転生したらフォルテだった件   作:雷影

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ちょっとした番外編。少し過去に戻ってリムルの胃の中へフォルテが向かいます。




番外編 リムルの胃の中へ

これはシンシヤを仲間にした頃の話。

フォルテはシンシヤを解析し重大な問題を発見した。そして、シンシヤの胃の中に精神侵入(スピリチュアル・プログラム)で侵入している。

 

胃の異空間で問題解決の為に作業を続けるフォルテ。

 

「ふぅー。これで完了だな。」

 

フォルテの手には三つのチップがあった。片方が青い炎の炎の巨人(イフリート)、もう二つが……なんと赤い姿のヴェルドラが描かれていた。

リムルのコピーとして生まれたシンシヤには胃の異空間にいた者達までコピーされていたようだ。

 

うちのシンシヤもこちらの世界へ複製体として来たが、胃の中の者達まで複製されていたとは。

 

だが異空間内の複製ヴェルドラ達まで安定した状態ではなく、このまま放置すれば消滅すると電脳之神(デューオ)が教えてくれた。

それはやばいと俺は急いで複製ヴェルドラをチップ化したのだ。

だが複製体とはいえあのヴェルドラの力を一枚のチップには納めきれず二枚のチップとして分けた。

 

何故消滅を恐れたか…それは、ヴェルドラから聞いた話だと竜種は消滅してもどこか別の場所で自然復活する不滅の存在だからだ。

つまり、この複製ヴェルドラもここで消滅しても別の場所で新たなヴェルドラとして復活するのだ。自我は復活の度に産まれ変わるが、それでも邪竜と恐れられたヴェルドラと同じ存在を野放しにしてしまったら、いつか復活する予定のヴェルドラ本人に迷惑だし…魔国連邦(テンペスト)にも色々と不利益がくる!故にチップ化したのだがこれをどうするか………やはり本人に聞くのが一番だな。

 

シンシヤから赤い光となって飛び出すフォルテ。

 

「あっフォルテさん。どうでしたか?」

 

「上手くいった。」

 

シンシヤに見えるように赤いヴェルドラのチップを見せる。

 

「おお!それが私の中にいた竜さんなんですね。」

 

「ああ。俺はこれからリムルとこの竜について話してくる。シンシヤは朱菜達の手伝いを頼む。」

 

「分かりました。」

 

笑顔で良い返事をするシンシヤ。俺はリムルがいる廬に向かった。

 

「……と言う訳なんだが、ヴェルドラに会いに行っていいか。」

 

「そうだな。……まさかシンシヤが俺の中のヴェルドラまでコピーしていたなんてな。」

 

シズさんの膝の上で答えるリムル。

 

「まったくだ。解析した時は本当に驚いた。」

 

「だよな。…俺としても、俺の中でヴェルドラが元気にしてるのか知りたかったしな。頼むなフォルテ。」

 

「ああ。」

 

「待ってフォルテ君。」

 

いざリムルの胃へと思った時、シズさんから待ったをかけた。

 

「私も一緒に行っていいかな。」

 

「シズさん?」

 

「私はまだヴェルドラにはあってないから気になったの。2人の話を聞いていたら伝承とのイメージが違うから。」

 

たしかに…世界中暴れ回って邪竜と呼ばられていたヴェルドラと俺達の知るヴェルドラの話を聞いたら気になるな。

 

「分かった。リムルも構わないか?」

 

「まぁフォルテが一緒だし大丈夫だろ。」

 

「ありがとうリムルさんフォルテ君。」

 

俺とシズさんは手を繋ぐ。

 

精神侵入(スピリチュアル・プラグイン)!」

 

フォルテとシズさんは赤い光となってリムルが中へと入っていった。

 

 

リムルの胃異空間に到着した。

 

「ここがリムルさんの胃の中の異空間…。」

 

「さてヴェルドラは此処にいるはずだが。」

 

フォルテとシズさんが辺りを見回していると。

 

パチ!……パチ!と奥の方から音が聞こえてくる。

 

「この先か?確かめに行こうシズさん。」

 

「ええ。」

 

フォルテとシズさんは音のする方へと進む。…やがて見えてきたのは。

 

「王手!」

 

「参りました。流石はヴェルドラ様。」

 

「何を言うかイフリートよ。お前の先ほど手は見事だった。我の見込んだとおり筋が良い。」

 

「ヴェルドラ様の教えがあってこそです。」

 

………ヴェルドラとイフリートが将棋を指している姿だった。

 

ヴェルドラが将棋を指していることにも驚いたが、あのイフリートの礼儀正しい姿にも驚いた。シズさんを乗っ取って暴れ回っていた時とまったく違い理性的な立ち振る舞い。……あれがあのイフリートなのか?

