名探偵がアイドルに!? 本編完結     作:ノック

18 / 111
第18話

翌日。杏は江藤青の本名が江戸川コナン、安室の職業が公安だと知り、動揺が隠せない。

 

(杏の馬鹿!やっぱり、やめればよかった!)

 

昨日のコナンと安室の会話を聞いてしまった杏は、後悔するが、現実は変わらない。

 

(普通通りにすれば、大丈夫だよね!よし、杏やるぞ!)

 

杏がプロジェクトルームに入ると、コナンがソファーに座って、読書しているのを目撃した。

 

(……静かだと、普通の子供なんだね…知り合いが公安…怖すぎる……さて、杏は仮眠室に行って寝ようかな。)

 

仮眠室に入ると、ベットに寝転がり、寝ようとするが眠れない。

 

(ヤバイ…全然眠れないぞ!?)

 

杏は仕方無く寝るのを諦めて、仮眠室から出る。

 

「杏姉ちゃん、今日は早いね。」

 

「そ、そうかな…朝早く目が覚めちゃったからな。」

 

「ふーん。」

 

読書を終えたのか、コナンがソファーから下りて、プロジェクトルームから出る。

 

「青、今日はレッスン日?」

 

「……休みだよ。散歩に行ってくるね。」

 

コナンを見届けると、杏は携帯のネットで、江戸川コナンを調べる。

 

(キッドキラーで有名…怪盗キッド!?え…イヤイヤ、小学生が怪盗キッドから宝石を奪還…これ、1年前の話題じゃん。)

 

携帯を閉じて、頭を抱える杏は、今後どうするかを考える。

 

(あの子は、このプロダクションで、何かを調べていた。まさか…爆弾騒ぎを引き起こした犯人を調べてたんじゃあ……)

 

急に杏が冷や汗を流した。衝撃的な事実を知ってしまったからだ。

 

(このプロダクション内に犯人がいるなら、目的は何。アイドルに精神的ダメージを与えること?嘘の爆弾騒ぎを引き起こした意味は?これが続くようなら、ライブは…出来なくなる……でも、誰に相談する?)

 

杏は頭の中で、爆弾騒ぎでの犯人側のメリット、デメリットを推理する。

 

(爆弾騒ぎのメリット、警戒を緩めるため?それだと、緩めるどころか警戒を強める。メリットにはならないが、警察に悪戯だと思わせるためかな?)

 

頭の中で、推理を構築したて、何度も繰り返すが決め手に掛ける。

 

(犯人側の視点で、考えてみてもわからない。何が足りない?情報を集める?犯人に知られたら、意味がない。)

 

考えている内に頭痛が走り、思考を中断する。

 

「……杏に何が出来るんだろ。怠け者の私に…」

 

重い足取りで、仮眠室に入りベットに寝転がった。頭痛が酷くなる一方で、治まらない。

 

「深入りした罰かな…寝たら治るかな…」

 

暫くすると、頭痛が治まり眠気が来たようで、そのまま眠ったようだ。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。