インターネットコロシアム。
……シティの街並みを再現されたバトルフィールドが無残な廃墟の街と化していた。
そんな破壊された街の中央に立つ者がいた。その者は薄緑色に発光し身体中のラインにデータが巡り、囲う様に三つの光輪が回っている。
更にその者の目前には別の者がいた。
同じ様な姿だが濃い紺色の身体に、ヘルメットと両手足にゴスペルと同じ様な黄緑色の班が無数にある装甲を装着し、ヘルメットと
燃え盛る廃墟の街で睨み合う両者。
「「ハアァァ!」」
互いに同時に駆け出し殴り掛かる。
その様子を見守るフォルテ。何故こんなことになったのか、時は数時間前に戻る。
「リムルは無事にブルムンド王国に着いた様だが、……着いた後も大変だった様だな。」
影に潜ませながらリムルの護衛をしているソウエイとシャドーマンそして俺の分身体からリムルのブルムンド王国での出来事が
ブルムンド王国は魔物の生息するジュラの大森林に近いためか建物は堅固な造りとなっている。
この先、イングラシアに向かう為にとリムルは
……ゴブタはそのうちリムルに倒されるかもな。
リムルに全て瞬殺された試験官は飛び級と言い出して
その際リムルはエクストラスキルで魔法闘気を獲得していた。後、悪魔召喚の魔法も習得していた。…勿論俺も
その後、フューズがやって来てカバル達は説教されフューズの権限でリムルはBランクの身分証を手に入れた。
その後はブルムンド王と極秘会談をしたのだが、ブルムンドの大臣ベルヤードは話を上手く進めて安全保障条約が結ばれるが、もし他の国が攻めて来たら
「…防衛費も馬鹿にならないくらい掛るからな。ベルヤード大臣の手腕が見事だったってことだな。まあもし
ブルムンドでのやるべきこともリムルがやってくれたし、俺もそろそろ皆の特訓に向かうか。
インターネットシティにあるコロシアム。コロシアムで特訓を続ける2人がいた。
「
腕のアームから放たれる炎が迫る
「
だがその炎を
今戦っているのは
あの強敵との戦いで自分の力が通じない…あんな怪物がこの世界にいる事を身をもって知ったトリルは更なる力を求めた。皆を…仲間を守れる力を。
その努力の成果もあり、トリルはある二つの
それにより
その後更に、
そして今、その新たな
「
トリルは地面を叩き炎の柱で攻める。地面から無数に飛び出し迫る炎の柱。
「
それに対して
それに対してトリルはファイア
「シャドー
シャドー
高速で動き周るトリルの姿を肉眼で追うことは不可能。
それを知る
右腕に
そう
そして、トリルが右腕の
迫る刃だがそれよりも素速い抜刀でトリルを斬り裂いたのは
斬り裂かれたトリル…だが、その瞬間ボン!と煙となって変わりに現れたのは変わり身の人形だった。
トリルはあの一瞬の内に
そして、一瞬で背後に回り込んだトリルが刀を新たに刀を握って斬り掛かる。
「
シャドーマンと同じ刀で斬り掛かるが、
「
刃を取られ動けないトリルに
トリルは思わず刀を離してしまいそのまま蹴り飛ばされた。
なんとか体勢を整え着地するトリル。その際シャドー
「そこまでだ!」
そんな中、フォルテが来て声を上げる。
「フォルテ。」
「あっ!フォルテ。」
2人もフォルテが来たことで構えを解いてフォルテの元へと集まる。
「トリルも
「うん。
「僕の方もトリルの成長速度には驚かされるよ。新たに得た力に対する順応性は凄まじい。トリルの特訓相手をしているつもりが、僕の方がいい特訓相手ができたよ。」
トリルも
「そうか。お前達のその姿、ゴブタ達も見習って欲しいものだな。」
「そういえば、ゴブタ達の修行に新しい課題を加えたんだよね。」
「ああ。」
そのゴブタ達はと言うと。
「「「ぎゃああああ!」」」
「これしっかりせんか!」
「一度は倒した相手だ!」
「気合いを入れろ!」
逃げ惑うゴブタ達に喝を入れるハクロウ、ヤマトマン、ケンドーマン。
「そんなこと言われても!いきなり三匹なんて無理っすよ!」
そう…ゴブタ達を追うメガロドンは三匹だった。何故メガロドンがいるのかそれは、ハクロウの隣に立つ者が呼び出したからだ。大きな鰭の手を持つ鮫の