 

シズさんもイフリートのあの姿に驚いているようで信じられないとばかりにイフリートを見ていた。

 

兎に角、久しぶりのヴェルドラとの再会だと思いゆっくりと歩いていく。

……そしたら、けん玉やらおはじき…リバーシなどのおもちゃの山が目に入った。よく見たら漫画まである。

 

もちろん本物でなく思念を持って再現された物だ。おそらくリムルの記憶から解析したんだろう。

 

おもちゃの山を見て、かつて大賢者から聞いた解析低下の理由が分かった。

 

「ほう。そうくるか…ならば我はここ…「ヴェルドラ」⁉︎」

 

背後から突然声をかけられ驚いたヴェルドラは思わず後ろに顔を向ける!

 

そこには笑みを浮かべてはいるが、目が笑っていないフォルテの姿があった。

 

「フォッフォルテ⁉︎いつの間に!…いやそれ以前にどうやって来たのだ⁉︎」

 

精神侵入(スピリチュアル・プラグイン)で入ってこれたんだ。…久しぶりだなヴェルドラ。元気そうでなによりだ。」

 

「うっうむ!我もこんなに早く会えるとは思わなんだぞ。」

 

「それにしても、まさか将棋をしていたとは驚いた。おまけにイフリートも一緒とはな。」

 

フォルテがイフリートの方に顔を向ける。イフリートはその瞬間背筋を伸ばして起立

 

真剣な表情でフォルテを見ている。

 

「イフリートは我が思念を持って呼び寄せたのだ。1人ではやはり暇なので…。」

 

「確かに、将棋には相手がいた方がいいからな。それにたまには息抜きも必要だ。」

 

「そっそうであらう!」

 

「だが…サボるとなると話は変わる。」

 

フォルテは鋭い眼差しでヴェルドラを睨む。フォルテから感じる怒りの気配にヴェルドラは冷や汗を流してしまう。

 

「以前にリムルの大賢者からヴェルドラの方の解析が低下していると聞いたが、まさかずっと遊び呆けていたとはな。」

 

「いや⁉︎違うのだフォルテ!これは…その…だな…。」

 

「…正座。」

 

「え?」

 

「正座と言ったんだ!直ぐに正座‼︎」

 

「はっはい⁉︎」

 

フォルテの迫力にヴェルドラは思わず正座してしまった。

 

「リムルと俺は少しでも早くヴェルドラが出て来れる日を楽しみにしていたんだ。ヴェルドラに俺達の作った街を見てもらおうと……それなのにヴェルドラは遊んでいただけとはな。」

 

「はい…すみません。」

 

そこから黙々とフォルテの説教が続いた。フォルテがヴェルドラを説教している間、シズさんはイフリートの前に立っていた。

 

「シズ…こうして会うのは初めてですね。」

 

「……そうだね。」

 

長い間共にいながら分かり合えずにいた2人。沈黙が続く中で最初に言葉を発したのはイフリートだった。

 

「今更かもしれないが、すまなかったシズ。」

 

謝りながら頭を下げるイフリート。

 

「昔の私には薄い自我しかなく僅かな敵意に反応するしかなかった。ヴェルドラ様と共にリムル様やフォルテ様達の日常を観察をして、大切な人達と暮らす日常がどれほど大事かようやく理解することができた。」

 

「…イフリート。」

 

「だからこそ、ピリノを殺してしまった私の罪をシズに背負わせてしまったこと……それが私にとっての大罪。私は死とは自然摂理と割り切っていたことがシズの心に消えない傷を与えてしまった。……本当にすまない。」

