これからも投稿頑張っていきます!
遂にクレイマン軍との戦いが始まる!
だが、これから始まる戦いにクレイマン軍の勝利はない。
フォルテもマントを新調し、アイリスが仕立ててくれた光悦茶色のマントに身を包んでいる。
朱菜が、リムルの服の仕上げを進める中、リムルとフォルテは魔法通信で紅丸とカーネルから報告を聞いていた。
『部隊は、ジュラの大森林の入り口に展開させています。』
「ああ。」
『避難民に扮した足の早い獣人戦士達が、逃げるふりをしつつ、敵を猪八戒とゲルドの罠へと誘き寄せ、一網打尽にする作戦です。』
「なるほど。」
紅丸とカーネルの作戦を聞いているリムルとフォルテ。
そんな中、続く様に猪八戒とゲルドが口を開く。
『かつての我らの故郷だった荒れ果てた大地。』
『今は滅びた
クレイマンの軍勢の墓場となるでしょう。』
クレイマンの策略によって滅びた場所が、決戦の地になるとはな。
「因果は巡るか…。」
「そうだな。」
リムルとフォルテはそう呟く。
『敵の力量は完全に見切りましたからね。勝利は確実です。』
「まだ戦いが始まってもいないのに⁉︎」
「その根拠は?」
『リムル様とフォルテ様の覚醒により、ユニークスキル
『それに、私のユニークスキル
確かに、二人のユニークスキルなら敵の動きは丸分かりも同じだな。
因みに、
紅丸とカーネルの言葉に、朱菜とアイリスは笑みを浮かべる。
すると、紅丸がリムルとフォルテにある提案をする。
『……………という事で、一つ作戦を閃いたのですが。』
「なんだ?」
『折角だから、霧の先にあると思われるクレイマンの城を、落としてやろうかと思います。』
「なるほど。…クレイマンが軍を出し、クレイマン自身も側近を連れて
『その通りですフォルテ様。』
「いや、流石に危険じゃないか?」
『大丈夫ですよ。攻め込むのは蒼影とシャドーマンと白老。三人共やる気になっていますし…………。』
紅丸がそう言うと、突然朱菜が声を上げた。
「お待ちを!お兄様!」
『お…………おお、どうした?朱菜。』
「どうしたではありません!クレイマンという魔王は、人を操る危険な力を持つそうではありませんか!
万が一、蒼影やシャドーマンそれに白老が操られでもしたら…………!」
朱菜は懸念も一理あるな。
『いや、あいつらなら大丈夫…………。』
「ダメです!」
『あっ……………。』
「どうしてもと言うなら、…………私も参ります!」
朱菜の言葉に皆が驚く。
「おいおい!」
「…………という訳ですので、リムル様、フォルテ様。私に出撃許可を下さいませ。」
「ん〜。」
悩むフォルテ。すると、朱菜に続くようにアイリスも口を開いた。
「フォルテ。…私も朱菜と一緒に出撃させて欲しいの。」
「アイリス⁉︎」
「私はいつも皆に…フォルテに守られてきた。でも、朱菜から魔法を学んで私も戦える様になったの。だから、私もフォルテの為に戦いたい。」
真剣な眼差しでフォルテを見ながらそうアイリスは言う。
アイリスの強い決意を知ったフォルテは、止めることはできないと思った。
「リムル様。」
「フォルテ様。」
「うおおっ⁉︎」
「シャドーマン…。」
そんな時、分身体の蒼影とシャドーマンがリムルとフォルテの側に現れた。
「ご心配には及びません。自分達が朱菜様とアイリスをお守りしますので。」
「拙者らにお任せを。」
「ワシもおりますれば。敵本丸には、カリオン様が囚われおるやもしれぬし、やはり調査必要でしょうぞ。」
「リムル様!フォルテ様!私とて怒っているのです!クレイマンを許せぬこの気持ちを、抑えるのは難しいのです!」
「お願い…フォルテ。」
二人は更に強い眼差しでリムルとフォルテを見る。
「……無理だけはするなよ。」
「フォルテ……分かった。朱菜とアイリスの参加を認めよう。」
「ありがとうございます!」
「ありがとうリムル、フォルテ。」
「朱菜とアイリスの安全を第一に考える様に。」
「良いな?」
「朱菜の我儘を認めてくれて、助かります。」
「アイリスの願いを聞いて下さり感謝します。」
「私とアイリスは転移出来ますので、万が一の場合でも大丈夫です。」
「うん。」
「そうじゃな。ワシの方が逃げ遅れそうじゃ。」
