名探偵がアイドルに!? 本編完結     作:ノック

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第10話

プロジェクトルームのソファーに座っているコナンは、眠たそうにしていた。深夜までネットで爆弾騒ぎ事件を調べていたようだ。

 

(徹夜過ぎた…ネットでの情報収集は限界がある。情報が聞けたのは1人だけだし…どうするかな。)

 

仕事をしている武内は、コナンのアイドル活動計画案をまとめていた。

 

(結城さんの話では、江藤さんはサッカーも得意。スポーツクラブの方も検討してみますか。歌唱力以外で補うにはこれが最適です。演技の方はどうでしょうか。)

 

「青君。眠いなら仮眠室で寝ないと。」

 

「卯月姉ちゃん…?」

 

島村卯月がコナンに仮眠室に行くようにいった。目を覚ましたコナンは、ソファーから降りた。

 

「大丈夫。プロデューサー、僕は今日レッスンあったかな?」

 

「江藤さんの予定はラジオ番組【キャンディーウサミン】のゲスト出演が1本入っています。午後1時からありますので、12時までに戻ってください。

 

島村さんは前川さんと、猫カフェロケが午後3時にあります。前川さんと一緒に行ってください。」

 

「頑張ります!」

 

「良い笑顔です。」

 

 

コナンは時計を見ながら計画を立てる。

 

 

 

(今の時間は9時30分。調べても良いけど、他の人に伝わると怪しまれる。安室さんからは、無理をしないように忠告を受けたから。プロダクション内の散歩するか。)

 

 

情報収集を一旦諦めて、気分転換にプロダクション内を歩き回ることにしたコナン。

 

「散歩してくるね。」

 

「お気をつけて。」

 

プロジェクトルームから出たコナンを見届ける武内。

 

「プロデューサさん。本来の青君のプロデューサは…?」

 

「……江藤さんには内密でお願いします。彼のプロデューサーは…例の事件で病院に入院しています。命に別状はないですが…復帰は難しいとのことです。」

 

「そんな…!?青君は…」

 

「アイドル候補生がいつまでも、担当プロデューサー無しでは、ダメとのことで…」

 

「………」

 

「専務から救済処置を頂きました。私が江藤青さんの担当プロデューサーになるのなら…と。」

 

「でも、それって…」

 

卯月が武内の言葉の意味を理解した。

 

「……まだ、時間はあります。対抗策を考えなくては。」

 

 

 

 

 

 

プロダクション内を散歩しているコナンは、時間を見ながら暇そうにしていた。

 

(本屋に行きたいけど、時間内には無理だし。)

 

すると、携帯から着信音が鳴り響く。哀からの電話だ。

 

(灰原から?)

 

適当な空き部屋に入り、鍵をかけて電話する。

 

「久し振りだな。灰原…」

 

『久し振りじゃないわよ!工藤君!」

 

「…悪かったよ。連絡できなくて。」

 

『で、工藤君はアイドル候補生になって、ハーレム状態になっていると。』

 

「そんなわけないだろ!バロー!」

 

『冗談よ。で、何を調べて欲しいわけ?』

 

「例の爆弾騒ぎでの会場内の見取図を調べてくれないか?」

 

『難しいことを…アイドル候補生になったんだから、聞けないの?』

 

「俺は今、潜入捜査してるのに、怪しまれる。」

 

『わかったらメールで送るわ。気をつけなさいよ。工藤君。』

 

電話を終えて、空き部屋から出て、人がいないのを確認すると、カフェに向かった。だが、コナンを目撃した人物がいた。

 

 

「専務、青の行動が…はい、引き続き様子を見ます。」

 

 

その人物は立ち去った。

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