名探偵がアイドルに!? 本編完結     作:ノック

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ドラマ第4話

1日目の追放会議を終えた紗南は、用意されている部屋に入ると疲れたようで、ベットに倒れ込んだ。目の前で、狼に喰われた人の光景が頭から離れない。

 

このゲームで追放されたプレイヤーの末路は、存在事態が消滅する。人の記憶から消える恐怖に紗南は抱いていた。

 

(怖い…ゲームで、追放されたら…)

 

怯えている紗南。すると、館内放送が流れてきて『良い忘れてたよ。今から夕食の時間だよ。追放会議をした部屋に来てね!』夕食の時間を知らせる放送だった。余り食欲が無いのだが、食べないと持たない。仕方無く、会議をした部屋に向かった。

 

 

 

円卓席がある部屋に到着すると、かなこが出迎えた。紗南を心配していたようで、体調などを聞いてきた。

 

「紗南ちゃん!大丈夫ですか?」

 

「……かなこさん。なんとか…大丈夫だよ。」

 

「三好さん…大丈夫だったか。」

 

紗南の無事に、かなこと成悟が安心している。先に来ていた寺岡は「ゲームマスター。飯はまだか?」と機嫌が悪そうだ。だが「皆が集まるまで待ってね!」と、笑みを浮かべた青。

 

「ヨウヤクツキマシタ。ヤカタナイハ…マヨイマスネ。」

 

ゼロが到着して、次々とプレイヤー達が集まってくる。青は全員がいることを確認すると、料理を出現させた。

 

「今日の夕食は、ニンジンと豚肉のホワイトシチューだよ!おかわりは沢山あるから、食べてね!」

 

プレイヤー達は食欲が無かったが、食べないと持たないため、ゆっくりではあるが食べている。

 

「僕は消えてるね!部屋に戻りたかったら、ご自由にどうぞ!ゲームの会話は禁止だよ。もし、破ったら追放するからね!」

 

青は姿を消す。寺岡が先に食べ終えたようで、シチューのおかわりを皿に盛っている。「よく食欲あるわね?」と紫音に言われたが「食わねえと、ゲームマスターに失礼だろ?明日も、会議するんだからよ。」と寺岡は食べ続けている。

 

紗南は食欲がないのか、全然食べていない。かなこは「少しでも良いから…食べよ?」と声を掛けてくれている。

 

「ありがとう…かなこさん…」

 

 

 

 

レイはシチューを食べ終えると、10体の狼の銅像を観察している。

 

(ブルーウルフは、このゲームを人狼ゲームだと言っていた。たが、通常の人狼ゲームとは違うとも発言している。)

 

銅像に触れながら、ゲームの考察を続ける。

 

(この銅像を用意されている意味は?2枚の能力カードの使い道は。通常の人狼ゲームではないと、プレイヤー達にわざわざ教えた理由は?)

 

ゲームの考察をしているレイと同じく、紗南も考えていた。

 

(やっぱり、狼の銅像の存在が気になるよ。何のために、10体も用意されたんだろ?)

 

このゲームの話し合いをしたいが、青の定めたルールにより、今現在…この人狼ゲームに関する話し合いは、禁じられている。

 

(どうするかな?更に…青は、ルールをよく聞けば、勝てるゲームと言った。その訳は?)

 

シチューを食べ終えているレオンは、銅像を観察するだけで、部屋に戻っていった。サエは(会議に出された飲物が…トマトジュースと牛乳しか、出さなかったのは何で?ゲームに関係が…)と内心思いながら、部屋に戻っていった。

 

 

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