傲慢の意味は、今までの話の流れを読んでいる皆さんなら、……お分かりでしょう。
ゲーム開発を始めた黎斗がまず最初に作り出したのは、
マイティアクションX、タドルクエスト、バンバンシューティング、爆走バイクなど黎斗が作り上げたゲーム。
試しにプレイさせてもらったが、面白く楽しく遊べた。
やはり、ゲームを作る才能は本物。
変身用のガシャットやプロトガシャットも全て作り上げていた。
何故こんな短期間に作り出せたのかは、やはり
「フフフ。素晴らしい!ヒューマギアの身体も便利だったが、今の私の情報処理能力はそれすら上回っている!」
上機嫌でゲームを創り上げる黎斗。そのまま、フォルテの前世の世界の様々なゲームに関する情報の解析を進めていく。
そんな黎斗を支える様に、正宗は
現在作り上げたゲームは、
黎斗達を仲間にした後、リムルに説明した時は物凄く心配された。
「いやいやいやいや⁉︎フォルテ⁉︎本当に大丈夫なのか⁉︎」
「ああ。今のところは大丈夫だ。」
「今のところはって……まぁ仲間にした以上、俺は何も言えないけど……不安だ。」
前世で黎斗達の事を知るリムルだからこそ、当然といえば当然の反応だ。
「まぁ今はゲーム開発に没頭しているし、そのうち改めて挨拶しにくるだろうから覚えておいてくれ。」
「はぁ……分かった。」
そして現在。黎斗はゲーム開発に没頭しているのだった。
ガシャットを創り上げた影響で、この世界に新たな種族として
原作と違い、人に無理に感染する必要もなく、魔素があれば
そんな
フォルテの魔王覇気に当てられ力の差を理解したからだ。
現在仲間になっているのは、ソルティバグスター・
アランブラバグスター・リボルバグスター・モータスバグスターそして……。
「フォルテ。このゲームもクリアしたから次のやつを出してくれよ。」
「分かった。少し待っていてくれ…アナザーパラド。」
そう。正宗の中にいた
檀黎斗に利用され、再び正宗に吸収された彼はいわば被害者。故に、正宗から分離し復活させたのだ。復活後は、フォルテを見た瞬間にその強さを理解し自分から配下となった。
新しいゲームを渡されたアナザーパラドは、早速遊ぶ為に戻って行った。
「……正宗の中に、アナザーパラド以外にもとんでもない奴がいたのに気付けたのは本当に良かった。」
正宗の中にいたとんでもない存在とは……ゲムデウスだった。
仮面ライダークロニクルを攻略させない為に、
自らゲムデウスバグスターを取り込み
正宗。
その後は、ゲムデウスの力を引き出し自ら超ゲムデウスへと進化まで果たした。そんな正宗の体内には、ゲムデウスウィルスが残留していたのだ。
それを知ったフォルテはゲムデウスウィルスを解析し正宗に完全に適合する様に調整した。
それにより、正宗は
宝剣デウスラッシャーと宝盾デウスランパートを装備し、
ゲムデウスの能力を自在に使うことができる。
…ゲムデウスクロノスや超ゲムデウスになることも可能。
ラスボスの力を再び得た正宗は、自分がゲムデウスに取り込まれない様に調整してくれたフォルテに感謝し、
ゲムデウスの力をフォルテの為に使うと誓った。
そして、フォルテは正宗から解析したゲムデウスウィルスと黎斗の体内にも残留していた
《統合完了。これにより、
ゲムデウス
ラスボス。
