翌日、プロジェクトルームに来ていたアイドルの様子がおかしい。事件の事を知ったのだろう。
「プロデューサー…大丈夫かな?」
「プロデューサーは悪くない…元気になってほしいです…」
雰囲気が暗い中、杏は飴玉を食べながら、静かにしている。
「杏ちゃん…プロデューサー…大丈夫かしら。」
「ちひろさん。」
「殺人事件は犯人が悪いのに…」
悲しそうな表情のちひろに、杏はイチゴ味の飴玉をあげた。
「ちひろ…飴玉…食べて…」
「ありがとう…杏ちゃん。犯人…早く捕まると、良いですね。毒殺されたんでしょう。」
「プロデューサーなら、直ぐに元気になるよ。ちひろさん。」
杏に元気付けられたちひろは、仕事に戻った。
「眠い…」
杏が寝ようとした時、安室、コナン、晴が入ってきた。
「おはようございます。皆さん…どうしました?」
「どうしたんだよ…」
「皆、どうしたの?」
凛が皆の代表で、聞いてきた。
「殺人事件の事、ネットで見たよ。殺された人、このプロダクションの仕事関係の人だって…」
安室が何かを言いそうにした時、コナンが止める。
「そうみたいだね。」
「青は…怖くないの?」
「人が殺されたんだもの…怖くないわけないじゃん。」
コナンは青い瞳で、凛を見据える。
「そうだよね。私達…どうなるんだろ。」
すると、仮眠室で寝ていた武内が戻ってきた。
「プロデューサー…大丈夫なの?」
「心配をお掛けしました。」
皆が安堵するなか、コナンの携帯に着信が入った。
「ごめん、ちょっと出るね。」
電話を掛けるため、プロジェクトルームを出る。
「プロデューサー…予定は?」
「今日は皆さん全員、オフとなりました。ですが、明日から忙しくなりますので、そのつもりで…」
コナンは屋上に来ると、電話に出る。
「風見さん、どうしたの?」
『君に頼まれていた情報がわかった。米花スタジアムの現場控え室の鍵のことだが、一度盗まれていたらしい。』
「それで?」
『矢島桂馬から睡眠薬が検出された。眠らされた後で、毒殺されたようだ。犯人はまだ、捜査中だ。』
「わかったよ。待ってるね。」(現場に争った後がなかったから、毒殺は予想通りだけど…睡眠薬?)
コナンは情報を整理した後、プロジェクトルームに戻ると、皆がテレビを見たりして寛いでいた。
「今日は全員、オフなんだね。」
「そうだにゃ!青は猫耳付けるにゃ!」
みくがコナンに、猫耳を付けようと近づいた途端に、怖がって、武内の後ろに隠れた。
「プロデューサー!みく姉ちゃんが怖い…」(絶対に猫耳とか、勘弁してくれ!)
「前田さんには、会議室に来てください。お話がありますので…」
みくは武内からお叱りを受け、罰として、魚釣りロケに強制参加が決定した。