西暦地球(?)に転生したミオリネ・レンブラン 作:土屋 四方
「スレッタにもどうしてこうなってるのか分からない。
そこまではよしとしましょう」
「あの、その割にはお説教されそうな雰囲気なんですが」
「お説教だもの。
私が養子になってから七年よ? あなたの大切な花嫁が一つ屋根の下にいて、なんで気付かないわけ」
「無茶ですよう、外見変わりすぎです」
「へぇ。私の外見しか見てなかったんだ」
「そ、そういうわけじゃ……。
いやでも、気付かなかったのはミオリネさんもじゃないですか!」
「……スレッタが貴族のご令嬢なんて、思いもよらぬってやつよ」
「私が、特に出会った頃の私が! ジョースター家のご令嬢らしく振る舞えていましたか?」
「
「話を逸らさないでください。中身で気付けというならミオミオはどうなんです?」
「私は疑ったわ。ジョアンヌはあまりにも奇矯で、おバカで、常識が無さすぎる。ここまで当てはまるならもしかしてスレッタなんじゃないかって」*1
「ひど過ぎません……? でもならどうして」
「スレッタならするはずのないことをしてたから」
「?…………なんのことです?」
「
「エリナちゃんにキスした浮気者が何を!?」
「私のアレは、やり過ぎちゃったみたいだけど単なる嫌がらせ。そこに
で、そっちはどうなのよ。あなたの中身は彼女をどう思ってたわけ?」
「それは、その、えぇと……」
「落ち込みかけてた時期なのに、彼女とデートする度に生き生きしてたっけねぇ……思い出すだけでムカつくわ」
「ミ、ミオリネさんは私に……スレッタだって分かってなくても、ジョアンヌに酷いことしました」
「そうね。中身に気付いてなかったのに、ジョアンヌを私に依存させようとしてた。あら、なんだか素敵な運命ね?」
「依存させる? 依存って……?」
「あぁ、まぁもう隠す意味も無いか。
ちょっとジョースター家を乗っ取ろうかなって」
「え。
待ってください、それじゃひょっとして──、
また結婚できるんですね!」
「そうだけどそうじゃない。
結婚は、その、してもいいけど」
「ハァ? 馬鹿言ってんじゃないわよジョージ、じゃなかったお父様。ジョアンヌはとっくに私と婚約済み、分かったらその馬の骨を叩き出しなさい。ダニーもあなた番犬なんだから尻尾振ってちゃダメでしょ」
「愛して“
私に仕舞うべき
「多分そういうことじゃないですよミディ」
「へぇ、貴族の責務、ふぅん。
ならなんでジョアンヌは一人娘なのよ、お妾さんの一人や二人いないわけ? そもそもまだ四〇かそこらでしょ、お父様だって出るモン出るじゃない」
「あの、お父様が脳卒中でも起こしそうなのでその辺で」
「仕方ないわね。私と私の花婿を養ってくれた恩もあるし後妻さんくらい探してあげる。
顔よし家柄よし性格も概ねよし、コブは付いてるけどもう成人する。この条件なら幾らでも見つかるでしょ」
「そこはフリでもお父様の老後を心配するとかですね……」
「あらやだ名案。じゃあそれ採用で。
私、お父様の老後が心配なんです!!」
続きません。