正宗が仮面ライダークロニクルを海外展開する為に、最先端VR技術を誇る外資系ゲーム会社マキナビジョンの社長であるジョニー・マキシマにプロジェクトを持ちかけるも、協力条件を満たせず互いの目的の食い違いよって海外展開は白紙となった。
その後、ジョニー・マキシマはグラファイトが使用していたガシャコンバグヴァイザーを密かに回収し更に、幻夢コーポレーションのサーバーからゲーマドライバーとライダーガシャットの設計データを盗み出し、バグヴァイザーに残存していたゲムデウスウィルスを利用し世界を滅亡させる為にハリケーンニンジャを完成させた。
そして、ある少女を利用して自身が超ゲムデウスマキナへと進化した。
そんな超ゲムデウスマキナを抑える為に、黎斗はパラドと共に体内に入り込んだ。
その時に、黎斗の中にマキナのゲムデウスウィルスが残留していたのだ。
黎斗を復活させる際に気付いたフォルテは、そのことを話してウィルスを取り除いた。
「私の体内に不正ガシャットのゲムデウスが残留していたとは!……除去してくれた事に感謝するぞフォルテ。その力は私には不要‼︎君の力として利用すると良い。」
黎斗がそう言ったので、正宗のゲムデウスウィルスを調整すると同時に、解析し二つのゲムデウスウィルスを自身の中で統合したのだ。
そうして得た
宝剣マキナスラッシャーと宝盾マキナランパートを出現させて装備できる。
ゲンデウス
超ゲムデウスマキナを
できる。
ゲムデウス
そうして、新たな力を得たフォルテが神幻夢コーポレーションを後にしようとした時だった。
『フォルテ。』
ゼロから思念伝達で連絡がきたのだ。
『ゼロか?どうした?』
『発生した
『
……おかしい。確かにこの世界の下の階層にデジタルワールドがあるが、デジモン達が迷い込んだとは考えられない。
何故そう言えるのか。それは、プロトとフォルテが
それに、及川達を送り出した後、フォルテは分身体を放って
だからこそ、もしこちらの世界に
『…分かった。俺もすぐに向かう。』
念話を切りゼロ達の元に向かおうとするフォルテ。…その時だった。
「何やら問題があった様だな。」
フォルテに正宗が声を掛ける。
「なら、私も力を貸そうじゃないか。」
「いいのか正宗?」
「私も戦闘の感を取り戻す必要があるのでね。」
そう言って正宗は、黎斗に新たに作って貰ったであろう
仮面ライダークロニクルガシャットをフォルテに見せるのだった。
正宗と共にゼロ達の元に向かうフォルテ。
そして、現着したフォルテの目に映ったのは、
メットール、ガルー、ラビリー、ヨーヨット、クモンペ、キオルシンなどのいつも発生する
「……やはり
予想は出来ていた。だが……。
「まさか…あんな強力な
ゼロとゼロワンが戦っているのは、真っ赤に染まった目をし機械化された漆黒の狼型の
「まさか…メタルガルルモンだったとはな。」
何故究極体であるメタルガルルモンが暴れているのか、
何故この世界にいるのかを調べる為に解析を始める
フォルテ。
「……ッ⁉︎そう言う事か……!」
「どうしたのかねフォルテ?」
俺が解析結果に驚いていると、不思議に感じた正宗が声を掛ける。
「…あのメタルガルルモンには心が無い。」
身体は間違いなく
より詳しく解析すると、
《おそらく、デジタルワールドで誕生しつつあったあの
(なるほど。その影響でこちらの世界に出現したというわけか…。)
フォルテがメタルガルルモン《黒》を倒す為に動こうとしたその時!
