名探偵がアイドルに!? 本編完結     作:ノック

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第14話

ボイストレーニングを行っているコナンは、少しずつではあるが、音程を合わせれる程度に上達している。

 

「江藤。少しずつではあるが、出来てきたじゃないか。その調子だぞ。」

 

「ありがとうございます!」

 

「だが、無理すると良くないからな。今日のボイトレは終わりにする。」

 

レッスンを終えたコナンは、プロジェクトルームに戻ってくると、遊佐こずえがコナンに駆け寄ってくる。

 

「こずえ姉ちゃん、どうしたの?」

 

「ん……青…お菓子あげるよ…」

 

「良いの?」

 

「食べて…食べろ。」

 

こずえからお菓子を貰う。チョコクッキーらしい。コナンが食べると、笑みを浮かべている。

 

「おいしいよ。」

 

「にへ……青、またくるね……」

 

「またね。こずえ姉ちゃん。」

 

プロジェクトルームから出ていくと、こずえは笑みを浮かべながら思った。

 

(青…がんばれー…)

 

 

 

 

 

 

コナンがプロダクションに潜入してから半年が過ぎた。爆弾騒ぎなどなく、今日もまたレッスンの日々が続いた。

 

(あれから、爆弾騒ぎは発生していない。諦めたのか?)

 

ダンズ練習をしながら考えていると、足を踏み外して、タイミングが少し遅くなった。

 

「江藤。集中力が切れているぞ。」

 

「ごめんなさい。」

 

「もう一度だ。」

 

今度はなんとか、タイミングを合わせる事に成功した。トレーナーから忠告、アドバイスを受けて、レッスンが終わった。

 

「疲れた…」

 

「青お疲れだね。」 

 

「杏姉ちゃん、レッスンサボったの?」

 

「そんなことないよ。杏は次のイベント迄に、体力を…」

 

「だって、トレーナーさん。」

 

コナンが呼ぶと、杏の後ろにいたトレーナーが、満面の笑みを浮かべながら、杏を抱えている。

 

「え!?まさか…青、私を売ったな!」

 

「僕はトレーナーさんを呼んだだけだよ。」

 

「やめろ!杏は眠いんだ!」

 

杏はトレーナーに連れ去られた。それを近くで見ていた未央は、苦笑いしながらレッスン場から出ていった。

 

(午後からは取材だったかな。2時までに戻れば良いから、昼食べて戻ろう。)

 

一旦、寮の部屋に戻ると、扉に封筒が挟まっていた。差出人の名前が無い代わりに、シルクハット、モノクルの絵が書かれていた。

 

(差出人は怪盗キッド…)

 

怪盗キッドはビッグジュエルを狙う宝石泥棒。犯行手口にマジックを使い、他人に変装できる技術を持つ。

 

(中身を見ないとな。)

 

部屋に入り、封筒から手紙を取り出して、内容を見る。

 

 

 

 

久し振りだな名探偵。最近、犯行現場に現れないから、調べさせて貰ったぜ。

 

まさか、アイドル活動をしてるとは思っても見なかったな。

 

何の目的があって、アイドル活動してるかわからないが、体には気を付けろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

(今度あったら、魚の詰め合わせを押し付けよう。)

 

 

コンビニでおにぎりとサラダを買ってきて、プロジェクトルームで食べ終えると、時間まで読書して時間を潰した。

 

「青!酷いじゃないか!」

 

「レッスン、サボらなかったらよかったのに。」

 

「グヌヌ、青!私は怒ったぞ!慰謝料を要求する。」

 

コナンはイチゴ味の飴玉を5つ渡した。飴玉を貰った杏は機嫌が良い。

 

「わかってるじゃないか。」

 

「杏姉ちゃん、飴玉あげたから次の仕事頑張ってね。」

 

「え!?」

 

「双葉さん。クイズ番組の仕事がありますので、行きましょう。」

 

武内に抱えられて、仕事に向かった。

 

(寝よ…)

 

コナンは仮眠室で眠った。

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