより数百倍の解析速度で進んでいますが、内部の解析が低下中です。》

 

(おぉ!電脳之神(デューオ)のサポートでそんな解析速度が上がっているのか。しかし、内部の解析が低下?)

 

《告。個体名ヴェルドラの解析が進んでいないと考えられます。》

 

(そうか……ヴェルドラの奴は1人だからなぁ。相当苦戦しているんだろう。いつかリムルに頼んで胃袋のヴェルドラに会いに行くか。)

 

俺が大賢者から状況を確認している間、オークの側近は心配そうにこちらを見ている。

 

「フォルテ様……あの…。」

 

「……心配するな、今確認したがリムルは魔素の低下で眠っただけだ。」

 

「なんと⁉︎この場から動かずにリムル様の状態を把握するとは…流石フォルテ様です。」

 

「まぁな。さて、先程の問いに答えよう。ここにあるのはお前達の父王である魔王ゲルドの新たな身体だ。」

 

それを聞いて驚く側近!俺はあの時の魔王ゲルドとの約束や、アビルとトレイニーさんに復活を認めてもらったことを話した。

話しを聞き終えた側近は涙を流しながら俺に頭を下げる。

 

「我らが父王のためにこれほどのことを……感謝してもしたりない。本当にありがとうございます。」

 

「頭を上げろ。俺は魔王ゲルドのその強い決意に惹かれたんだ。これからも父王と共にオーク達を導いてくれ。」

 

「ははぁ!」

 

話を聞くとこの側近は魔王ゲルドの実の息子であり、リムルから父の名のゲルドを引き継いだそうだ。

 

「そうか。ならお前達の父王には俺が新しい名を与えよう。」

 

「フォルテ様!なら、父王を復活の為に俺にできることはありませんか⁉︎」

 

「そうだな………ならゲルド、お前の情報(データ)をくれないか。この身体は形こそできたが、最後に内部に魔素と必要な情報(データ)を入れる必要がある。情報(データ)は多い方がいいしなにより、息子のお前の情報(データ)は必要な気がする。」

 

「俺の情報(データ)が役に立つなら是非!」

 

「だが、流石に形成に魔素を消費し過ぎた。魔素を回復してから始める事になるからまってくれるか。」

 

「分かりました。」

 

 

 

 

3日後、ゲルドは猪人王(オークキング)に進化した、リムルも目を覚ました。俺の魔素も回復したので、ゲルドから情報(データ)を貰い。

 

 

「それじゃあ始めるぞ。」

 

「はい。」

 

「なぁフォルテ。魔王ゲルドの新しい名前は何にしたんだ。」

 

「悩んだんだが、西遊記から名を貰う事にした。」

 

「ああなるほど。確かになんかあってそうだ。」

 

そうして俺はゲルドの情報(データ)を形成した身体に魔素と共に組み込む。

青白く光っていた魔王ゲルドの新しい身体は安定したのを確認し、最後にチップ化していた魂を組み込んだ。

 

「さあ…目覚めの時だ。お前の新しい名は猪八戒だ‼︎」

 

魔王ゲルド…いや猪八戒の新しい物質体(マテリアル・ボディー)から光が消えた。そしてゆっくりと目を開けた。

 

「父王…。」

 

ゲルドは震えながら猪八戒に近寄る。すると、猪八戒はゆっくりと手を動かしゲルドの頭に手を乗せ優しく撫でる。

 

「息子よ…またこうして会えるとはな…。」

 

「父王!」

 

ゲルドは父王が本当に復活したことを今理解してのか涙を流す。

 

「泣くな。それにしても立派な姿になったな。」

 

父と息子の再会の姿を見守っていると、猪八戒はこちらに近づき俺達の前に跪く。

 

「リムル様…フォルテ様。魂となっている間も話は全て聞こえていた。同胞達を救ってくださり礼を言う。」

 

 

「頭を上げろ。そういう約束だったろ。」

 

「フォルテの言う通りだ。これからもよろしくな。で、猪八戒はフォルテの配下ってことでいいか?」

 

「無論そのつもりです!」

 

「そうか…ならこれからよろしくな猪八戒。」

 

「はいフォルテ様。」

 

 

こうして魔王ゲルドは新たな身体を得てフォルテの配下、猪八戒として蘇った。

蘇った猪八戒の種族は電脳猪人帝(サイバーオークカイザー)となった。豚頭帝と豚頭魔王にゲルドの猪人王の情報(データ)により新たに生まれた種族であり、強さも下手をしたら豚頭魔王の時以上。そして、リムルと俺の干渉によって失った飢餓者の代わりに捕食者と電脳化のユニークスキルを取得していた。

 

 

「これは予想していた以上の進化だな。」

 

「そうだね。でも、猪人族(ハイオーク)の皆は嬉しそうだね。」

 

フォルテとシズ見つめる先では豚頭族(オーク)から猪人族(ハイオーク)に進化した皆が、父王の復活に喜び集まっていた。

 

「やっぱり猪八戒の皆の為の行動と思いは同胞の人達に伝わっていたんだね。」

 

「ああ。さぁ、これからが大変だな。」

 

「リムルさんとフォルテ君の言っていた皆が笑顔で暮らせる街作りだね。」

 

「猪八戒とシズさんに約束したんだ。リムルと共に頑張っていくさ。」

 

「うん楽しみしてるね。」

 

こうして俺達の豚頭帝(オークロード)討伐は達成され、ジュラ森の盟主としての街作りが始まる。

 

 




魔王ゲルド改めて猪八戒がフォルテの配下入り。
名前…色々本当に考えましたがこれにしました。
豚頭帝、豚頭魔王、猪人王のデータから誕生した電脳猪人帝…いきなり最強クラスの配下がフォルテの仲間となりました。
その活躍をお楽しみに。
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