「ゴブタ達の訓練は順調だな。」
「うむ。これもシャークマンのお陰じゃよ。」
「いや。俺のこの力はフォルテ様が与えてくださったものだ。今も俺の中でとてつもない力がみなぎっている。これが
そう。フォルテはシャークマンを創り出す際、いつもと違いなんと複製した
魔核と共に
「あの戦いの後で新たな修行を考えておったのじゃが」
「シャークマンがメガロドンを召喚してくれたおかげで良い修行ができた。」
「ならこの後は俺への修行を頼む。フォルテ様から頂いたこの力、使い熟せないと宝の持ち腐れだからな。」
「ほっほっほ。もちろんじゃ。」
笑い合うハクロウとシャークマン。その間もひたすらに逃げ惑うゴブタ達であった。
ゴブタ達が逃げ回っている頃、フォルテはトリルと
「ではいくぞ。」
フォルテが前に手を翳すと、掌から魔素を放出。放たれた魔素が形を成していき、六体のロックマンが出現⁉︎その一体一体の姿が変化していきやがて、
このロックマン達はトリルから写し得た
各
「…これからする特訓は2人でこの複製ロックマン軍団と戦ってもらう。2人の連携力を上げるのが目的だ。」
「わかったよ!」
「
トリルと
「では……始め!」
俺の開始の宣言と同時にトリル、
……約1時間経過。
フィールドはめちゃくちゃとなり、複製ロックマン達が傷だらけのトリルと
「……強さの調整をするべきだったな。」
複製ロックマン軍団を創り出す際、かなりの魔素を練り込んだ。その影響で途轍もない強さを発揮した。
そして、
矢の雨が収まって瞬間、
エネルギーが充填されそれが撃ち出された。
「
超高密度の魔力弾がトリル達に直撃して周辺を巻き込む大爆発
辺りが爆煙に包まれ晴れていくと、傷だらけながらもなんとか無事の2人の姿を見てあった。
直撃の瞬間に
「…そろそろ止めるか。」
俺が複製ロックマン達を止めようとした時、トリルと
「……トリルまだ戦えるか。」
「もちろん。…僕は強くならないといけないんだ。」
「良い返事だ。なら最後まで戦い抜こうか。」
「うん!ロックマンのように強くなる為にも、こんな複製達には負けられない!」
「…そうだね。僕も複製体とはいえこれ以上ロックマンに負ける訳にはいかない!」
2人の感情の高まりに共鳴するように点滅を繰り返し始めるエンブレム。
「これは…。」
2人に起き始めた現象を
《解析完了。トリルと
究極プログラム…アニメ世界で光正博士が作り上げたプログラム。ファラオマン、ブルース、ロックマンの三対に組み込まれていた。ファラオマンが自爆した後、その残骸がバクを取り込んで復元したのがアニメ版フォルテ。そしてゴスペルもワイリーの手でその残骸から創り出された。
その中でも、ロックマンの究極プログラムは凄まじい力を秘めていた。
考えてみたら、
トリルでもそうだ。平行世界の光正によって創り出されたシンクロナイザーであるトリルは幾度となくロックマンと合体し、最終決戦で完全融合までしたんだ。その融合でロックマンには獣化の能力が残留していたのだから複製体とはいえ、トリルにロックマンと同じ究極プログラムが残留していてもおかしくない。
点滅を繰り返す2人のエンブレムの輝きが増していきその輝きに全身が包まれ姿を変えていく。
「これは、新たな
そう…
《
成る程…アニメでもフォルテとロックマンの接触で究極プログラムが共鳴してバグ化への変異が起こり、奇跡的にバグスタイルとなった。
それが
「にしても、まさかアルティメットスキルとして獲得するとはな。」
だが究極プログラムにより生まれた形態だから不思議と納得できる。それにゲームだとメリットとデメリットのバグが同時に発生する中々に扱うのに癖が強い形態だったが、アニメだと凄まじいパワーを発揮して更にあらゆるネットワーク全てのデータを吸収できる力だ。その強大過ぎる力故にロックマンは暴走状態だった。熱斗の叫びにより我を取り戻したロックマンによってネットワークは再構築された。それほどの力がある形態ならアルティメットスキルなのは当たり前なのかも知れない。