「待てフォルテ。」
リンク
「そいつの相手は俺がする。」
「…ブラック。」
「
……心をもちながら物体……人工
「…分かった。彼奴は任せたぞブラック。」
フォルテはリンク
「リロード!ブラック‼︎」
フォルテの声に応える様に、リンクPETのプラグイン端子から赤い光が放たれ、ブラックウォーグレイモンがその姿を現した。
「いくぞ!」
ブラックはそのまま飛び上がりメタルガルルモン(黒)に戦いを挑む。
「…さて。なら俺達はこの
「そうだな。」
フォルテの言葉に応える様に、隣り並び立つ檀正宗。
「私も久しぶりの実戦だ。…気合いを入れるとしよう。」
そう言って正宗は、銀色の突起が二つ突き出した様なバックルを取り出し腹部に当てる。すると、バックルからベルトが飛び出し腰回りに巻き付き固定した。そう…
これはバグスターバックルⅡである。
そして、次に取り出したのはライトグリーンのガシャコンバグヴァイザーで、モニターの左右に配置されている
Aボタンが赤、Bボタンが水色となっている。
バグヴァイザーの強化版であるバグヴァイザー
正宗はバグヴァイザーⅡをバグスターバックルⅡに合体させる。
〈ガッチャーン!〉
……本来であれば、普通の人間では決して扱えない
バグスター専用のドライバー…バグルドライバー
そして、正宗は仮面ライダークロニクルガシャットを手に取り前に翳す。
「今こそ審判の時。」
そのまま仮面ライダークロニクルガシャットのスイッチを押し起動する。
〈
起動したクロニクルガシャットは、正宗の手から離れて浮遊し正宗の周囲を飛び回る。
そんな中、正宗はバグルドライバー
クリックする。
すると、軽快な待機音が周囲に響き渡る。
更に、正宗の頭上に緑、赤、白の時計のエフェクトが出現し、正宗の前方に文字盤のギリシャ数字が1〜12の順に時計回りで並ぶ。
待機音に合わせる様に飛び回っていたクロニクルガシャットが、バグルドライバー
〈ガシャット!〉
そして、正宗はガシャットスロットに備えてある赤いトリガースイッチであるバグルアップトリガーに指を当てる。
「ーー変身。」
正宗はトリガーを押す。
〈バグルアップ!〉
その瞬間、バグルドライバー
〈天を掴めライダー!〉
〈刻めクロニクル!〉
〈今こそ時は、極まれりィィィ‼︎〉
そして、浮遊していたクロノスのグラフィックパネルが
正宗目掛けて降下
そのまま正宗を通過すると、黒緑のエグゼイドに酷似し、頭部に王冠の様に伸びる5本のブレードアンテナを備えた仮面ライダーへと正宗が変身
このライダーこそ、仮面ライダークロニクルの伝説の戦士、仮面ライダークロノスである。
クロノスに変身した正宗は、
宝剣デウスラッシャーと宝盾デウスランパートを出現させて装備する。
その光景はまるで、仮面ライダーエグゼイドの最終回の
再現の様だ。
「…正宗の、クロノスへの変身を間近で見る日がくるとはな。」
本来特撮の存在であった正宗本人による変身を見た
フォルテは、内心感動していた。
「なら、俺もこの力を試すとするか。」
そう言って、フォルテは
宝剣マキナスラッシャーと宝盾マキナランパートを出現させて装備する。
「さぁ…いくぞ!」
「貴様ら全て絶版だ!」
フォルテと正宗は一斉に駆け出し
………圧倒的だった。
二人が宝剣を振えば凄まじい斬撃となって
武器だけでこの威力。…流石はゲムデウスだ。
大半の
ユニオン2体はフォルテと正宗を左右から同時に襲い掛かる。
それに対し、正宗は慌てること無くデウスラッシャーで
バグルドライバー
〈ポーズ!〉
カチ…カチ…カチッ!
その瞬間、
人だけでなく全てが止まった世界……そう、これこそが
仮面ライダークロノスの最大の能力である時間停止だ。
クロニクルの
……故に、フォルテにも当然通じない。
「これがクロノスのポーズの力…時間が止まった世界か。」
「やはり君には通じないか。予想はしていたがやはり大した男だ。」
もっとも、フォルテは
「正宗。グラファイトの技を同時に使うのはどうだ?」
「ふむ…面白い。良いだろ。」
互いに頷き構えるフォルテと正宗。
「「
互いに同時に宝剣を振るいながら正宗は時計回りに、
フォルテは反時計回りに回転、斬撃から紅蓮の龍が放たれユニオンに激突して爆発。爆炎が上がるが時間が停止した空間故に、爆炎が上がる瞬間に停止した。
そして、正宗は宝剣デウスラッシャーで再びAボタンと
Bボタンを同時に押す。
〈リスタート!〉
これにより時間停止が解除され、止まっていた時間が動き出した。
よって……。
ドッガァン‼︎
ユニオンは紅蓮爆龍剣によって爆破して消滅した。
周囲の
「これで、この辺りの
〈ガッシューン!〉
そう言ってクロニクルガシャットを引き抜き変身を解除する正宗。
「ああ。後は、…ブラックの方だな。」
フォルテは上に顔を上げて、メタルガルルモン(黒)と戦うブラックウォーグレイモンを見守る。
上空で激しくぶつかり合うブラックとメタルガルルモン
「うおおおお!」
「ガアァア!」
メタルガルルモン(黒)がその翼のビームウィングと尻尾の刃で切り掛かるも、ブラックはドラモンキラーの爪の刃で全て受け止める。
しばらく接近戦を繰り広げた後、互いに距離を取りメタルガルルモン(黒)が必殺技を放つ。
「ガルルトマホーク!」
胸部からフリーズボンバーと呼ばれるミサイルが発射した。
どうやら必殺技名を言う事くらいはできる様だ。
「ドラモンキラー!」
迫るミサイルを、ブラックはドラモンキラーで真っ二つ。両断されたミサイルは、ブラックを通り過ぎ左右に飛びながら爆発
「グレイスクロスフリーザー!」
次は全武装展開による冷凍ミサイル全弾一斉発射!
