力試しの相手にはやはりあの者がいいと思いました。
森を混乱の渦に陥れた
「鍛えればドワーフに劣らぬ技術を持てるかも知れん!」
勉強熱心な彼らは、あっという間に技術を身につけて頼れる労働力になった。
特に復活した猪八戒と息子のゲルドが働きすぎて心配になっているところだ。
「お前達ちゃんと休んでるのか?」
「働き過ぎは身体に良くないぞ。」
「リムル様。フォルテ様。」
「飯が喰えて寝床ももらっているのですから休みなど不要です。」
「俺達に罪を償う機会を与えてくださったのですから、それに応えているだけです。」
「はぁ…それでもだ、無理は良くない。適度に休むのも仕事だ。」
「そうだちゃんと休め!」
「「はっはい⁉︎」」
責任感が強すぎるのが玉に瑕だが、彼らのおかげで、今まで滞っていた建設などが一気に進んでいった。
そんなある日。俺は猪八戒を連れて訓練場に来ていた。
「猪八戒、お前達の働きはいつも大したものだ。」
「はいありがとうございます。」
「そろそろ新しい身体にも馴染んだだろう。次はその力と戦闘の感を取り戻す必要がある。そこでだ、これから俺と戦ってもらうことにする。」
「フォルテ様と⁉︎」
「ああ。
「フォルテ様…。」
「遠慮は無用だ。お前も自分の今の力をしっかりと確認する必要があるからな。」
「…分かりました!」
互いに距離をとって構える。すると、シズさんやベニマル達がこちらに向かって走ってきた。
「フォルテ君!」
「間に合ったようですね。」
「シズさん?それにベニマルどうした?」
「いえ、フォルテ様が猪八戒と戦闘訓練をすると聞いて見にきました。」
「父王とフォルテ様の闘い…是非この目に焼き付けさせて頂きたく。」
「ほほほ。この戦いはワシらにとっても大事ですからのう。」
「フォルテ頑張れ!」
「頑張ってフォルテ。」
ゲルドにハクロウそれにトリルとアイリスもいつの間にか見に来ていた。
「はぁ…こりゃあ無様な戦いはできないな。」
「おっしゃる通り。」
「じゃあ始めるか!」
互いに構え直した。そして先に動いたのは猪八戒、その強靭な腕に
拳圧を躱した直後、地面が抉られ岩が粉砕された。
「凄い…。」
「拳圧だけであの威力なんて。」
その威力にシズさんとアイリスが驚く。
「凄い一撃だな!今度は俺の番だ
俺はお返しとばかりに光弾を放ち、猪八戒はそれを避けずに腕を交差して受け止める。直撃を受けた猪八戒の腕には傷一つ無かった。
「流石に防御力も桁違いに上がっているな。」
「今度はこちらの番です!
猪八戒は両手から魔力弾を放つ。それは無数に拡散しフォルテに雨のごとく降り注ぎ魔力弾が落ちた場所は、腐食で溶けたり、燃えたり、さらにまるで喰われたように抉れたりと魔力弾ごとに様々な効果が付与されている。
「これは…魔力弾に様々な属性やスキルを付与して放つとは、見事な攻撃じゃ。」
「どの魔力弾にどんな属性やスキルによるダメージが来るか分からない上に、あの数だ…避けるだけでなく防御も困難なはず。ゲルミュッドのただの数押しとは比べ物にならないなあれは。」
「フォルテ!大丈夫⁉︎」
ハクロウとベニマルは猪八戒がゲルミュッドとの技に頃ほどのアレンジを加えた事に感心し、トリルはその攻撃を避けずにすべて受けたフォルテを心配した
やがて土煙が晴れると、
猪八戒のあの凄まじい攻撃を受けてまったく無傷のフォルテの姿にトリルは安心した。
「あの攻撃を受けても無傷とは……フォルテ様のあの
「ハクロウ、フォルテ様のあの
「うむ…魔素を練っているのは同じじゃが、フォルテ様のあの
「なるほど。だが、俺にはフォルテ様の
「ほほほ。それは当然ですじゃ若、フォルテ様とあの魔獣で比べ物にならん程力の差がありますからのう。」
ベニマルとハクロウがフォルテの
「魔力弾に様々な効果を付与させるとはな。ならこちらは連射でいく!
俺は両腕をバスターに変え、光弾を連射して猪八戒は再び腕を交差して受ける。
凄まじい速さで放たれる光弾をただ受け続ける猪八戒!
俺が撃ち終える頃には、流石に無傷とはいかず身体が傷ついている……が、その傷は瞬く間に癒た。超速再生……やはり進化して取得していたようだ。
猪八戒は両腕を上げ自身の手を握り合わせ一気に地面に振り下ろす。
「
両腕を地面に叩きつけた瞬間、地面から無数の岩の槍が俺に向かって襲いかかる。
中々いい攻めだ!俺は
槍が俺に刺さり、他の者から見ればそうだろ。だがそう思った時には、槍の先端は斬られていた。
ベニマル達が俺を見ると、俺の右手には魔素で作られた紫の光刃があった。
「
そう俺が新たに得た力それは……吸収したダークチップの
ソウエイが倒したオーク達の身体に残留していた妖気を解析し、更に
その闇の力を発揮するスキルを取得し更に技を解放した。その一つがこの
闇の魔素で作られた光刃……その斬れ味は予想以上だった。
岩の槍が防がれた猪八戒は素早く次の手を打つ。身体から赤黒い
「喰らいつけ!
