東都大学の文化祭を楽しんだコナンとみくだが、集合時間まで2時間近くあるため、暇になってしまったようだ。コナンは疲れたようだ。
「みく姉ちゃん…疲れた。」
「そうですか?私はまだ疲れてないよ。」
「みく姉ちゃんと一緒にしないで。」
アイドル活動するために、レッスンを続けていたコナンだが、引退して半年も経っていない。少しだけ、体力が落ちていた。
「青君。引退してから、何か運動した?」
「……………してない。」
「やっぱり、青君は小学生ですね。」
「何…その言い方?」
「爆弾解体や人よりも、知識量がある青君は普通の小学生には見えないです。」
「…………それは言わないで。」
帽子を深く被ると持ってきていた推理小説を取り出して、読書を始めた。みくは急に読書をするコナンに首を傾げる。その理由は直ぐにわかる。
「みくちゃんと青君じゃないか。」
「貴女は…世良さん。久し振りですね。」
「君達も、この大学の文化祭に?偶然だね。」
みくとコナンに声をかけたのは世良だ。しかも、コナンと組んで、黒の組織壊滅作戦に参加していたFBI捜査官である赤井秀一と一緒に来たようだ。
「真純…知り合いでもいたか?」
「世良さん?その方は…」
「兄の赤井秀一だよ。あの子は友人の前川みく…そして。」
コナンは読書を中断すると、一瞬だけ秀一の方を見て「江藤青だよ。」それだけ言って、読書を続けた。
「青君は人見知りだったけ?」
「初対面では、そうですね。」(青君は急にどうしたのかな?)
「…………少年は取り込み中のようだ。行こうか…真純。」
「そうだな。またな…青君、みくちゃん。」
秀一と真純が立ち去ると読書をやめたコナン。みくはコナンの様子がおかしかったので、恐る恐る聞いてみた。
「青君は…世良さんと赤井さんとは、知り合いなの?」
「……………うん。知り合いだよ…これ以上は聞かないでね。」
「…………わかりました。」
集合時間となり、駐車場前にコナン、みく、哀、博士、平次、和葉が集合する。会話を交わしていたが、帰るようで博士と哀は先に帰っていく際に、哀から「よかったら、来なさいよ。」とコナンに言って、帰っていった。
「青君。哀ちゃんから何か言われてましたけど?」
「……………何もないよ。」(中学を一緒にか。何れ…江藤青を消さないとダメだし。どうするかな。)
平次と和葉は用事があるようで、その場で別れて、みくとコナンはタクシーに乗って、米花町に帰っていく。タクシー代は、平次が払いました。
「今日は楽しかったですね。」
「うん…そうだね。」(乃々姉ちゃんに、もう一度謝ってこようかな。快斗に病院の場所…聞かなきゃな。)
その日の夜。青用の携帯に、武内からのメールが届いていた。内容は《少し変更がありまして、米花駅前12時に、集合してください。必要な物はありません。》と集合時間に関する内容だった。
(米花駅前に12時。時間には余裕があるけど…米花駅前?車で、行くのか?)
携帯をしまうと、コナンは部屋の整理を始めた。少しでも、私物を鞄に積めている。留学するため、早い内に準備を進めるためである。
(………やりたいこと…見つかるのか?探偵一直線だったからな。)
ある程度の準備を終わらせると、優作から既に貰っている航空券を見つめる。コナンが海外にいくのは、3週間後の予定。行き先はロサンゼルスになっている。(因みに、江戸川コナンの戸籍は、風見と公安所属時の降谷の協力で作ったので、江戸川コナンの名前で、パスポートを手に入れました。)
(父さんは『留学するのも、日本に残るのも自由だ。但し、後悔しないためにもよく考えるように。』と言われたっけ…)
航空券を封筒に戻すと眠ったのだった。