「我々は、精神攻撃への耐性はありますので、そうそう遅れは取らぬでしょうが、朱菜様とアイリスが居るなら、その心配は皆無です。カリオン様に関しては、発見してから考えるとしましょう。」
「常に状況を見極める様にしろ。」
「作戦開始は日が変わった瞬間。
「「了解しました!」」
フォルテとリムルの指示に、紅丸達は応える。
すると、蒼影とシャドーマンが口を開いた。
「ところで、竜を祭る民が百名ばかり、クレイマン軍に合流しております。」
「竜を祭る民って何だ?」
「竜皇女であるミリム様を祭る者達だそうだ。」
「そういえば、ミリムが言っていたな。自分の世話をする者達がいると…。」
「まぁ百人位なら問題ないだろう。」
「はっ。」
蒼影とシャドーマンの分身体は持ち場へと戻る。
「では、仕上げてしまいましょう。動かないでくださいね。」
そうして、朱菜はリムルの服装の仕上げを再開するのだった。
その夜、オービック跡地の谷。
そこには、紅丸達の罠へと誘導され進軍するクレイマンの軍勢の姿があった。
その様子を崖の上から三獣士と紅丸、カーネルが眺めていた。
「作戦通り、クレイマンの軍勢は猪八戒とゲルドの罠へと小吹寄せられている。負ける方が難しい位だ。」
「勝負ありましたわね。ここまで来るともう敵方には挽回の策など御座いませんわ。」
「ああ、その通りだ。」
「アルビス殿の言う通りだ。」
「アルビスとお呼び下さい紅丸様、カーネル様。」
「お前は俺の部下ではない。」
「そうですわね。ですが今、我ら獣人は指揮権を紅丸様とカーネル様に委ねております。」
「…成る程。よかろう。お前はこの戦に限り副官に任命する。カーネルも構わないか?」
「異論はない。」
「拝命致しますわ。紅丸様。カーネル様。」
「とはいえ、仕事はほとんど残っていないぞ。これはもう勝ちの見えた作業に過ぎない。」
「ええ同感です。…ですが、まだ数名強者の気配が残っておりますわ。」
「その者達も確認済みだ。趨勢を見極めたら、猪八戒達を向かわせる予定となっている。」
「待ってくれよ!その役目、俺達に譲ってくれ!」
カーネルの言葉を聞いて、ソフィアが声を上げて前に出る。それに続く様にフォビオも声を上げる。
「頼む総大将殿!ここは俺達獣人の国、あんた達に、全部任せきりじゃあ、カリオン様に怒られちまう。」
二人の言葉に、アルビスは笑みを浮かべながら紅丸とカーネルの前に立つ。
「紅丸様、カーネル様。軍の指揮をお任せしますので、我ら三名に敵軍首魁共の討伐をご命じくださいませ。」
「「お願いします!」」
そう言って頭を下げる三獣士達。
「…どうする紅丸?」
「ちぃ。…………貴様。それが狙いで俺に総大将を譲ったな?」
「あら、何の事でしょう?」
紅丸の問いに、アルビスは惚ける。
紅丸は、呆れつつも笑顔を浮かべるのだった。
「………まあ良い。どの道、お前達には参加してもらう予定だった。」
「だが、油断はしない様に注意は怠るな。勝てないと判断したら即座に撤退するのだ。敵軍の中には、油断ならない者達が複数確認されている。」
「ええ。分かっております。」
紅丸、カーネル、三獣士達は、クレイマンの軍勢が罠の張ったポイントに到達するのを確認する。
「もうすぐ罠が発動するな。」
「罠にかかった者はどうされますの?」
「皆殺し……と言いたいが、お前達獣人の判断に任せようと思う。」
「と言いますと?」
「逆らう意思をなくした者は捕虜にする。」
紅丸の言葉に、三獣士達は一斉に紅丸とカーネルを見る。
「フォルテ様とリムル様なら、捕虜達を労働力として利用しようと考えている筈だ。」
「都を再建するのだろう。人手は多い方が良いだろうよ。」
「「はっ!」」
「そこまで考えて……!(狡猾なる魔王クレイマンの配下を相手に、勝った先の事まで見据えているとは、なんという自信なの。)」
アルビスは紅丸とカーネルの先を見据えたその自信に感心した。
「まっ、あくまでも作戦通りに事が運べばの話だがな。」
三獣士達は感謝を込めて頭を下げた。
そして、遂に作戦開始の時が来た。
「時間だ。」
「猪八戒、ゲルド。作戦開始だ。」
「「承知!」」
カーネルの開始の指示に、猪八戒、ゲルド立ち上がる!