大量のミサイルがブラックに迫る。
「ブラックトルネード!」
ブラックはその場で回転し黒い竜巻を発生させる。
凄まじい竜巻によって、冷凍ミサイルが竜巻に呑み込まれ明後日の方向に吹き飛ばされながら爆発
自分の攻撃が全て防がれ通じない事に苛立つメタルガルルモン(黒)は、口に冷気を集める。
「なら、俺もこの一撃で終わらせてやろう!」
ブラックは両手を前に突き出し、両掌に赤黒いエネルギーを集束させる。
「コキュートスブレス!」
「ガイアフォース‼︎」
メタルガルルモン(黒)の口から放たれる絶対零度の冷気のブレス
それに対して、ブラックは両腕を真上に掲げて作り出した巨大エネルギー弾…暗黒のガイアフォースを放った。
ぶつかり合う必殺技。だが、ブラックのガイアフォースがメタルガルルモン(黒)のブレスを押し返していく。
フォルテの名付けと特訓により、ブラックはこの数日で格段に強くなっている。そんなブラックのガイアフォースを
メタルガルルモン(黒)のコキュートスブレスを押し返しながら、ブラックのガイアフォースが遂に直撃する。
「ガッアアアア⁉︎」
ブラックのガイアフォースが直撃しメタルガルルモン(黒)は大爆発した。
爆発後、立ち込める爆煙からメタルガルルモン(黒)は落下し大地に倒れ込み、ブラックはゆっくりとメタルガルルモンの側へと降り立つ。
「……まだ息があるのか。流石に究極体だけはある。」
「グウゥゥ……!」
ブラックのガイアフォースの直撃でボロボロになってはいるが、まだ息があるメタルガルルモン(黒)。
なんとか必死に立ち上がると、何故かブラックを見つめる。
しばらく見つめた後、メタルガルルモン(黒)はブラックに向かって突然平伏した。
「……お前。」
「どうやら、ブラックの強さに屈した様だな。」
様子を見守っていたフォルテがブラックの隣に降り立つ。
「フォルテ…。」
「どうするブラック?」
「……こいつは確かに強い。俺に屈したというなら、仲間に加える方がいいだろう。」
「そうか。…分かった。」
こうして、メタルガルルモン(黒)がブラックの……
フォルテの新たな仲間に加わった。
このメタルガルルモン(黒)に、フォルテはシュバルツと名付け
それにより、自我が芽生えある程度の会話ができる様になった。
そんな騒動を終えたフォルテは、執務室に居るリムルに
報告した。
「…という事があった。」
「フォルテ…本当にお前の周りには色々起きるな。」
報告を聞いたリムルは思わず溜め息を吐くのだった。
「まぁ、無事に解決できたからいいか。」
「これからは、
「確かに、それが良いな。」
……究極体が複数現れた時の為に、もっと
フォルテはこの先の事を考え、より戦力を増やそうと考えるのだった。
そんなフォルテにリムルは口を開いた。
「それで、報告はそれだけか?」
「……いや。ここからがもっとも重要な報告だ。」
「なんだ?」
「クレイマンについてだ。」
クレイマンの名を聞いて、リムルは真剣な表情となってフォルテを見る。
「何か分かったのか?」
「この数日で、クレイマンの記憶を解析して色々とな。」
「じゃあ、クレイマンが言っていた〝あの方〟って奴の
正体も分かったのか⁉︎」
「……いや。そのあの方って奴に関わる記憶だけノイズが入っていて分からなかった。…恐らく、クレイマンが今も必死に妨害しているのだろうな。」
「そうか…仲間への情は本物だったからな。」
「ああ…。」
それが、本来のクレイマンだからな。
「じゃあ、何が分かったんだ。」
黒幕が分かっていないなら、何が分かったのかリムルは分からずフォルテに問う。
「…クレイマンは、何者かに〝精神操作〟されていた事が分かった。」
