「早く!終わってくれ!楓原万葉ッ」
九条裟羅の攻撃は、彼女自身の葛藤などと関係なく繰り出されている。
「それはできぬ。ここで止めたら顔向けのできぬ相手が多すぎるのでな。」
九条は攻撃の手を緩めた。
「そうか、なら。加減はできないようだ。」
「あら?手加減をしていてくれたようには見えないけど?」
夜蘭は思わず口を出した。そこには、そうであってほしくないという願望が込められているのかもしれない。
(正直、こちらはもう手を尽くしている。増援はありがたいけど、二人でやっと倒せるかってとこなのよね...)
「ああ、私自身はすでに全力を出し切っている。ここからは、将軍様への忠誠を一時裏切るものだ。」
言い終わると、九条は万葉達の目の前から消えた。
「なにッ一体?」
「油断しないで、絶対どこかに...」
「その通りだ。璃月の先鋭。」
天狗は、上空に突如現れる。
「その手品に一体何の意味が...」
「さぁな。千なる雷光!」
先ほど以上の高出力の雷が、二人の身を焦がす。
「ほう、これでもまだ立ち上がるのか。将軍様の一太刀を受け止めた実力はやはり侮れぬな。」
「おかしい、でござる。拙者は確実に、元素を...」
「しれたこと、貴様の風に含まれた炎元素に、この雷が押し負けたのだ。とはいえ多少は逸れたみたいだがな。」
九条はこの短時間に自らの雷元素をさらに増幅させていた。
連戦にさすがに体がついてこれなかったのか、防衛手段を持たない夜蘭はダウンしたままだった。
「あの時の再現とは言わないが、ここで終われ、楓原万葉。あまり抵抗してくれるな、殺すつもりはない。」
「それは...死ねといっているようなものでござるよ。」
「そうか、ではさらばだ。」
いつの間にか団扇は消えていた。そして、九条もう一度虚空に消える。
(あれが増幅のトリガ―...絡繰りがわかっても、もはや意味ないでござるな。)
(せめて夜蘭殿だけでも守れるようにッ)
万葉は次の九条の出現に備える...
「雷にさs「君ごときが、彼に触れるつもりか?」
雷は、風に消えた。
「なんてね」
「誰だッ」
「誰だ?とは心外だな。一度戦ったはずだろう?『天狗』さん。」
「貴様ッ」
「あの時は無様な姿を見せたが、次はそうはいかない。僕は今最高に気分がいいんだ。」
「だから、少し邪魔をしないでくれ。」
放浪者は凝縮した風を九条へ直接押し当て、遠方へ吹っ飛ばした。
万葉は驚いた顔をしている。
「大妖怪のお節介でね、ここまで飛べるように用意した力を温存できたのさ。
これで倒れたとは思えないが、しばらく戻ってこれないはずだ。それに、聖遺物も元素爆発に特化させたものにして
「放浪者!無事だったでござるか!」
「あ、あぁ。左手を失ったが問題はない。それより君は早く下がるといい。遺憾ではあるが、君にはまだ戦ってもらう必要があるからね。」
「承知しておる、今復帰を...」
「いや、今はまだしばらく休んでくれ。万全の状態で戦った方が効率的だ。あ、それとこの弓あの璃月の女に渡してくれ。おそらく有効に活用できるはずだ。彼女にも早々に...」
放浪者は詩人から授かった弓を万葉に渡そうとしたが、その弓は依然ゴローが使っていた弓に戻っていた。
代わりに、万葉の腰にある剣が突如光り、別の物へ姿を変えた。
蒼古なる自由への誓い
「この剣、以前使っていたものと同等か、それ以上に馴染むでござるな。」
「そ、そうか。まぁ君がいいならいいんだ」
(似合っているとは到底言えないが)
・我界
天狗呪雷による攻撃力アップ状態のキャラクターは、雷元素ダメージの会心ダメージ+60%。
ようやくフォンテーヌ入れました
流石に元素反応追加があった3.0の時よりは規模が小さめに感じますが、水中ギミックなどいろいろ新要素があって楽しいですね!
とにかく魔神任務進めなければ。
ところでフォンテーヌ版森林書はあるのでしょうか...