「皆の者!」
「作戦開始!」
「「「「「「おう!」」」」」」
そして、二人の声に応え
皆一斉にその場で地面を力一杯踏み締め烈震脚
クレイマンの軍勢を周囲から凄まじい振動が襲う。
「うお!」
「なんだ⁉︎」
突然の凄まじい揺れにクレイマンの軍は戸惑うが、それで終わらない。
振動によって軍勢のいる地面が崩壊し巨大な穴が出現した。
うわあああああああ⁉︎
クレイマン軍はそのまま穴へと落下する。そう、この場所は猪八戒とゲルド達のエクストラスキル土操作により、巨大な落とし穴が作られていたのだ。
そうとも知らず、罠に掛かり穴へと落下するクレイマンの軍勢。
だが、飛行能力を持つ者達はすぐに飛翔して穴から抜け出し空に逃げた。
「あっ危なかった。飛翔できる者がいなければ、我が隊はこの場で全滅だったぞ。」
「それは不運であるな。」
「っ⁉︎」
難を逃れた者の一人の背後から突如声が聞こえた瞬間、その者は斬られて穴へと落下した。
「大人しく穴に落ちていれば、痛い思いをせずに済んだであろうに。」
斬った者は、空中で待機していたランサーだった。
そう空中には、ランサーとガビルの
「1人も撃ち漏らすでないぞ!」
「分かってるつうの!」
ガビルが皆に指示を出し、ヤシチがそれに応える
空中戦が始まり、ランサーとガビルは息を合わせる。
「「はあぁぁ!
ランサーとガビルが同時に放った水流が多くの敵を撃ち倒す。
「ガビル様!ランサー様!カッコイイ‼︎」
その二人の姿にスケロウがいつも通りの言葉を叫ぶ。
その隙に敵が攻めるが、あっさり躱され返り討ちとなった。
「わぁ⁉︎危ないじゃん!」
その一方で、なんとか穴から這い上がろうと攀じ登るクレイマンの兵達。
なんとか登り切ったが、待ち構えていた
罠に掛からなかった者達は、突然仲間が巨大な穴に落ちただけでなく、敵の奇襲を受けて大混乱に陥ったいた。
「ひっ……がっ⁉︎」
その状況に恐怖し、逃げようとする者もいたが、背を向けた瞬間に苦無が背中に突き刺さりその場で倒れた。
苦無を投げたのは蒼華だった。
蒼華率いる隠密部隊に
だが、蒼華達に倒される方がまだマシな方だった。
そして、反撃にロクショウ、シンザンが右腕のシザーズとソードで斬り掛かりながら、左腕のハンマーで殴り倒す。
ブラックメイルはがむしゃらに敵を殴り倒していき、ゼーゲホルンは両腕のソードで斬り倒していく。
スミロドナッドは右腕のクローで敵を引き裂きながら左腕のハンマーで殴り倒す。
「破壊殺・乱式!」
猗窩座はその場で拳打による連携・乱打……近距離乱舞を繰り出し、周囲の敵を全て殴り飛ばした。
ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎
猗窩座の乱式により殴り飛ばされた敵は地面に転がっていく。その光景に敵を恐怖し後退る。
妓夫太郎と梅の方は、兄妹による連携攻撃を繰り出していた。
「円斬旋回・飛び血鎌!」
妓夫太郎の腕から螺旋状の血の斬撃が、直線で広範囲に繰り出される。
ぎゃあああああああ!
血の斬撃により、多くの敵が吹き飛ばされながら切り裂かれる。
「血鬼術・八重帯斬り!」
梅は無数の帯を交差させ、逃げ場を塞いだ状態から斬撃を放つ。
いぎゃあああああああ!
