運ばれてきた料理を食べ終えた皆は、思い出話を楽しんでいる。すると、未央が代表になって、コナンにメンバー全員が書いた色紙を渡された。
「これは…」
「プロジェクトは解散になったけどね。青の送別会も含むからね。」
「ありがとう…大事にするね。」
コナンは笑みを浮かべると「鞄に入れるのは、難しいと思うので、安室さんに預けておきます。」と言われて、コナンは武内に預けた。メンバー全員は、青の保護者代理が安室であると、既に知っている。
「さて、今の時間は14時30分ですね。これから少し車で移動して、自然公園に散歩に行きますが…どうですか?」
「いいねそれ!」
「行きましょう。」
コナンは鞄を持とうとしたら、青用の携帯にメールが来た。小梅からで《何かの悪意を感じ取ったらしいよ。気を付けてね…青…》と内容のメールが届いた。
(何かの…悪意?でも、警戒しといた方がいいな。)
店から出たコナン達は、車が置いてある駐車場に向かっている最中に、フードを被った怪しい男が近づいてきてナイフを取り出す。そして、コナンに襲い掛かってきた。
気づくのが遅れたコナンだが、ナイフを手で掴んで止めた者がいた。その人物にコナンは、目を見開いた。
「世良の姉ちゃん!?」
「危なかったな。もう少しで、君が刺されるところだったよ。」
コナンに笑みを浮かべた世良は、フードの男からナイフを取り上げた後に、軽い膝蹴りを炸裂させて気絶させた。周囲にいる人達が騒ぎ始めると、武内は直ぐに皆を車に乗せる。
その場に立ち止まっていたコナンは、武内に救急車と警察を呼ぶように指示を出した。
「わかりました。貴女は怪我をしているので、救急車に…」
「大丈夫だよ。この怪我は…」
平気そうにしている世良に、コナンは首を横に振った。しかも、若干青ざめている。
「ダメだよ…病院で、手当てしてもらわないと!プロデューサー…世良の姉ちゃんと一緒にいたらダメかな?」
「あの方が良ければ…どうですか?貴女は江藤さんと、知り合いのようなので…」
「青君が僕と一緒にいたいならいいけど…武内さんだっけ?大丈夫なのか?予定的に…」
「警察と救急車が来ることですし。どのみち中止になるかと。」
世良はコナンと一緒に、病院に行くことに。武内は店主に頼んで紐を持ってきてもらい、フードの男が逃げれないように手足を縛った。
博士達4人が世良の元に駆け付けると、世良はコナンから軽くではあるが、応急処置を受けていた。
「世良さん。大丈夫!」
「何があったんじゃ!?」
「あの子は…」
世良はコナンを庇い、ナイフを掴んで怪我をしたことを説明した。蘭はコナンを見て「青君…大丈夫?」と言われたため、小さく頷いた。
「博士。僕と青君は病院で、治療を受けてくるよ。蘭君と園子君を頼んだ。」
「勿論じゃ。」
救急車が来て、世良とコナンは救急車に乗り込むと病院に向かった。後からパトカーがやって来て警官が来て、武内が説明をするのだった。
病院で世良は、手当てを受けている。コナンは手当てが終わるまでは、椅子に座って待っていることにした。
(俺が早く気づけば…)
自分を責めているコナン。すると、手当てを終えた世良が戻ってきた。
「世良の姉ちゃんは……大丈夫なの?」
「君の応急処置が適切だからな。ありがとな!」
「そんな…僕が早く気づいたら…」
世良はコナンの頭を撫でると「青君……君はコナン君だろ?変装してるみたいだけど…」そう言われたコナンだが、否定もせずに無言になっている。
「違うのかな?」
「……降参だよ…僕は江戸川コナン。」
「やっぱり、コナン君だったな。江藤青の名で、アイドル活動をしてたのは、何かの捜査かな?」
笑みを浮かべている世良を見て、コナンは「秘密だよ…世良の姉ちゃん。探偵なら、特にね。」とコナンは不適な笑みを浮かべている。
「蘭君と園子君には、言わないでおくよ。コナン君にも、事情があるだろうしさ。」
「ありがとう…世良の姉ちゃん。」
病院を出たコナンは武内に病院を出たことをメールすると《わかりました。もし良ければ、3日後の午前10時に、プロダクションに来ていただければ幸いです》の内容だった。
(3日後…)
コナンはプロダクションに行くことをメールして、帰るのだった。