一方のトリルの方は、全身が薄緑色に発光し三つの光輪がトリルを守るように出現。頭部と身体のラインにデータが駆け巡るその姿は、ロックマンの最強の形態と呼べる姿。
……
ゲームだと熱斗の兄彩斗の遺伝子を完全に組み込んだ後、熱斗とのシンクロやゲーム内の条件をクリアしてなれるロックマンの潜在能力を100%と引き出した最強の姿。HPが半減するが、各
漫画だと幻の強化パーツと熱斗とのフルシンクロを超えたパーフェクトシンクロによってこの姿となっていた。
《トリルの究極プログラムがシンクロナイザーの力と
トリルのシンクロナイザーの力…獣化因子の抗体であり扱い方を間違えれば地球をも破壊する最終兵器となってしまうほどの力がある。…その力はもう一つの究極プログラムと呼べるほどだ。アニメでも獣化因子を取り込んで発揮しかけていたほどだ。
究極プログラムとシンクロナイザーそして
そんな強大な形態となったトリルと
「…へぇ凄い力だ。こんな形で最強の力を得るとは思わなかったよ。」
……となると、トリルの方は。
突っ立ったままで動かない……これは。俺にある光景が思い浮かんだその瞬間
「ウガアァァアア‼︎」
トリルが突然叫び出す。トリルの叫びと共に凄まじい衝撃波はフィールド全体に放たれる。
衝撃波が収まるとフィールドに巨大なクレーターができ辺りのもの全てが消し飛んでいた。
衝撃波からなんとか逃れた
「
「フォルテ…。なんとかね。それよりもトリルが。」
フォルテと
「トリルの奴どうしたんだ…。」
「…暴走だ。」
「暴走⁉︎」
「お前は暗黒無効の耐性で
「…なら僕が止める。」
「フォルテ?」
「
フォルテの鋭い眼孔がトリルを見据える。
「…フォルテ。分かったよ気をつけて。」
「ああ。」
フォルテはトリルに向かって歩み始め、
なんの動作も無く触れる事無く吸収できる…まさに
なんの対策もしていないと、対峙した瞬間に全て吸収されるだろう。
まぁ俺は
暴れ続けるトリルに向かって歩みフォルテ。フォルテの気配に気付いたトリルが顔を向ける。
「…フォ…ルテ…。」
僅かに意識があるのか俺の名を口にするトリル。
「トリル…分かるか。」
「フォ…ルテ……僕…は……フォルテ…と……戦…かうんだ。」
トリルはフォルテに対して構えさらに力を高める。
「……そうだったな。いつか本気で相手するって約束をしたもんな。」
フォルテの身体が紫へと染まる…そう
「さぁトリル!今のお前の全てをぶつけてこい‼︎」
「…フォ…フォルテ!」
叫びながらフォルテに襲い掛かるトリル。それに対してフォルテもトリルに立ち向かう
ぶつかり合うトリルとフォルテ。接近戦となり互いに繰り出される拳と蹴り
2人は激しい攻防を繰り広げ空中戦となり、戦いの衝撃が辺りを破壊していく。
「…なんて戦いだよ。今加われないのが悔しいなぁ。」
回復中の
ぶつかり合う拳と拳、凄まじい応酬の中、フォルテは今のトリルの強さに笑みを浮かべた。
(強い…強くなったなトリル!今は暴走して戦術も何もない殴り合いだが、俺が本気になって殴り合えるほどの力!本当に嬉しいぞ‼︎)
俺と本気で戦いたいと修行を続けてきて得たこの力…心の奥底から歓喜する。
「ハアァァ!」
「ウオォォォオ!」
互いの渾身の一撃がぶつかり合う。激突する互いの拳から凄まじい衝撃が駆け巡り腕に亀裂が入った。
「ぐっ!」
「ツッ!」
互いに一瞬怯み、すぐに動いたのがトリル
「フォルテー!」
そのまま至近距離で魔力弾をフォルテに叩き込み!地面に向かって殴り飛ばした。
殴り飛ばされたフォルテはそのまま地面に激突して周辺の瓦礫が崩れてフォルテの瓦礫に埋もれてしまった。
「フォルテ!」
回復した
「トリル!」
2人がバスターのエネルギー充填を始めた頃、瓦礫に埋もれたフォルテが
《解析が完了した。アルティメットスキル
充填が完了し2人が撃とうとしたその時、フィールド全体が揺れ始めた。
「この振動は…まさか⁉︎」
「フォルテ⁉︎その姿はまさか!」
フォルテのヘルメットと手脚のアーマーそして、身体のラインにトリルと同じ薄緑に発光するデータが駆け巡っていた。