無数の帯による斬撃は、次々と敵を切り裂いていく。
憎珀天から分裂した喜怒哀楽……
「腹立たしい…実に腹立たしい!この様な者共の相手をするのは!」
「ウハハハハハ!楽しいのう!このような大暴れができるのは!」
「カッハハハハハ!喜ばしいのう!このような戦場で戦えるのは!」
「……罠に掛かるとは悲しいのう。」
積怒の雷撃によって周囲の敵は感電し、可楽がヤツデの葉の形の羽団扇を振るえば、突風が巻き起こり敵を次々と吹き飛ばし、跳び上がりながら地面に向かって振えば、風圧で敵を地面に押さえ付ける。
空喜が強烈な音波を上空から放ち、敵の鼓膜を破壊しながら動きを封じその隙に、哀絶が槍で刺し貫いていく。
憎珀天の進化により、四人の力もかなり強化されていた。
そして、憎珀天の方は……。
「血鬼術・無間業樹!」
憎珀天が背の連鼓を連打で叩くと、憎珀天の足元の大地から無数の木龍……
ぎゃあああああああ!
ひぎゃああああああ!
クレイマンの兵達は無数の
そして、黒死牟と戦っている者達は、一瞬のうちに手脚を次々と斬り落とされていく。斬られた者達は、何が起きたのかを斬られた後に理解し悲鳴をあげる
ぐああああああ! 腕があああ⁉︎ 脚があああ⁉︎
黒死牟は容赦なく敵を斬る。戦国の世を生きた黒死牟に躊躇いなどない。
「月ノ呼吸 陸ノ型 常世孤月・無間!」
黒死牟が一振りした瞬間、前方広範囲に無数の斬撃が放たれ、クレイマンの兵達を細切れにした。
圧倒的な力の差で蹂躙する黒死牟達。それに遅れはとらんとばかりに、ゼロとゼロワン率いる
無数の
更にドリームウィルスのダーク達の攻撃が襲う。
メラルの
そんな兵達に向かってボルトが落雷を落とし、
ビットは
追い打ちとばかりに、ゼロとゼロワンも腕をZセイバーに変え、クレイマンの兵に対し三段斬り、雷刃、三日月斬、
罠に嵌り圧倒的な戦力で蹂躙されるクレイマン軍…だがこれで終わらない。
「
「
フリーズマンが
「
「
ケンドーマンが三人に分身し、ビーム竹刀による小手、胴、面打ちを敵に叩き込み、ヤマトマンが槍による高速連続突きを喰らわす。あまりの速さに槍が千本あるかのように見えるほどだった。
「
「
ウッドマンが
「
「
ファイアマンとバーナーマンが凄まじい炎で周囲の敵を焼き尽くす。しかも、その炎は黒い炎である黒炎
二人はフォルテからの
そして、
「
「
スパークマンが両腕の槍状の電極を接触させ電撃を放出
放たれた電撃は波打ちながら周囲を駆け巡り敵を感電させていく。
感電し動けないところに、フラッシュマンが放つ電球弾が襲い掛かる。
そして、その電撃と電球は…黒い雷だった。
スパークマンとフラッシュマンも
「
背鰭から衝撃波を放って攻撃するシャークマン。そんなシャークマンに剣で斬り掛かる魔人だが、シャークマンは斬られる寸前になんと!地面を液状化させ潜って回避した。
「何⁉︎」
これはには敵も驚き、そして、まるで水中を泳ぐようにして、背鰭を出して高速移動するシャークマン
シャークマンのユニークスキル
地面の下を高速で移動され戸惑うクレイマンの兵士達、そんな彼らの中心からシャークマンは飛び出した。
そして、右鰭…右手を掲げると、シャークマンの周囲に無数の蒼鱗が出現した。そう…
「
シャークマンが右手を振り下ろすと同時に鱗が一斉にクレイマンの軍勢に襲い掛かる
鳥の群のような統率された動きの鱗の攻撃に、クレイマンの軍勢は対処出来ずに無数の鱗に呑まれるのだった。
「
「
ナイトマンは、自身の周囲の敵に向かって豪快に鉄球を振り回して粉砕
ゾアノガッツマンは、拳で地面を殴りその際に生じた衝撃波で敵を吹き飛ばす。
「