フォルテの言葉にリムルは目を見開いた。
「ちょっと待て!じゃあクレイマンは操られていたって事のか⁉︎」
「その通りだ。」
「あの方って奴が操っていたんじゃないのか?」
「いや。クレイマンがあの方と呼ぶ者と出会った数十年後くらいに精神操作された痕跡があった。つまり、あの方と呼ばれる者とは別にクレイマンを操っていた者がいるって事だ。」
「……じゃあクレイマンが俺達にちょっかいを出していたのは…。」
「その操っている者に精神を誘導され、自分で考えて行動した様に思わされていたんだ。……だから、クレイマンの行動に妙な違和感があったんだ。」
ミリムを操っていたクレイマン。
「クレイマンが俺達に倒された際に精神操作も解けた様だが、その痕跡は残っていた。クレイマンの記憶が解析しづらいのも、精神操作されていた事が記憶に影響が出ているのだろうな。」
「……そうか。」
「解析できた記憶から考えても、本来のクレイマンなら俺達と敵対する様な行動は取らず、寧ろ友好的に接して利用しようと考えた筈だ。」
「……フォルテの言う通りだろうな。」
「これから精神操作の痕跡も調べる。クレイマンを操り、俺達の国を…仲間達の命を一度奪った真の黒幕を見つける為に!」
フォルテの言葉にリムルも頷く。
「頼んだぞフォルテ。」
「ああ。…それと、クレイマンは死に際に何かスキルを獲得していた様だが、それがなかった。」
「…どういう事だ?」
「得たスキルとクレイマンの記憶が並行世界の過去に送られた様だ。つまり…タイムリープしたんだろう。」
タイムリープとは、自分の意識や記憶が時空を超えて時間跳躍し、過去や未来の自分自身に乗り移る事。
「えっ⁉︎大丈夫なのかそれは⁉︎過去のクレイマンが俺達の事を知ったら…復讐するために歴史を変えるだろ‼︎」
「……並行世界の過去だから今の俺達には影響はない筈だ。それに、複製された記憶だから上手く思い出すか分からないからな。……悪い夢と思い込む可能性が高い。」
「そうか?」
「それに、俺達に時間移動の手段は
「…フォルテの言う通りだな。悪いついムキになった。」
「気にするな。リムルの気持ちは良く分かるからな。」
……フォルテの予想通り、並行世界のクレイマンに記憶が移るも、悪い夢と考えてそのまま同じ運命を歩んだ。だが、獲得していたスキル
「でもまさか、クレイマンがあの方と呼ぶ者以外に精神操作されて、操られていたなんてな。」
「そうだな。…操られてはいたが、クレイマンは潜在能力の高い魔王だったからな。スキルも、俺達が精神魔法に対する耐性があったから効かなかったが、普通に厄介な能力だ。」
「確かにな。……仲間への思いで覚醒までしたしな。」
許せない敵であったクレイマンだが、その力と仲間への思いは評価できる。
「……なぁリムル。新しい配下を創造したいんだが。」
「ん?」
フォルテはリムルと話し合い、新たな配下を創り出す事にした。
議事堂を出て森の中に立つフォルテとリムル。
「……本当に大丈夫か?」
「ああ。任せろ。」
そう言って右手を出し掌にクレイマンの魂をチップ化した物を出現させるフォルテ。
フォルテがクレイマンのチップに力を注ぐと、チップから0と1のデータが放出され、フォルテとリムルの前に目を閉じた半透明のクレイマンが出現した。
「おお!」
「良し複製は完了した。」
そう。これはクレイマンの複製体。フォルテはクレイマンの魂から解析した記憶・人格を完全に再現した複製体を創り出したのだ。
クレイマンの複製体を創り出すと、クレイマンのチップをエンブレムに戻し両腕を前に掲げる。
フォルテ両掌から0と1のデータが放出され、クレイマンの複製体の左右に新たな存在が出現する。