禍々しい妖気の顔が俺に喰らい付こうと襲いかかる。俺は後ろに下がりながら避ける。
捕食者のスキルの効果がある分、喰われればその分直ぐに猪八戒の力となる……
俺は両腕に魔素を集約し黒紫の光輪を作り出し放つ。
「
光輪は高速回転しながら
俺は地面に降り立ち右腕を
ただ、そのソードはただのソードにあらず、闇の力を得て進化した紫の剣。
「
その場から放たれる斬撃は地面を斬り裂きながら猪八戒に向かう。その威力は
迫る斬撃、それに対し猪八戒は先程以上の闘気をその拳に纏い斬撃に向かって拳を振るう。
「
拳の闘気に拳圧が加わり威力が増大し、
爆煙が晴れていき、猪八戒と俺は互いに構えを解く。
「このぐらいでいいだろう。猪八戒、実に見事だったな。ここまで強くなっていたとは思わなかった。」
「フォルテ様こそ、あの力を完全に我が物にしてこれ程までの力を得ていたとはやはり貴方は強い。」
俺達の訓練が終わったと理解した皆が俺達に歩みよる。
「フォルテ!凄いよ‼︎やっぱりフォルテは強いんだね!」
「フォルテとても素晴らしい戦いだったよ。」
「トリルとアイリスの言う通り、凄かったよフォルテ君。」
「トリル、アイリス、シズさん…ありがとう。」
3人にそう言われて俺は嬉しく感じていた。
「父王!フォルテ様を相手に見事な戦いでした。」
「確かに技の切れに多彩な戦法。それに怯まぬ精神はどれをとっても見事ですじゃ。」
「確かに
「これも全てフォルテ様のおかげだ。俺はフォルテ様に救われた…だからこそ!この命と力を与えてくださったフォルテ様の為にこれからもこの力を高め奮っていく!」
ゲルドとハクロウそれにベニマルは猪八戒の今の強さに感心し、猪八戒はこの力を与えてくれたフォルテの為にこれかも精進すると決意する。
その後、フォルテは猪八戒とゲルドを自分の前に来させる。
「猪八戒。実に良い戦いだった。お陰で俺も自分の新たな力をある程度把握できた。」
「フォルテ様の役に立てなら本望です。」
「今回の戦闘で、2人に
「!俺達に相棒ですか?」
「いつも働きすぎてしまう2人だ、相棒でもいれば少しは休んでくれるようになると思ってな。」
「フォルテ様……わかりました。」
「フォルテ様が心遣い、その相棒となる者と共により建設に励んでいきます!」
(だから少しは休めるようにと……まぁいいか。)
俺は両手を前に突き出し新たな
今回の猪八戒との戦闘でようやく決めることができた。
「
俺から魔素と
「目覚めろ。ガッツマン!ナイトマン!」
2人の名を言う!俺から魔素が2人に注がれ2人は目を覚ます。
「私を生み出してくださりありがとうございますフォルテ様。」
「私は貴方達の盾としてこの身を捧げます。」
その言って2人は俺に跪く。
「2人にはこれからこの2人のパートナーとして共に支えあってもらう。」
俺はそういいながら猪八戒とゲルドを見る。
「ガッツマンは猪八戒と、ナイトマンはゲルドと組んでもらう。」
「「ははぁ‼︎」」
そう言ってガッツマン達は猪八戒達の元に歩み寄る。
「私はガッツマン。これからは共にフォルテ様の力となろう。」
「俺は猪八戒よろしく頼む。」
「私はナイトマン。そなたの相棒となる者だよろしく頼む。」
「こちらこそ、共にリムル様とフォルテ様の為に働こう。」
互いに手を握るその姿を見てこの4人ならうまくやっていけると思った。
そんな俺にトリルとアイリスが声をかけてくる。
「ねぇフォルテ。」
「ん?どうしたトリル。」
「あのガッツマンだけど、なんか僕の知るガッツマンじゃないような…。」
「私も、光君とロックマンの友達のガッツマンでなくてその…あのガッツマンは…。」
2人は何か言いたそうで言い難い様子だった。まぁ理由は分かる。
「ああ、2人の思っている通り、あのガッツマンはゾアノロイドを
「やっぱりそうなんだ。」
「なんとなく見覚えがあったから。」
偶然で複製体として生まれた2人……その
「まぁ…君達の知るガッツマンより強いし後……言っちゃあ悪いが知性が高いからなぁ。」
「それは……僕も否定できない。」
「ごめん私も…。」
トリルとアイリスは苦笑いを浮かべていた。
その後は、リムルに新たに生み出した2人を紹介した。まだ確認してない技とスキルがあるが、また使う時がきたら試すとするか。
こうして俺は自分の力を再確認し、新たな仲間を生み出した。
ステータス
名前 フォルテ=テンペスト (
種族
加護 暴風竜の紋章
称号 電脳を統べる者
魔法 元素魔法、物理魔法、精霊魔法、上位精霊召喚
アルティメットスキル
ユニークスキル
絶対防御、
固有スキル
自己再生、自己増殖、自己進化、
エクストラスキル
魔力感知、
スキル
身体装甲、超嗅覚、思念伝達、威圧、混沌食い
耐性
痛覚無効、刺突耐性、物理攻撃耐性、熱変動耐性、電流耐性、麻痺耐性、腐食耐性、暗黒無効
フォルテと猪八戒の力試し。闇の力でエグゼ4辺りまでの力が使えるようになりました。
そして、猪八戒とゲルドの相棒としてガッツマンとナイトマン登場。
エグゼのアニメシリーズのビーストを見た人達なら今回登場したガッツマンの事は分かりますよね。
これからも仲間となるナビを増やしていく予定です。
フォルテの力も更に強くなっていきます。