 

シズに謝罪するイフリートから伝わる後悔の気持ち。イフリートが本心から謝っていることを知ったシズはイフリートの肩に手を添える。

 

「私もね、貴方の事を理解しようとはしなかった。もし貴方と向き合っていたらピリノも死なせずに済んだんじゃないかって。」

 

「シズ…。」

 

「私達…もっと違う出会い方ができていたら通じ合えたと貴方の謝罪を聞いて思えた。だからね、これからでもいいから話し合おう。」

 

「……ありがとうシズ。」

 

こうして、シズとイフリートは長い時を経て和解することができた。

 

その後はセレナード、サンとも挨拶をしたイフリート。

 

サンを見たイフリートはもしかしたら自分にもサンのような未来があったかもと改めて思っていた。

 

シズ達が話を終える頃、フォルテによるヴェルドラへの説教もそろそろ終わろとしていた。

 

「ヴェルドラ…これからはスケジュールをしっかりと組んで遊ぶ時間を決めて解析をするんだ。」

 

「…はい分かりました。」

 

フォルテの長い説教がこたえたようでヴェルドラはすっかりおとなしくなっていた。

 

「よしじゃあ正座をやめていいぞ。」

 

正座を止めるヴェルドラ。本来なら足が痺れてしまうが、今のヴェルドラは思念体だから大丈夫だ。

 

「さてと、イフリート。」

 

「はっはい!」

 

俺に声をかけられ慌てて振り向く。

 

「これからもヴェルドラの事を頼む。」

 

「はい!」

 

フォルテに頼まれ敬礼するイフリート。その後はいよいよ本題だ。

 

「ヴェルドラ。この中から俺達の様子を見ていたならシンシヤのことは知っているだろう。」

 

「うむ。まさか並行世界からの存在でリムルのコピーと呼べる娘の登場には我も驚いた。」

 

「実はな、ヴェルドラまでコピーしていたんだ。」

 

「何?」

 

俺はシンシヤの中にいた赤いヴェルドラの存在、不安定だったそいつをチップ化したことなどを説明した。

 

「なるほど…まさか我の複製までいたとは。」

 

「でだ、この複製どうする?ヴェルドラの力が強大すぎて2枚分あるんだが。」

 

「ほう。複製された存在とはいえやはり我だけはあるな。その二体は我と並ぶ強者だ。」

 

「だろうな。…ん?二体だと?」

 

「そうだ。二枚に分けられたことでどちらとも我と似た自我が持ちかけておる。」

 

まじかよ…ヴェルドラが三体になったってことか⁉︎

 

「なら尚更どうするべきか…。」

 

「ならば、その二枚に我の魔素を注ぎチップの姿で安定させたままフォルテが持っているのが良かろう。」

 

「やはりそれしかないか。」

 

「だがそれだけではつまらんな。…そうだ!フォルテよ、もう一枚にはお主と超電脳獣とやらの魔素を注ぎ込むのはどうだ。」

 

「俺と超電脳獣の魔素を?」

 

「うむ!我の魔素を注げばもう1人の我と呼べる存在…双子の弟が誕生する訳だが、フォルテと超電脳獣の魔素を注げば新たな竜種として誕生するはずだ。」

 

新たな竜種の誕生か…面白い。

 

「だがいいのかそれは?」

 

「構わん!それに新たな竜種が誕生すれば、我は末っ子から兄となるのだから!」

 

兄になれると喜ぶヴェルドラ。

 

「まぁヴェルドラがいいなら俺は構わない。むしろ俺の手で新たな竜種を誕生させるとか面白いからな。」

 

こうして一枚をヴェルドラに頼み、俺はもう一枚に魔素を注ぎ込み始めた。

 

電脳之神(デューオ)。超電脳獣から魔素の抽出を頼む。」

 

《了解した。抽出した魔素をそのまま複製ヴェルドラのチップに注入を開始する。》

 

フォルテの身体から超電脳獣の幻影が現れそのまま魔素となってチップに注ぎ込まれていく。フォルテと超電脳獣の魔素を得た複製ヴェルドラのチップに変化が起こる。

 

