話は放浪者が機神を打倒した後にさかのぼる。
ナヒーダが機神と対話をし、放浪者の無事を確認したときだ。
「終わったのね、笠っち。」
そう言って彼の手にある神の心を預かろうとした。
しかし、ナヒーダは途中で手を止めた。放浪者の体が反応したからだ。博士に返さなくてはならないものであっても、意識のないなか勝手に取ろうとしたことを悪く思ったからである。
「動けるなら、みんなのところに戻りま──」
「危ないッ」
ナヒーダに振るわれた雷刀を、間一髪のところで侍が受け止める。
「知恵の神とお見受けする。拙者は楓原万葉。少し離れるでござる。」
「ええ知ってるわ。それより──」
万葉はナヒーダを抱きかかえ後退した。
ナヒーダは知恵の権能で、万葉は感覚で、放浪者には依然意識がないことを悟る。
つまり、これは
「暴走?そんなことって...」
「いや、拙者には彼が何か守ろうとしてるように見えるでござる。」
放浪者は、機械の腕が残っている右腕に雷の神の目を抱えていた。
「なるほど、それを守っていたのね...」
「一度彼を落ち着かせたい。協力をお願いしたいでござる。」
「えぇ、こちらからもお願いしたくらいだわ。でも...」
当たり前のことだが、二人の相性は悪い。
正確の話でなく、単純に扱う元素である。
(せめてもう一人...別の...)
「では、私なら問題なさそうですね、ブエル」
その声は、空気を変えた。
御建鳴神主尊大御所、傍らに天狗の配下を連れ、雷電将軍が顕現する。
「あの正体不明の男を倒せばいいのでしょう?行使する能力には見覚えがありすぎるほどですが、今は無視しましょう。」
「まって、バアル。彼は私の...いえ、彼こそが稲妻を救った張本人なのよ。」
「安心してください。聞きたいこともあります。とりあえず組み伏せるだけとしましょう。」
「そもそも貴方と戦うのは、彼にとって...大きな...」
「加勢するなというのは無理な注文です。魔神ブエルを見殺しにすることはできない。そこの...楓原万葉ですね。あなたもです。それに今回は私にも責任があるのです。黙って寝たままにはなれません。」
「しょ、将軍様、あの...」
「他意はありませんよ」
風の神の目と雷の神の心によって動かされた放浪者の躰と、雷神、草神、天狗、流浪人との戦いが幕を開けた。
大事に握られた雷の神の目は光らない。どちらに加勢するつもりもない。そもそもこれは正義と悪の戦いですらないただの後始末だ。ただ、見守るのみである。
激しい戦いの中、放浪者は次第に動きを鈍らせその機能を停止した。そしてその後、神の心だけナヒーダが回収し、九条紗羅に抱きかかえられ、神里屋敷へと運ばれたのである。
放浪者と雷電を戦わせてないことに気が付き無理やり差し込みました。
完全に正気の上での戦いだとグロすぎるのでこういった形になりました。
ここからは個人的な話で、最近スターレイルの方も始めたのですが、いろいろ原神と比較される理由もわかりますがやはり原神はオープンワールドなので便利にしすぎるとそれはそれで味気ないのかなと感じました。特に合成台とか、スタレは原神でいうパイモンメニューから行えて、なんならキャラ強化で直接できちゃうのですが、原神はどこの国で合成しようかだったり、どのキャサリンにしようかだったり選べるので、そーゆー体験が大事なのかなと。まぁもちろん改善してほしい点はたくさんありますけど...
あ、始めた理由はFateです。あれUBWルートコラボじゃなくてFateルートコラボだろ!