エレメントマンが竜巻を生み出し次々と敵を吹き飛ばす!その竜巻から逃れる為に、敵は必死には逃げるが……逃げた先に死神がいた。
「ヒャッハハハハ!祭りだ祭りだ!どいつもこいつも血祭りに上げてやるぜ!」
そうキラーマンだ。キラーマンは楽しそうに自身の装備である血に染まったような大鎌ヘルズシックルを軽々と振るって、クレイマンの兵士達を次々と斬り裂いていく。
「
そして、勢いよく大鎌を振るい斬撃波を放って多くの敵を纏めて斬り裂いた。
「
ビーストマンは高速移動しながら刃の如き爪の一閃で、クレイマンの兵達を切り裂いた。そのまま野獣の如き動きで兵達を次々と切り裂く。
「
シェードマンが翼を広げ、広範囲に超音波を放つ。
その音波を浴びた者達は吹き飛ばされ、なんとか立ち上がるも強力過ぎる超音波を浴びた影響で脳に影響が起こり、皆麻痺したように動くことが出来ない。
「流石はフォルテ様から頂いた依代。実に素晴らしい力だ。」
ウルティマの眷属だった
フォルテにシェードマンの名前と身体を与えられ、
その力は原初であるディアブロやウルティマなどを除けば、他の悪魔を遥かに凌駕する力を持っている。
「フォルテ様の期待に応える為にも、お前達はこの私の手で葬ってやろう。
動けない敵の足下から、巨大なシェードマンの手が出現しそのまま握り締め上げる。
圧倒的な
「ハァ!」
そのうちの一人である
そんな
「くそ!」
「これでもくらえ!」
それでも諦めずに魔法攻撃を放つ
「
それに対して、
「
そして、
最後に残ったトリルと
トリルはカーネルの姿……
そう…
ゲームでは特定のダークチップを素材にしてなる姿であり、漫画ではトマホーク
そんな
ゲームでは素材のダークチップであるダークサウンドのせいで、最弱の
だがそれは、あくまでゲームの中での話。
トリルもカーネル達との特訓により、完全にカーネル
そんな二人がカーネルの力を使えばどうなるか…………。
「ぎゃあああああ!」
「なっなんだこいつらは⁉︎」
「たっ助けてぇぇ!」
圧倒的な剣技により次々と斬り倒されていた。
「トリル!合わせろ!」
「分かった!」
ある程度、敵を斬り倒した二人は全く同じ構えを取り、
「「
トリルの緑雷、
ぐわああああああああ!
凄まじい雷撃斬にクレイマンの兵士達はなす術なく粉砕されていった。
あのクレイマンの軍勢が手も足も出ずにやられていく様を見ていたアルビス達。
「これほど一方的とは…。」
「勝ったな。」
「お見事です。本当に。」
「フッ。当然だ。」
「だからこそ油断出来ない。私達は私の任務を真っ当するのみ。」
紅丸とカーネルはそう言うと、二人の元に
「戻ったか
「どうだった?」
「問題ない。予定通り、クレイマンの軍勢はこのまま制圧できる。」
フォルテから、リーガルがクレイマンの軍勢に何かしらの手を貸している可能性があるかもしれないと、警戒するように言われていたからだ。
「アルビス!スフィア!フォビオ!」
紅丸が三獣士の声を掛け、彼らが望む任務を与える。
「三獣士よ!お前達に自由行動を許す!敵軍の首魁を討ち取って来い!」
「待ってだぜ!大将!」
「ようやく暴れられるってもんだ。俺を嵌めた奴の匂いもしやがるし、俺はそいつを追うとしよう………!」
「では私も、後はお任せしますわね。紅丸様。カーネル様。哭陽様。」
「「「行け!」」」
「「「はっ!」」」
紅丸、カーネル、哭陽の声に答え遂に三獣士達も動き出した。
罠に嵌り本来の力を発揮できずに、圧倒的な戦力で蹂躙されるクレイマンの軍勢。リムル達の軍だけでなくフォルテの戦力が加わった事で、もはや戦いにすらならなかった。
……この状況をあのリーガルが予測していなかった?………本当にそうなのだろうか……。