チップから紫の光が放たれる

 

「これは⁉︎」

 

驚くフォルテをよそにチップから半透明の赤いヴェルドラが姿を現した。

だがその身体は赤から黒紫へと変色し更にプログラムが再構成されていくように身体が創り変わっていく。

やがてその姿は鋭角的で機械的なフォルムとなり右肩には赤の、左肩には青の菱形の宝石があり胸にも紫の宝石が輝いている。

翼の飛膜に当たる部分には電子機器の基板のようなモールドが入った光輝くエネルギーの膜が展開されていた。

その姿はとあるカードゲームに登場した107の数字を持つ時空竜と酷似していた。だがこの竜の手脚は強靭で鋭い鉤爪となっている。

頭部の角も顔の左右から前面に向けて鋭い刃の如き鋭角が伸び、全身の基板のようなラインにはロックマンエグゼのサイトスタイルのような青紫に輝くデータが常に駆け巡っている。

 

《解析完了。複製ヴェルドラはフォルテと超電脳獣の魔素により暴風竜から電脳竜として新生した。》

 

電脳竜……確かにそれに相応しい姿となった。

 

だがその直後、電脳竜は再構成され再びチップと化して俺の手に戻った。

 

「これは…一体?」

 

《暴風竜から電脳竜への新生により変わったボディフレームは複雑化。これにより最適化を実行する為にチップ化した。》

 

「なるほど。その最適化はどのくらい掛かる?」

 

《予測で約50年は掛かる。》

 

50年とは…どれだけ複雑な構造になったんだ。まぁ電脳竜の最適化が終わるまである程度時間を得たと考えるか。

 

俺はチップ化した電脳竜を自身のエンブレムに納めた。

 

その直後、ヴェルドラの方も完了したようだ。

 

「フォルテよ。そちらも終わったようだな。」

 

「ああ。そっちはチップのままだったようだな。」

 

「うむ。だが安定したことには間違いない。弟の方もフォルテが預かっていてくれぬか。」

 

「構わないが、今気づいたんだがヴェルドラの弟の名はどうする?」

 

「おお!そうだな。ふむ……姿は同じだから我の名に更に新たな名をつけてやるのはどうだ?」

 

「それでいいんじゃないか。」

 

「うむ。ならイフリートよ弟につける良い名は思い付くか?」

 

突然話を振られたイフリート

 

「滅相もない!私如きがヴェルドラ様の弟に名をつけるなど!ここはやはりフォルテ様がつけるべきかと。」

 

「私もそれがいいと思うよ。」

 

「私もそう思います。」

 

イフリート、シズ、セレナードの三人はフォルテが名を考える方がいいと言う。

 

「…そうだな。我の名を考えてくれたのもリムルとフォルテだったからな。ではフォルテ頼む。」

 

「そうだな…。」

 

複製ヴェルドラは何故か身体が赤い…スカーレット…ブラッド…いや違うな。

それにしても、鏡の向こうで生まれたから色が逆になったんだろか……逆…逆風…これだ!

 

「アゲンスト!逆風を意味するアゲンストはどうだ。」

 

「おお!いいですね。流石フォルテ様。」

 

「うん!いいと思うよ。」

 

「私も賛成です。」

 

シズさん達も気に入ってくれたようだ。

 

「逆風竜…うむ!実に素晴らしい!弟よ。今日からお前はヴェルドラ=アゲンストだ!」

 

ヴェルドラが自身の複製にアゲンストと名付けた。名付けによって光るチップ

 

「これで良い。ではフォルテよ弟達を頼む。」

 

そう言ってアゲンストのチップも預かりエンブレムに納めた。

 

「フォルテよ、もう一人の弟…電脳竜にもお前が名を考えてやってくれ。」

 

「わかった。電脳竜には俺達のファミリーネームのテンペストを与えてもいいか?」

 

「うむ。フォルテが決めたなら良かろう。その分良い名を考えてやってくれ。」

 

「ああ。任せてくれ。」

 

こうして複製ヴェルドラの問題も一応解決した。

 

「それじゃあ俺達はそろそろ戻る。」

 

「うむ。」

 