その姿は漫画でしかなかったフォルテの形態。
フォルテ
それに気付いたトリルが振り返りながら裏拳を放つが躱され空を切る。
そこからは、フォルテの一方的な攻撃だった。超速で繰り出される拳による連撃が次々とトリルに襲い掛かり抵抗する暇がないくらい殴られ続けた。
そして、今後はトリルがフォルテの一撃で地面に向かって殴り飛ばされた。
地面に激突して動けないトリル。そんなトリルに向かってフォルテは右腕を掲げて
一瞬で満ちた
「
放たれた破壊の力にトリルは呑み込まれ辺りの物全てが消し飛んでいく。
ズガアァァアアアア‼︎
凄まじい衝撃と爆音が響き渡り収まった時には巨大クレーターができており、立ち込む爆煙が晴れていくと元の姿に戻ったトリルが気を失って倒れていた。
フォルテと
「トリル大丈夫か!」
「加減はできたはずだ。しばらくすれば目覚めると思うが…。」
それからしばらくして。
「…ん?ここは…ぼくは一体何を……。」
トリルの意識が戻った。朦朧とする中なんとか起き上がる。
「トリル目覚めたようだ。」
「大丈夫かい。」
「フォルテ…
「落ち着け。ゆっくりと思い出せばいい。」
フォルテがそう言葉をかけた後、トリルの脳裏に暴走してしまいフォルテと戦ったことが呼び起こされた。
「ッ!そうだ…僕は暴走して……ごめんフォルテ。」
「仕方ないさ。特訓中に得たアルティメットスキルだったからな。強大な力をいきなり制御するのは難しい。まして究極プログラムとシンクロナイザーの力が合わさった
「僕みたいに強い耐性スキルがあった訳じゃないからね。」
「でも…。」
悔やむトリルの肩にフォルテが手を乗せる。
「むしろ俺は嬉しく思っているんだトリル。」
「フォルテ…。」
「あのスタイルの発現はもっと先だと思っていた。それを発現させたんだ。それに暴走していたとはいえ、俺に本気を出させたんだ。これ程嬉しいことはない。」
「フォルテ。…ありがとう。」
フォルテの言葉にトリルは涙した。
「さて、回復したら今度は暴走しないように制御する訓練をするぞ。」
「うん!」
「次にまた暴走したら僕が止めてあげるよ。」
その後。何度か暴走仕掛けることがあったが、フォルテと
「まさか数時間程度で制御できるようになるとはな。」
漫画版のロックマンでも制御に苦労したんだが、トリルの順応性は凄まじい。
いや…獣化の暴走を経験しているからなのかもしれない。
そして、シティを再現したバトルフィールドで
暴走していた時と同じ格闘戦だが、ただがむしゃらに攻撃していた暴走時と違いしっかりと制御したうえでトリルの意識がある分一撃一撃の攻撃のキレが違う。
拳の一撃毎に力を込められ暴走時より遥かに高い威力を発揮している。
そんな
溢れる力と取り込む力…
「ハァア!」
トリルが掌から極大の魔力弾を放つ
「フン!」
だが
やはり遠距離からの攻撃は通じないと判断したトリルが再び肉弾戦を仕掛け
繰り返される戦い……そんな戦いも終わりを迎える。
「「はぁ…はぁ…はぁ…。」」
息を切らす2人。強大な
「今日はここまでだ。」
「…そうだね。」
「ああ。」
「色々あったが、得たばかりの力をこれだけ使えたのは見事だった。これからも鍛錬を繰り返し使い熟せるようにしていくぞ。」
「うん!」
「もちろんだよ。」
こうして途轍もない力を得たトリルと
ステータス
名前 フォルテ=テンペスト (
種族
加護 暴風竜の紋章
称号 電脳を統べる者
魔法 元素魔法、精霊魔法、物理魔法、上位精霊召喚、悪魔召喚
アルティメットスキル
ユニークスキル
絶対防御、
固有スキル
自己再生、自己増殖、自己進化、
エクストラスキル
魔力感知、獄炎、紫電、超速再生、粘鋼糸、影移動、
剛力、身体強化、多重結界、電波感知、重力操作、魔力妨害、魔法闘気
スキル
身体装甲、超嗅覚、思念伝達、威圧、
耐性
痛覚無効、刺突耐性、物理攻撃耐性、熱変動耐性、
電流耐性、麻痺耐性、腐食耐性、暗黒無効、吸収無効
隠形法、瞬動法、気操法、
トリルが
トリルと
後、漫画であったのでフォルテも