左側に出現したのは、
そして、魔法陣から0と1の
現れたのは、金髪の高貴な青年型
傲慢を司る魔王型
他の七大魔王は全て究極体に対して、ルーチェモンFDMは完全体。
完全体で究極体と同等…下手すればそれ以上の力を持った存在だ。
左側に現れたもう一人のクレイマンは、
塔が更新され覚醒したクレイマンの力を写した個体が誕生していたので、そちらを解析し出現させた。
創り出した3人を見ながら、フォルテは声を上げる。
「さあ!今こそ一つとなって俺の前に現れろ!クレイマン・オルタ‼︎」
フォルテが名付けをした瞬間、膨大な魔素が放出され3人を纏めて包み込んだ。
そして、一つの繭となった。
「…やはり、複製とはいえ半覚醒したクレイマンの名付けかなりの魔素を消費するな。七割持っていかれたか…。」
……そして、進化が完了し魔素の繭が弾けると中から現れたのは、オールバックの金髪に青い瞳。ルーチェモンFDMの服装を合わせた様な黒い紳士服を着たクレイマンだった。
フォルテが創り出したのは、複製クレイマンにルーチェモンFDMとクレイマンの鏡像である
新たなクレイマン誕生して、種族も
進化したクレイマン・オルタはその青い瞳でフォルテを見ると、その場で跪いた。
「私を創造して下さりありがとうございます。フォルテ様。」
「気分はどうだオルタ。」
「とても素晴らしい気持ちです。今までにないほど凄まじい力が私の中に漲っております。」
フォルテの問いに笑顔で答えるクレイマン・オルタ。
そんなオルタに、リムルは声を掛ける。
「えっ…と、初めましてでいいかな?」
「ええ。勿論ですリムル様。」
リムルにも笑みを浮かべるクレイマン・オルタ。
「…クレイマンの複製から創造されたから、てっきり恨まれていると思ったけど……。」
「確かに、私は魔王クレイマンの記憶と人格を元に創り出されました。ですが、私は私です。創造者で有らせられるフォルテ様は勿論、リムル様を恨んでなどいません。」
「そうか…なら宜しくなオルタ。」
クレイマン・オルタの言葉に、リムルはホッとし笑顔を浮かべる。
クレイマンを元にした配下を創造すると聞いて、リムルは色々と心配していたのだ。
「オルタ。今日から俺の第二秘書として働いてもらう。宜しく頼むぞ。」
フォルテの言葉に笑顔を浮かべながら頷くクレイマン・
オルタ。
「はっ!フォルテ様の期待に応える為にも、全身全霊で務めさせていただきます。」
こうして、フォルテは新たな配下としてクレイマン・
オルタを創造した。
クレイマン・オルタは、クレイマンの全てを引き継ぎながら全てにおいてクレイマンを凌駕する存在となっている。
クレイマンのユニークスキルである
後、耐性として精神攻撃無効を獲得していた。
覚醒したクレイマンの鏡像である
これから先、クレイマン・オルタはフォルテの大きな戦力となって活躍する事であろう。
新たな力と仲間を得たフォルテ。ブラックウォーグレイモンとメタルガルルモン(黒)……この二体が揃った事で更なる力が解放される。
クロニクルのラスボスの力も得てより戦力も増強。
劇場版も含めて二体のゲムデウス……その強さは計り知れない。
そして、フォルテの手により新たなる配下クレイマン・オルタ登場。
クレイマン本人でなくクレイマンを複製し、デジモンの七大魔王の1人である傲慢を司るルーチェモン
クレイマンとルーチェモンFDM…何処となく似ていてるうえに、傲慢であるのでピッタリだと思いました。
12月からまた忙しくなるので、投稿が遅くなると思います。
いつも読んでくれている皆さん。すみません。
遅くはなりますが、頑張って投稿していきます。