第1話
警察庁の第二会議室では、江戸川コナンが降谷零に呼ばれてやってきた。ブラックコーヒーを出して、話始めた。
「コナン君に頼みたいことがある。」
「頼みたいこと?」
降谷の真剣な表情に、コナンはコーヒーを飲みながら話を聞く。1枚の書類をコナンに差し出した。
「………安室さん、これ…何?」
「書かれている通りだ。コナン君には、アイドルプロダクションに潜入して貰いたいんだ。」
古谷の言葉に、少しばかりコーヒーを飲んで落ち着かせる。
「……潜入捜査?」
「その通りだよコナン君。」
「……潜入先は?」
「アイドルプロダクション…346プロに入り、アイドル候補生となり潜入するんだ。」
幻聴だと信じたかったコナンだが、降谷の表情を見て、真実だと確信してしまった。
「……潜入理由は?」
「組織の残党が346プロダクションの関係者にいる可能性が出てきた。君の理由は、君の演技力なら潜入できると思ったからだ。」
「安室さんは潜入出来ないの?」
「僕はポアロの仕事中に、SNSで写真を撮られている。警察官だと知られていないけど、安室透として顔バレしている。潜入は無理だね。」
「拒否権は……?」
コナンの質問に、ニッコリと満面の笑みを浮かべる降谷に、苦笑のコナン。
「………僕も、キッドキラーで顔バレしてるよ。」
「変装すれば大丈夫だ。」
「他に方法はないの?安室さん…」
「アイドル事務所に行ったら怪しまれるからね。コナン君は小学生だから適任だ。」
コーヒーを飲み、降谷に組織の残党がいる根拠を聞いた。
「僕宛に手紙が届いた。」
黒い封筒を取り出すと、コナンに見せる。
「何々…【バーボン、近々組織の生き残りがド派手なイベントをやるそうだぜ!止められるものなら、止めてみろ!】犯行予告!?」
「そして、アイドルがいる会場で爆弾予告があったが、殆どが偽情報だ。」
「……人手は足りないの?」
「潜入捜査になると、リスクが高い。組織の潜入と違って、バレたら終わりだ。違法捜査だからね。」
「アイドル事務所に潜入は
無理があるよ。」
「昔の友人がやっているアイドル事務所だよ。コネを使ってね。」
「悪い大人だよ。潜入期間は?」
「早くて半年、長くて…1年かな?」
コナンは溜め息をする。
「わかったよ。安室さん。出来るだけやってみるね。ある程度の準備はお願い。偽名を使うと思うから。
「いいよ。アイドルデビューするのも自由だ。支援しよう!」
「その支援は要らないと思うけど…」
江戸川コナンの潜入捜査が始まった。