「イフリート。これからもヴェルドラさんのことよろしくね。」

 

「はい。」

 

「ヴェルドラはしっかりと解析作業も進めてくれよ。また遊んでサボるようならリムルに色々と話すからな。」

 

「わっわかっておる!だからそれだけはやめてくれ!」

 

必死に謝り頼むヴェルドラ。何故ここまで必死なのかそれは、俺の説教もそうだが以前に大賢者にバレて監視されながら解析し続ける日々を過ごしたそうだ。まぁヴェルドラとイフリートは監視する大賢者をリムルと思い込んでいるのだが。

 

「分かった。ヴェルドラが解放されたら俺が腕によりをかけて料理を作ってやるからな。」

 

「おお!なら我もより頑張ってみせよう!」

 

張り切るヴェルドラ。

 

「期待しているぞ。これはその前払いだ。」

 

俺はそう言いながらヴェルドラにあるものを渡した。

 

「こっこれはまさか!ゲームとやらか‼︎」

 

ヴェルドラに渡したのは昔懐かしいゲームボーイだ。ソフトはポケットモンスター赤。

 

「俺と電脳之神(デューオ)の力でこの異空間限定で再現したものだ。解析が完了すれば様々なゲームがヴェルドラを待っているぞ。」

 

フォルテの言葉にヴェルドラはまるで雷に打たれたような衝撃を受けた!そして今までに見せたことのないやる気ある表情を見せる。

 

「任せておけ!我は必ず解析を完了させてリムルとフォルテの期待に答えようぞ!」

 

「ああ…期待しているぞ。それじゃあな。」

 

フォルテとシズさんは赤い光となってリムルの胃から抜け出した。

 

 

その頃リムルは、廬で自分を模した様々な焼き物と同じ形状になれるか試していた。

 

「おっ!この形は難しいな…!」

 

その時リムルから赤い光が飛び出しフォルテとシズが出現

 

「フォルテ!シズさん!戻ってきたか!」

 

「ただいまリムルさん。」

 

「待たせたなリムル。」

 

「ヴェルドラは元気だったか?」

 

「…俺達が入った時は息抜きでイフリートと将棋を指していたよ。」

 

「えっ?将棋?…てかイフリート⁉︎どういうことだよ!」

 

「落ち着けリムル説明するから。」

 

俺はリムルにヴェルドラがイフリートを思念で自分の元に呼び寄せた事、暇つぶしの相手として将棋を教えていた事などを色々と話した。サボっていたことは約束通り今はまだ話してはいない。

 

「そっか…まぁ胃袋の中でも一人だし相手が欲しくなるのは仕方ないよな。」

 

「ああ。」

 

「にしても、あのイフリートが真面目な性格になっていたなんて…。」

 

「サンも同じで最初は薄い自我しかなかったからな。過ごし方や触れ合い方で自我は成長するんだと改めて理解した。」

 

「そうだな。シズさんもイフリートと和解ができたようだし良かったよ。」

 

「うん。」

 

「で問題はヴェルドラの弟二人の誕生したってことだな。」

 

「済まないリムル。やはりこうするしかなかった。」

 

「フォルテのせいじゃないってことは分かってるから。それよりも超電脳獣だけじゃなく、ヴェルドラの弟二体もフォルテが預かる方が大丈夫なのか!」

 

「ああ今のところは問題無い。チップ化しているから大丈夫だ。」

 

「ならいいけど、もしやばいと思ったら直ぐに俺達にも知らせろよ!」

 

「分かった。」

 

こうして問題は一応解決した。だがこの時、チップ化されている逆風竜と電脳竜はすでに自我が覚醒しており、チップ化されたままフォルテの記憶を覗き解析していた。逆風竜はゲームとアニメについて、電脳竜はゲーム、漫画、アニメだけでなく電脳之神(デューオ)から様々な科学に関する知識を学んでいた。

 

そのことをフォルテ達が知るのはまだ先のことだった。




フォルテは逆風竜と電脳竜…ヴェルドラの複製体である弟達も預かることに。
彼らが解き放たれる時……世界に新たな激震が起こるでしょう。

電脳竜がどんな名前になるかはお楽しみに。
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