名探偵がアイドルに!? 本編完結     作:ノック

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第22話

杏の言葉に、コナンが黙る。

 

「杏…姉ちゃん…」

 

「青…杏のこと…知ってると思うけど…面倒なことは嫌いなんだ。楽して暮らせたら、それでよかったんだよ。アイドルになったのも、印税生活で暮らせたらと、思ったかな。」

 

杏は笑みを浮かべながら、コナンを見るが、その表情は、悲しそうだ。

 

「青が来てから、結構、楽しいんだよ。でもさ…辛そうな…表情を見たら、楽しくないんだよ…」

 

「なんで…」

 

「青…演技は上手だけど、顔に出やすいよね?」

 

杏はコナンを抱き締めると、言葉を続ける。

 

「杏は青がなんであろうが…関係無い…杏達の味方だよ…専務は…青をスパイじゃないか、疑ってたみたいだけど…」

 

「な!?杏姉ちゃんは…僕が…このプロダクションに来た理由…気にならないの?」

 

「青が話したくなければ、それでいいよ。」

 

杏は優しい笑みでいった。

 

「青がどんな…秘密を抱えていても、私達は味方だよ……さて、」

 

優しい笑みから急に、普段通りのだらけた表情になり、杏がいった。

 

「安室プロデューサー!盗み聞きは、やめてよね?いるんでしょ?」

 

「バレてましたか。」

 

「はぁ…杏のキャラじゃない…安室プロデューサー…も…秘密あるだろうけど…関係無いからね。」

 

安室は杏の言葉の意図を理解した。

 

「それは、ありがたいですね。」

 

「専務に感謝しなきゃね。あの人…安室プロデューサーの共犯だよね?」

 

「な!?わかっていたのか!」

 

「は!?安室さん、それは本当なの?」

 

「青も知らされてないとか…考えればわかるよ。安室プロデューサーをこのプロジェクト担当に配属させる権限持ってるのは、アイドル部門統括である専務くらいだよ。」

 

杏の言葉にコナンが、安室にジト目をする。

 

「安室さん!専務に疑われたかと、思ったんだからね?杏さんから聞いたけど、スパイ容疑とか、勘弁してよ…」

 

「うん…それは…済まなかった。」

 

「青と安室プロデューサー、杏だったからよかったけど…目的があって潜入してたんなら、情報共有したら?」

 

「……立場上、僕とこの少年は協力関係ではあるが、出来ないこともある。」

 

安室は詳しい説明等はせずに、コナンと協力関係であることを認めた。

 

「さて、これからどうするの?潜入理由は聞かないけど、特に安室プロデューサーは、表沙汰で動ける立場の人間じゃないよね?」

 

「だったら、どうする?」

 

「聞いたことないかな?使える人間は、親でも使えって…」

 

杏が笑みを浮かべながら、安室に視線を向ける。

 

「親でも…わかった。早速、実行するよ。」

 

(風見さん…無理しないでね。)

 

コナンは安室の部下である風見に、無理だけはしないように祈った。

 

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